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第四章『ボタン』
機械弓『小鬼』
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「あっ、ケートさん、セツナさん、おはようございますっス!」
ボス戦を終えて、イーリアスへ戻ってきた私達は、中央広場でそんな元気な声に呼び止められた。
あー……。
「お? ナイン君じゃん、おはよーにゃー」
「アナウンス聞いたっスよ! 大河の方のボスを倒したんスね! おめでとうございますっス!」
「さんきゅーだぜー」
「うん、ありがとう」
ビシッと直角おじぎするナインに苦笑しつつ、とりあえずお礼を返す。
そういえば、ナインの装備ってできたのかな?
「んで、ナイン君はここでなにをやってるのかにゃー?」
「自分っスか? 自分は、カリンさんから完成の連絡をもらったんで、受け取りに来たんスよ」
「あ、完成したんだ。たしか、朝出るときは出来てなかったよね?」
「だにゃー。んじゃ、私らもリン達のところに戻るし、一緒にいこうぜ」
親指立てて誘うケートに、ナインは「お供させていただきますっス!」と、また直角おじぎする。
あー、暑苦しいー。
□
「ケートさん、セツナさん。おかえりなさい」
「ん、おかえり」
「ただーいまーだにゃー」
「ただいま」
作業場に帰ってきた私達を、椅子に座ってくつろいでいた二人が出迎えてくれる。
そのあと、ミトは軽く言葉を交わした私達の後ろから入ってきたナインに気づき、「あれ? ナインさんもご一緒だったんですか?」と首を傾げた。
「はいっス! カリンさんにご連絡をいただき、向かっている途中でお二人と偶然一緒になりましたっス」
「ちょうど広場に帰ってきたところでにゃー。で、リン、完成したんだって?」
「ん。完成」
軽く頷いて、カリンは立ち上がり……作業場の奥を指差す。
そこには、黒いローブをまとったマネキン、この形の場合はトルソーだっけ? が、鎮座していた。
「ミト、説明」
「はい、承りました」
指差したあと、隣に座るミトへと全てを放り投げ、カリンはのんきにお茶を飲む。
そんなカリンに苦笑しつつも、ミトはトルソーへと近づき、「影装『黒衣』。こちらがナインさんのために作られた、全身装備の名前になります」と、ローブを脱がせた。
「おおっ……すごいっス……!」
「ザ、暗殺者って感じだにゃー」
「そうね。弓よりも短剣とか使った方が似合いそう」
黒に近い深緑色のトップスは、布や革といった素材を使い、硬さよりも動きやすさを重視しているように見える。
二の腕にある袖口は少し細く絞られており、動く際にバタつかないようになっているのも面白い。
また、黒に近い濃紺のパンツはショートパンツになっており、こちらも動きやすさを重視しているみたいだ。
「ブーツは軽く音を吸収する仕組みになっています。また籠手は手が動かしやすいよう、手の甲まで伸ばさず、手首まで。どちらも、ナイトメアの皮を使ってます」
「腕の部分、包帯みたいだにゃー。濃紺だからちょっと痛い感じもするぜ」
「はい。伸縮性や強度を保つために、わざと編んだような形状にしてるそうですよ」
「なるほど。かなり凝ってるんだ」
などなど、一通り確認したところで、ついにナインが着ることに。
「に、似合わなくても笑わないでくださいっスよ?」とか、着替えように設置した布の向こうで自信無さげなことを言ってたけど……たぶん大丈夫じゃないかなー?
ほら、ナインって少年ぽいし。
ちょっと痛いくらいがいい感じになりやすいよね。
「うわっ、これすごいっスね……」
「どうかにゃー? 着替えれたかにゃー?」
「おっけーっス! 出るっスよ」
シャッと音がして、布から姿を表したナインは……とてもちゅうにな感じだった。
似合ってるんだけど、似合ってるのが余計になんかもう暗殺者って感じで……ぷふふ。
「ナインさん、着心地はどうですか?」
「問題ないっスよ! あ、でもこれ……矢筒ってどこにセットするんスか?」
「ん、コレ。機械弓『小鬼』」
「これって……クロスボウっスか!?」
いつの間にかそばまで来ていたカリンが、ナインの持っていたモノよりも三割ほど短い矢筒と、銃みたいな弓を手渡す。
そう、いわゆるクロスボウだ。
「えっと、これ、どうやってつければ……」
「矢筒、腰」
「腰……ああここっスか?」
「ん。折り畳み可能」
言いながら、カリンはクロスボウをナインの手から取って、カシャンと折り畳んでしまう。
折り畳むとほとんど銃の形だ。
「反対、腰」
「あ、この状態で腰の反対側っスか。めちゃくちゃ軽いっスね……」
「ん。自信作」
銃と矢筒をセットしても、最初に剥いだローブを着てしまえば、外からは全然わからない。
ほんとに、隠密スナイパーって感じの装備かも。
「えっと、その装備は、ローブに消音。服に気配遮断、腕に認識阻害の効果をつけてます。といっても、セツナさんやケートさんの装備みたいに、全身セットではないので、効果は小さくなりますが……」
「そ、それでも十分過ぎるっスよ! それに加えて、この弓も攻撃力が高いし、矢をセットしておけば、片手が空くのはめちゃくちゃありがたいっス!」
「専用矢。レシピ必要?」
「あ、そうっスね! 自分で作れるようにしておきたいっス」
「ん」
ナインの言葉に頷いて、カリンはなにやら紙のスクロールを取りだし、「『レシピ複製』」と宣言する。
すると、スクロールが光り……自動でなにかが書き込まれていった。
「生産スキルにある機能のひとつだにゃー。自分のレシピを他人に渡したり売ったりするときに使うんだぜ」
「へー。レシピも商材のひとつなんだね」
「そりゃそうだぜー。特にリンのレシピなんて、装備製産プレイヤーからすれば、喉から手が出るほどに欲しいものだと思うしにゃー。その価値はすごいことになると思うぜー」
「……それ、自分が貰っちゃっていいものなんスか……?」
カリンから手渡されたレシピを片手に、ナインは顔を青ざめる。
そんなナインに見えないところで、ケートはにひひと笑い……「そーだにゃー。もしかすると、今渡してる素材じゃ、賄いきれないかもしれないにゃー」と、わざとらしく声に出した。
カリンさんの方は……頷いてるってことは、ノる気満々だなー。
あー、ご愁傷さま。
「ど、どうすれば良いんスか!? 自分、もう今払えるものってほとんどないっスよ!?」
「……ケート、任せる」
「にっひっひ。ところでナイン君、そのレシピ代を稼ぐ手段が実はあるんだけど……どうするかにゃ?」
「そ、そうなんスか!? 是非教えて欲しいっス!」
あ、この子アレだ。
詐欺とかに引っ掛かりやすい子だ。
「実はー、東エリアのボスも発見済みなんだよにゃー。まだ誰にも倒されてないボスの素材、これなら十分過ぎるくらいのお礼になるんじゃないかにゃー?」
「なるほど! それを倒せばいいんスね!」
「うんうん。私らと一緒に、倒しに行ってくれれば……素材を手にいれやすいんじゃないかなー?」
「分かったっス! やってやるっスよ!」
燃えてるナインを見つつ、私は「はぁ……」と大きくため息を吐く。
暑苦しいなぁ……。
-----
名前:セツナ
所持金:105,040リブラ
武器:居合刀『紫煙』
防具:戦装束『無鎧』
所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.15】【幻燈蝶Lv.5】【蹴撃Lv.8】【カウンターLv.10】【蝶舞一刀Lv.11】【秘刃Lv.2】【符術Lv.3】
ボス戦を終えて、イーリアスへ戻ってきた私達は、中央広場でそんな元気な声に呼び止められた。
あー……。
「お? ナイン君じゃん、おはよーにゃー」
「アナウンス聞いたっスよ! 大河の方のボスを倒したんスね! おめでとうございますっス!」
「さんきゅーだぜー」
「うん、ありがとう」
ビシッと直角おじぎするナインに苦笑しつつ、とりあえずお礼を返す。
そういえば、ナインの装備ってできたのかな?
「んで、ナイン君はここでなにをやってるのかにゃー?」
「自分っスか? 自分は、カリンさんから完成の連絡をもらったんで、受け取りに来たんスよ」
「あ、完成したんだ。たしか、朝出るときは出来てなかったよね?」
「だにゃー。んじゃ、私らもリン達のところに戻るし、一緒にいこうぜ」
親指立てて誘うケートに、ナインは「お供させていただきますっス!」と、また直角おじぎする。
あー、暑苦しいー。
□
「ケートさん、セツナさん。おかえりなさい」
「ん、おかえり」
「ただーいまーだにゃー」
「ただいま」
作業場に帰ってきた私達を、椅子に座ってくつろいでいた二人が出迎えてくれる。
そのあと、ミトは軽く言葉を交わした私達の後ろから入ってきたナインに気づき、「あれ? ナインさんもご一緒だったんですか?」と首を傾げた。
「はいっス! カリンさんにご連絡をいただき、向かっている途中でお二人と偶然一緒になりましたっス」
「ちょうど広場に帰ってきたところでにゃー。で、リン、完成したんだって?」
「ん。完成」
軽く頷いて、カリンは立ち上がり……作業場の奥を指差す。
そこには、黒いローブをまとったマネキン、この形の場合はトルソーだっけ? が、鎮座していた。
「ミト、説明」
「はい、承りました」
指差したあと、隣に座るミトへと全てを放り投げ、カリンはのんきにお茶を飲む。
そんなカリンに苦笑しつつも、ミトはトルソーへと近づき、「影装『黒衣』。こちらがナインさんのために作られた、全身装備の名前になります」と、ローブを脱がせた。
「おおっ……すごいっス……!」
「ザ、暗殺者って感じだにゃー」
「そうね。弓よりも短剣とか使った方が似合いそう」
黒に近い深緑色のトップスは、布や革といった素材を使い、硬さよりも動きやすさを重視しているように見える。
二の腕にある袖口は少し細く絞られており、動く際にバタつかないようになっているのも面白い。
また、黒に近い濃紺のパンツはショートパンツになっており、こちらも動きやすさを重視しているみたいだ。
「ブーツは軽く音を吸収する仕組みになっています。また籠手は手が動かしやすいよう、手の甲まで伸ばさず、手首まで。どちらも、ナイトメアの皮を使ってます」
「腕の部分、包帯みたいだにゃー。濃紺だからちょっと痛い感じもするぜ」
「はい。伸縮性や強度を保つために、わざと編んだような形状にしてるそうですよ」
「なるほど。かなり凝ってるんだ」
などなど、一通り確認したところで、ついにナインが着ることに。
「に、似合わなくても笑わないでくださいっスよ?」とか、着替えように設置した布の向こうで自信無さげなことを言ってたけど……たぶん大丈夫じゃないかなー?
ほら、ナインって少年ぽいし。
ちょっと痛いくらいがいい感じになりやすいよね。
「うわっ、これすごいっスね……」
「どうかにゃー? 着替えれたかにゃー?」
「おっけーっス! 出るっスよ」
シャッと音がして、布から姿を表したナインは……とてもちゅうにな感じだった。
似合ってるんだけど、似合ってるのが余計になんかもう暗殺者って感じで……ぷふふ。
「ナインさん、着心地はどうですか?」
「問題ないっスよ! あ、でもこれ……矢筒ってどこにセットするんスか?」
「ん、コレ。機械弓『小鬼』」
「これって……クロスボウっスか!?」
いつの間にかそばまで来ていたカリンが、ナインの持っていたモノよりも三割ほど短い矢筒と、銃みたいな弓を手渡す。
そう、いわゆるクロスボウだ。
「えっと、これ、どうやってつければ……」
「矢筒、腰」
「腰……ああここっスか?」
「ん。折り畳み可能」
言いながら、カリンはクロスボウをナインの手から取って、カシャンと折り畳んでしまう。
折り畳むとほとんど銃の形だ。
「反対、腰」
「あ、この状態で腰の反対側っスか。めちゃくちゃ軽いっスね……」
「ん。自信作」
銃と矢筒をセットしても、最初に剥いだローブを着てしまえば、外からは全然わからない。
ほんとに、隠密スナイパーって感じの装備かも。
「えっと、その装備は、ローブに消音。服に気配遮断、腕に認識阻害の効果をつけてます。といっても、セツナさんやケートさんの装備みたいに、全身セットではないので、効果は小さくなりますが……」
「そ、それでも十分過ぎるっスよ! それに加えて、この弓も攻撃力が高いし、矢をセットしておけば、片手が空くのはめちゃくちゃありがたいっス!」
「専用矢。レシピ必要?」
「あ、そうっスね! 自分で作れるようにしておきたいっス」
「ん」
ナインの言葉に頷いて、カリンはなにやら紙のスクロールを取りだし、「『レシピ複製』」と宣言する。
すると、スクロールが光り……自動でなにかが書き込まれていった。
「生産スキルにある機能のひとつだにゃー。自分のレシピを他人に渡したり売ったりするときに使うんだぜ」
「へー。レシピも商材のひとつなんだね」
「そりゃそうだぜー。特にリンのレシピなんて、装備製産プレイヤーからすれば、喉から手が出るほどに欲しいものだと思うしにゃー。その価値はすごいことになると思うぜー」
「……それ、自分が貰っちゃっていいものなんスか……?」
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そんなナインに見えないところで、ケートはにひひと笑い……「そーだにゃー。もしかすると、今渡してる素材じゃ、賄いきれないかもしれないにゃー」と、わざとらしく声に出した。
カリンさんの方は……頷いてるってことは、ノる気満々だなー。
あー、ご愁傷さま。
「ど、どうすれば良いんスか!? 自分、もう今払えるものってほとんどないっスよ!?」
「……ケート、任せる」
「にっひっひ。ところでナイン君、そのレシピ代を稼ぐ手段が実はあるんだけど……どうするかにゃ?」
「そ、そうなんスか!? 是非教えて欲しいっス!」
あ、この子アレだ。
詐欺とかに引っ掛かりやすい子だ。
「実はー、東エリアのボスも発見済みなんだよにゃー。まだ誰にも倒されてないボスの素材、これなら十分過ぎるくらいのお礼になるんじゃないかにゃー?」
「なるほど! それを倒せばいいんスね!」
「うんうん。私らと一緒に、倒しに行ってくれれば……素材を手にいれやすいんじゃないかなー?」
「分かったっス! やってやるっスよ!」
燃えてるナインを見つつ、私は「はぁ……」と大きくため息を吐く。
暑苦しいなぁ……。
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名前:セツナ
所持金:105,040リブラ
武器:居合刀『紫煙』
防具:戦装束『無鎧』
所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.15】【幻燈蝶Lv.5】【蹴撃Lv.8】【カウンターLv.10】【蝶舞一刀Lv.11】【秘刃Lv.2】【符術Lv.3】
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