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45.クラスメイトがヴァンパイアだった話
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ヴァンパイアって空想上の生き物のはず……受けは目を剥いて、背中から生えた黒い羽根を見上げる。
夜中に自室でパッチリ目が覚めたら、男が上に乗っていて、しかもそいつは学年一のイケメンだと噂されている、後ろの席の奴だった。夢かな?
人外レベルのイケメンは、眉間の皺を深めて言う。
「お前、毎日美味そうな匂いを目の前でプンプンさせやがって……誘ってるんだよな、そうだな?」
「待って、そんなつもりないし、話し合えばわかりあえるはず」
「何を話し合うっていうんだ」
「そうだね、まずは吸血鬼の生態について……なんで普通に学校に通えてるの? 日光ダメなはずじゃないの?」
「鍛えた。疑問は解けたな? では、いただきます」
「きゃーやめてー!」
血液的にも性的にも貪られて、お婿に行けないカラダにされちゃう。
「うっ、訴えてやる……!」
「困るのはお前だぞ? 俺の唾液を流し込んだから、定期的に抱かれないと身体が疼いて気が狂う」
「なにそれ困るんですけど⁉︎」
みたいにはじまるラブなコメディ。
この後は抱かれるのは嫌だけど、気が狂うのはもっと嫌なので屈辱を堪えて彼の家に通うことになる。
彼の兄や父から味見されそうになり、それを攻めが止めて「俺のだからな」発言をする。
違うっての! と反抗的な口を聞くとニャンニャントロトロにされちゃう。
そのうちに気持ちよすぎて最中は素直に甘えるようになり、受けはそんな自分を恥じらいながらも悪く思わない部分もあって。
「このまま堕ちてしまえばいい。大切に愛でてやるぞ?」って言われるんだけど、きっと食料的な意味だから踏ん張って耐える。
お互い意地を張って本心を話さないから拗れるんだけど、最終的に攻めが寝言で「好きだ……」って言って名前を呼ぶのを聞いて、完璧に受けは絆されちゃう。
急に態度が丸くなって、からかっても「俺のこと好きだからなんだな」って余裕であしらう受けに、
攻めは困惑しつつも幸せを感じているといいな。
夜中に自室でパッチリ目が覚めたら、男が上に乗っていて、しかもそいつは学年一のイケメンだと噂されている、後ろの席の奴だった。夢かな?
人外レベルのイケメンは、眉間の皺を深めて言う。
「お前、毎日美味そうな匂いを目の前でプンプンさせやがって……誘ってるんだよな、そうだな?」
「待って、そんなつもりないし、話し合えばわかりあえるはず」
「何を話し合うっていうんだ」
「そうだね、まずは吸血鬼の生態について……なんで普通に学校に通えてるの? 日光ダメなはずじゃないの?」
「鍛えた。疑問は解けたな? では、いただきます」
「きゃーやめてー!」
血液的にも性的にも貪られて、お婿に行けないカラダにされちゃう。
「うっ、訴えてやる……!」
「困るのはお前だぞ? 俺の唾液を流し込んだから、定期的に抱かれないと身体が疼いて気が狂う」
「なにそれ困るんですけど⁉︎」
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この後は抱かれるのは嫌だけど、気が狂うのはもっと嫌なので屈辱を堪えて彼の家に通うことになる。
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違うっての! と反抗的な口を聞くとニャンニャントロトロにされちゃう。
そのうちに気持ちよすぎて最中は素直に甘えるようになり、受けはそんな自分を恥じらいながらも悪く思わない部分もあって。
「このまま堕ちてしまえばいい。大切に愛でてやるぞ?」って言われるんだけど、きっと食料的な意味だから踏ん張って耐える。
お互い意地を張って本心を話さないから拗れるんだけど、最終的に攻めが寝言で「好きだ……」って言って名前を呼ぶのを聞いて、完璧に受けは絆されちゃう。
急に態度が丸くなって、からかっても「俺のこと好きだからなんだな」って余裕であしらう受けに、
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