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第二章『名前をつけるなら』
二人の距離
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「ケート、お疲れさま」
「お疲れさまです、ケートさん!」
「ん、お疲れ」
「にゃはは、まさかここまで勝てるなんて思ってなかったにゃー」
試合から出場者用観客席に戻ってきたケートを労うと、ケートはそんなことを言って頭を掻く。
そうかなー?
私はケートなら行けると思ってたんだけど。
「でも、ビックリしましたよー。ミシェルさんの弓が双剣になったときとか、私“ええっ!?”って驚いちゃいました」
「ミトさん、すごいビックリしてたよねー。その後も、ケートが空飛んだりとか、両腕と合体したときとかも驚いてた」
「ん。すごかった」
「むしろ、どうしてお二人は全然ビックリしてないんですか! もう!」
そんなこと言われてもねー。
ケートだし、なんかやらかしそうだなーくらいしか……。
あと、グレンのパーティーメンバーってことは、あの人も変だって思ってたから?
「やあ、ケートさん。試合お疲れさま。面白い戦い方で、すごく勉強になったよ」
「あ、グレンさん。ありがとうございますですー。そちらのミシェルさんも、強かったですよー」
「はっはっは、伊達にうちのメンバーをやっていないからな。しかし、ミシェルが双剣を使うほどの相手か……今度、俺とも戦ってくれないか?」
「えー……その、機会があれば」
「ああ、その時はよろしくお願いする! では、俺はミシェルのところに行ってくるとするよ」
言いながら手をあげて部屋を出ていくグレン。
なんていうか、熱い人なんだよね……清々しすぎてちょっとウザい感じがするくらいの。
「ちょっと暑苦しいけど、あーゆー人の方がリーダーには向いてるんだろうにゃー。引っ張っていく力が強い感じで」
「まあ、そうなんだろうけどねー。私は苦手かなー」
「にゃはは。セツナは頼られる側だからね」
そう言って笑うケートに苦笑しつつ、私達も部屋をでる。
どこに行くわけでもないんだけど、ちょっとした気分転換、かな?
□
「セツナ、ちょっと良いかにゃー?」
四人で屋台を回ったりフラフラしてると、ケートが突然そんなことを言って私を呼ぶ。
その顔が少し困ったような、それでいて少し決心したような……とにかく、あまり見ない顔で、私は首を傾げつつもケートの誘いに乗った。
ミトやカリンには、遅かったら先に戻ってもらうように伝えたけど、どこに向かうのかな?
「ここでいいかにゃー」
「ケート? どうかしたの?」
「にひひ、なんでもないんだけどねー。なんでもないんだけど、なんでもなくないっていうか」
「……? どういうこと?」
ものすごくよくわからないことを言い出したケートに、私は眉間に皺を寄せて訝しむ。
その表情に慌てたのか、「ちょ、ちょっとまってね! 整理するから!」とケートはワタワタしはじめた。
「えっと、えーっと……あの、セツナと私で決勝戦じゃん?」
「うん。そうだね」
「で、私は絶対に負けたくないって思ってる。たぶん、セツナが想像してるよりももっともっと強く」
「うん」
ケートはそんな分かり切ったようなことを言い始める。
まあ、ケートはゲームが好きだし、全力で楽しむためにトップを走ろうとするし?
第二層にいち早く来ようとしてたのも、そういった理由なんだろうなーって思うからね。
でも私は別に優勝にこだわってるわけじゃないし、ケートが勝ちたいならそれはまあそれで……。
「まあ、たぶん? セツナのことだから『勝ちたいなら、私が負ければ良いかな?』みたいなこと考えてるんじゃないかなーって思うんだよねー?」
「まあ、うん、そういう相談なのかなーって」
「にゃはは、そうだよね。セツナってそんな感じだよねー。頼られたりお願いされたら、基本的には頷いて受け入れて。このゲームもそう。私が一緒にやりたいっていったから、やってくれてるんだよね。それはすごい嬉しかったし、ありがとうございますですにゃー」
まあ、最近はカリンとかミトとも知り合ったし、楽しくなってきてるけど、一番最初はそうかな?
ケートが一緒にやってくれてるから、続いてるって感じもするしねー。
「だから、今回も同じでしょ? ケートが勝ちたいなら、私は負けるよ? 別に優勝にこだわりもないし」
ここまで勝ってきたのだって、ケート達が期待してくれたり、カリンやミトの結果に見合うようにしたいってだけだし……?
ケートと私で一位二位をとれるなら、その辺はまあもう十分でしょ?
なんて考えてたら、目の前からすごく大きなため息が聞こえてきた。
もう、これみよがしなくらいに「ハァー」って。
「ふざけてる。マジでふざけてる。冗談って言ってくれれば、まだマシなんだけど、セツナのことだからマジで言ってるのがわかるだけに、マジでキレそう」
「え、え? ケート?」
「いや、大丈夫。キレてない、大丈夫。でもちょっと待ってね」
そう言ってケートは背を向け、大きく深呼吸すると「よし!」と気合いを入れて私の方へと向き直る。
「セツナ、大事なことを言っておくね。私って、すーんごい負けず嫌いなの。ゲームとかで負けると、イライラして家の壁壊したくなるくらいに」
「う、うん。だから、」
「だからって、手加減されて勝ったところで、嬉しくなんてない。勝つなら本気の相手に、本気でぶつかって勝ちたい」
その言葉に、私はガツーンと頭を殴られたような衝撃を感じた。
え、じゃあどうすればいいの?
私が本気を出したら、ケートが……。
「ふざけんな」
「……え?」
「本気で来い。この天才魔法使いケート様が、その驕り、全部叩き折ってやる」
怒ってもない。
けれど笑ってもない。
真剣な顔……だけど、目に闘志を燃え滾らせて、ケートは……いや、圭はそう言い切る。
なら、私がやることはひとつだけ。
「わかった。本気で叩っ斬る。後悔しないでね」
「やーだにゃー。これは試合ですよ。……勝者がいれば敗者がいる、ただそれだけのこと。もっとも勝つのは私だけど」
目を合わせ、私達はどちらともなくニヤリと笑い、お互いに背を向ける。
会うのは闘技場、それまでは一番近い強敵だから。
-----
名前:セツナ
所持金:11,590リブラ
武器:居合刀『紫煙』
防具:戦装束『無鎧』
所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.14】【幻燈蝶Lv.4】【蹴撃Lv.6】【カウンターLv.9】【蝶舞一刀Lv.8】【秘刃Lv.2】
「お疲れさまです、ケートさん!」
「ん、お疲れ」
「にゃはは、まさかここまで勝てるなんて思ってなかったにゃー」
試合から出場者用観客席に戻ってきたケートを労うと、ケートはそんなことを言って頭を掻く。
そうかなー?
私はケートなら行けると思ってたんだけど。
「でも、ビックリしましたよー。ミシェルさんの弓が双剣になったときとか、私“ええっ!?”って驚いちゃいました」
「ミトさん、すごいビックリしてたよねー。その後も、ケートが空飛んだりとか、両腕と合体したときとかも驚いてた」
「ん。すごかった」
「むしろ、どうしてお二人は全然ビックリしてないんですか! もう!」
そんなこと言われてもねー。
ケートだし、なんかやらかしそうだなーくらいしか……。
あと、グレンのパーティーメンバーってことは、あの人も変だって思ってたから?
「やあ、ケートさん。試合お疲れさま。面白い戦い方で、すごく勉強になったよ」
「あ、グレンさん。ありがとうございますですー。そちらのミシェルさんも、強かったですよー」
「はっはっは、伊達にうちのメンバーをやっていないからな。しかし、ミシェルが双剣を使うほどの相手か……今度、俺とも戦ってくれないか?」
「えー……その、機会があれば」
「ああ、その時はよろしくお願いする! では、俺はミシェルのところに行ってくるとするよ」
言いながら手をあげて部屋を出ていくグレン。
なんていうか、熱い人なんだよね……清々しすぎてちょっとウザい感じがするくらいの。
「ちょっと暑苦しいけど、あーゆー人の方がリーダーには向いてるんだろうにゃー。引っ張っていく力が強い感じで」
「まあ、そうなんだろうけどねー。私は苦手かなー」
「にゃはは。セツナは頼られる側だからね」
そう言って笑うケートに苦笑しつつ、私達も部屋をでる。
どこに行くわけでもないんだけど、ちょっとした気分転換、かな?
□
「セツナ、ちょっと良いかにゃー?」
四人で屋台を回ったりフラフラしてると、ケートが突然そんなことを言って私を呼ぶ。
その顔が少し困ったような、それでいて少し決心したような……とにかく、あまり見ない顔で、私は首を傾げつつもケートの誘いに乗った。
ミトやカリンには、遅かったら先に戻ってもらうように伝えたけど、どこに向かうのかな?
「ここでいいかにゃー」
「ケート? どうかしたの?」
「にひひ、なんでもないんだけどねー。なんでもないんだけど、なんでもなくないっていうか」
「……? どういうこと?」
ものすごくよくわからないことを言い出したケートに、私は眉間に皺を寄せて訝しむ。
その表情に慌てたのか、「ちょ、ちょっとまってね! 整理するから!」とケートはワタワタしはじめた。
「えっと、えーっと……あの、セツナと私で決勝戦じゃん?」
「うん。そうだね」
「で、私は絶対に負けたくないって思ってる。たぶん、セツナが想像してるよりももっともっと強く」
「うん」
ケートはそんな分かり切ったようなことを言い始める。
まあ、ケートはゲームが好きだし、全力で楽しむためにトップを走ろうとするし?
第二層にいち早く来ようとしてたのも、そういった理由なんだろうなーって思うからね。
でも私は別に優勝にこだわってるわけじゃないし、ケートが勝ちたいならそれはまあそれで……。
「まあ、たぶん? セツナのことだから『勝ちたいなら、私が負ければ良いかな?』みたいなこと考えてるんじゃないかなーって思うんだよねー?」
「まあ、うん、そういう相談なのかなーって」
「にゃはは、そうだよね。セツナってそんな感じだよねー。頼られたりお願いされたら、基本的には頷いて受け入れて。このゲームもそう。私が一緒にやりたいっていったから、やってくれてるんだよね。それはすごい嬉しかったし、ありがとうございますですにゃー」
まあ、最近はカリンとかミトとも知り合ったし、楽しくなってきてるけど、一番最初はそうかな?
ケートが一緒にやってくれてるから、続いてるって感じもするしねー。
「だから、今回も同じでしょ? ケートが勝ちたいなら、私は負けるよ? 別に優勝にこだわりもないし」
ここまで勝ってきたのだって、ケート達が期待してくれたり、カリンやミトの結果に見合うようにしたいってだけだし……?
ケートと私で一位二位をとれるなら、その辺はまあもう十分でしょ?
なんて考えてたら、目の前からすごく大きなため息が聞こえてきた。
もう、これみよがしなくらいに「ハァー」って。
「ふざけてる。マジでふざけてる。冗談って言ってくれれば、まだマシなんだけど、セツナのことだからマジで言ってるのがわかるだけに、マジでキレそう」
「え、え? ケート?」
「いや、大丈夫。キレてない、大丈夫。でもちょっと待ってね」
そう言ってケートは背を向け、大きく深呼吸すると「よし!」と気合いを入れて私の方へと向き直る。
「セツナ、大事なことを言っておくね。私って、すーんごい負けず嫌いなの。ゲームとかで負けると、イライラして家の壁壊したくなるくらいに」
「う、うん。だから、」
「だからって、手加減されて勝ったところで、嬉しくなんてない。勝つなら本気の相手に、本気でぶつかって勝ちたい」
その言葉に、私はガツーンと頭を殴られたような衝撃を感じた。
え、じゃあどうすればいいの?
私が本気を出したら、ケートが……。
「ふざけんな」
「……え?」
「本気で来い。この天才魔法使いケート様が、その驕り、全部叩き折ってやる」
怒ってもない。
けれど笑ってもない。
真剣な顔……だけど、目に闘志を燃え滾らせて、ケートは……いや、圭はそう言い切る。
なら、私がやることはひとつだけ。
「わかった。本気で叩っ斬る。後悔しないでね」
「やーだにゃー。これは試合ですよ。……勝者がいれば敗者がいる、ただそれだけのこと。もっとも勝つのは私だけど」
目を合わせ、私達はどちらともなくニヤリと笑い、お互いに背を向ける。
会うのは闘技場、それまでは一番近い強敵だから。
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名前:セツナ
所持金:11,590リブラ
武器:居合刀『紫煙』
防具:戦装束『無鎧』
所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.14】【幻燈蝶Lv.4】【蹴撃Lv.6】【カウンターLv.9】【蝶舞一刀Lv.8】【秘刃Lv.2】
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