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4.バレンタインネタ
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今日は待ちに待ったバレンタイン。
クラスのかわいい女子から、義理でもいいからチョコをもらえないかと期待して学校に行ったら、下駄箱に手紙が入ってた。
るんるんで待ち合わせ場所に赴くと、自分より背の高い男子生徒がチョコを差し出してくる。
「好きです! つきあってください!」
「はあ……?」
ドッキリかーなんだよーとガッカリしたけれど、相手はよく見ると女子にめちゃモテてる、隣のクラスのイケメン男子だった。
こいつと友達になればワンチャン彼女できるんじゃね? と期待した受け君は
「友達としてだったらいいよ。お試しってことで」
と軽い気持ちで返事をする。
すると攻めは犬がぶんぶん尻尾を振るような喜びようで
「よろしく……! 大事にする!」
とか言ってくる。
その日から弁当食うにも放課後遊びにいくにも、わんこ系男子とつるむようになる。
めっちゃ良いやつで、受けが弁当のおかずを一個分けてやる程度の親切に、いたく感動するのが面白くて、だんだん友達として攻めのことを好きになっていく。
時々女子に告られてるのを見て、羨望の眼差しを送る受け。
そんな女子には目もくれず、俺好きな人いるから! と断り、にっこにこで受けの元に帰ってくる攻め。
なんかこいつ可愛いじゃんってなって、そんなに好きならサービスしてやるかって、ふざけてキスをする。
するともう、盛りのついた犬のように舌を入れてきて、隅から隅までべろんべろん体を舐めまわされて、受けはイカされちゃう。
そこからもう攻めのことを意識しちゃって、なんで感じてるんだ、俺は女の子が好きなはずなのに! って思うのに
あまりにも気持ちよかったものだから、抜く時も攻めの顔が過ぎってますます意識しちゃって、攻めを遠ざけちゃう。
「ごめん、キスが嬉し過ぎて暴走しちゃって……! 本当にごめん」
としょんぼりする攻めに、もういいよ、と許す受け。
「なあ、この前からお前のことが気になってしょうがないんだけど。友達じゃなくて、恋人としてつきあってみる?」
「ぜひ!」
そこからあれよあれよと美味しく頂かれて、すっかりラブラブカップルになるお話。
クラスのかわいい女子から、義理でもいいからチョコをもらえないかと期待して学校に行ったら、下駄箱に手紙が入ってた。
るんるんで待ち合わせ場所に赴くと、自分より背の高い男子生徒がチョコを差し出してくる。
「好きです! つきあってください!」
「はあ……?」
ドッキリかーなんだよーとガッカリしたけれど、相手はよく見ると女子にめちゃモテてる、隣のクラスのイケメン男子だった。
こいつと友達になればワンチャン彼女できるんじゃね? と期待した受け君は
「友達としてだったらいいよ。お試しってことで」
と軽い気持ちで返事をする。
すると攻めは犬がぶんぶん尻尾を振るような喜びようで
「よろしく……! 大事にする!」
とか言ってくる。
その日から弁当食うにも放課後遊びにいくにも、わんこ系男子とつるむようになる。
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「なあ、この前からお前のことが気になってしょうがないんだけど。友達じゃなくて、恋人としてつきあってみる?」
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