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46.触手人船長と間違い乗船メガネ君
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宇宙船に間違い乗船したメガネくん。早速メガネを無くして大ピンチ。
マジで何も見えず、メガネメガネってやってたらぷにょんと何かに触れる。
「何これ?」
「キャー触らないで! 異星人!」
「え、男? オカマ?」
野太い悲鳴を上げたのは船長の触手人だった。
「アンタなに勝手に人の船乗ってるの、間違い乗船? 仕方ないわね! 働いて乗賃払ってもらうわよ!」
意外と気のいい船長、メガネのないメガネくんを乗組員として雇う。
しかしメガネがないのでマトモに仕事ができない。
ある日荷物に頭からつっこみ油を被ってしまう。
「もう、仕方ないわねー」
船長の触手が絡みついて油を取ろうとしてくれるが、際どいところも触られてうひゃってなる。
「シャワーでっ、落としたいんですけど!」
「航海中よ、水は使えないわ。この油美味しいのよね」
「ひっ、そこは……!」
「あら、美味しい。美容によさそうね」
うっかり出しちゃって、味をしめられる。
「ご馳走様、めーちゃん。また今晩部屋に来なさいよ」
気に入られたのか、あだ名で呼ばれるメガネくん。
嫌だけど役に立てることがあるならって、定期的に船長の元に訪れるようになる。
そのうちに、触れる触手に優しさを感じてきゅんとするようになり。
船長として船員を守る考え方に惚れてしまい、抱かれるのが苦痛でなくなる。
むしろもっと触れてほしくなって。
でも役立たずな自分を恋人になんてしてくれないよねって切なくなる。
船が星に寄港し、別れの日がやってきた。
「お世話になりました」
「本当よー、まあこれからもお世話するんだけどね」
「え?」
なぜか彼の家に連れていかれて、一緒に暮らしはじめる。
そんなに味が気に入ったのかなと疑問に思うが、好きなので流されるまま暮らす。
そんなメガネくんが、実は触手人には既に恋人だと思われているのを知るのは、もう少し後のお話。
触手人の常識的には、触れあった相手にあだ名をつけて呼ぶのが愛情の証。
呼ぶことを受け入れられたので、交際しているものだと思ってる。
マジで何も見えず、メガネメガネってやってたらぷにょんと何かに触れる。
「何これ?」
「キャー触らないで! 異星人!」
「え、男? オカマ?」
野太い悲鳴を上げたのは船長の触手人だった。
「アンタなに勝手に人の船乗ってるの、間違い乗船? 仕方ないわね! 働いて乗賃払ってもらうわよ!」
意外と気のいい船長、メガネのないメガネくんを乗組員として雇う。
しかしメガネがないのでマトモに仕事ができない。
ある日荷物に頭からつっこみ油を被ってしまう。
「もう、仕方ないわねー」
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「シャワーでっ、落としたいんですけど!」
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「ひっ、そこは……!」
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うっかり出しちゃって、味をしめられる。
「ご馳走様、めーちゃん。また今晩部屋に来なさいよ」
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むしろもっと触れてほしくなって。
でも役立たずな自分を恋人になんてしてくれないよねって切なくなる。
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「本当よー、まあこれからもお世話するんだけどね」
「え?」
なぜか彼の家に連れていかれて、一緒に暮らしはじめる。
そんなに味が気に入ったのかなと疑問に思うが、好きなので流されるまま暮らす。
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