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94.なりきりキラメキ★キュリアたん
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ひっそりと自宅コスプレを楽しんでいる、しがないリーマンは、とある決意を固めていた。
「今年こそハロウィンイベントに出場する……!」
最愛の推しキャラ『キラメキ★キュリアたん』の女装をしたくて、こだわり衣装を自作している。
鏡の前で着用し「我ながら完璧」と悦に浸れるレベルの再現度に極めてから、晴れて池袋に出撃した。
イベント会場には様々なアニメ、ゲームのコスキャラがいる。
キュリアたんの仲間キャラのコスをしている人もいて「お仲間に入りたい、でも俺女装だしな」とためらっていると
「あの! キュリアたんですよね? 一緒に写真撮りませんか?」
と声をかけてくれる人がいた。
どんな女神かと振り向くと、ライバルキャラに扮している極上美人だった。瞳を輝かせて頷く。
「はい、ぜひ!」
一緒に写真を撮り、カメラマンにも撮ってもらい決めポーズを披露する。
コスプレの話で盛り上がり連絡先まで交換した。
「今日は貴方と会えて本当に楽しかった! 名残惜しいけどそろそろ帰ります」
「あ、待って私もそろそろ帰らなければいけないので、一緒に着替え会場まで行きます」
女の子と一緒に着替えに向かうってえっちだな、まあ更衣室は別かと勝手にドキドキしていると、なぜか女神は男性更衣室に入ってくる。
「んっ!? 女神さんあっちじゃありません?」
「いえ、こっちであってますよ。こう見えて私男なので」
「な、すみませんとんだ失礼を」
「このカッコの時に言われたら、ただの褒め言葉なので気にしないでください」
どうりでハスキーな声だと思った。美人すぎたので勝手に女性だと思っていた。
あの形のいい胸は偽乳なのかと、チラチラ見ていると中身は意外と筋肉質だった。
着痩せするタイプなのかとボケっと見つめてしまう。色っぽく笑われた。
「興味あります? 私の身体」
「へ? ああ、いやあ……長身美人な女の子に見えてたのに、中身はちゃんと男なんだなって」
「そうですよ。もっと見ます?」
スカートを脱ぐところをガン見しそうになり、慌てて顔を背けた。
「いえ、やめておきます。俺も着替えなきゃ」
着替えているとやたらと視線を感じる。
さっき自分も見ちゃってたし、文句を言うのも男らしくないかと、黙々とタイツを脱ぐと太ももを撫でられた。
「……っ!?」
「生足、綺麗ですね。処理してるんですね」
「ええ、まあ……キュリアたんに、なりきりたかったので」
「まさか、ここも?」
股間を指さされてギョッとしながら離れた。
こんな誰が入ってくるかわからないところで、危うい会話をしたくない。
「ちょっと、やめてください」
「貴方に興味があるんです。この後ホテルに行きませんか?」
ハッと見上げた顔は、キャラメイクを落とした後でも美麗で目が離せなかった。
しかもメイクを落とした彼は、最推しキュリアたんの顔立ちに近くてドタイプで。
吸い込まれるように頷き、熱い夜を過ごす。
すごい美人に掘られて、性癖が塗り替えられちゃったノンケは、執着が激しい攻めに求められ続けて、どんどん開発されていくことでしょう。
きっと定番は女装コスえっち、見た目は一見ゆりゆりで倒錯的。
「今年こそハロウィンイベントに出場する……!」
最愛の推しキャラ『キラメキ★キュリアたん』の女装をしたくて、こだわり衣装を自作している。
鏡の前で着用し「我ながら完璧」と悦に浸れるレベルの再現度に極めてから、晴れて池袋に出撃した。
イベント会場には様々なアニメ、ゲームのコスキャラがいる。
キュリアたんの仲間キャラのコスをしている人もいて「お仲間に入りたい、でも俺女装だしな」とためらっていると
「あの! キュリアたんですよね? 一緒に写真撮りませんか?」
と声をかけてくれる人がいた。
どんな女神かと振り向くと、ライバルキャラに扮している極上美人だった。瞳を輝かせて頷く。
「はい、ぜひ!」
一緒に写真を撮り、カメラマンにも撮ってもらい決めポーズを披露する。
コスプレの話で盛り上がり連絡先まで交換した。
「今日は貴方と会えて本当に楽しかった! 名残惜しいけどそろそろ帰ります」
「あ、待って私もそろそろ帰らなければいけないので、一緒に着替え会場まで行きます」
女の子と一緒に着替えに向かうってえっちだな、まあ更衣室は別かと勝手にドキドキしていると、なぜか女神は男性更衣室に入ってくる。
「んっ!? 女神さんあっちじゃありません?」
「いえ、こっちであってますよ。こう見えて私男なので」
「な、すみませんとんだ失礼を」
「このカッコの時に言われたら、ただの褒め言葉なので気にしないでください」
どうりでハスキーな声だと思った。美人すぎたので勝手に女性だと思っていた。
あの形のいい胸は偽乳なのかと、チラチラ見ていると中身は意外と筋肉質だった。
着痩せするタイプなのかとボケっと見つめてしまう。色っぽく笑われた。
「興味あります? 私の身体」
「へ? ああ、いやあ……長身美人な女の子に見えてたのに、中身はちゃんと男なんだなって」
「そうですよ。もっと見ます?」
スカートを脱ぐところをガン見しそうになり、慌てて顔を背けた。
「いえ、やめておきます。俺も着替えなきゃ」
着替えているとやたらと視線を感じる。
さっき自分も見ちゃってたし、文句を言うのも男らしくないかと、黙々とタイツを脱ぐと太ももを撫でられた。
「……っ!?」
「生足、綺麗ですね。処理してるんですね」
「ええ、まあ……キュリアたんに、なりきりたかったので」
「まさか、ここも?」
股間を指さされてギョッとしながら離れた。
こんな誰が入ってくるかわからないところで、危うい会話をしたくない。
「ちょっと、やめてください」
「貴方に興味があるんです。この後ホテルに行きませんか?」
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しかもメイクを落とした彼は、最推しキュリアたんの顔立ちに近くてドタイプで。
吸い込まれるように頷き、熱い夜を過ごす。
すごい美人に掘られて、性癖が塗り替えられちゃったノンケは、執着が激しい攻めに求められ続けて、どんどん開発されていくことでしょう。
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