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教会にいく

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 —2年後—

  やっと5歳になり、教会に行く事になった。
  
  5歳になるまでの2年間はアイスがこの世界にはなかったのでアイスなどの食べ物の作り方を教えたり、魔力操作の練習をしていた。娯楽品はあまりない事もわかった。
   そして、シャルとはお風呂も一緒に入るくらい仲良くなった。父様たちにみせた時は説明に時間がかかったけど・・・なんとかできた。

   僕たちは朝ご飯を食べ終わったのでさっそく馬車でシャルと父様とイリス姉さんと教会に行くことにした。

   教会に着いた。

   協会の中にはいった。
   さすがにシャルたちには場所の中で待ってもらっている。

   教会の中には他の貴族の子たちもいたので、王族と言えば1番先に洗礼の儀をさせて貰えると思うけど、さすがにそれはズルすぎるのでやりたくない。

   なので、順番を待つことにした。

   待つ時間はそれなりに長かったけど洗礼の儀を終えた人の表情が一人一人違かったので、それを見るのも結構良かった。
  決して、悲しんでいるところをみて良かったと言ってる訳では無いからね。
   みんな喜んでいたので・・・

   順番がまわってきた。
  前の人たちと同じように神官がやってきた。

  洗礼の儀を受けるために神像がある所の前まで案内された。あとは、自分で行くようになっているみたいだ。

   神像の少し前に着くと膝まづいて頭を下げた。そして、「我にステータスを与えたまえ」と言うと目の前が真っ白になった。
  すると、前に女の人が現れた。

 『こんにちは。ライルさん
      いえ、齋藤和真さん』

「はぁ、どうも。ていうか俺の前の名前までなんで知っているのですか?それと誰なの?」

『誰と言われても神としか言えませんね』

  この女の人ではなくて、女の子だよね?今の僕より少し歳上なだけだよね?ほんとに神なのか?

 『失礼な、本物の神ですよ!創造神のミルです!』

「あぁ、そうですかー。ていうか、僕口に出してませんよ!なんでわかるんですか?」

『いえ、出してませんでしたよ。この場所ならあなたの考えてることはなんでも、分かるんですからね!』

「まじか·····」

   ちょっと試してみようかな。このかわいい女の子が神?すごい美少女だね。性格も良さそうだ!お嫁にするならこんな子がいいだろうなぁ。

  チラッと

『え、あ、あ、あ、そ、その、あ、ありがとうございます・・・』

「おー、ほんとに心を読めるんだな。神ってのも嘘じゃなさそうだ。それで、その神様は僕になんかようですか?僕はさっきまで洗礼の儀をしてたんだけど…」

『嘘じゃないですよ!創造神です!それと、普段友人と接するようにしていいですよ。今は洗礼の儀の途中だけどこっちに来てもらったの』

「いや、一応敬語のままにしておきます。それで、創造神様は僕に何の用ですか?それと、ここはどこですか?」

『ここは、神界ですね。今は神界以外は今は時間を止めていますので時間などは気にしなくても大丈夫ですよ!私たちが和真さんをこの世界に転生させたんですよ』

「なんで僕を転生させたんですか?あっ、それと今の名前はライルなのでライルと呼んでください」

『それはですね。あなたの魂に前の世界が耐えきれなくなってきたので転生してきてもらいました。それでは、そう呼ばせて貰いますね』

「創造神様が僕をトラックに引かさせたということですか?」

『いえ、あの事故はたまたまですね』

「そーなのですか。それで、何の用ですか?」

『それは、この世界の魔王は人族と敵対していないのに魔王を殺そうとしている国が多々あるのですよね。その国々をなんとかして欲しいんです。』

「破壊してもいいということですか?」

『それでもいいですよ。敵対行為を辞めるようになればなんでもいいですよ』

  んー、そんな国があるんだ。本で読んだことあるけど魔王が敵対してる本の方が多かったからその逆とはね。そこ国の名前は教えてもらったけどまだ僕じゃ弱すぎるんだよね。スキルを作ったのはいいけど・・・。情報もないし

「ねー、創造神様ここで修行とかしてもいいですか?あっちじゃなかなかできないんですよね·····」

『いいですよ。それと、私のことはミルとお呼びください。ですが、修行をするのはまた次の機会にしてください。洗礼の儀の途中で時間を止めるのは時間が定められているので』

「わかりました」

『ちょうどいい時に呼びますね!まだ時間があるのでそれじゃここじゃなんですから場所を変えますか』

  そう言ってパンッと手を叩いた瞬間にさっきまでの真っ白な空間から、1面芝生が茂っている場所に移動していた。ライルが驚いていると何人かの人影が白い影から急に目の前に現れた。

  また、驚いた。

『あら、皆さん来たのですね?』

   そう言って、ミルさん?が声をかけると白い影が鮮明になっていく。
  すると、その中の一人が喋りかけてきた。

『君が齋藤和真だね?儂は全知神のゼルじゃ、よろしくな。わからない事かまあればいつでも聞いてくると良い』

  今はライルなのでライルと呼んでください。

『私は、魔法神のイースよ。ライくん勿論魔法のことはなんでも聞いてね!』

『僕は、武神のテルだよ。よろしくね。あっ、武神と言っても武器に関する神だからね!武器ならどれでも使えるからいつでも訓練に付き合うよ! 凄く強くしてあげれるよ!』

『私は、時空神のリン。よろしくね!』

『俺は、鍛冶神のドルだ!よろしくな!鍛冶なら俺に任せとけ!ライルの武器と防具もな!それと、作ってみたくなったら言ってこい教えてやるからな』

『私は、治癒神のララだよ。よろしくねライくん!病気や怪我に関しては私に任せなさい。ここにいる場合は私のところへいらっしゃい。いつでも治してあげるわ、、遠慮はしないでね』

『私は、運命神のメルですよ~。よろしねライさん~。運命の相手が気になったら~いつでも聞きに来てくださいね~? 教えるからね!』

  神様たちの自己紹介が終わった。

「あっ、はい。よろしくお願いします?」

   ライルはいきなり神様がたくさん出てきたので驚きながら、挨拶をしていると全知神のゼルが声をかけてきた。

『ほほほっほっ、ライくんそんな緊張しないで良いぞ。友達と思って気楽にしてくれ』

『大丈夫ですよ、ライさん。皆さん優しい方々ですので!安心してください』
『そうだぞ!あと、敬語は要らないからな、、気楽にいこーぜ』
『硬くなることはないぞっ』

「わかりました。でも、慣れるまでは敬語でおねがいします」

『おう、ゆっくり馴染んでいってくれ』

  それから、少し話をしていると

『そろそろ限界の時間ですね。残念ですが、ステータスを授けてたら、一旦お別れですね』

  とミルが言うとみんな残念そうか顔をしていた。1番がミルだけどね。

  僕はお礼を言うと初めみたいに光が見えると神像の前にたっていた。

  僕は洗礼の儀を終えたので馬車に戻っていく。

   馬車に戻るとみんなに「どうだったの?」って聞かれたけどまだ見てないことを思い出して一応「普通かな」といっといた。

   馬車に乗って城に帰っていっていると、神界にいった事を思い出したりしながら父様たちと話している。

   城に着いた頃にはお昼ご飯を食べる時になっていて、食べていると父様から言われた。

「一週間後にライルのお披露目会をするからな準備しとけよ」と、笑いながら言われて説明された。

  僕のお披露目会にはウォールクレス王国の有力者たちが沢山来ることがわかったので、今から緊張してきそうだった。

  だが、前の世界でみんなの前で話をすることが多かったおかげであまり緊張しなくてよったと思った。

  食べ終わって部屋に戻ったらステータスを見ようと思う。

  
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