13 / 15
12*
しおりを挟む
昨日は人生で最高な1日だった。
邪魔な女を公式に処分できて、
大好きな男を自分のものと見せつけることが出来た最高な1日だった。
なのに、目覚めたら、
「アレクが消えたってどういうこと?
探しなさいよ!次期王が居なくなったのよ??」
目の前の無能は首を決して縦に振らない。
「アレクシスは王太子を降りた。
そして、消えることを望んだのだ」
なんて意味のわからないことをほざいてる。
「いいわ!私の私兵を使って、探し出してみせるのだから…。
どうせあの泥棒猫といるのでしょう????
捕まって後悔するといいわ!!!」
そういったのもつかの間、
1時間後、あの女の家の男から聞いた言葉は
既に2人は…という事実なのかもわからないようなことだ。
そんなの嘘よ?
そう思ったのにどんだけ探してもアレクは見つからないし、
あの女も見つからなかった。
既に2人はってどういうことなのよ、
ただ私はあの人に愛してもらいたかっただけなのに…
アクセサリーなんて嘘、
決して手に入らないあの男に愛して欲しかったの。
あの女のように……
だから、あの女への舞踏会の招待状に着いていた花をむしり取ってから届けたし、
あの女が大事にしてたスズランだって燃やした。
あの女への愛が見えているものを消してしまえば
男の心が手に入ると思ったのに
間違えだって気づいた時にはもう遅かった。
邪魔な女を公式に処分できて、
大好きな男を自分のものと見せつけることが出来た最高な1日だった。
なのに、目覚めたら、
「アレクが消えたってどういうこと?
探しなさいよ!次期王が居なくなったのよ??」
目の前の無能は首を決して縦に振らない。
「アレクシスは王太子を降りた。
そして、消えることを望んだのだ」
なんて意味のわからないことをほざいてる。
「いいわ!私の私兵を使って、探し出してみせるのだから…。
どうせあの泥棒猫といるのでしょう????
捕まって後悔するといいわ!!!」
そういったのもつかの間、
1時間後、あの女の家の男から聞いた言葉は
既に2人は…という事実なのかもわからないようなことだ。
そんなの嘘よ?
そう思ったのにどんだけ探してもアレクは見つからないし、
あの女も見つからなかった。
既に2人はってどういうことなのよ、
ただ私はあの人に愛してもらいたかっただけなのに…
アクセサリーなんて嘘、
決して手に入らないあの男に愛して欲しかったの。
あの女のように……
だから、あの女への舞踏会の招待状に着いていた花をむしり取ってから届けたし、
あの女が大事にしてたスズランだって燃やした。
あの女への愛が見えているものを消してしまえば
男の心が手に入ると思ったのに
間違えだって気づいた時にはもう遅かった。
166
お気に入りに追加
342
あなたにおすすめの小説

助けた青年は私から全てを奪った隣国の王族でした
Karamimi
恋愛
15歳のフローラは、ドミスティナ王国で平和に暮らしていた。そんなフローラは元公爵令嬢。
約9年半前、フェザー公爵に嵌められ国家反逆罪で家族ともども捕まったフローラ。
必死に無実を訴えるフローラの父親だったが、国王はフローラの父親の言葉を一切聞き入れず、両親と兄を処刑。フローラと2歳年上の姉は、国外追放になった。身一つで放り出された幼い姉妹。特に体の弱かった姉は、寒さと飢えに耐えられず命を落とす。
そんな中1人生き残ったフローラは、運よく近くに住む女性の助けを受け、何とか平民として生活していた。
そんなある日、大けがを負った青年を森の中で見つけたフローラ。家に連れて帰りすぐに医者に診せたおかげで、青年は一命を取り留めたのだが…
「どうして俺を助けた!俺はあの場で死にたかったのに!」
そうフローラを怒鳴りつける青年。そんな青年にフローラは
「あなた様がどんな辛い目に合ったのかは分かりません。でも、せっかく助かったこの命、無駄にしてはいけません!」
そう伝え、大けがをしている青年を献身的に看護するのだった。一緒に生活する中で、いつしか2人の間に、恋心が芽生え始めるのだが…
甘く切ない異世界ラブストーリーです。


貴方の運命になれなくて
豆狸
恋愛
運命の相手を見つめ続ける王太子ヨアニスの姿に、彼の婚約者であるスクリヴァ公爵令嬢リディアは身を引くことを決めた。
ところが婚約を解消した後で、ヨアニスの運命の相手プセマが毒に倒れ──
「……君がそんなに私を愛していたとは知らなかったよ」
「え?」
「プセマは毒で死んだよ。ああ、驚いたような顔をしなくてもいい。君は知っていたんだろう? プセマに毒を飲ませたのは君なんだから!」
さよなら、皆さん。今宵、私はここを出ていきます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【復讐の為、今夜私は偽の家族と婚約者に別れを告げる―】
私は伯爵令嬢フィーネ・アドラー。優しい両親と18歳になったら結婚する予定の婚約者がいた。しかし、幸せな生活は両親の突然の死により、もろくも崩れ去る。私の後見人になると言って城に上がり込んできた叔父夫婦とその娘。私は彼らによって全てを奪われてしまった。愛する婚約者までも。
もうこれ以上は限界だった。復讐する為、私は今夜皆に別れを告げる決意をした―。
※マークは残酷シーン有り
※(他サイトでも投稿中)


その言葉はそのまま返されたもの
基本二度寝
恋愛
己の人生は既に決まっている。
親の望む令嬢を伴侶に迎え、子を成し、後継者を育てる。
ただそれだけのつまらぬ人生。
ならば、結婚までは好きに過ごしていいだろう?と、思った。
侯爵子息アリストには幼馴染がいる。
幼馴染が、出産に耐えられるほど身体が丈夫であったならアリストは彼女を伴侶にしたかった。
可愛らしく、淑やかな幼馴染が愛おしい。
それが叶うなら子がなくても、と思うのだが、父はそれを認めない。
父の選んだ伯爵令嬢が婚約者になった。
幼馴染のような愛らしさも、優しさもない。
平凡な容姿。口うるさい貴族令嬢。
うんざりだ。
幼馴染はずっと屋敷の中で育てられた為、外の事を知らない。
彼女のために、華やかな舞踏会を見せたかった。
比較的若い者があつまるような、気楽なものならば、多少の粗相も多目に見てもらえるだろう。
アリストは幼馴染のテイラーに己の色のドレスを贈り夜会に出席した。
まさか、自分のエスコートもなしにアリストの婚約者が参加しているとは露ほどにも思わず…。

もう惚れたりしないから
夢川渡
恋愛
恋をしたリーナは仲の良かった幼馴染に嫌がらせをしたり、想い人へ罪を犯してしまう。
恋は盲目
気づいたときにはもう遅かった____
監獄の中で眠りにつき、この世を去ったリーナが次に目覚めた場所は
リーナが恋に落ちたその場面だった。
「もう貴方に惚れたりしない」から
本編完結済
番外編更新中

家族に裏切られて辺境で幸せを掴む?
しゃーりん
恋愛
婚約者を妹に取られる。
そんな小説みたいなことが本当に起こった。
婚約者が姉から妹に代わるだけ?しかし私はそれを許さず、慰謝料を請求した。
婚約破棄と共に跡継ぎでもなくなったから。
仕事だけをさせようと思っていた父に失望し、伯父のいる辺境に行くことにする。
これからは辺境で仕事に生きよう。そう決めて王都を旅立った。
辺境で新たな出会いがあり、付き合い始めたけど?というお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる