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第四章『ボタン』
天空王の試練
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side.ケート
『アースウォール』を崩し、ぐったりと倒れたセツナに駆け寄ってみれば、まだ息はある。
いや、HPは全損してないから、生きてるのは当たり前なんだけども。
「その者、見事なり。よくぞ、我が眷属の翼を斬り落とした」
「言葉の割りには、余裕そうだにゃー」
「よって、その者を我が試練の通過者と見なす。次は汝だ」
「……にゃーるほどにゃー」
つまり、倒さなくても良いと。
このハヤブサ相手に、自らの力を見せることが、今回の戦いの目的なのだ。
「戦いの前に、少しいいかにゃ」
言いながらセツナを『アクアウォール』で作ったベッドに載せ、さらにその上から『アクアウォール』を載せる。
ダメージは無いように柔らかく水で包む感じだ。
「質問を許可する」
「とりあえず、そのハヤブサの翼はどうするのかにゃ? 斬り落とされた状態での試練だったら楽だけど」
「心配無用。翼など、いくらでも再生可能である」
その言葉と共に、切り口から光が走り、先程までと寸分違わぬ翼が現れた。
うへー、これはつらーい。
「もうひとつあるんだがにゃ」
皺の寄った眉間をほぐしつつ、セツナを包む水の壁に『回復ポーション』の瓶を突き刺しまくり、水のなかにポーションを混ぜていく。
ミトが作ってくれたポーションを全部使う勢いで。
「申せ」
「私達みたいな戦闘プレイヤーじゃなく、生産メインのプレイヤーは、どう判断するのかにゃ?」
「試練とは一様ではない。次なる界に相応しき資格もまた、一様ではない」
なるほどなるほど。
それぞれの特性に応じた試練を課すってことかー。
で、今は戦闘プレイヤー向けの試練、と……。
「もっとも、汝らへの試練は、他の者よりも重く、険しいものである」
「うへー、それはキツいわけにゃー」
「その芯に刻まれし号の力、見せてみよ」
あー、つまりは称号によって強さが決まるってことだろうにゃー。
……それって、私の方がセツナより厳しいってことにならない?
だって、ほら、優勝者だし。
「まあ、やるしかないかにゃー」
セツナのHPが少しずつ回復していくのを安堵しつつ、ウォーターベッドを神殿の端まで移動させる。
端ならまあ、巻き込まれることもないはずだしねー。
ま、そこで見ててよ。
「その心や良し。……始めよ」
天空王とやらの声が消えた直後、ハヤブサの姿が消え、私は柱に叩きつけられていた。
ぐへっ、前回もこうなったんだよにゃー。
「でもま、だからこそ色々考えてきたんだけどにゃ」
光となったハヤブサの姿は、私には捉えられない。
しかしこれが試練であるのなら、なにも出来ないままに殺してしまうということも無い。
前回なにもできないままに死んだのは、私が突破しようとしなかったからだ。
だからこそ、なにもできず死んだのだ。
「でも、セツナは光さえも斬った。今を越えるために」
ならば、私も越えないとダメだ。
その横に立つために。
「やってやれないことはないのにゃー!」
つい先日、属性魔法のスキルレベルが15になった時、私は新たなる魔法が使えるようになっていた。
『フレイム』『ウォーター』『ウィンド』『ロック』という……ちょっと強いだけのただの攻撃魔法だ。
正直、レベル15まで上げてこの魔法? なんて思ったくらいで、掲示板の魔法スレもそんな意見が一杯。
……まあ、別派生スキルが同時に習得可能になってた人もいたみたいだけども。
でも、そんな話をあの腹黒魔法使いのイチカと話していたら、イチカが面白いことを言っていたのだ。
なんでも、“15以降……レベル23になっても、新しい魔法なんて生えてきてない”らしい。
つまり、レベル15の魔法が、各属性魔法の最後の魔法なのかもしれない、ということだ。
いくらなんでも、そんな馬鹿なと思ったけども……でも、それも本当のことなのかもしれない。
「【霧魔法】『ミストジョーカー』」
戯れに重ねた『フレイム』と『ウォーター』が、新しいスキルを生んだ。
それこそが【霧魔法】であり、レベル15で覚えた魔法の使い方だった。
前に『フレアバーン』と『ウォーターフォール』を重ねて、水蒸気の霧を生んだことはあったけれど、スキルが発現したりはしなかった。
しかし、『フレイム』と『ウォーター』は違い……わざわざ私の耳にアナウンスが入ってまで、その存在を知らせてくれたのだ。
「『ミストジョーカー』は、その術者を霧の中に隠す魔法。霧が晴れない限り、術者を攻撃することは不可能だぜー」
いわば、セツナの【幻燈蝶】を霧にしたバージョンみたいなもの。
まあ、霧を無理矢理どうにかしてしまえば、術者もろとも倒せるところは、まるで違うんだけども。
「セツナも越えて見せたからにゃー。ケートちゃんも越えて見せるが天才ってものだぜー! 【魔法連結】『フレイム』あんど『ウォーター』!」
魔法使いは、基本的にはひとつの魔法しか放てない。
ゆえに、同時に二つの魔法を放てるだけで、かなり優れた魔法使いだ。
けれど、そんな地点は、もうここで越えていく。
両手が塞がるなら、足を使えば良いのだ。
「あんど『ウィンド』!」
みっつ!
「そして『ロック』!」
これでよっつめ!
それぞれの魔法陣を胸の前へと重ねていき……四色が混ざり会う魔法陣を作り上げる。
少しでも加減を間違えれば、爆発し霧が晴れる。
それはつまり、死ぬということだ!
「『四種連結』!」
混ざりあった魔法陣をギュギュギュっと圧縮していき、パァンと消滅させる。
その直後……『【四素魔法】を習得可能になりました』というアラームが頭に響くのだった。
「見事なり」
「ほえ? まだ、倒してもないんだけど」
「【四素魔法】を扱うには、まだその体は足りておらぬ。しかし、それだけの資質は見えた。ゆえに、此度の試練は通過としても良い」
「……マジで?」
まだ倒してもないというか、攻撃すらできてないんだけどにゃー。
「此度の試練は終了とする。……いつか汝らと、相見える時を楽しみにしていよう」
『第二層ゲートキーパー、天空王の試練が初通過されました。通過者はセツナさん、ケートさん。通過者には、初通過成功報酬と、通過の証として、称号“第三層到達者”をお送りいたします。また、最速到達の証として、第三層ゲート前に、プレイヤーネームを記載した石碑が設置されます』
……いや、不完全燃焼なんだけどもにゃー!?
『アースウォール』を崩し、ぐったりと倒れたセツナに駆け寄ってみれば、まだ息はある。
いや、HPは全損してないから、生きてるのは当たり前なんだけども。
「その者、見事なり。よくぞ、我が眷属の翼を斬り落とした」
「言葉の割りには、余裕そうだにゃー」
「よって、その者を我が試練の通過者と見なす。次は汝だ」
「……にゃーるほどにゃー」
つまり、倒さなくても良いと。
このハヤブサ相手に、自らの力を見せることが、今回の戦いの目的なのだ。
「戦いの前に、少しいいかにゃ」
言いながらセツナを『アクアウォール』で作ったベッドに載せ、さらにその上から『アクアウォール』を載せる。
ダメージは無いように柔らかく水で包む感じだ。
「質問を許可する」
「とりあえず、そのハヤブサの翼はどうするのかにゃ? 斬り落とされた状態での試練だったら楽だけど」
「心配無用。翼など、いくらでも再生可能である」
その言葉と共に、切り口から光が走り、先程までと寸分違わぬ翼が現れた。
うへー、これはつらーい。
「もうひとつあるんだがにゃ」
皺の寄った眉間をほぐしつつ、セツナを包む水の壁に『回復ポーション』の瓶を突き刺しまくり、水のなかにポーションを混ぜていく。
ミトが作ってくれたポーションを全部使う勢いで。
「申せ」
「私達みたいな戦闘プレイヤーじゃなく、生産メインのプレイヤーは、どう判断するのかにゃ?」
「試練とは一様ではない。次なる界に相応しき資格もまた、一様ではない」
なるほどなるほど。
それぞれの特性に応じた試練を課すってことかー。
で、今は戦闘プレイヤー向けの試練、と……。
「もっとも、汝らへの試練は、他の者よりも重く、険しいものである」
「うへー、それはキツいわけにゃー」
「その芯に刻まれし号の力、見せてみよ」
あー、つまりは称号によって強さが決まるってことだろうにゃー。
……それって、私の方がセツナより厳しいってことにならない?
だって、ほら、優勝者だし。
「まあ、やるしかないかにゃー」
セツナのHPが少しずつ回復していくのを安堵しつつ、ウォーターベッドを神殿の端まで移動させる。
端ならまあ、巻き込まれることもないはずだしねー。
ま、そこで見ててよ。
「その心や良し。……始めよ」
天空王とやらの声が消えた直後、ハヤブサの姿が消え、私は柱に叩きつけられていた。
ぐへっ、前回もこうなったんだよにゃー。
「でもま、だからこそ色々考えてきたんだけどにゃ」
光となったハヤブサの姿は、私には捉えられない。
しかしこれが試練であるのなら、なにも出来ないままに殺してしまうということも無い。
前回なにもできないままに死んだのは、私が突破しようとしなかったからだ。
だからこそ、なにもできず死んだのだ。
「でも、セツナは光さえも斬った。今を越えるために」
ならば、私も越えないとダメだ。
その横に立つために。
「やってやれないことはないのにゃー!」
つい先日、属性魔法のスキルレベルが15になった時、私は新たなる魔法が使えるようになっていた。
『フレイム』『ウォーター』『ウィンド』『ロック』という……ちょっと強いだけのただの攻撃魔法だ。
正直、レベル15まで上げてこの魔法? なんて思ったくらいで、掲示板の魔法スレもそんな意見が一杯。
……まあ、別派生スキルが同時に習得可能になってた人もいたみたいだけども。
でも、そんな話をあの腹黒魔法使いのイチカと話していたら、イチカが面白いことを言っていたのだ。
なんでも、“15以降……レベル23になっても、新しい魔法なんて生えてきてない”らしい。
つまり、レベル15の魔法が、各属性魔法の最後の魔法なのかもしれない、ということだ。
いくらなんでも、そんな馬鹿なと思ったけども……でも、それも本当のことなのかもしれない。
「【霧魔法】『ミストジョーカー』」
戯れに重ねた『フレイム』と『ウォーター』が、新しいスキルを生んだ。
それこそが【霧魔法】であり、レベル15で覚えた魔法の使い方だった。
前に『フレアバーン』と『ウォーターフォール』を重ねて、水蒸気の霧を生んだことはあったけれど、スキルが発現したりはしなかった。
しかし、『フレイム』と『ウォーター』は違い……わざわざ私の耳にアナウンスが入ってまで、その存在を知らせてくれたのだ。
「『ミストジョーカー』は、その術者を霧の中に隠す魔法。霧が晴れない限り、術者を攻撃することは不可能だぜー」
いわば、セツナの【幻燈蝶】を霧にしたバージョンみたいなもの。
まあ、霧を無理矢理どうにかしてしまえば、術者もろとも倒せるところは、まるで違うんだけども。
「セツナも越えて見せたからにゃー。ケートちゃんも越えて見せるが天才ってものだぜー! 【魔法連結】『フレイム』あんど『ウォーター』!」
魔法使いは、基本的にはひとつの魔法しか放てない。
ゆえに、同時に二つの魔法を放てるだけで、かなり優れた魔法使いだ。
けれど、そんな地点は、もうここで越えていく。
両手が塞がるなら、足を使えば良いのだ。
「あんど『ウィンド』!」
みっつ!
「そして『ロック』!」
これでよっつめ!
それぞれの魔法陣を胸の前へと重ねていき……四色が混ざり会う魔法陣を作り上げる。
少しでも加減を間違えれば、爆発し霧が晴れる。
それはつまり、死ぬということだ!
「『四種連結』!」
混ざりあった魔法陣をギュギュギュっと圧縮していき、パァンと消滅させる。
その直後……『【四素魔法】を習得可能になりました』というアラームが頭に響くのだった。
「見事なり」
「ほえ? まだ、倒してもないんだけど」
「【四素魔法】を扱うには、まだその体は足りておらぬ。しかし、それだけの資質は見えた。ゆえに、此度の試練は通過としても良い」
「……マジで?」
まだ倒してもないというか、攻撃すらできてないんだけどにゃー。
「此度の試練は終了とする。……いつか汝らと、相見える時を楽しみにしていよう」
『第二層ゲートキーパー、天空王の試練が初通過されました。通過者はセツナさん、ケートさん。通過者には、初通過成功報酬と、通過の証として、称号“第三層到達者”をお送りいたします。また、最速到達の証として、第三層ゲート前に、プレイヤーネームを記載した石碑が設置されます』
……いや、不完全燃焼なんだけどもにゃー!?
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