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第68話 新たな家族
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コウは剣歯虎《サーベルタイガー》という魔獣を助けて食事を与え、野に放ったのだが、それからコウの下に戻ってくる事はなかった。
まあ、助けたとはいえ、相手は野生の魔獣である。
鶴の恩返しのような展開も期待していなかったコウは、忘れる事にした。
ダンカン達からも剣歯虎は獰猛な魔獣だから、野生のものがなつく事はないだろうという風に指摘されていた事もあったからである。
そんな四日後の朝。
コウとララノアが目覚め、お風呂場で歯磨きをしていると、裏庭で物音がした。
「「?」」
コウとララノアは視線を交わし口を漱ぐと二人で裏庭に出て、音の元を確認する。
そこには魔獣である大きな灰色熊が、喉を引き裂かれて絶命した状態で倒れていた。
よく見ると、森の方から引きずってきた跡があったから、誰かが運んできたのは明らかだ。
「まだ、血が新しい……。狩られたばかりみたいだけど、誰が……」
コウは首を傾げる。
「もしかして、あの剣歯虎じゃないかしら?」
ララノアがそう予想を立てる。
「さすがにそれは……どうだろう? あの剣歯虎も野生だから自分が捕食する分以外狩らないと思うのだけど?」
「でも、猫も自分が狩った鼠なんかを飼い主に差し出す習性があるじゃない」
「確かに、言われてみればそうか……。でも、剣歯虎ってそんな事するの?」
「それはわからないけど……」
ララノアもコウのもっともな疑問には答えられないのであったが、二人としてはそれが一番しっくりくるという事で納得し、その獲物はダンカン達にもお裾分けして美味しく頂くのであったが、内臓部分はあえて、庭にお皿を置いてそこに放置しておいた。
他の魔獣が集まってくる可能性もあるが、コウとララノアはあの助けた剣歯虎が食べるのではないかと思ったのだ。
案の定、翌日の朝、お皿に盛ってあった内臓部分は綺麗になくなっていた。
そして、その代わりとばかりに、今度は大きな一角ウサギが三羽、前回と同じく喉を切り裂かれた状態でお皿の横に置いてあったのである。
「一度だけでなく、二度目……か。──これも頂いて良いのかな?」
コウは一度ならず、二度も獲物を置いていく律儀な剣歯虎の行動に困惑した。
「内臓のお礼かしら? でも、元々剣歯虎が狩った獲物の内臓なんだから、気にしなくてもいいのにね」
ララノアもさすがにこれは申し訳なくなって苦笑する。
二人は早速、この血抜きがされた一角ウサギも捌いて肉にすると内臓はいつもの通りお皿に盛って裏庭に置いておく事にした。
すると翌日には、また、その内臓が綺麗になくなり、また、狩られた新鮮な獲物が置いていかれる。
これが何度も繰り返された。
だが、ある時、獲物が取れなかったのか、内臓が無くなっても何もない事もあったのだが、コウとララノアにしたら、これまでがありがた過ぎるくらいだったので、感謝こそすれ残念がる事はない。
それに初日の灰色熊が大きすぎたので髭なしグループだけで、食べるのも無理な量だったから、それだけで剣歯虎を助けたお礼としては十分であったのだ。
それでもちょっとした習慣になっていた二人は、庭にお皿を置くと肉屋からタダ同然で譲ってもらった内臓を盛っておいた。
剣歯虎が楽しみに裏庭にやってくるかもしれないと想像したのだ。
案の定、裏庭の内臓はいつも通り綺麗になくなっていた。
しっかり、食べてくれているようだ。
また、獲物は置いていなかったが、二人は餌を食べてくれたというそれだけで満足なのであった。
それから一週間後の朝。
いつも通り、二人は裏庭を確認しに行った。
お皿の餌は綺麗になくっていて、剣歯虎が元気なのがわかって安堵する。
「今日も良い日になりそうね」
最近では剣歯虎が訪れているかどうかで、一日を占うようになってきたララノアが、そう告げる。
「はははっ。そうだね」
コウもそう頷いていると、遠目に森から魔獣が一頭飛び出してくるのが見えた。
多分、あれは突撃大猪だろう。
敵の大小にかかわらず、突撃して吹き飛ばす狂暴な魔獣だ。
コウの自宅からは少し離れているが、それくらいは視認できる。
それを追ってさらに別の魔獣が現れた。
「あ、あの剣歯虎だ!」
コウが見覚えがある白色に青い虎柄の魔獣にすぐ気づいた。
普通は突撃大猪が相手に突撃を繰り返し、追い掛け回すはずなのだが、この日は剣歯虎から逃げる為に全速力で駆けている。
とても珍しい光景だが、それだけ剣歯虎が敵として怖い存在という事だろう。
剣歯虎は空を飛ぶように一歩一歩が大きな跳躍で突撃大猪に追いつき並走すると、その剣のような大きな牙で喉元に噛みつく。
その一撃で喉を切り裂かれた突撃大猪は走っていた勢いのまま地面に転げて絶命するのであった。
剣歯虎は獲物の命が途切れたのを確認すると、力強く喉元に噛みつき直して、その巨体を平然と引きづってこちらにやってくる。
コウとララノアがその姿に呆然としているのだが、剣歯虎はそのコウ達の姿に気づくと、大きな獲物を引きずっているとは思えない軽やかさで嬉しそうに走ってくるのであった。
剣歯虎は久しぶりに会えたコウに尻尾を振って突撃大猪目の前に置いて誇らしそうだ。
どうやら、しばらく獲物が取れなかったから、大物を探していたようでもある。
「……これも僕達に?」
コウは十分すぎるお礼を貰っていると思ったから、剣歯虎に念の為確認した。
「ニャウ!」
剣歯虎は当然とばかりにかわいい鳴き声で返事をする。
「えっと……。最初の灰色熊だけでもお礼としては十分すぎるから、これからは自分の為に狩りをしていいんだよ?」
コウは剣歯虎がこちらの言葉を理解できると思って、説明した。
すると、剣歯虎は軽く首を傾げる。
それは理解できないらしい。
「ここに置く餌はいつでも食べていいけど、ここに縛られず、自由に狩りをしていいって事だよ」
コウはまた、剣歯虎目をみてそう告げる。
剣歯虎はじっとコウの目を見ていたが、
「ニャウ……」
と寂しそうに応じた。
「もしかして、この子……。すでにコウの事をご主人様だと思っているんじゃないかしら?」
ララノアが二人の様子を見てそう指摘した。
「え、そうなのかな? でも、野生の剣歯虎だよ? 懐いてくれている感じはするけど……。──君、うちの家族になる?」
コウはララノアの言葉にまだ、疑問が残ったが、念の為、剣歯虎に確認する。
「ニャウ!」
剣歯虎は本当に言葉を理解しているのか、コウの質問に即答で嬉しそうに鳴いた。
「……本当にわかっているのかな? それじゃあ、君の名前は……、ベルだ。それでいい?」
コウはトントン拍子に話が進むので、この剣歯虎も適当に鳴いているように思えてきて、名づけもしてみた。
すると剣歯虎は大喜びしている事を表現するように、その場でジャンプして着地すると、コウの頬を舐めてその足元に座り込む。
どうやら飼い主と認めているようだ。
「……本当にこの子、ベルは言葉を理解しているのね! これからよろしくね、ベル!」
ララノアはモフモフの毛並みを持つベルに抱きつくと気持ち良さそうに撫でる。
ベルもそれが嬉しそうに「ニャウ!」と返事すると、ゴロゴロと喉を鳴らすのであった。
まあ、助けたとはいえ、相手は野生の魔獣である。
鶴の恩返しのような展開も期待していなかったコウは、忘れる事にした。
ダンカン達からも剣歯虎は獰猛な魔獣だから、野生のものがなつく事はないだろうという風に指摘されていた事もあったからである。
そんな四日後の朝。
コウとララノアが目覚め、お風呂場で歯磨きをしていると、裏庭で物音がした。
「「?」」
コウとララノアは視線を交わし口を漱ぐと二人で裏庭に出て、音の元を確認する。
そこには魔獣である大きな灰色熊が、喉を引き裂かれて絶命した状態で倒れていた。
よく見ると、森の方から引きずってきた跡があったから、誰かが運んできたのは明らかだ。
「まだ、血が新しい……。狩られたばかりみたいだけど、誰が……」
コウは首を傾げる。
「もしかして、あの剣歯虎じゃないかしら?」
ララノアがそう予想を立てる。
「さすがにそれは……どうだろう? あの剣歯虎も野生だから自分が捕食する分以外狩らないと思うのだけど?」
「でも、猫も自分が狩った鼠なんかを飼い主に差し出す習性があるじゃない」
「確かに、言われてみればそうか……。でも、剣歯虎ってそんな事するの?」
「それはわからないけど……」
ララノアもコウのもっともな疑問には答えられないのであったが、二人としてはそれが一番しっくりくるという事で納得し、その獲物はダンカン達にもお裾分けして美味しく頂くのであったが、内臓部分はあえて、庭にお皿を置いてそこに放置しておいた。
他の魔獣が集まってくる可能性もあるが、コウとララノアはあの助けた剣歯虎が食べるのではないかと思ったのだ。
案の定、翌日の朝、お皿に盛ってあった内臓部分は綺麗になくなっていた。
そして、その代わりとばかりに、今度は大きな一角ウサギが三羽、前回と同じく喉を切り裂かれた状態でお皿の横に置いてあったのである。
「一度だけでなく、二度目……か。──これも頂いて良いのかな?」
コウは一度ならず、二度も獲物を置いていく律儀な剣歯虎の行動に困惑した。
「内臓のお礼かしら? でも、元々剣歯虎が狩った獲物の内臓なんだから、気にしなくてもいいのにね」
ララノアもさすがにこれは申し訳なくなって苦笑する。
二人は早速、この血抜きがされた一角ウサギも捌いて肉にすると内臓はいつもの通りお皿に盛って裏庭に置いておく事にした。
すると翌日には、また、その内臓が綺麗になくなり、また、狩られた新鮮な獲物が置いていかれる。
これが何度も繰り返された。
だが、ある時、獲物が取れなかったのか、内臓が無くなっても何もない事もあったのだが、コウとララノアにしたら、これまでがありがた過ぎるくらいだったので、感謝こそすれ残念がる事はない。
それに初日の灰色熊が大きすぎたので髭なしグループだけで、食べるのも無理な量だったから、それだけで剣歯虎を助けたお礼としては十分であったのだ。
それでもちょっとした習慣になっていた二人は、庭にお皿を置くと肉屋からタダ同然で譲ってもらった内臓を盛っておいた。
剣歯虎が楽しみに裏庭にやってくるかもしれないと想像したのだ。
案の定、裏庭の内臓はいつも通り綺麗になくなっていた。
しっかり、食べてくれているようだ。
また、獲物は置いていなかったが、二人は餌を食べてくれたというそれだけで満足なのであった。
それから一週間後の朝。
いつも通り、二人は裏庭を確認しに行った。
お皿の餌は綺麗になくっていて、剣歯虎が元気なのがわかって安堵する。
「今日も良い日になりそうね」
最近では剣歯虎が訪れているかどうかで、一日を占うようになってきたララノアが、そう告げる。
「はははっ。そうだね」
コウもそう頷いていると、遠目に森から魔獣が一頭飛び出してくるのが見えた。
多分、あれは突撃大猪だろう。
敵の大小にかかわらず、突撃して吹き飛ばす狂暴な魔獣だ。
コウの自宅からは少し離れているが、それくらいは視認できる。
それを追ってさらに別の魔獣が現れた。
「あ、あの剣歯虎だ!」
コウが見覚えがある白色に青い虎柄の魔獣にすぐ気づいた。
普通は突撃大猪が相手に突撃を繰り返し、追い掛け回すはずなのだが、この日は剣歯虎から逃げる為に全速力で駆けている。
とても珍しい光景だが、それだけ剣歯虎が敵として怖い存在という事だろう。
剣歯虎は空を飛ぶように一歩一歩が大きな跳躍で突撃大猪に追いつき並走すると、その剣のような大きな牙で喉元に噛みつく。
その一撃で喉を切り裂かれた突撃大猪は走っていた勢いのまま地面に転げて絶命するのであった。
剣歯虎は獲物の命が途切れたのを確認すると、力強く喉元に噛みつき直して、その巨体を平然と引きづってこちらにやってくる。
コウとララノアがその姿に呆然としているのだが、剣歯虎はそのコウ達の姿に気づくと、大きな獲物を引きずっているとは思えない軽やかさで嬉しそうに走ってくるのであった。
剣歯虎は久しぶりに会えたコウに尻尾を振って突撃大猪目の前に置いて誇らしそうだ。
どうやら、しばらく獲物が取れなかったから、大物を探していたようでもある。
「……これも僕達に?」
コウは十分すぎるお礼を貰っていると思ったから、剣歯虎に念の為確認した。
「ニャウ!」
剣歯虎は当然とばかりにかわいい鳴き声で返事をする。
「えっと……。最初の灰色熊だけでもお礼としては十分すぎるから、これからは自分の為に狩りをしていいんだよ?」
コウは剣歯虎がこちらの言葉を理解できると思って、説明した。
すると、剣歯虎は軽く首を傾げる。
それは理解できないらしい。
「ここに置く餌はいつでも食べていいけど、ここに縛られず、自由に狩りをしていいって事だよ」
コウはまた、剣歯虎目をみてそう告げる。
剣歯虎はじっとコウの目を見ていたが、
「ニャウ……」
と寂しそうに応じた。
「もしかして、この子……。すでにコウの事をご主人様だと思っているんじゃないかしら?」
ララノアが二人の様子を見てそう指摘した。
「え、そうなのかな? でも、野生の剣歯虎だよ? 懐いてくれている感じはするけど……。──君、うちの家族になる?」
コウはララノアの言葉にまだ、疑問が残ったが、念の為、剣歯虎に確認する。
「ニャウ!」
剣歯虎は本当に言葉を理解しているのか、コウの質問に即答で嬉しそうに鳴いた。
「……本当にわかっているのかな? それじゃあ、君の名前は……、ベルだ。それでいい?」
コウはトントン拍子に話が進むので、この剣歯虎も適当に鳴いているように思えてきて、名づけもしてみた。
すると剣歯虎は大喜びしている事を表現するように、その場でジャンプして着地すると、コウの頬を舐めてその足元に座り込む。
どうやら飼い主と認めているようだ。
「……本当にこの子、ベルは言葉を理解しているのね! これからよろしくね、ベル!」
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