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第21話 逃避行前日
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街長であるネビン・マルタ子爵が領兵に召集をかけて三日が経とうとしていた。
マルタ子爵は領兵に十分な装備を整えさせ、再編成して指揮系統の確認などに手間取っていたからだ。
しかし、その間に、元々準備を急がせていた残りのドワーフ達はリーダーであるヨーゼフの指示の下、急いで前日の夜には一斉に新天地に向けて移動を始めていた。
ただし、中にはこの街に残る選択をしたドワーフも少数ながらいて、領都内にお店を開く者、鉱山で採掘仕事を続ける者、その家族達も残っている。
その為、領兵隊を率いる段になって、
「まずは、領都内のドワーフ達を一斉に拘束し、その者達を盾に郊外のドワーフ居住区に進軍するのがよろしいかと思います!」
とずいぶん卑怯な作戦を鉱山責任者のダンによって提案され、マルタ子爵はそれを採用した。
こうして、領都内ではにわかにドワーフ狩りが始まった。
残る決断をした者達は、ここに至って、自分達の決断を後悔する事になるのだが、それも後の祭りだ。
それどころか、協力するので家族の命の保証を願い出る者も数人だがいた。
家族を守る為のやむを得ない苦渋の選択だろうが、それでも同じドワーフを売る行為である。
これを密かに観察していた大鼠族の者は、この領地から退避中のヨーゼフ達に知らせる為に普段の二足歩行から、四足歩行に切り替えて必死に駆けるのであった。
ドワーフの一団の最終グループとして、まだ、ドワーフ居住区で待機しているコウとダンカンなど髭無しドワーフ十名の下に、大鼠族の灰色の毛並みで首元に赤いスカーフを巻いた者が、やってきた。
「あんたらまだ、こんなとこにいたのか!? さすがにもう、逃げた方がいいぞ!」
大鼠族の赤いスカーフの男は、コウ達が悠長に、まだ残っている事に驚いて、領兵隊が動いている事を知らせた。
「大鼠族のあんたはそれを一刻も早くヨーゼフに知らせてくれ。俺達はここで時間稼ぎをするつもりだからな」
頬に十字の傷を持つダンカンが傷を触りながら、大鼠族の赤いスカーフの男に応じた。
「あいつら血も涙もないぞ!? 残る決断をしたドワーフ達を捕らえてそれを人質にあんたらを脅迫するつもりでいるくらいだ。それに見たところ十人しかいないじゃないか! 逃げる間もなくすぐに捕まっちまうよ!」
大鼠族の男はドワーフ族に雇われているとはいえ、義理はないはずだが、必死に逃げるように促す。
「あんた良い奴だな。名前は?」
ダンカンが重装備の鎧姿で覚悟を決めているのか、落ち着いた様子で聞く。
コウはそわそわしていたが、当然、前日に発った女子供が多い仲間の一団が追いつかれる可能性を考え、少しでも時間稼ぎしておきたいから、逃げるという選択肢はない。
今、逃げるとヨーゼフ率いる女子供もいる一団は、マルタ子爵領内を出る前に追いつかれる可能性がまだあるからだ。
それだけに、ここで時間稼ぎをする必要があった。
ヨーゼフからは様子を見て危なそうだったら、逃げろとだけ言われているから、コウ達は独自の判断であった。
「俺はヨースだ! ヨーゼフの旦那のところにはすでに別の奴が知らせに走っているから、逃げろって!」
ヨースは、今度はコウに声を掛けた。
ヨースの記憶ではコウは自分と同じ歳だったはずだから、まだ、言う事を理解してくれるだろうと考えたようだ。
「僕達も無理をするつもりはないよ。ここまで知らせに来てくれてありがとう!」
コウはこの他種族のこのモフモフな若者に感謝した。
「……本当に大丈夫なんだな? じゃあ、俺もあんたらが退避する最後まで確認させてもらうよ?」
ヨースはどう考えても、決死の覚悟で残っているとしか思えないこの十人の髭無しドワーフグループに食い下がった。
「……仕方ねぇな。万が一の事がある。ヨース、お前はあの丘の上辺りで見ておいてくれ。もしもの場合は、ヨーゼフの下にここで起こった事を知らせてくれよ?」
ダンカンが頬の十字傷をポリポリと指でかきながら応じた。
「……わかった」
ヨースはコウ達が追手の足止めの為に散る覚悟だと感じたから、
「この勇敢なドワーフ十人の最後を見届けよう!」
と心の中で覚悟すると、指定された丘の上に走っていくのであった。
「そんなに僕達、必死感あったのかな?」
コウが笑って、ダンカンに声を掛ける。
「まあ、相手は領兵隊総勢二百だからなぁ。騎馬隊も五十くらいはいるらしいし、普通に考えると俺達は死にたがりにしか見えんだろう。わははっ!」
ダンカンがコウの言葉に応じると大笑いする。
他の髭無しドワーフのみんなも、一緒に笑うのだが、やはりどこか死ぬ覚悟があるのか、その目は笑っていない気がした。
「ダンカンさん、作戦通りに動いてくださいね? ただでさえドワーフはその特性上逃げ足が速くないんですから」
コウは鈍足とは言わずに答えた。
「それに俺達のこの重装備ならなおさらだな。わははっ! ──まあ、森の奥に隠してある馬車まで辿り着ければ逃げる事も可能なんだろ? コウの作戦を信じるさ。なぁ、みんな?」
「「「おう!」」」
ダンカンの言葉に髭無しドワーフのみんなも賛同する。
「……最後の最後は僕が殿《しんがり》になりますが、みなさんより足は早いので気にせず先に逃げてくださいね? 僕は一人でも逃げ切る自信があるので」
「わかってるさ! こいつらはコウに命を拾ってもらったからな。コウの事を信じているし、いざという時は一蓮托生よ」
ダンカンがそう答えると、みんなが強く頷く。
それぞれドワーフらしい重装備に、戦斧や槍斧、大戦槌、戦棍などを手にしている。
「一蓮托生は……。──わかりました……。それではみなさん、各自、指定された場所に移動してください」
「「「おう!」」」
ダンカン達はコウの指示に従って返事をすると、居住区を囲む森の中に散っていくのであった。
マルタ子爵は領兵に十分な装備を整えさせ、再編成して指揮系統の確認などに手間取っていたからだ。
しかし、その間に、元々準備を急がせていた残りのドワーフ達はリーダーであるヨーゼフの指示の下、急いで前日の夜には一斉に新天地に向けて移動を始めていた。
ただし、中にはこの街に残る選択をしたドワーフも少数ながらいて、領都内にお店を開く者、鉱山で採掘仕事を続ける者、その家族達も残っている。
その為、領兵隊を率いる段になって、
「まずは、領都内のドワーフ達を一斉に拘束し、その者達を盾に郊外のドワーフ居住区に進軍するのがよろしいかと思います!」
とずいぶん卑怯な作戦を鉱山責任者のダンによって提案され、マルタ子爵はそれを採用した。
こうして、領都内ではにわかにドワーフ狩りが始まった。
残る決断をした者達は、ここに至って、自分達の決断を後悔する事になるのだが、それも後の祭りだ。
それどころか、協力するので家族の命の保証を願い出る者も数人だがいた。
家族を守る為のやむを得ない苦渋の選択だろうが、それでも同じドワーフを売る行為である。
これを密かに観察していた大鼠族の者は、この領地から退避中のヨーゼフ達に知らせる為に普段の二足歩行から、四足歩行に切り替えて必死に駆けるのであった。
ドワーフの一団の最終グループとして、まだ、ドワーフ居住区で待機しているコウとダンカンなど髭無しドワーフ十名の下に、大鼠族の灰色の毛並みで首元に赤いスカーフを巻いた者が、やってきた。
「あんたらまだ、こんなとこにいたのか!? さすがにもう、逃げた方がいいぞ!」
大鼠族の赤いスカーフの男は、コウ達が悠長に、まだ残っている事に驚いて、領兵隊が動いている事を知らせた。
「大鼠族のあんたはそれを一刻も早くヨーゼフに知らせてくれ。俺達はここで時間稼ぎをするつもりだからな」
頬に十字の傷を持つダンカンが傷を触りながら、大鼠族の赤いスカーフの男に応じた。
「あいつら血も涙もないぞ!? 残る決断をしたドワーフ達を捕らえてそれを人質にあんたらを脅迫するつもりでいるくらいだ。それに見たところ十人しかいないじゃないか! 逃げる間もなくすぐに捕まっちまうよ!」
大鼠族の男はドワーフ族に雇われているとはいえ、義理はないはずだが、必死に逃げるように促す。
「あんた良い奴だな。名前は?」
ダンカンが重装備の鎧姿で覚悟を決めているのか、落ち着いた様子で聞く。
コウはそわそわしていたが、当然、前日に発った女子供が多い仲間の一団が追いつかれる可能性を考え、少しでも時間稼ぎしておきたいから、逃げるという選択肢はない。
今、逃げるとヨーゼフ率いる女子供もいる一団は、マルタ子爵領内を出る前に追いつかれる可能性がまだあるからだ。
それだけに、ここで時間稼ぎをする必要があった。
ヨーゼフからは様子を見て危なそうだったら、逃げろとだけ言われているから、コウ達は独自の判断であった。
「俺はヨースだ! ヨーゼフの旦那のところにはすでに別の奴が知らせに走っているから、逃げろって!」
ヨースは、今度はコウに声を掛けた。
ヨースの記憶ではコウは自分と同じ歳だったはずだから、まだ、言う事を理解してくれるだろうと考えたようだ。
「僕達も無理をするつもりはないよ。ここまで知らせに来てくれてありがとう!」
コウはこの他種族のこのモフモフな若者に感謝した。
「……本当に大丈夫なんだな? じゃあ、俺もあんたらが退避する最後まで確認させてもらうよ?」
ヨースはどう考えても、決死の覚悟で残っているとしか思えないこの十人の髭無しドワーフグループに食い下がった。
「……仕方ねぇな。万が一の事がある。ヨース、お前はあの丘の上辺りで見ておいてくれ。もしもの場合は、ヨーゼフの下にここで起こった事を知らせてくれよ?」
ダンカンが頬の十字傷をポリポリと指でかきながら応じた。
「……わかった」
ヨースはコウ達が追手の足止めの為に散る覚悟だと感じたから、
「この勇敢なドワーフ十人の最後を見届けよう!」
と心の中で覚悟すると、指定された丘の上に走っていくのであった。
「そんなに僕達、必死感あったのかな?」
コウが笑って、ダンカンに声を掛ける。
「まあ、相手は領兵隊総勢二百だからなぁ。騎馬隊も五十くらいはいるらしいし、普通に考えると俺達は死にたがりにしか見えんだろう。わははっ!」
ダンカンがコウの言葉に応じると大笑いする。
他の髭無しドワーフのみんなも、一緒に笑うのだが、やはりどこか死ぬ覚悟があるのか、その目は笑っていない気がした。
「ダンカンさん、作戦通りに動いてくださいね? ただでさえドワーフはその特性上逃げ足が速くないんですから」
コウは鈍足とは言わずに答えた。
「それに俺達のこの重装備ならなおさらだな。わははっ! ──まあ、森の奥に隠してある馬車まで辿り着ければ逃げる事も可能なんだろ? コウの作戦を信じるさ。なぁ、みんな?」
「「「おう!」」」
ダンカンの言葉に髭無しドワーフのみんなも賛同する。
「……最後の最後は僕が殿《しんがり》になりますが、みなさんより足は早いので気にせず先に逃げてくださいね? 僕は一人でも逃げ切る自信があるので」
「わかってるさ! こいつらはコウに命を拾ってもらったからな。コウの事を信じているし、いざという時は一蓮托生よ」
ダンカンがそう答えると、みんなが強く頷く。
それぞれドワーフらしい重装備に、戦斧や槍斧、大戦槌、戦棍などを手にしている。
「一蓮托生は……。──わかりました……。それではみなさん、各自、指定された場所に移動してください」
「「「おう!」」」
ダンカン達はコウの指示に従って返事をすると、居住区を囲む森の中に散っていくのであった。
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