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第二章『名前をつけるなら』
飲料部門、結果発表!
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噴水広場から少し離れて、私達は壁際で立ち止まった。
結果発表予定時間まであと少しなこともあり、次第に人が増え……さらに人が増え、もっともっと人が増えて、どう考えても定員オーバー状態になっていた。
これはちょっとヤバい。
「ねえケート。イベント発表って、こんなに人が見に来るものなの?」
「まあ、今回は特にねー。始まったばっかりのゲームだから、誰が実力のある生産プレイヤーか分かんないじゃん? それを手っ取り早く知れるし……結果発表後は、得点上位の作品がサイト上で見れるようになるから、自分の好みに近い感性のプレイヤーも調べられるんだよー」
「はい。なので、今回のイベントは、有名になるための登竜門みたいな扱いになってます。ここで良い成績を残せれば、依頼も頂きやすくなるので」
なるほどねー。
だからみんな見に来てるんだー。
「ま、でも私は予想ついてるけどね。誰が一位なのか、って」
「……カリンさん?」
「にひひ」
私の言葉になにも返さず、ケートはただ笑うだけ。
信頼してるんだなぁ……分かってたけど。
「あ、始まるみたいですよ!」
□
『お待たせしましたー! Freelife Frontier第一回イベントそのいち“君の閃きを見せてみろ! ジャンル別創作バトル”の結果発表です!』
噴水広場奥に設置されたステージの上に、巨大スクリーンが現れ、司会者っぽい女の子が、マイクを片手に壇上……そして、スクリーンに現れた。
あ、こーゆー感じなんだ。
『まず最初の部門はー……飲料部門から!』
「と言うことは、ミトさんの参加部門からかー」
「は、はい!」
「予想はしてたけど、いきなりだとドキドキするにゃー」
「ん」
スクリーンの画面が切り替わり、画面いっぱいにたくさんの瓶やカップが表示される。
あ、もしかしてこれ全部が参加作品なの?
『参加作品数、総計10,074作品! その中から選ばれた、最優秀作品はこちら! “天の川グレープジュース”!』
発表と同時にパッとスポットライトが当てられた作品。
それは、ワイングラスのように細い足がついた、流線型の美しいグラスのジュース。
グレープジュースらしい薄紫色した液体の中を、まるで炭酸が入っているかのように細かな泡がゆるりと流れていた。
あれ、というかアレって……。
『口を近づけるだけでアルテラグレープの甘い香りが鼻孔をくすぐり、一口含めば濃すぎないマイルドな飲み口がとても優しい。しかしそれだけでなく、舌と喉で楽しめるシュワっと爽快な炭酸が、また印象を強く引き立てています。そして、この作品の完成度を、より高めているのが……そう、このグラスなのです! なんとこのグラスは、【錬金術】スキルを応用して作られています!』
クイッと飲み干した後、司会の女の子が空になったグラスを掲げて見せる。
しかし、そのグラスは……見た感じ、よくありそうなグラスに見えた。
『飲料カテゴリーに作品を出した方は、なんとなく気づかれていた方も多いと思いますが、実はこのカテゴリー……入れ物も作品の一部となっています。瓶であったり、カップであったり』
「え、そうなの?」
「ん」
「へー、リンは違うカテゴリーなのによく気がついたにゃー」
ケートの言葉に、カリンは「道具素材」とだけ答えて、その口を閉じる。
え、えっと……?
「なるほどにゃー。使ってる道具から、ポーション瓶とか、木のカップの素材に気づいたのかー」
「ん」
「そ、そうなんだ……。というか、ケート、よく分かったね」
「にひひ。私とリンの絆を舐めるなよ、若造」
若造て!
「というか、普通に受け入れてるけど……アレ、ミトさんの作品だよね?」
「ん」
「え、そうなの!?」
「……気付いてなかったの?」
知ってるものだと思っていただけに、ケートが驚いて、私もちょっと驚く。
まあ……そんなケートは置いといて、ミトさんはどんな感じかなーと、顔を見てみれば……。
「し、死んでる……」
「ミトちゃーん、おーい、ミトちゃんやーい。生きてるー?」
「……」
「反応がない、ただのしかばねのようだ。ミトちゃんよ、安らかに……」
こらこら勝手に殺さない。
でも、完全に固まっちゃってるねー。
「って、マズくない? たぶんこの後、作者が壇上に呼ばれたり……」
『そんなわけで、非常に高い完成度を誇るこのジュースの制作者の発表です!』
「マズいマズい! ミトさん、起きて!」
「ミトちゃん、ミトちゃん!」
『プレイヤー名、ミトさん! カモンです!』
「……あっ」
ヒュインと固まったままのミトが光に包まれて……次の瞬間には、壇上にその姿を移していた……。
ああああ……。
『ようこそー! ミトさん、おめでとうございます! 今のお気持ちをー……おー?』
「……」
『あ、あの、ミトさん!? ミトさーん!』
マイクを向けられても固まったままのミトに、司会の女の子もあわあわと慌て始める。
うーん……どうしよう、これ。
私もケートも、どうすればいいのか悩んでいたそのとき、壇上にひとつの影が現れた。
「って、カリンさん!?」
「リン!? 何やってんの!?」
驚く私達を置いて、カリンはミトに近づいていき……ペシッと頭に手刀を落とす。
……角度が甘い。
「ミト、起きて」
「ほえ……カリンさん? あれ、ここって……?」
でも、起きたー!
『はいはーい! 起きたところで……ミトさん、今のお気持ちを!』
そしてそこへ、すかさずスッとマイクを差し出す司会の女の子。
そのマイクにちょっと驚きつつも、ミトは大きく深呼吸して、「えっと……」と話し始めた。
「今日、この場に立てたのは……私だけの力ではありません。このゲームで出会えた友達がいたからこそ、ここに立てました。本当にありがとうございます!」
「ん」
「あ、あと、カリンさん。起こしてくれてありがとうございました……」
「ん」
『はーい! 仲睦まじいコメントありがとうございまーす! こちらのジュースは、後ほど参加者全員に一杯ずつ配布されますので、是非飲んでみてくださいねー! では、ミトさん、ありがとうございましたー!』
司会の女の子がそう締めくくると、観客は歓声と拍手を上げてミト達を見送る。
そうして人垣を割って帰ってきたミトと、私達はハイタッチして笑い合ったのだった。
次は何の部門かなー?
-----
名前:セツナ
所持金:11,590リブラ
武器:居合刀『紫煙』
防具:戦装束『無鎧』
所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.14】【幻燈蝶Lv.4】【蹴撃Lv.6】【カウンターLv.9】【蝶舞一刀Lv.8】【秘刃Lv.2】
結果発表予定時間まであと少しなこともあり、次第に人が増え……さらに人が増え、もっともっと人が増えて、どう考えても定員オーバー状態になっていた。
これはちょっとヤバい。
「ねえケート。イベント発表って、こんなに人が見に来るものなの?」
「まあ、今回は特にねー。始まったばっかりのゲームだから、誰が実力のある生産プレイヤーか分かんないじゃん? それを手っ取り早く知れるし……結果発表後は、得点上位の作品がサイト上で見れるようになるから、自分の好みに近い感性のプレイヤーも調べられるんだよー」
「はい。なので、今回のイベントは、有名になるための登竜門みたいな扱いになってます。ここで良い成績を残せれば、依頼も頂きやすくなるので」
なるほどねー。
だからみんな見に来てるんだー。
「ま、でも私は予想ついてるけどね。誰が一位なのか、って」
「……カリンさん?」
「にひひ」
私の言葉になにも返さず、ケートはただ笑うだけ。
信頼してるんだなぁ……分かってたけど。
「あ、始まるみたいですよ!」
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『お待たせしましたー! Freelife Frontier第一回イベントそのいち“君の閃きを見せてみろ! ジャンル別創作バトル”の結果発表です!』
噴水広場奥に設置されたステージの上に、巨大スクリーンが現れ、司会者っぽい女の子が、マイクを片手に壇上……そして、スクリーンに現れた。
あ、こーゆー感じなんだ。
『まず最初の部門はー……飲料部門から!』
「と言うことは、ミトさんの参加部門からかー」
「は、はい!」
「予想はしてたけど、いきなりだとドキドキするにゃー」
「ん」
スクリーンの画面が切り替わり、画面いっぱいにたくさんの瓶やカップが表示される。
あ、もしかしてこれ全部が参加作品なの?
『参加作品数、総計10,074作品! その中から選ばれた、最優秀作品はこちら! “天の川グレープジュース”!』
発表と同時にパッとスポットライトが当てられた作品。
それは、ワイングラスのように細い足がついた、流線型の美しいグラスのジュース。
グレープジュースらしい薄紫色した液体の中を、まるで炭酸が入っているかのように細かな泡がゆるりと流れていた。
あれ、というかアレって……。
『口を近づけるだけでアルテラグレープの甘い香りが鼻孔をくすぐり、一口含めば濃すぎないマイルドな飲み口がとても優しい。しかしそれだけでなく、舌と喉で楽しめるシュワっと爽快な炭酸が、また印象を強く引き立てています。そして、この作品の完成度を、より高めているのが……そう、このグラスなのです! なんとこのグラスは、【錬金術】スキルを応用して作られています!』
クイッと飲み干した後、司会の女の子が空になったグラスを掲げて見せる。
しかし、そのグラスは……見た感じ、よくありそうなグラスに見えた。
『飲料カテゴリーに作品を出した方は、なんとなく気づかれていた方も多いと思いますが、実はこのカテゴリー……入れ物も作品の一部となっています。瓶であったり、カップであったり』
「え、そうなの?」
「ん」
「へー、リンは違うカテゴリーなのによく気がついたにゃー」
ケートの言葉に、カリンは「道具素材」とだけ答えて、その口を閉じる。
え、えっと……?
「なるほどにゃー。使ってる道具から、ポーション瓶とか、木のカップの素材に気づいたのかー」
「ん」
「そ、そうなんだ……。というか、ケート、よく分かったね」
「にひひ。私とリンの絆を舐めるなよ、若造」
若造て!
「というか、普通に受け入れてるけど……アレ、ミトさんの作品だよね?」
「ん」
「え、そうなの!?」
「……気付いてなかったの?」
知ってるものだと思っていただけに、ケートが驚いて、私もちょっと驚く。
まあ……そんなケートは置いといて、ミトさんはどんな感じかなーと、顔を見てみれば……。
「し、死んでる……」
「ミトちゃーん、おーい、ミトちゃんやーい。生きてるー?」
「……」
「反応がない、ただのしかばねのようだ。ミトちゃんよ、安らかに……」
こらこら勝手に殺さない。
でも、完全に固まっちゃってるねー。
「って、マズくない? たぶんこの後、作者が壇上に呼ばれたり……」
『そんなわけで、非常に高い完成度を誇るこのジュースの制作者の発表です!』
「マズいマズい! ミトさん、起きて!」
「ミトちゃん、ミトちゃん!」
『プレイヤー名、ミトさん! カモンです!』
「……あっ」
ヒュインと固まったままのミトが光に包まれて……次の瞬間には、壇上にその姿を移していた……。
ああああ……。
『ようこそー! ミトさん、おめでとうございます! 今のお気持ちをー……おー?』
「……」
『あ、あの、ミトさん!? ミトさーん!』
マイクを向けられても固まったままのミトに、司会の女の子もあわあわと慌て始める。
うーん……どうしよう、これ。
私もケートも、どうすればいいのか悩んでいたそのとき、壇上にひとつの影が現れた。
「って、カリンさん!?」
「リン!? 何やってんの!?」
驚く私達を置いて、カリンはミトに近づいていき……ペシッと頭に手刀を落とす。
……角度が甘い。
「ミト、起きて」
「ほえ……カリンさん? あれ、ここって……?」
でも、起きたー!
『はいはーい! 起きたところで……ミトさん、今のお気持ちを!』
そしてそこへ、すかさずスッとマイクを差し出す司会の女の子。
そのマイクにちょっと驚きつつも、ミトは大きく深呼吸して、「えっと……」と話し始めた。
「今日、この場に立てたのは……私だけの力ではありません。このゲームで出会えた友達がいたからこそ、ここに立てました。本当にありがとうございます!」
「ん」
「あ、あと、カリンさん。起こしてくれてありがとうございました……」
「ん」
『はーい! 仲睦まじいコメントありがとうございまーす! こちらのジュースは、後ほど参加者全員に一杯ずつ配布されますので、是非飲んでみてくださいねー! では、ミトさん、ありがとうございましたー!』
司会の女の子がそう締めくくると、観客は歓声と拍手を上げてミト達を見送る。
そうして人垣を割って帰ってきたミトと、私達はハイタッチして笑い合ったのだった。
次は何の部門かなー?
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名前:セツナ
所持金:11,590リブラ
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所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.14】【幻燈蝶Lv.4】【蹴撃Lv.6】【カウンターLv.9】【蝶舞一刀Lv.8】【秘刃Lv.2】
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