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第3章
第306話 まるで夢みたいな現実
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「あ、アルさん!?」
トーマ君の後ろから、まるで人垣が割れるように歩いてきた男性。
それは、肌の色が焼けていないだけで、それ以外はどこからどうみても、僕の初めてのフレンド――アルさんだった。
「や、やぁアキさん。……その、よく似合っていて、可愛いと思うぞ」
「……それ、言われて嬉しいと思います?」
「あ、いや、すまない」
「まぁ、しゃーないわなぁ、アキ。お前どっからどうみてもなぁ……?」
困ったような顔を見せるアルさんとは逆に、トーマ君はニヤニヤと意地悪げな顔をした。
そんな彼に「どこからどうみても男なんで!」と怒りつつ、帰ってきた花奈さんから看板を返してもらう。
すると、トーマ君の隣にいたウォンさんが、すこし困ったような顔で「アキ」と、声をかけてきた。
「ちょっと聞きたいんだが、凛と翼を見なかったか?」
「ん? あの2人なら、さっき校門の前で会ったよ? 待ち合わせしてるからーって」
「覚えてんなら、待ち合わせ場所にいろよ……」
「あ、あはは……」
どうやらあの後、あの2人は待ち合わせ場所には行かず、自由に動き回ってるみたいだ。
まだ翼さんが一緒だし、凛さんだけじゃないから安心……かなぁ?
「ま、とりあえず探してみる。合流したら店を覗かせてもらうな」
「あ、はーい。僕ももう少ししたら戻ろうと思うし、タイミングがあえばまた後で」
僕の言葉を皮切りに、それぞれ背中を向けて歩き去る。
しかし遠目から見ても目立つなぁ……。
アルさんは身長の高いイケメンだし、トーマ君は金髪が似合ってるし、ウォンさんは……普通かな?
どちらかといえば、ウォンさんの存在が2人のオーラにかき消されてるような……いやいや、そんなことを思っちゃダメだ!
がんばって、ウォンさん!
「アキちゃん? 急に頭振ってどうしたの?」
「いや、ちょっと酷いことを考えてしまって、頭から削除してただけだよ」
「……? まぁ、いいやー! 次いこー次ー!」
そう言って今度は校舎の中へと入っていく。
文化祭が始まって結構経つからか、廊下にもかなりの人が行き来しており、いつもの学校風景とは全然違う、なんだか不思議な感じがした。
校舎の中では、模擬店の他にも展示をしていたり、クラス劇なんかをやってるところもあるみたいで、宣伝しながら廊下を歩いているだけでも、気になるお店がちらほらと。
でもそっちに気を取られてると、花奈さんを見失うので……。
「アキちゃーん! こっちこっちー!」
「はいはい。あんまり先々行かないでよー?」
「気を付ける!」
って、言ったそばから何かを見つけたのか、バビュンと走り去ってしまう。
まぁ、いいや……彼女のことはとりあえず置いておこう……。
――ひとまず、校舎内を一周したら教室に戻るとしよう。
そう考えて、また僕は機械のように宣伝文句を言いながら歩き出したのだった。
◇◇◇
そんなこんなと、特に問題もなく宣伝を終えた僕は今、教室の中で接客に大忙しだった。
というか、一緒にフロアを担当してくれているメンバーが……花奈さんと実奈さんなわけで……。
色んな意味で、僕が走り回ってる状況だったりする。
「およ? この料理どこだっけー!?」
「それは、あっちの4番テーブル! って、実奈さんお客さん呼んでるよ!?」
「……ん」
「こらこら、そう言いながら裏に逃げようとしないでね?」
どうも僕が外で呼び込みをやってる間に、色々と失敗したみたいで、接客に苦手意識が出てしまったらしい。
……まぁ、仕方ないか。
「じゃあ、僕が行ってくるから、実奈さんは受付とお会計の方お願いしてもいいかな?」
「ん。大丈夫」
「じゃあ、よろしくね」
僕は彼女が受付の子と入れ替わるのを見つつ、呼ばれていたテーブルへと走る。
注文を聞いたあと、それを調理の方に伝えるため、カーテンで仕切られてる一角へと向かい……調理チームの長、園崎さんに捕まった。
「宮古くーん! 助けてえぇ!」
「うぇ!? 何があったんですか?」
「材料が、足りない……!」
「家庭科室の冷蔵庫の分が無くなったんですか!?」
あまりに深刻そうな顔をしてそう言った園崎さんに、僕も驚きつつ最悪のパターンで聞いてみる。
しかし、さすがにそこまでではなかったみたいで、園崎さんいわく「いや、家庭科室にはあるんだけど、こっちにない」ということらしい。
「それなら、誰かに取りに行ってもらえば良いじゃないですか」
「いやー、そうなんだけど、今ほら大盛況じゃん? 誰も抜けられないんだ」
「なるほど。それで助けて、と……」
しかし、助けてと言われても、フロアはフロアで大変なんだよね……。
でも、調理チーム以外の人じゃ材料自体が分かんないかも知れないし、行くなら調理チーム……。
戦力的には――
「実奈さんに行ってもらおうか」
「ああ、そうだね。槍剣さんなら材料も分かるだろうし」
「うん。僕もそう思って」
「じゃあ、頼んでおいて!」
その言葉に頷いて、“よし、話は終わった!”と思っていた僕の耳元に、園崎さんは口を近づけて、「――でも、いいの?」と囁く。
その言葉の意味が分からず、首を傾げた僕に、彼女は大きく溜息を吐いてから、「いやー、今日の双子は可愛いよねぇ」と少し大きな声で言った。
すると、すぐ傍で調理していた子が「わかりますー!」と反応し、その子以外の子もみんな同意するような言葉を……。
そんな中、列整理なんかの仕事をしていた田淵君が現れ、口を開いた。
「俺、実奈さんに、自由時間一緒に見て回らないかって誘ったんだけどさ……。断られたんだよな……」
「そ、そっか。どんまい……」
「だからよ、宮古……! どうせ相手がお前なのは分かってるから、頼む、俺たちには見えないところで、いちゃついてくれ!」
「え、えぇぇ……」
ガシッと肩を掴まれ、血走ったような目で僕を貫く田淵君。
そんな彼の姿が怖くて、僕は困惑しつつも「わ、分かったよ」と答えることしか出来なかった。
「って、感じなんだけど、宮古君。ホントに槍剣さんに行ってもらう?」
「……僕が行きます」
「うんうん。行ってらっしゃい」
ようやく静かになった調理場を後にした僕は、取り急ぎフロアの全員に事情を説明して教室を飛び出る。
そして、人混みを縫うように駆け抜け、材料を取ってきたのだった。
◇◇◇
そうして走って帰ってきた僕を待っていたのは、受付にいる実奈さんに詰め寄る男性のグループだった。
「ねえ、俺らと遊びに行こうよ。こんな仕事なんて抜け出してさ」
「……」
「あっれ、なんで反応ないのかな? 無視? 無視なん?」
「……」
周りのお客さんは遠巻きに見るだけで、誰かが割って入るような気配もない。
とりあえず僕は反対の入口から教室に入り、持ってきた材料を園崎さんに手渡す。
チラッと横目で確認すれば、花奈さんが調理場の奥で羽交い締めにされていた。
――絶対、飛びだそうとして止められたパターンだ、これ。
他のクラスメイトも困ったみたいにザワついてるし、田淵君は勇気が出ないみたいな感じだ。
僕がそんなことを確認したりしている間に、どうやら実奈さんの方はエスカレートしてたみたいで、男性が実奈さんの腕を取っているのが見えて……無性に腹が立った。
――だから、気付いた時には彼の顔に水をぶちまけていた。
「……は?」
「……あれ?」
男性の驚いたような声で、僕も自分が何をしたのかを理解して、声を漏らした。
「このアマ、なにしやがんだ!?」
「あ、その……とりあえず彼女から手を離してもらっていいですか?」
「ハァ!? なに調子に乗ってくれてんの?」
「いや、別に調子には乗ってないですけど……。実奈さん、嫌がってますし」
僕の言葉に苛立ちが募ったのか、男性は実奈さんの腕を掴んでいた手を離し、握ったそれを振り上げる。
“……あー、殴られるんだろうなぁ”と、なぜか他人事のように思っていた僕に向けて、拳が振り下ろされ――
「ってのは、折角の祭りやのに、ちょいアホくさいやん?」
そんな声が聞こえて、僕の目の前で拳が止められた。
この間の世界樹戦といい、この人達はなんでこうタイミング良く来るんだろう……。
「そう思うなら抑えるのを手伝ってくれないか?」
「面倒やわ。それに、お前ひとりで十分やろ」
「まあ、そうだが……。っと、アキさん、大丈夫だったか?」
「ええ、ありがとうございます。アルさん、それにトーマ君も」
「気にすんなや。面白いもんも見れたしな」
そう言いながら、騒ぎを聞きつけた先生に男性達を引き渡し、トーマ君達は僕らの教室に入ってくる。
そして、ざわつきもあって空いていた椅子に座ると、「とりあえず、オススメはなんなんや?」と笑いかけてきた。
トーマ君の後ろから、まるで人垣が割れるように歩いてきた男性。
それは、肌の色が焼けていないだけで、それ以外はどこからどうみても、僕の初めてのフレンド――アルさんだった。
「や、やぁアキさん。……その、よく似合っていて、可愛いと思うぞ」
「……それ、言われて嬉しいと思います?」
「あ、いや、すまない」
「まぁ、しゃーないわなぁ、アキ。お前どっからどうみてもなぁ……?」
困ったような顔を見せるアルさんとは逆に、トーマ君はニヤニヤと意地悪げな顔をした。
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すると、トーマ君の隣にいたウォンさんが、すこし困ったような顔で「アキ」と、声をかけてきた。
「ちょっと聞きたいんだが、凛と翼を見なかったか?」
「ん? あの2人なら、さっき校門の前で会ったよ? 待ち合わせしてるからーって」
「覚えてんなら、待ち合わせ場所にいろよ……」
「あ、あはは……」
どうやらあの後、あの2人は待ち合わせ場所には行かず、自由に動き回ってるみたいだ。
まだ翼さんが一緒だし、凛さんだけじゃないから安心……かなぁ?
「ま、とりあえず探してみる。合流したら店を覗かせてもらうな」
「あ、はーい。僕ももう少ししたら戻ろうと思うし、タイミングがあえばまた後で」
僕の言葉を皮切りに、それぞれ背中を向けて歩き去る。
しかし遠目から見ても目立つなぁ……。
アルさんは身長の高いイケメンだし、トーマ君は金髪が似合ってるし、ウォンさんは……普通かな?
どちらかといえば、ウォンさんの存在が2人のオーラにかき消されてるような……いやいや、そんなことを思っちゃダメだ!
がんばって、ウォンさん!
「アキちゃん? 急に頭振ってどうしたの?」
「いや、ちょっと酷いことを考えてしまって、頭から削除してただけだよ」
「……? まぁ、いいやー! 次いこー次ー!」
そう言って今度は校舎の中へと入っていく。
文化祭が始まって結構経つからか、廊下にもかなりの人が行き来しており、いつもの学校風景とは全然違う、なんだか不思議な感じがした。
校舎の中では、模擬店の他にも展示をしていたり、クラス劇なんかをやってるところもあるみたいで、宣伝しながら廊下を歩いているだけでも、気になるお店がちらほらと。
でもそっちに気を取られてると、花奈さんを見失うので……。
「アキちゃーん! こっちこっちー!」
「はいはい。あんまり先々行かないでよー?」
「気を付ける!」
って、言ったそばから何かを見つけたのか、バビュンと走り去ってしまう。
まぁ、いいや……彼女のことはとりあえず置いておこう……。
――ひとまず、校舎内を一周したら教室に戻るとしよう。
そう考えて、また僕は機械のように宣伝文句を言いながら歩き出したのだった。
◇◇◇
そんなこんなと、特に問題もなく宣伝を終えた僕は今、教室の中で接客に大忙しだった。
というか、一緒にフロアを担当してくれているメンバーが……花奈さんと実奈さんなわけで……。
色んな意味で、僕が走り回ってる状況だったりする。
「およ? この料理どこだっけー!?」
「それは、あっちの4番テーブル! って、実奈さんお客さん呼んでるよ!?」
「……ん」
「こらこら、そう言いながら裏に逃げようとしないでね?」
どうも僕が外で呼び込みをやってる間に、色々と失敗したみたいで、接客に苦手意識が出てしまったらしい。
……まぁ、仕方ないか。
「じゃあ、僕が行ってくるから、実奈さんは受付とお会計の方お願いしてもいいかな?」
「ん。大丈夫」
「じゃあ、よろしくね」
僕は彼女が受付の子と入れ替わるのを見つつ、呼ばれていたテーブルへと走る。
注文を聞いたあと、それを調理の方に伝えるため、カーテンで仕切られてる一角へと向かい……調理チームの長、園崎さんに捕まった。
「宮古くーん! 助けてえぇ!」
「うぇ!? 何があったんですか?」
「材料が、足りない……!」
「家庭科室の冷蔵庫の分が無くなったんですか!?」
あまりに深刻そうな顔をしてそう言った園崎さんに、僕も驚きつつ最悪のパターンで聞いてみる。
しかし、さすがにそこまでではなかったみたいで、園崎さんいわく「いや、家庭科室にはあるんだけど、こっちにない」ということらしい。
「それなら、誰かに取りに行ってもらえば良いじゃないですか」
「いやー、そうなんだけど、今ほら大盛況じゃん? 誰も抜けられないんだ」
「なるほど。それで助けて、と……」
しかし、助けてと言われても、フロアはフロアで大変なんだよね……。
でも、調理チーム以外の人じゃ材料自体が分かんないかも知れないし、行くなら調理チーム……。
戦力的には――
「実奈さんに行ってもらおうか」
「ああ、そうだね。槍剣さんなら材料も分かるだろうし」
「うん。僕もそう思って」
「じゃあ、頼んでおいて!」
その言葉に頷いて、“よし、話は終わった!”と思っていた僕の耳元に、園崎さんは口を近づけて、「――でも、いいの?」と囁く。
その言葉の意味が分からず、首を傾げた僕に、彼女は大きく溜息を吐いてから、「いやー、今日の双子は可愛いよねぇ」と少し大きな声で言った。
すると、すぐ傍で調理していた子が「わかりますー!」と反応し、その子以外の子もみんな同意するような言葉を……。
そんな中、列整理なんかの仕事をしていた田淵君が現れ、口を開いた。
「俺、実奈さんに、自由時間一緒に見て回らないかって誘ったんだけどさ……。断られたんだよな……」
「そ、そっか。どんまい……」
「だからよ、宮古……! どうせ相手がお前なのは分かってるから、頼む、俺たちには見えないところで、いちゃついてくれ!」
「え、えぇぇ……」
ガシッと肩を掴まれ、血走ったような目で僕を貫く田淵君。
そんな彼の姿が怖くて、僕は困惑しつつも「わ、分かったよ」と答えることしか出来なかった。
「って、感じなんだけど、宮古君。ホントに槍剣さんに行ってもらう?」
「……僕が行きます」
「うんうん。行ってらっしゃい」
ようやく静かになった調理場を後にした僕は、取り急ぎフロアの全員に事情を説明して教室を飛び出る。
そして、人混みを縫うように駆け抜け、材料を取ってきたのだった。
◇◇◇
そうして走って帰ってきた僕を待っていたのは、受付にいる実奈さんに詰め寄る男性のグループだった。
「ねえ、俺らと遊びに行こうよ。こんな仕事なんて抜け出してさ」
「……」
「あっれ、なんで反応ないのかな? 無視? 無視なん?」
「……」
周りのお客さんは遠巻きに見るだけで、誰かが割って入るような気配もない。
とりあえず僕は反対の入口から教室に入り、持ってきた材料を園崎さんに手渡す。
チラッと横目で確認すれば、花奈さんが調理場の奥で羽交い締めにされていた。
――絶対、飛びだそうとして止められたパターンだ、これ。
他のクラスメイトも困ったみたいにザワついてるし、田淵君は勇気が出ないみたいな感じだ。
僕がそんなことを確認したりしている間に、どうやら実奈さんの方はエスカレートしてたみたいで、男性が実奈さんの腕を取っているのが見えて……無性に腹が立った。
――だから、気付いた時には彼の顔に水をぶちまけていた。
「……は?」
「……あれ?」
男性の驚いたような声で、僕も自分が何をしたのかを理解して、声を漏らした。
「このアマ、なにしやがんだ!?」
「あ、その……とりあえず彼女から手を離してもらっていいですか?」
「ハァ!? なに調子に乗ってくれてんの?」
「いや、別に調子には乗ってないですけど……。実奈さん、嫌がってますし」
僕の言葉に苛立ちが募ったのか、男性は実奈さんの腕を掴んでいた手を離し、握ったそれを振り上げる。
“……あー、殴られるんだろうなぁ”と、なぜか他人事のように思っていた僕に向けて、拳が振り下ろされ――
「ってのは、折角の祭りやのに、ちょいアホくさいやん?」
そんな声が聞こえて、僕の目の前で拳が止められた。
この間の世界樹戦といい、この人達はなんでこうタイミング良く来るんだろう……。
「そう思うなら抑えるのを手伝ってくれないか?」
「面倒やわ。それに、お前ひとりで十分やろ」
「まあ、そうだが……。っと、アキさん、大丈夫だったか?」
「ええ、ありがとうございます。アルさん、それにトーマ君も」
「気にすんなや。面白いもんも見れたしな」
そう言いながら、騒ぎを聞きつけた先生に男性達を引き渡し、トーマ君達は僕らの教室に入ってくる。
そして、ざわつきもあって空いていた椅子に座ると、「とりあえず、オススメはなんなんや?」と笑いかけてきた。
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