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第1章 新しい世界と出会い
第66話 蛇
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降り続く雨の中、不安からか走っている時のように高鳴る鼓動を、ゆっくりと息を吐き落ち着ける。
焦るな……焦りや恐怖は、見えているはずのものも見えなくさせるかもしれない……。
トーマ君は蛇1匹だって言ってた。
それに重なり合って、とも言ってた……。
「それって要は、木の上や落ち葉の下から来る可能性もあるってことだよね」
そもそも大きさも分からないし、速度もわからない以上、僕がまずやらないといけないことは……相手の場所を先んじて知ること、だろう。
蜘蛛があの大きさだ。
もしかすると、蛇は……僕くらいなら丸呑みにできるサイズかもしれない。
「僕ひとりで大丈夫だろうか……って、ダメだ!」
未知の敵に不安になる心を、頭を振って切り替える。
そうしてまた一歩踏み出せば、濡れた葉がシャク……と音を立てた。
「アキ様、大丈夫です。私も一緒ですから」
「シルフ……」
思わず握りしめていた右手を、柔らかな風が包み込む。
そうだ、ひとりじゃない……ひとりじゃないんだ。
何度落ち着けても逸る心臓に左手を重ね、わざとらしいほどに大きく息を吸って、大きく吐く。
降り続ける雨の少し冷たい空気が身体を冷ましてくれる。
――よし!
「シルフ。辺り一帯に風を飛ばせる?」
「はい! お任せください!」
場所を探す、そのために出来る事を考えた結果が、これだ。
トーマ君がどうやって気配を知っているのかはわからないけれど、見えない場所ってことは、目を使った方法じゃないと思う。
あそこまでの精度は無理だけど……僕にも出来るのは――。
「いきます!」
シルフの声と共に強風が吹き荒れる。
僕を中心にしたその風は、葉擦れの音を響かせながら、周囲へと広がっていく。
――その中のある方向だけ、葉擦れの音が違った。
「……ッ!」
木槌を取り出し……地面を強く踏みしめ、その方向へと一気に駆け出す。
正確な距離は分からないけれど、大体の位置は分かる。
そう思って右手の木槌を振りかぶれば、先手必勝と言わんばかりに、前方の枝から蛇が飛び掛かってきた。
「フッ!」
予想よりも早い動きに、振りかぶった右手が追いつかない!
しかし、それを察知してか、シルフが蛇へと風をぶつけ、さらに右手へと追い風を起こす。
結果、木槌は蛇の頭を打ち抜き、鈍く激しい音を鳴らした。
だが……当の相手はまるでダメージが無いみたいに、一度首を戻し、またしても伸ばしてくる。
「っと!」
その攻撃を半身になって避けた僕は、ひとまず木の裏へと身を隠す。
あまりにも……予想外だ。
攻撃が通らないほどに硬いというよりも……むしろ柔らかくて衝撃を吸収されたのかもしれない。
蛇の大きさ自体は、ある意味予想通り。
顔の部分が蜘蛛と同じくらい……つまり、子供の顔と同じくらいのサイズだ。
その後ろに胴体があることを考えれば、僕くらいなら丸呑みにできるかもしれない。
「さて、どうするかな……」
木を盾に退がりつつ、ある程度動き回れる場所へと誘い込む。
森の中といえど、木の生え方はまばらだ。
だからこそ、ぽっかりと空いている場所もあったりするし、木が近くにないなら、蛇の動きも地上を這うだけになる。
「やれることを色々試してみるしかない、か」
退がり続けていた僕が立ち止まった事に気付いたのか、追いかけながら攻撃を仕掛けてきていた蛇も、その攻撃を一旦止める。
まるで、お互いの間合いをはかってるみたいだ。
けれど、今優勢なのは……蛇の方だろう。
攻めあぐねている僕と違い、蛇は噛みつく事が出来れば、それだけで大ダメージを生めるんだから。
目を逸らさないように集中しながら、ウエストポーチを弄り[回復錠]を取り出す。
それを水もなしに飲み込んでから、腰を落とせば……焦れったくなったのか、蛇が動き出した。
「ハッ!」
身を縮め、一気に飛び込んできた蛇へ、アッパー気味に木槌を叩き込む。
そして浮いた体へと、すぐさまダガーを突き刺した。
しかし、硬質な音を響かせながら、そのダガーは弾かれる。
どうやら鱗は……非常に硬いみたいだ。
「せめてどこか柔らかい所に刺せたら……!」
蛇だとすると、腹や口の中、目なんかがそうなんだろうか?
口の中や目は狙いにくいだろうし、狙えるとしたら……腹かな。
「シルフ!」
飛び込んで来る蛇に合わせ、正面から風をぶつけてもらう。
そうすることで勢いが削がれ、僕が攻める隙が生まれる!
一歩前へ踏み出して、力の限り顎を叩き上げれば、蛇はその白い腹を僕の眼前へと晒した。
「ここだっ!」
さらに踏み込み、左手のダガーをまっすぐに突き刺す。
ついさっきは弾かれたダガーも、今回は抵抗少なく、ズブリと奥へ刺さった。
「よし!」
思わずガッツポーズをしてしまいそうになる気持ちを抑えつつ、弾かれるように蛇から距離を取る。
もちろん同時にダガーを抜くことも忘れてはいない。
これを繰り返せば、倒せる!
だが、見えてきた勝機に、気が緩んでいたのかもしれない。
まったく……蜘蛛の時も、気の緩みが危機を招いたのに。
ぬかるんだ地面、濡れた落ち葉……それらの条件が重なって、僕の足が取られる。
ズルリと音がした気がして、一瞬の後に僕は地面へと叩きつけられていた。
「あっ」
その隙を見逃すわけもなく、蛇は一気に距離を詰め、僕へと飛び掛かってきた。
「させるか……!」
飛び込んで来る口に向け、片膝立ちになりながらも、ダガーを持ったままの左腕を突き出せば、直後走る激痛に、おもわず顔が歪む。
しかし僕は、歯を食いしばりながらも、左腕を力一杯に地面へと叩きつけた。
「まだ、逃がさない! シルフ!」
身をよじり、逃げようとする蛇へ、風の力をもって地面へ縫い付ける。
そんな蛇の目に、僕は木槌を手放し、取り出したノミを突き立てた。
「――ッ!」
大ダメージが入ったのか、蛇の口から鳴き声のような音が漏れた。
しかしまだ諦めてはいないみたいに、左腕へかかる力が強くなった気がする。
このままじゃ噛みちぎられる!
「なら!」
突き刺したノミから手を放し、木槌へと再度手を伸ばす。
そして、それを大きく振りかぶり……ノミへと一気に振り下ろした。
「ぐ……ッ!」
振り下ろしたダメージが、僕の左腕にもダイレクトに伝わる。
しかし、激痛が走ったのは一度だけ……振り下ろしたその一撃で、蛇のHPを削りきったからだ。
「勝て、た……」
溶けるように消えていく蛇の姿に、思わず尻餅をついてしまう。
雨に濡れる左手に痛みが走り……なぜか急に、涙が零れた。
焦るな……焦りや恐怖は、見えているはずのものも見えなくさせるかもしれない……。
トーマ君は蛇1匹だって言ってた。
それに重なり合って、とも言ってた……。
「それって要は、木の上や落ち葉の下から来る可能性もあるってことだよね」
そもそも大きさも分からないし、速度もわからない以上、僕がまずやらないといけないことは……相手の場所を先んじて知ること、だろう。
蜘蛛があの大きさだ。
もしかすると、蛇は……僕くらいなら丸呑みにできるサイズかもしれない。
「僕ひとりで大丈夫だろうか……って、ダメだ!」
未知の敵に不安になる心を、頭を振って切り替える。
そうしてまた一歩踏み出せば、濡れた葉がシャク……と音を立てた。
「アキ様、大丈夫です。私も一緒ですから」
「シルフ……」
思わず握りしめていた右手を、柔らかな風が包み込む。
そうだ、ひとりじゃない……ひとりじゃないんだ。
何度落ち着けても逸る心臓に左手を重ね、わざとらしいほどに大きく息を吸って、大きく吐く。
降り続ける雨の少し冷たい空気が身体を冷ましてくれる。
――よし!
「シルフ。辺り一帯に風を飛ばせる?」
「はい! お任せください!」
場所を探す、そのために出来る事を考えた結果が、これだ。
トーマ君がどうやって気配を知っているのかはわからないけれど、見えない場所ってことは、目を使った方法じゃないと思う。
あそこまでの精度は無理だけど……僕にも出来るのは――。
「いきます!」
シルフの声と共に強風が吹き荒れる。
僕を中心にしたその風は、葉擦れの音を響かせながら、周囲へと広がっていく。
――その中のある方向だけ、葉擦れの音が違った。
「……ッ!」
木槌を取り出し……地面を強く踏みしめ、その方向へと一気に駆け出す。
正確な距離は分からないけれど、大体の位置は分かる。
そう思って右手の木槌を振りかぶれば、先手必勝と言わんばかりに、前方の枝から蛇が飛び掛かってきた。
「フッ!」
予想よりも早い動きに、振りかぶった右手が追いつかない!
しかし、それを察知してか、シルフが蛇へと風をぶつけ、さらに右手へと追い風を起こす。
結果、木槌は蛇の頭を打ち抜き、鈍く激しい音を鳴らした。
だが……当の相手はまるでダメージが無いみたいに、一度首を戻し、またしても伸ばしてくる。
「っと!」
その攻撃を半身になって避けた僕は、ひとまず木の裏へと身を隠す。
あまりにも……予想外だ。
攻撃が通らないほどに硬いというよりも……むしろ柔らかくて衝撃を吸収されたのかもしれない。
蛇の大きさ自体は、ある意味予想通り。
顔の部分が蜘蛛と同じくらい……つまり、子供の顔と同じくらいのサイズだ。
その後ろに胴体があることを考えれば、僕くらいなら丸呑みにできるかもしれない。
「さて、どうするかな……」
木を盾に退がりつつ、ある程度動き回れる場所へと誘い込む。
森の中といえど、木の生え方はまばらだ。
だからこそ、ぽっかりと空いている場所もあったりするし、木が近くにないなら、蛇の動きも地上を這うだけになる。
「やれることを色々試してみるしかない、か」
退がり続けていた僕が立ち止まった事に気付いたのか、追いかけながら攻撃を仕掛けてきていた蛇も、その攻撃を一旦止める。
まるで、お互いの間合いをはかってるみたいだ。
けれど、今優勢なのは……蛇の方だろう。
攻めあぐねている僕と違い、蛇は噛みつく事が出来れば、それだけで大ダメージを生めるんだから。
目を逸らさないように集中しながら、ウエストポーチを弄り[回復錠]を取り出す。
それを水もなしに飲み込んでから、腰を落とせば……焦れったくなったのか、蛇が動き出した。
「ハッ!」
身を縮め、一気に飛び込んできた蛇へ、アッパー気味に木槌を叩き込む。
そして浮いた体へと、すぐさまダガーを突き刺した。
しかし、硬質な音を響かせながら、そのダガーは弾かれる。
どうやら鱗は……非常に硬いみたいだ。
「せめてどこか柔らかい所に刺せたら……!」
蛇だとすると、腹や口の中、目なんかがそうなんだろうか?
口の中や目は狙いにくいだろうし、狙えるとしたら……腹かな。
「シルフ!」
飛び込んで来る蛇に合わせ、正面から風をぶつけてもらう。
そうすることで勢いが削がれ、僕が攻める隙が生まれる!
一歩前へ踏み出して、力の限り顎を叩き上げれば、蛇はその白い腹を僕の眼前へと晒した。
「ここだっ!」
さらに踏み込み、左手のダガーをまっすぐに突き刺す。
ついさっきは弾かれたダガーも、今回は抵抗少なく、ズブリと奥へ刺さった。
「よし!」
思わずガッツポーズをしてしまいそうになる気持ちを抑えつつ、弾かれるように蛇から距離を取る。
もちろん同時にダガーを抜くことも忘れてはいない。
これを繰り返せば、倒せる!
だが、見えてきた勝機に、気が緩んでいたのかもしれない。
まったく……蜘蛛の時も、気の緩みが危機を招いたのに。
ぬかるんだ地面、濡れた落ち葉……それらの条件が重なって、僕の足が取られる。
ズルリと音がした気がして、一瞬の後に僕は地面へと叩きつけられていた。
「あっ」
その隙を見逃すわけもなく、蛇は一気に距離を詰め、僕へと飛び掛かってきた。
「させるか……!」
飛び込んで来る口に向け、片膝立ちになりながらも、ダガーを持ったままの左腕を突き出せば、直後走る激痛に、おもわず顔が歪む。
しかし僕は、歯を食いしばりながらも、左腕を力一杯に地面へと叩きつけた。
「まだ、逃がさない! シルフ!」
身をよじり、逃げようとする蛇へ、風の力をもって地面へ縫い付ける。
そんな蛇の目に、僕は木槌を手放し、取り出したノミを突き立てた。
「――ッ!」
大ダメージが入ったのか、蛇の口から鳴き声のような音が漏れた。
しかしまだ諦めてはいないみたいに、左腕へかかる力が強くなった気がする。
このままじゃ噛みちぎられる!
「なら!」
突き刺したノミから手を放し、木槌へと再度手を伸ばす。
そして、それを大きく振りかぶり……ノミへと一気に振り下ろした。
「ぐ……ッ!」
振り下ろしたダメージが、僕の左腕にもダイレクトに伝わる。
しかし、激痛が走ったのは一度だけ……振り下ろしたその一撃で、蛇のHPを削りきったからだ。
「勝て、た……」
溶けるように消えていく蛇の姿に、思わず尻餅をついてしまう。
雨に濡れる左手に痛みが走り……なぜか急に、涙が零れた。
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