上 下
9 / 126

9.執着攻めとストーカー被害を受けているアイドルの話

しおりを挟む
売れないアイドルをしている受け。かつては食べていける程度は稼げていたのに、最近のギャラはスズメの涙。

三十歳を超えたしそろそろ引退するか……ぼんやり落ち込みながら歩いていると、後ろから自転車に激突される。

自転車はビビって逃げていく。痛くてうずくまっていたら、気弱そうな男が「大丈夫ですか⁉︎」と助け起こしてくれる。

病院につきそってくれてマンションまで送ってくれた攻めは、足の骨が折れた受けを気遣って時々差し入れを持って様子を見にくるようになる。

そんなほっこり出来事の裏で、受けはストーカー被害にあっていた。

ポストの手紙は髪の毛入りになり、受付封鎖しても玄関の前にプレゼントを置きにくる粘着さに心底ゾッとしていると、心配した攻めがしばらくうちに来ませんかと提案してくる。

ストーカーも轢き逃げ野郎も全然捕まらず心底参っていた受けは、攻めの家に居候することにした。

快適な部屋と寝床を提供してくれて、安心して眠りについた翌朝。受けが目覚めると手錠がはめられていた。

「やっとお迎えできました、これからはずっと一緒ですよ」
「は? 何の冗談? 手錠とってよ」
「すみません、窮屈ですよね。じきに慣れますよ」

攻めは嫌がる受けを抱いた。足を振り上げようとする受けを、攻めは優しくたしなめる。

「怪我に差し障りますよ」
「誰のせいだ! やめろ、離せ!」
「ああ、足を触っていないで行為に集中してほしいんですね。わかりました、もっとしてあげます」
「違う、あ、やぁ!」

やめろと言っても曲解して好き勝手に抱いてくる攻めに開発されて、受けは敏感でいやらしい体になり、快楽で頭いっぱいになって素直に抱かれるようになるお話。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...