バイト先で「僕はロリコンだ!」と叫んだ結果、次の日からロリっ子達に言い寄られるんですが?!

そるそーそ

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1章 合法ロリ店長!

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 テストが終わって帰ってきても店長は僕のベッドで寝ていた。

「店長、起きてくださいよ」
「ぬにゃぁ?」

 僕が声をかけると、目をこすりながら店長は上半身を起こした。そして

「にゃははぁ、優月が目の前にいるぅ~」

 店長は僕に抱きつき、そのまま倒れて寝始めてしまった。

「ちょっと店長!起きてください!もう昼ですよ!!」
「んんぅ~、何この天井、私知らない」
「僕の家の天井なんだからそりゃそうですよ!」
「ほぇ?なんで私が優月の家にいるんだ?」
「店長が昨日酔いつぶれたからですよ!」

 まったく、この人はなんて無防備なんだ。僕以外とお酒飲みに行ったりしたらどうなっても知らないぞ!
 店長は少し考え込んでいる。昨日のことを思い出そうとしてるんだと思う。僕は店長が考えている姿をじっと見ていた。
 やっぱり魅力的に思えない!ただのロリっ子じゃないか!!昨日の僕はなんでこんなロリっ子にドキドキしてたんだ!馬鹿じゃないのか!

「はっ!」
 
 急に店長の声が聞こえた

「どうしたんですか?」
「な、なぁ優月」
「はい?」
「もしかして、寝ている私を襲ってヤったりしてないよな・・・?」
「なっ?!何言ってるんですか!!ヤってませんよ!!」
「そ、そうだよな!よかった!」

 初めてはもっとロマンチックに・・・って声が聞こえてきたけど聞かないことにした。

「なぁ優月・・・」
「なんですか?」
「お前さっきから店長店長言ってるけど、昨日私が言ったこと忘れたわけじゃないよな?」

 ギクッ!僕が店長のことを麻枝さんって呼んでないことに気づかれた!

「い、いやだなぁ~、忘れるわけないじゃないですかぁ麻枝さん」
「ぬぬぬ、あやしぃ」
「ほ、ほんとですよ?!」
「まぁそういうことにしといてやる。それでなんだが」

 店長は少しモジモジしながら

「厚かましいとは思うんだが、し、シャワーを貸してもらえないか?」
「あぁ!そうですよね、今の季節汗でベトベトしちゃいますもんね、気づけなくてすいませんでした!案内するので付いてきてください」
「わかった、ありがとう」
「いえいえ、気にしないでください」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ここが脱衣所で、洗面所の横にタオルがあります。奥にお風呂がありますから、それでは」
「うん、ありがとう」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 部屋に戻った僕はベッドに腰を下ろしていた。
 こ、このベッドが店長がさっきまで寝てたって考えると別のベッドに思えてくる。に、匂いとかって残ってるのかな・・・、いやいや落ち着け落ち着け、いくら歳上だからって相手はロリっ子だぞ!ロリっ子に興奮してどうする!!
 いやでも、匂いならロリっ子もお姉さんも変わらないんじゃ・・・ちょ、ちょっと嗅ぐだけならいいよね!というか、このベッドは僕のベッドだ!嗅ぐ権利も当然あるはずだ!よし!
 そう決めた僕は枕に鼻を埋めた。
 うわぁぁぁぁ!めちゃくちゃいい匂いするんだけど!!これ本当に僕の枕?!別物になってる!というか別物にされてる!!なんだこれ!!スンスンスンスンスンスンスン

「な、なぁ優月・・・」
「あ、麻枝さん?!」

 急に声をかけられ、ビクッと振り向くと、麻枝さんがドアの近くに立っていた。み、見られてしまった・・・って!

「なんて格好してるんですか!!」

そう、店長はタオル1枚だったのだ!でも惜しい!!胸がないから何も出てない!!膨らみもないから興奮できない!

「あ、あのな優月、新しい服がないから貸してくれないか?」
「え?!僕の服ですか?!」
「うん、Tシャツを頼む。い、嫌ならいいんだけど・・・」
「いやいや、いやじゃないですよ。それに、汗をかいた服を着たくないですよね!どうぞ!!」

 Tシャツを貰った店長はまた脱衣所に戻って行った。
 よ、よかったぁ、見られてなかったのかな?まぁ何も言われなかったから安心していいんだよね!
 とか考えているうちに店長が部屋に戻ってきた。きたんだけど・・・尚更酷くなってる(いい意味で!)
 まず、僕のTシャツを店長が着ているんだから必然的にダボダボになる。さらに、ワンピースだったから当然ズボンは履いてなくて、というか下着も着てるの?!どうなの!教えて店長!!

「ゆ、優月似合ってるか?」

 店長がクルリーンと一回りした。ぬおおぉ!気になってる、気になってるシャツの中身が見えそうで見えない!!店長の卑怯者!!

「は、はい、似合ってますよ」
「よかった」

 店長がベッドに座り、僕はその下の床に座っている。
 も、もうちょっと!もうちょっとで中身しんじつが明らかになる・・・!あっ、見えそう

「優月」
「ひゃい!!」

 驚きすぎて変な声が出てしまった

「それで昨日の仕事の件なんだが」
「あっ、そうですよね。わかってます、クビですよね」
「ん?クビなわけないだろ。ただでさえ人手が足りてないんだ、それにお前は電話したらすぐに来てくれる。そんな使い勝手の良い従業員をクビにするわけないだろ」
「そ、そうなんですか?!」

 クビにならない!やったー!!それに、褒められた!ちょっと照れる・・・

「そ、それでお前がロリコンだって話なんだが、その前にお前は彼女はいるのか?」
「いえ、いませんけど」
「な、なら、私をその・・・彼女にしてくれないか?」
「えぇ?!急にどうしたんですか?!」
「急じゃない!!」

 多いな声で店長が叫んだ

「お前が入ってきた時から外見が好みだった。でも、まだかっこいいなってくらいだった。それからシフトが空いたりしたらまずお前に電話をかけるようになった」

 だからよく入ってくれと頼まれてたのか

「お前は呼んでも、嫌な顔せずに来てくれる。そして、個人的に買い出しの手伝い頼んでも一緒に行ってくれた」

 まぁ喫茶店の買出しとか興味あったし、予定がなくて暇だったから手伝った

「その時に手が届かない所にあったものを取ってくれたり、荷物だって全部持ってくれた」

 女の子と出かけたら荷物持つのは当たり前だよな?

「そんなことを何気なくするところから、お前が優しい奴ってことがわかってさらに惹かれた」
「そうだったんですね」
「だから・・・」

「だから私と付き合ってください!!」
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