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ふたりの約束
ふたりの約束 5
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「はぁ……は……ン……」
肩を上下させながらも、まだ足りないとばかりに唇を貪る。
両手は互いの指を絡め合い、互いに自由を奪う。
先程あれだけの快楽を受けておきながら、あさましい身体は大助をうずめたいと懇願する。
さらなる刺激に期待して、自然と膝を折った足が広がるのを、大助も見逃していなかった。
「民人くん、今日はほんとに素直だね」
先程の跡を指で伝い、絡め取る。
「言わないで、恥ずかしい」
「素直な民人くんも好きだよ」
期待でひくつくそこに、大助の指が埋められる。
「んぁ……」
僕よりも僕の好いところを知り尽くした大助は、早速敏感なところを探り当て、刺激してくる。
ある1点をコリコリと刺激されると、体中に電撃が走ったみたいな感覚に陥った。
「ああっ……そこ、へんになるっ……」
思わずソファの布地を握りしめ、大きくのけぞった。
僕の中に埋まった2本の指が、出たり入ったりするたびに、ゴツゴツした関節が引っかかるのもまた、たまらない。
「はぁっ、あ、ゃ、ふ、……んっ」
「民人くんの声、エロい、聞いてるだけでイキそう」
そういう彼の自身を見やると、言葉とおり、硬さを取り戻していた。
今、あれで貫かれたら。
期待と同時に、僕の中で暴れる指が増やされていく。
2本の指で弱いところを攻められ、先程とは違う快楽に、ただ口を開けて声を漏らすしかできない。
「あっ……あぁ、んぁ……」
今、足とかもだらしなく開いてるし、きっとはしたない格好してるんだろうなあ。
そんな僕のことを、ギラギラとした表情で大助が見つめているのがぼんやりと見えた。
「そんな、見ないでぇ……」
「ごめん、でも、見ないともったいないくらいエッチな顔してるから」
俺しか知らない、顔だね。
そう、耳元で囁かれる。
「や、あっ、だめ……イくっ……」
その言葉に、少しの罪悪感でチクリと胸が痛む。
でも、この身体は快楽に正直に、再び絶頂へと上り詰めた。
「あっ……はあっ……だめ、おかしく、なる……」
「民人くん、後ろでイくの、上手になったね」
そう言って愛おしそうに、僕の唇をついばむ。
「言わな……で……」
「苦しかったら言ってね」
絶頂間もなく、ぱくぱくと質量を欲しがるそこに、大助の昂りがあてがわれる。
彼の固くなったそれが、僕の中に少しずつめり込んでいく。
「うぅっ……ふっ……」
その圧迫感に声が漏れるが、指より奥に突き進むそれに対する期待が勝る。
「もっと、奥……」
「くっ……今、締まった……」
期待にひくつくそこが、大助のそれを締め付けたみたいで、大助は快楽に眉をしかめた。
ずっと欲しかったそれが、すっぽりと自分の中に収まった。
しばらく、そのままで時が流れる。
「民人くん、体勢キツくない?」
大助の気遣いに、今更ながら気づく。
普段とは違ってベッドで行為に及んでいるので、少し窮屈さはあった。
とくに、足のやり場が。
「足……どこにおいたら……」
「ああ……うーん」
そう言って、僕の足を見やる。
それから、おもむろに両足を担いで、大助の肩に載せた。
ソファのへりに僕の腰があたって、ちょうど持ち上がる形で固定される。
「これでどう?」
「どうって……これ……」
不敵な笑みを浮かべた大助は、わかっているのだろう。
大助と僕がつながっているところが、僕からも見える。
「ベッドじゃこんなことできないから。しっかり見ててね」
そう言って、僕の承諾も受けずに、大助は動き始める。
「いや、あっ……は、あ、っこれ、はずかし……」
「ハァッ、俺は、いっつも、……ッ……見てるけど?」
大助の太いそれを飲み込む自身の体をいざ見ると、恥ずかしくて仕方ない。
こんな大きいものをすんなりと。
「ん、ふぁっ……あ、はぁっ……」
でも、その羞恥は長くは続かず、あっというまに快楽に呑み込まれる。
「民人くんも、見て、俺と、民人くんが、つながってるところ」
大助の動きが少しずつ早くなり、目の焦点が合わなくなってくる。
「は、ぁ、あっ……」
快楽でよじれる僕の身体を離すまいと、僕の腰を掴んで引き寄せる。
それによって、より奥まで、大助のそれが突き刺さる。
「今、俺たち、つながってるよ」
「あっ、ぁあっ……大助、そこ、好き……」
「……~~~!」
何も考えられなくなってきて、もう、思ったことが全部、口に出る。
大助はうっとりと赤面して、僕が好いといったところを、ガツガツと攻める。
「はぁんっ、あ、はっ……あん……」
「あっ……はぁ、みんと、くん、すき……」
「だいすけ、ぇ……あ、はぁっ……」
息も絶え絶えに、互いを呼びながら求め合う。
何度も唇を貪り、互いに首に、肩に、跡を残しながら、行為を続ける。
明日朝早いかもとか、こんなところに跡残したらとか、そんな事もう考える余裕もなく、ただただ愛し合う。
「民人くん、やば、今日、おれ、……」
彼にもいつもの余裕が見られず、二人であっという間に、頂へと上り詰める。
「あっ、だいすけ、ぼくも、も、だめ……」
確かにいつもよりペースも早く、彼を捉える感覚が強くなる。
「ふ、あ、はぁっ……う、アッ……くっ……!」
彼のピストンが早くなり、そして、僕の一番奥で爆ぜる。
「あ、あっ、アっ……!」
その生暖かい感覚をトリガーに、僕自身も上り詰めた。
かぱかぱと痙攣する僕の腸壁が、大助の愛を搾り取るように刺激する。
「はぁ……ん……」
軽い口吻を交わして、余韻に浸った跡で、彼が僕からズルリと引き抜かれた。
脱げかけの服が鬱陶しくて、思わず、全て脱ぎ捨てる。
今日は、なんだかまだまだ足りないや。
そう思って大助を見やると、彼もまた、まだまだ僕を欲しがっているような表情をしていた。
「民人くん、普通ここで脱ぐ?」
「だって……邪魔じゃない?」
そう答えると、満足そうに笑ってから、僕を抱きかかえた。
「流石にここはもうきついでしょ。ベッド行こ」
肩を上下させながらも、まだ足りないとばかりに唇を貪る。
両手は互いの指を絡め合い、互いに自由を奪う。
先程あれだけの快楽を受けておきながら、あさましい身体は大助をうずめたいと懇願する。
さらなる刺激に期待して、自然と膝を折った足が広がるのを、大助も見逃していなかった。
「民人くん、今日はほんとに素直だね」
先程の跡を指で伝い、絡め取る。
「言わないで、恥ずかしい」
「素直な民人くんも好きだよ」
期待でひくつくそこに、大助の指が埋められる。
「んぁ……」
僕よりも僕の好いところを知り尽くした大助は、早速敏感なところを探り当て、刺激してくる。
ある1点をコリコリと刺激されると、体中に電撃が走ったみたいな感覚に陥った。
「ああっ……そこ、へんになるっ……」
思わずソファの布地を握りしめ、大きくのけぞった。
僕の中に埋まった2本の指が、出たり入ったりするたびに、ゴツゴツした関節が引っかかるのもまた、たまらない。
「はぁっ、あ、ゃ、ふ、……んっ」
「民人くんの声、エロい、聞いてるだけでイキそう」
そういう彼の自身を見やると、言葉とおり、硬さを取り戻していた。
今、あれで貫かれたら。
期待と同時に、僕の中で暴れる指が増やされていく。
2本の指で弱いところを攻められ、先程とは違う快楽に、ただ口を開けて声を漏らすしかできない。
「あっ……あぁ、んぁ……」
今、足とかもだらしなく開いてるし、きっとはしたない格好してるんだろうなあ。
そんな僕のことを、ギラギラとした表情で大助が見つめているのがぼんやりと見えた。
「そんな、見ないでぇ……」
「ごめん、でも、見ないともったいないくらいエッチな顔してるから」
俺しか知らない、顔だね。
そう、耳元で囁かれる。
「や、あっ、だめ……イくっ……」
その言葉に、少しの罪悪感でチクリと胸が痛む。
でも、この身体は快楽に正直に、再び絶頂へと上り詰めた。
「あっ……はあっ……だめ、おかしく、なる……」
「民人くん、後ろでイくの、上手になったね」
そう言って愛おしそうに、僕の唇をついばむ。
「言わな……で……」
「苦しかったら言ってね」
絶頂間もなく、ぱくぱくと質量を欲しがるそこに、大助の昂りがあてがわれる。
彼の固くなったそれが、僕の中に少しずつめり込んでいく。
「うぅっ……ふっ……」
その圧迫感に声が漏れるが、指より奥に突き進むそれに対する期待が勝る。
「もっと、奥……」
「くっ……今、締まった……」
期待にひくつくそこが、大助のそれを締め付けたみたいで、大助は快楽に眉をしかめた。
ずっと欲しかったそれが、すっぽりと自分の中に収まった。
しばらく、そのままで時が流れる。
「民人くん、体勢キツくない?」
大助の気遣いに、今更ながら気づく。
普段とは違ってベッドで行為に及んでいるので、少し窮屈さはあった。
とくに、足のやり場が。
「足……どこにおいたら……」
「ああ……うーん」
そう言って、僕の足を見やる。
それから、おもむろに両足を担いで、大助の肩に載せた。
ソファのへりに僕の腰があたって、ちょうど持ち上がる形で固定される。
「これでどう?」
「どうって……これ……」
不敵な笑みを浮かべた大助は、わかっているのだろう。
大助と僕がつながっているところが、僕からも見える。
「ベッドじゃこんなことできないから。しっかり見ててね」
そう言って、僕の承諾も受けずに、大助は動き始める。
「いや、あっ……は、あ、っこれ、はずかし……」
「ハァッ、俺は、いっつも、……ッ……見てるけど?」
大助の太いそれを飲み込む自身の体をいざ見ると、恥ずかしくて仕方ない。
こんな大きいものをすんなりと。
「ん、ふぁっ……あ、はぁっ……」
でも、その羞恥は長くは続かず、あっというまに快楽に呑み込まれる。
「民人くんも、見て、俺と、民人くんが、つながってるところ」
大助の動きが少しずつ早くなり、目の焦点が合わなくなってくる。
「は、ぁ、あっ……」
快楽でよじれる僕の身体を離すまいと、僕の腰を掴んで引き寄せる。
それによって、より奥まで、大助のそれが突き刺さる。
「今、俺たち、つながってるよ」
「あっ、ぁあっ……大助、そこ、好き……」
「……~~~!」
何も考えられなくなってきて、もう、思ったことが全部、口に出る。
大助はうっとりと赤面して、僕が好いといったところを、ガツガツと攻める。
「はぁんっ、あ、はっ……あん……」
「あっ……はぁ、みんと、くん、すき……」
「だいすけ、ぇ……あ、はぁっ……」
息も絶え絶えに、互いを呼びながら求め合う。
何度も唇を貪り、互いに首に、肩に、跡を残しながら、行為を続ける。
明日朝早いかもとか、こんなところに跡残したらとか、そんな事もう考える余裕もなく、ただただ愛し合う。
「民人くん、やば、今日、おれ、……」
彼にもいつもの余裕が見られず、二人であっという間に、頂へと上り詰める。
「あっ、だいすけ、ぼくも、も、だめ……」
確かにいつもよりペースも早く、彼を捉える感覚が強くなる。
「ふ、あ、はぁっ……う、アッ……くっ……!」
彼のピストンが早くなり、そして、僕の一番奥で爆ぜる。
「あ、あっ、アっ……!」
その生暖かい感覚をトリガーに、僕自身も上り詰めた。
かぱかぱと痙攣する僕の腸壁が、大助の愛を搾り取るように刺激する。
「はぁ……ん……」
軽い口吻を交わして、余韻に浸った跡で、彼が僕からズルリと引き抜かれた。
脱げかけの服が鬱陶しくて、思わず、全て脱ぎ捨てる。
今日は、なんだかまだまだ足りないや。
そう思って大助を見やると、彼もまた、まだまだ僕を欲しがっているような表情をしていた。
「民人くん、普通ここで脱ぐ?」
「だって……邪魔じゃない?」
そう答えると、満足そうに笑ってから、僕を抱きかかえた。
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