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Extra case ~聖女さまの告解室~ #7
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「いかが致しますかな・・・?」
「クッ・・・そ…それは……っ、出来ません・・・。
―――いえ!!け、決して、やましいことがあるワケではないのですが…」
「ええ…、分かっておりますとも。『個人情報』・・・ですものな…。」
「そ…そうなんですよ!!分かっていただけて何よりです…。あははは・・・。」
ウウム・・・なかなか強情な奴だ。何か訳アリだということは、始めから分かってはいたものの…ここまで頑なに話せない事情とは、一体どのようなものであろうか…?
ともあれ...ワタシとてブスなりに、この仕事に誇りを持っている。そう簡単に引き下がるわけにはいかない…。
「そういうことでしたら……何となくのイメージだけでも構いませんが…?」
「そ...そうですか・・・?
なら……っ!さっきの感じより、少し大人しめで…話し方も敬語にして頂ければと・・・。」
・・・なるほど、そう来たか――。大まかな性格と話し方の傾向が分かったのはかなりの収穫である。
しかし...そうなると、中年のリーマンと未成年の少女――という関係性が全くもって見えてこない…。今までの最有力候補だった"世の中を舐め切ったパパ活女子"という線では、大人しめでかつ敬語で話す…という彼女とは、イメージが一致しなくなるのだ…。
一応...この男が白で、彼女が成人済み…という可能性も無きにしも非ず――。
今のところは、限りなく黒に近いグレー...といった感じだが…もしそうなら、"単なる会社の後輩"ということで収まりはつく。
…ここはひとつ――、ハッキリさせておく必要がありそうだ。
「・・・承知いたしました。
……因みに――、先程は何となく、、、中学生くらいのイメージでやってみたのですが・・・彼女は成人済み...とのことでしたし、ソコはもっと上の方がよろしいですかな……?」
「―――!!?あ……ええと...そうですね・・・。
で、でもっ!! 彼女……声だけは、年齢の割に幼く聞こえるので…その位の設定でも大丈夫です…。
あ!あと...呼び方は、"おじさん"でお願いします・・・。」
黒だ―――。R:0,G:0,B:0 の純黒である。
"おじさん"と呼ぶことによって年齢差が強調され、より一層...イケない雰囲気が増してしまった…。
さっきは「ロリ=妹」などという、短絡的な思考で"お兄ちゃん"と呼んではみたが...恐らく30代後半であろう…男の年齢からして、未成年の妹が居るとは考えづらく――寧ろ、在りえない妄想で片付ける事も可能であった。
だが…その点"おじさん"であれば、男の年齢や関係値的にも有りそう感が出て、何とも生々しい……。
しかし..."おじさん"となってくると、"先輩" や"先生" の線も無くなり、いよいよ二人の関係は他人であるとしか考えられなくなる…。
他人。。。?いや――、もしかすると・・・ここで言う"おじさん"というのは、一般的な中年男性を指して使われる『おじさん』ではなく...両親と兄弟的な何かしらの繋がりがある、「叔」とか「伯」の字が入る感じの…あの『オジサン』の事を言っているのではなかろうか...?(※違います。)
実際…それなら全ての辻褄が合ってしまい――あれだけ必死になって、否定を続けたのにも説明がつく…。
それは――確かにマズい。"未成年" に加えて "二親等" ともなると、『真摯な交際』では言い逃れも出来まい…。
何も知らなかったとはいえ...一度、その想いを肯定してしまった以上――ワタシにも責任の一端はある。
ともあれ...ワタシの成すべきことは初めから変わらない。男の中に渦巻く邪な欲望――それらが男の身を滅ぼさぬよう…何より、穢れなき少女に及ばぬよう…その捌け口となる事だけだ。
さて…妄想を妄想のままで終わらせるためにも、これまでの情報を整理し、ワタシが演じる"彼女"のキャラ設定をしていこう。
大元となる"あの娘"は大人しい性格で、話し方も敬語とのこと。年齢については、深くは追及しないが・・・声は幼めに聞こえるらしい。幼い声――と言うと、ワタシが最初にやったような、鼻にかかった不自然に高い・・・いわゆる「アニメ声」を連想しがちだが…男も言っていたように、それでは彼女のイメージとは一致しない。彼女に関しては…同じ「アニメ声」の中でも、大人びた幼女キャラを想起させる「ダウナー系」が該当しそうである。
そして・・・真偽の程は定かではないが…恐らく、多分に漏れず、、十中八九、、、姪である――。(※違います。)
姪っ子モノを語る上で…独り身の自分を他所に、幸せな家庭を築く兄弟への劣等感・・・もしくは、禁断の果実に手を出す背徳感・・・そういった要素は外せない。それらを上手く刺激し、爆発…もとい発散を促せないだろうか…?純真、無垢、、あるいは無知が故――、無自覚に嗜虐心を煽る…という形で利用するのが良さそうだ。
・・・よし。だいぶイメージが固まって来た――。
声のベースはダウナー系で、無口なクールビューティーというよりは、人見知りな甘えん坊タイプ。更に、男が抱える負の感情をスパイスへと変えるため、少々のヤンデレ味を足してみよう。
そして――、そんな彼女にピッタリなCVは・・・。
「クッ・・・そ…それは……っ、出来ません・・・。
―――いえ!!け、決して、やましいことがあるワケではないのですが…」
「ええ…、分かっておりますとも。『個人情報』・・・ですものな…。」
「そ…そうなんですよ!!分かっていただけて何よりです…。あははは・・・。」
ウウム・・・なかなか強情な奴だ。何か訳アリだということは、始めから分かってはいたものの…ここまで頑なに話せない事情とは、一体どのようなものであろうか…?
ともあれ...ワタシとてブスなりに、この仕事に誇りを持っている。そう簡単に引き下がるわけにはいかない…。
「そういうことでしたら……何となくのイメージだけでも構いませんが…?」
「そ...そうですか・・・?
なら……っ!さっきの感じより、少し大人しめで…話し方も敬語にして頂ければと・・・。」
・・・なるほど、そう来たか――。大まかな性格と話し方の傾向が分かったのはかなりの収穫である。
しかし...そうなると、中年のリーマンと未成年の少女――という関係性が全くもって見えてこない…。今までの最有力候補だった"世の中を舐め切ったパパ活女子"という線では、大人しめでかつ敬語で話す…という彼女とは、イメージが一致しなくなるのだ…。
一応...この男が白で、彼女が成人済み…という可能性も無きにしも非ず――。
今のところは、限りなく黒に近いグレー...といった感じだが…もしそうなら、"単なる会社の後輩"ということで収まりはつく。
…ここはひとつ――、ハッキリさせておく必要がありそうだ。
「・・・承知いたしました。
……因みに――、先程は何となく、、、中学生くらいのイメージでやってみたのですが・・・彼女は成人済み...とのことでしたし、ソコはもっと上の方がよろしいですかな……?」
「―――!!?あ……ええと...そうですね・・・。
で、でもっ!! 彼女……声だけは、年齢の割に幼く聞こえるので…その位の設定でも大丈夫です…。
あ!あと...呼び方は、"おじさん"でお願いします・・・。」
黒だ―――。R:0,G:0,B:0 の純黒である。
"おじさん"と呼ぶことによって年齢差が強調され、より一層...イケない雰囲気が増してしまった…。
さっきは「ロリ=妹」などという、短絡的な思考で"お兄ちゃん"と呼んではみたが...恐らく30代後半であろう…男の年齢からして、未成年の妹が居るとは考えづらく――寧ろ、在りえない妄想で片付ける事も可能であった。
だが…その点"おじさん"であれば、男の年齢や関係値的にも有りそう感が出て、何とも生々しい……。
しかし..."おじさん"となってくると、"先輩" や"先生" の線も無くなり、いよいよ二人の関係は他人であるとしか考えられなくなる…。
他人。。。?いや――、もしかすると・・・ここで言う"おじさん"というのは、一般的な中年男性を指して使われる『おじさん』ではなく...両親と兄弟的な何かしらの繋がりがある、「叔」とか「伯」の字が入る感じの…あの『オジサン』の事を言っているのではなかろうか...?(※違います。)
実際…それなら全ての辻褄が合ってしまい――あれだけ必死になって、否定を続けたのにも説明がつく…。
それは――確かにマズい。"未成年" に加えて "二親等" ともなると、『真摯な交際』では言い逃れも出来まい…。
何も知らなかったとはいえ...一度、その想いを肯定してしまった以上――ワタシにも責任の一端はある。
ともあれ...ワタシの成すべきことは初めから変わらない。男の中に渦巻く邪な欲望――それらが男の身を滅ぼさぬよう…何より、穢れなき少女に及ばぬよう…その捌け口となる事だけだ。
さて…妄想を妄想のままで終わらせるためにも、これまでの情報を整理し、ワタシが演じる"彼女"のキャラ設定をしていこう。
大元となる"あの娘"は大人しい性格で、話し方も敬語とのこと。年齢については、深くは追及しないが・・・声は幼めに聞こえるらしい。幼い声――と言うと、ワタシが最初にやったような、鼻にかかった不自然に高い・・・いわゆる「アニメ声」を連想しがちだが…男も言っていたように、それでは彼女のイメージとは一致しない。彼女に関しては…同じ「アニメ声」の中でも、大人びた幼女キャラを想起させる「ダウナー系」が該当しそうである。
そして・・・真偽の程は定かではないが…恐らく、多分に漏れず、、十中八九、、、姪である――。(※違います。)
姪っ子モノを語る上で…独り身の自分を他所に、幸せな家庭を築く兄弟への劣等感・・・もしくは、禁断の果実に手を出す背徳感・・・そういった要素は外せない。それらを上手く刺激し、爆発…もとい発散を促せないだろうか…?純真、無垢、、あるいは無知が故――、無自覚に嗜虐心を煽る…という形で利用するのが良さそうだ。
・・・よし。だいぶイメージが固まって来た――。
声のベースはダウナー系で、無口なクールビューティーというよりは、人見知りな甘えん坊タイプ。更に、男が抱える負の感情をスパイスへと変えるため、少々のヤンデレ味を足してみよう。
そして――、そんな彼女にピッタリなCVは・・・。
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