彼女をNTRされて家出したら何故か乙女ゲームの世界にトリップした俺の話。

もみぞー

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一章

2:タダナオ

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  森の中は穏やかな空気満ちていた。
  こんなところに猫又がいるなら安心して暮らせてるに違いないと思いつつ、周囲を気にしながら歩く。
  茂みをかき分け、時には上を見て枝に猫又がいないか探すけれど、それらしい姿は見つからない。
  見つかるのは角の生えたロップイヤーとか、青い毛並みのレッサーパンダみたいなのばかりだ。
  
「これはこっちでの普通なのか?  それともこっちの世界の不思議生物なのか?」

  こちらの世界の常識がさっぱり抜けてる身では何がなんだか分からない。
  触れたら不思議生物認定していいのかしら、なんて思いながらあちこち行き来していると、木々の隙間から大きなログハウスみたいなものが見えた。
 
「建物………?」

  モストゥルムから聞いた話では魔物はいないということだけで、人がいるかどうかまでは聞けてなかった。
  もしかして廃屋だろうかと訝しみつつ、建物があるだろう方向へと足を進める。
  程なくして現れたのは2階建ての大きなログハウスだった。
  太い丸太を組み合わせ建てられたログハウスには人の気配があった。
  大きさから見て20人くらいは余裕で住めそうだ。
  丸太の色からしてだいぶ古そうな雰囲気だけど、どれくらい前のものだろう。

「あいつ、ここで飼われてたりしてないかな」
 
  でも、モストゥルムの話では根無し草なようだし、飼われてる可能性は低い。
  ここにいるとも限らないか。
  なんて思っていると、ログハウスの裏手の方から「なーお」という猫の鳴き声が聞こえた。
  あいつかな、とほのかに期待して裏へと回る。
  すると、黒い猫又が男にじゃれついているのが見えた。
  猫又は俺と一緒に転移したアイツだと思う。尻尾の曲がり具合が一緒だ。記憶が確かなら、間違ってない、筈。

「うーな、なん!」
「ほれ、ほれ、ジャンプだ!」

  低くしゃがれた声はなんとも楽しそうだった。
  男の手にはねこじゃらしが握られている。猫又は本能のまま、ねこじゃらしにパンチをくり出していた。
  それはいい。そこは問題じゃない。
  問題は、猫又をあやす男だった。
  強面の偉丈夫で、隻眼、灰色の髪はライオンの鬣(たてがみ)みたいに長かった。無精髭がより一層強面の印象を強めていて、無頼漢然とした格好であるのも手伝って近寄り難い雰囲気を強調している。
  だけど、強面なようで実は顔面偏差値は高い。
  粗野な見た目のくせに仕草は洗練されていて、それが表現しようのない色気になっている。
  それはいい。そこは問題じゃない。本当に。
  問題はこの男を俺は一方的に知っているということだった。

「ジェイク・ガーランド?!」
「ーーーっ」

  俺の視線の先にいるのは、ただの男じゃなかった。
  ジェイク・ガーランドという、ファンタジークロニクルに出てくる攻略対象キャラクターのひとりと瓜二つだった。
  2次元が3次元化したらこんな感じというのを見事に体現していて、許されるなら写真をしこたま撮りたいくらいだった。
  けれど、なんでこんなところに再現度激高なコスプレイヤーがいるんだと思うことしか出来なくて、俺はまともな思考が出来ないでいた。
  そのせいで男が一気に距離を詰めてきていることに気づくことが出来なかった。

「っが?!」

  前方から重い一撃をくらって為す術もなく仰向けに倒される。
  抵抗しようと手を伸ばそうとするけれど、手は呆気なく払い除けられ反撃する間もなく首を絞められていた。

「お前、どうして俺が『ジェイク』だって知ってんだ?」
「ーーーんぐっ」
「チンケな術なんぞ使いやがって、何処の手のモンだ?
  ご同業か? 冒険者ギルドか? まさか騎士団てオチじゃねえだろうな?」

  騎士団と言った途端、絞め付ける力が強くなる。
  息が出来なくて、苦しくて、どうにか男の腕を解こうともがくけど俺がカケモノであるせいか全く効果がない。
  そうだ。忘れてた。
  この姿のジェイクは帝都を出奔して義賊になっているんだった。名前も違う名前を使ってて、ジェイクと呼ばれることを毛嫌っているって設定にあったんだっけ。
  そりゃあ、見ず知らずの奴に嫌いな名前を呼ばれたら怒りもする。
  いや、でもそれは実体があればの話だよな?
  今の俺は実体があるようでないような存在になってるのに、どうしてこの男は俺に触れることが出来るんだろう。

「あっ…………ぐっ……う……」
「まあ、どっちだっていいか。お前の正体なんざ興味はねえ。始末しちまえば全部一緒だ」
「あ………う……ん!」

  言語翻訳機能が俺には備わってないからか、男の言ってることは全然理解出来なかった。
  とはいえ、何をされるか分からないほど鈍感でもないから、殺されるんだろうなと察しはついて俺はどうにかチョーカーの飾りを引っ張れないか足掻くけど、全部男に邪魔されて上手くいかなかった。
  油断するなって言われたのに、この有様だ。
  このまま俺は死ぬんだろうか。猫又のことは気がかりだけど、死ぬならそれも仕方ない。
  だって、本来俺は死んでる筈の人間なんだ。
  おまけの時間が他の転移者より短かっただけ。
  心残りはないわけではないけれど、不運は付き物だ。仕方ない。何事も諦めが肝心だ。
  何時だってそうだった。
  抵抗する意志も次第に失せて、俺は首を絞める男の腕を掴むのをやめる。
  ぎちり、と嫌な音がしてそろそろ骨が折れそうだと理解する。
  
『人間だけがヒトじゃないんだぞ!』

  喧嘩別れした友だちの声が聞こえた気がした。
  普通になりたくて不思議生物を否定する俺をギリギリまで見捨てなかった奴だった。
  けど、俺は酷いことを言ってそのまま逃げるように家を出て、そのまま疎遠になった奴でもあった。
  なんで今更思い出すんだろう。
  でも、これが俺の最大の未練なんだろうな。

「ごめ………いんてつ……おれ………」
「…………………日本語?」

  朦朧とする意識の中、ついと言葉が出ると一瞬だけ男の力が緩む。
  その隙を猫又は見逃さなかった。

「しゃああああっ!!」
「っと!」

  俺と男の間を裂くように猫又が飛び込んでくると、男は一歩後ろに退いて俺から離れた。
  途端に呼吸が開放されて空気が一気に流れ込んでくる。
  盛大に咳き込み、荒く呼吸をする度にひゅうひゅうと喉が悲鳴を上げていた。
  チョーカーの飾りを引っ張りたいけれど、呼吸がするので精一杯でそれも叶わない。
  逃げないといけないのに、体はいうことを聞いてくれそうになくて困っていると再び猫又が威嚇する声が聞こえた。

「ふうううううっ!」
「分かった、分かった。そう威嚇すんな!
  俺が悪かったから!」

  さっきと打って変わった口調で言う男に猫又は猫パンチを何度もくりだす。
  男はそれを難なく避けながら倒れる俺を覗き込むと、もう一度首に手を滑り込ませチョーカーを確認するように触り汚く舌打ちした。

「ちくしょう。よりによってモストゥルム公かよ」
「頭(かしら)、どうかしましたか」

  まいったという風に唸る男の背後で、誰かの声がした。
  男は何を思ったか俺を抱き上げると見せるような仕草をして言った。

「モーヴ。お前、コイツ見えるか」
「………いえ。頭の足元にいるフェアリーキャットならなんとか見えますが」
「………そうか」
「そこに『何か』いるんで?」
「モストゥルム公の客人だ。どうやらカケモノらしい」

  言いながら、男は何処かに移動を始める。
  そのまま誰かと話し続け、何度か扉をくぐり抜けると柔らかな場所に横たわらせられた。
  どうやらベッドらしく、殊更優しく上掛けをかけられた。

「クロードに喉に効く薬湯を持ってこさせてくれ。青い器にいれてだ」
「へい」

  誰かの足音が遠退いていく。
  俺はようやく息も整ってきて体が動かせそうな兆候が出ていた。
  ゆっくりと手を動かしチョーカーの飾りを掴むけれど、力の加減が上手くいかなくてするりと手が滑っていく。
  その度にチャリチャリと飾りが鳴ると、俺の動きに気付いた男が「そいつを使うのは勘弁してくれ」と言って俺の手を掴んだ。
  途端、俺の身体が強張って息が詰まると、猫又が男の手に噛みつこうと牙を向けた。

「あっぶね。あー、そうか。カケモノだから俺の言ってる言葉が分かんねえのか。
  ちょっと待ってろよ」

  何ごとか言って、男は立ち上がると机の中から紙と万年筆を取り出して何かを書き始める。
  待つこと少し、書き終わった物を読めと言わんばかりに差し出される目を落とすと、そこには見慣れた文字の羅列があった。

「“かざりはひくな” “やくゆをよういする” “きちんとおくってく”………これって」

  日本語だ。平仮名ばかりだけど、きちんと読める日本語だった。
  ジェイクは同じ攻略キャラのタガネと親交があったからその関係で日本語が書けるのかもしれない。
  タガネ編に少し出てきただけで全容は分かってないから間違っているかもしれないけど。
  というか、本当の本当にジェイク・ガーランドなのか??
  そっくりさんではなく?
  ってことは此処はファンタジークロニクルの世界ってことなのか?
  異世界転移が乙女ゲーム世界ってこと??
  受け入れ難いっていうか、なんていうか、えええ??
  混乱している俺を他所に、ジェイク(仮)は更に何かを書き出していく。
  書き終えると、また俺に読むように差し出してきたので目を通した。

「“にほんごのひありんぐはできるしかける” “はなせない” “おれのなまえはぎゃりこ” “おまえのなまえは”
  えっと、貴方の名前は、ギャリコ?」

  ジェイク(仮)を指さして呼ぶとジェイク(仮)は満足そうに頷いた。そういえば、ゲームの中でもギャリコって名乗ってたな。

「…………俺の名前はタダナオです。タダナオ」
「ただなお?」

  自分を指しながら言うと、確かめるように俺の名を何度も口の中で転がす。
   そのうち「日本人の名前ってなんでこんなに呼び辛いんだ」とかなんとか呟いていたけど、俺にはなんのことやらさっぱりだった。

「“さっきはわるかった” “むかしのなまえでよばれたらああなった” “もすとぅるむこうのきゃくじんにすることじゃなかった”」
「モストゥルム公? モストゥルムって爵位があんの?」

  次の書き出しに首を傾げると、ジェイク(仮)改めギャリコはこの世の終わりみたいな顔をして天を仰いだ。

「これだから異世界人は!!」
「頭(かしら)、薬湯を持ってきま…………どうしたんすか?」
「なんでもねえよ!」
  
  叫ぶギャリコに、仲間だか配下だかはなんとも解せないという表情になっていた。

  薬湯は潰れかけた喉を癒やすのにいいというので飲んだ。
  とても苦くて悶絶していると毒を盛られたと勘違いした猫又がまたギャリコに襲いかかろうとしたけど、俺が止めると物凄く不満そうに鳴いてやめてくれた。

「お前、俺とギャリコの言ってること、どっちも分かんの?」
「うーなん!」
「凄いねえ!」

  賢いんだね、と口直しに貰ったすももみたいな果物を食べながら猫又を撫でると、猫又はもっと褒めろと言うように胸を張った。

「“そいつはおまえのか”」
「違うよ。俺の猫又……フェアリーキャットじゃないよ。
  転移に巻き込んじゃったから、どうしたのか気になってたんだ」
「“それにしては随分懐いてるじゃないか”」
「人懐っこい性格なんじゃない? 黒猫ってそういうとこあるって聞いたことある」

  さっきまで殺されかけていたのに、普通に話せるのは俺が『カケモノ』だからだろう。
  そうじゃなかったらパニックを起こしてると思う。
  カケモノであるのも痛し痒しなんだな。

「お前、俺と一緒にこない? それともひとりの方がいい?」 
「なん? なーな、なん!」
「なんて言ってるか分かる?」
「“いや、まったく”」

  猫又は返答してくれてるけどさっぱり内容は分からない。
  尻尾の揺れ具合からして肯定だとは思うんだけど。好きなように捉えていいのかと不安がつのった。

「一緒に来てくれると俺としては助かるんだけど」

  未練のひとつはなくなるし。
  言外に付け加えると猫又はこてんと首を傾げた。
  ギャリコも猫又がついてくることには反対はないらしい。
  キャラ設定で動物好きってあったっけ?
  いやいや、ゲームキャラとして見ちゃ駄目だ。
  首絞められて実在してるって実感したばかりだろ。落ち着け、俺。
  なんて自分を叱咤してると、また何やら書き込んだのかギャリコが俺に紙を見せてくる。
  内容はこのまま俺がログハウスに泊まることを示唆するものだった。

「や、でも………帰らないと」
「“もすとぅるむこうにちかっておまえにわるさはしない” “こうにはこっちからじじょうをはなす” “たいりょくてきにこのまましんでんまでいけるとはおもえない”」
「…………べつに殺してくれてもいいんだけど」
「あ゛?」
「………なんでもないです」

  モストゥルムが言うように、俺は生に対する執着が希薄らしい。
  猫又が気になるとか言っときながら、二言目にはこれだ。
  本心は死にたいで埋め尽くされてるのかもしれない。
  あるいは、消え去りたいと思っているのかもしれない。
  モストゥルムはゆっくり決めればいいと言っていた。
  けど、猫又の行末が決まればあとはやることがない。
  『原点』を受け入れる気概はないし、他の心の破片を集めるのも乗り気にはならない。
  だったら、魂ごと消滅するのが一番いい。
  だって、誰も俺を待ってない。必要だとしていない。
  香織にとっても、和臣にとっても、俺は金蔓の玩具でしかなかった。
  元の世界に帰る事もできないから、疎遠になった友だちに謝ることもできない。

  いや、待てよ。
  元の世界に帰る可能性を探るのはありじゃないのか。
  モストゥルムはその可能性は提示しなかったけど、ないとも限らない。
  そうだ。元の世界に帰ろう。
  そうして、和臣と香織と縁を切って、故郷に戻って、アイツに謝って、そうしたら。

「死ねばいいんだ…………」
「…………タダナオ?」

  ギャリコが訝しむように俺の名を呼ぶ。
  あまりに小さな呟きだったから聞き取れなかったらしい。
  でも、それでいい。下手に聞かれたらまた圧をかけられるだろうから。

「なんでもないよ」

  誤魔化すように笑って猫又を撫でる。
  俺の進路は決まった。これしかなかった。
  なんだ、最初からこうすれば良かったんだ。迷う必要なんてなかったじゃないか。
  そんな清々しい気持ちでいるのに、俺を見るギャリコはなんとも形容し難い複雑な表情だった。
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