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表彰式
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ぐっすりと夢も見ずに眠ったその翌日、俺は少しづつ仕事を再開していた。婚約を進めるつもりだという手紙も、領地の父様に向けて送った。
一仕事終えてうーんと背伸びをしていると、ヴァレリオからもらった最初の手紙がふと意識にのぼった。
目につく場所に起きっぱなしにしていたそれを、拾いあげて読んでみる。
あの時は目が滑るような美辞麗句が並べられていると思ったものだが、彼を好きになった今あらためて読むと、愛おしいという気持ちが胸の底から込み上げる。
ああ、好きだなあ……熱烈な愛の言葉に頬を染めて、まるで恋する乙女のように、彼と過ごした夜のことを回想した。
……また会える日が楽しみだけど、次もあんな風に入れっぱなしにされたら、ちょっと困るなあ……気持ちよすぎてどうにかなりそう。
想像すると、頭に血が昇って仕事どころではなくなってしまった。どうしようかな、今日も会えないかなあ。
流石に連日訪問したら迷惑だろうか、でも歓迎してくれそうな気もする。
悶々としながら魔道話を手に持ち、通話をかけようか悩んでいると、ノックの音が響いた。
「おーいクインシー、今忙しいか?」
「っ、イツキ? 大丈夫だよ」
イツキだ! 彼が俺の執務室に突然来るという、初めての事態に動揺して、焦った声が出てしまった。
「開けるぞ」
イツキが入室してくる前に、素早く魔道話をポケットに忍びこませた。いや、別に隠す必要はどこにもないんだけど。
何事もなかったかのように、にこやかな笑顔を浮かべて歓迎する。
「やあ、いらっしゃい。今お茶を用意させるね」
ああ、びっくりした。タイミングが悪いよイツキ……いや、逆によかったのかもな、このままでは仕事をサボって、ヴァレリオのところへ行ってしまうところだった。
ソファーセットにイツキと、当然の顔をしてついてきた護衛のカイル君を座らせると、イツキが大きな瞳を瞬かせながら問いかけてきた。
「さっきはなんかあったのか?」
「いや、なにもないよ? そうだ、君達にまだ報酬を渡せていなかったね。これをどうぞ」
エロいことを考えていたとは言えないから、話を逸らしてごまかす。咄嗟に股間を視認したが、俺の分身は大人しくしていた、よかった。
報酬を渡すと、イツキは予想以上の金額に驚いていた。いいんだよ、遠慮せずにもらってくれ。マーシャル領が二番だなんて、初の快挙だからね。
お金自体も俺じゃなくて、俺達の活躍に感動した母様から出ているから、俺の懐も痛まなかった。万々歳だね。
「これで君たちと過ごせる時間もおしまいかあ。ちょっとの間だったけど、楽しかったよ」
「大袈裟だな。どうせ春が終わったらまたマーシャルに戻ってくるんだから、いつでも会えるだろ?」
グッと唾に咽せそうになった。この後はきっと、領地にはすぐ戻らない。
せめて婚約が正式に整うまでは、ヴァレリオを誰かに取られないように見張ってないと……というのを言い訳に、一緒にいたいだけなんだけど。
「それがねえ……一回はマーシャルに帰るだろうけど、その後は王都に永住することになるかも、しれないんだよねえ……」
ああもう、頬が熱くなってきた。平常心を心がけるんだ、イツキやカイル君の前でみっともない顔を見せたくない。
「それって、ヴァレリオってやつと一緒に住むってことか?」
「えっ!?」
ちょっと待って、ヴァレリオについて、イツキには一言も話してないんだけど⁉︎
なんでわかったのイツキ、前に相談した時は、公爵家の三男ってぼかしてたから、絶対に気づかれてないと思ってたのに……!
「ええとその、それについては追々……そのうち、話せるかもしれない……」
回らない頭で返答を伸ばしつつ、そういえばテオに口止めをしていなかったと気づいた。
ちょっともう、俺ってば本当に浮かれすぎだ……きっと今の俺、真っ赤になってるよ……
イツキは俺の反応を見て、微笑ましげな笑顔を向けてきた。
「アンタならどこでも上手く世渡りできるだろ。がんばれよ」
「せいせいする。二度と顔を見せるな」
「二人ともあっさりしてるね、カイル君に至っては暴言だからねそれ!?」
カイル君の冷や水のような言葉で、やっといつもの調子を取り戻せた。
イツキから話を聞いたところによると、どうやら彼らは明後日にも王都を発つらしい。
少し前までなら胸が痛んでいただろうその言葉にも、今の俺は衝撃を受けなかった。
本当にすごい二人組だったなあ、イツキとカイル君は。短い間だったけど、一緒にいられて楽しかったよ。
「じゃあね、さよならイツキ。カイル君も」
「……ああ」
キュートな兎耳を揺らして、クールに去っていくイツキ。寂しさを感じるけれど、もう彼に恋心を抱いていないことをハッキリ自覚した。
ヴァレリオと再会していなかったら、今頃もっと失意の底にいたかもしれない。本当、彼が俺を好きで居続けてくれてよかったなあ。
平和に凪いだ心で、そっと微笑みを浮かべながら、俺は仕事を再開した。
*
両家から婚約を了承する手紙を受けとった俺達は、休日をあわせて婚約届けを王宮に提出しにいった。
王宮で働く貴族達が、仲睦まじく寄り添う俺達を意外そうな顔で見送っているのが、なんだかおかしい。
「この後すぐに、領地対抗戦の表彰会を兼ねた夜会がある。そこで俺達が婚約したことも公表しよう」
「いいよ。ちゃんとエスコートしてくれるんだよね?」
「もちろんだ、ぜひさせてくれ」
浮かれた気分で王宮から邸へ一度戻って、今日のために用意された衣装を身につける。
ヴァレリオは負けるつもりはないと告げた通り、最初から婚約する気満々で、婚約発表に相応しい衣装を用意してくれていた。
対抗戦で表彰される場合、大体の貴族は騎士服のような、華麗でいて威厳のある正装を身につけてくる。
俺の衣装もその風潮に倣い、騎士服のような正装だった。
真っ白に染められた上下、肩口には金のモール、身頃には刺繍が飾られている。胸元には細やかなレース模様の入った、クラヴァットが用意されていた。
袖口のボタンはさりげなく、ヴァレリオの瞳と同じ緑色の光沢を放っている。
ボタンを指先で撫でて、クスリと苦笑する。まったくもう、俺のもの主張が激しいんだから。
着替えた姿のままヴァレリオの迎えを待っていると、通りがかったテオに絶賛された。
「えっ、今日のボスはめちゃくちゃカッコいいし綺麗っスね、その服すっごく似合ってますよ!」
「そうかな? こういうの着たことないけど、変じゃない?」
「全然変じゃないっスよ! お話の中の王子様みたいですって、一瞬見惚れちゃいました!」
褒められて気をよくしていると、ヴァレリオの迎えが来たとメイドから知らされた。
「じゃあね、行ってくるよ」
「ボス、なんか幸せそうでいいっスね。ヴァレリオの旦那と一緒に、夜会を楽しんできてくださいね!」
幸せそうかあ、たしかに浮かれている自覚はある。今日ばかりは貴族相手に気を張らずにヴァレリオに頼って、幸せ気分に浸らせてもらっちゃおうかな?
玄関ホールまで迎えに来たヴァレリオは、いつもの騎士服よりも更にパリッとした、最高にカッコいい正装姿だった。
黒を基調とした上下に、光沢のあるシャツをあわせていて、コントラストがはっきりしていて目を引く。
俺と同じ金の糸で刺繍された衣装は、もしかして俺の髪色を意識しての選択なのかな? 豪華だが華美ではなく、彼の端正な顔立ちを更に引き立てていた。
彼は早足で俺の元に近づくと、嬉しくてたまらないと言いたげな笑みを浮かべた。
「クイン、似合っている。素晴らしく清楚で麗しいな……俺の選んだ衣装を身につけた貴方は、女神も霞むほどに美しい」
「ヴァレリオもかっこいいよ。戦神に仕える黒騎士のようだ」
お互いに見惚れながら、惹かれあうように歩み寄り、自然と距離が近づいていく。
眼前まで来ると、俺は少し背の高いヴァレリオの瞳を見つめて、自然と微笑みを浮かべた。
「行こうか。エスコートをよろしくね、旦那様?」
「うっ……なんというか、美麗すぎて破壊力がすごいな……」
ヴァレリオが頬を染めて身悶えている。あははっ、俺の笑顔と着こなしがそんなに気に入ったのか? 今日は出し惜しみせず、笑顔の大盤振る舞いをする予定だよ。
一仕事終えてうーんと背伸びをしていると、ヴァレリオからもらった最初の手紙がふと意識にのぼった。
目につく場所に起きっぱなしにしていたそれを、拾いあげて読んでみる。
あの時は目が滑るような美辞麗句が並べられていると思ったものだが、彼を好きになった今あらためて読むと、愛おしいという気持ちが胸の底から込み上げる。
ああ、好きだなあ……熱烈な愛の言葉に頬を染めて、まるで恋する乙女のように、彼と過ごした夜のことを回想した。
……また会える日が楽しみだけど、次もあんな風に入れっぱなしにされたら、ちょっと困るなあ……気持ちよすぎてどうにかなりそう。
想像すると、頭に血が昇って仕事どころではなくなってしまった。どうしようかな、今日も会えないかなあ。
流石に連日訪問したら迷惑だろうか、でも歓迎してくれそうな気もする。
悶々としながら魔道話を手に持ち、通話をかけようか悩んでいると、ノックの音が響いた。
「おーいクインシー、今忙しいか?」
「っ、イツキ? 大丈夫だよ」
イツキだ! 彼が俺の執務室に突然来るという、初めての事態に動揺して、焦った声が出てしまった。
「開けるぞ」
イツキが入室してくる前に、素早く魔道話をポケットに忍びこませた。いや、別に隠す必要はどこにもないんだけど。
何事もなかったかのように、にこやかな笑顔を浮かべて歓迎する。
「やあ、いらっしゃい。今お茶を用意させるね」
ああ、びっくりした。タイミングが悪いよイツキ……いや、逆によかったのかもな、このままでは仕事をサボって、ヴァレリオのところへ行ってしまうところだった。
ソファーセットにイツキと、当然の顔をしてついてきた護衛のカイル君を座らせると、イツキが大きな瞳を瞬かせながら問いかけてきた。
「さっきはなんかあったのか?」
「いや、なにもないよ? そうだ、君達にまだ報酬を渡せていなかったね。これをどうぞ」
エロいことを考えていたとは言えないから、話を逸らしてごまかす。咄嗟に股間を視認したが、俺の分身は大人しくしていた、よかった。
報酬を渡すと、イツキは予想以上の金額に驚いていた。いいんだよ、遠慮せずにもらってくれ。マーシャル領が二番だなんて、初の快挙だからね。
お金自体も俺じゃなくて、俺達の活躍に感動した母様から出ているから、俺の懐も痛まなかった。万々歳だね。
「これで君たちと過ごせる時間もおしまいかあ。ちょっとの間だったけど、楽しかったよ」
「大袈裟だな。どうせ春が終わったらまたマーシャルに戻ってくるんだから、いつでも会えるだろ?」
グッと唾に咽せそうになった。この後はきっと、領地にはすぐ戻らない。
せめて婚約が正式に整うまでは、ヴァレリオを誰かに取られないように見張ってないと……というのを言い訳に、一緒にいたいだけなんだけど。
「それがねえ……一回はマーシャルに帰るだろうけど、その後は王都に永住することになるかも、しれないんだよねえ……」
ああもう、頬が熱くなってきた。平常心を心がけるんだ、イツキやカイル君の前でみっともない顔を見せたくない。
「それって、ヴァレリオってやつと一緒に住むってことか?」
「えっ!?」
ちょっと待って、ヴァレリオについて、イツキには一言も話してないんだけど⁉︎
なんでわかったのイツキ、前に相談した時は、公爵家の三男ってぼかしてたから、絶対に気づかれてないと思ってたのに……!
「ええとその、それについては追々……そのうち、話せるかもしれない……」
回らない頭で返答を伸ばしつつ、そういえばテオに口止めをしていなかったと気づいた。
ちょっともう、俺ってば本当に浮かれすぎだ……きっと今の俺、真っ赤になってるよ……
イツキは俺の反応を見て、微笑ましげな笑顔を向けてきた。
「アンタならどこでも上手く世渡りできるだろ。がんばれよ」
「せいせいする。二度と顔を見せるな」
「二人ともあっさりしてるね、カイル君に至っては暴言だからねそれ!?」
カイル君の冷や水のような言葉で、やっといつもの調子を取り戻せた。
イツキから話を聞いたところによると、どうやら彼らは明後日にも王都を発つらしい。
少し前までなら胸が痛んでいただろうその言葉にも、今の俺は衝撃を受けなかった。
本当にすごい二人組だったなあ、イツキとカイル君は。短い間だったけど、一緒にいられて楽しかったよ。
「じゃあね、さよならイツキ。カイル君も」
「……ああ」
キュートな兎耳を揺らして、クールに去っていくイツキ。寂しさを感じるけれど、もう彼に恋心を抱いていないことをハッキリ自覚した。
ヴァレリオと再会していなかったら、今頃もっと失意の底にいたかもしれない。本当、彼が俺を好きで居続けてくれてよかったなあ。
平和に凪いだ心で、そっと微笑みを浮かべながら、俺は仕事を再開した。
*
両家から婚約を了承する手紙を受けとった俺達は、休日をあわせて婚約届けを王宮に提出しにいった。
王宮で働く貴族達が、仲睦まじく寄り添う俺達を意外そうな顔で見送っているのが、なんだかおかしい。
「この後すぐに、領地対抗戦の表彰会を兼ねた夜会がある。そこで俺達が婚約したことも公表しよう」
「いいよ。ちゃんとエスコートしてくれるんだよね?」
「もちろんだ、ぜひさせてくれ」
浮かれた気分で王宮から邸へ一度戻って、今日のために用意された衣装を身につける。
ヴァレリオは負けるつもりはないと告げた通り、最初から婚約する気満々で、婚約発表に相応しい衣装を用意してくれていた。
対抗戦で表彰される場合、大体の貴族は騎士服のような、華麗でいて威厳のある正装を身につけてくる。
俺の衣装もその風潮に倣い、騎士服のような正装だった。
真っ白に染められた上下、肩口には金のモール、身頃には刺繍が飾られている。胸元には細やかなレース模様の入った、クラヴァットが用意されていた。
袖口のボタンはさりげなく、ヴァレリオの瞳と同じ緑色の光沢を放っている。
ボタンを指先で撫でて、クスリと苦笑する。まったくもう、俺のもの主張が激しいんだから。
着替えた姿のままヴァレリオの迎えを待っていると、通りがかったテオに絶賛された。
「えっ、今日のボスはめちゃくちゃカッコいいし綺麗っスね、その服すっごく似合ってますよ!」
「そうかな? こういうの着たことないけど、変じゃない?」
「全然変じゃないっスよ! お話の中の王子様みたいですって、一瞬見惚れちゃいました!」
褒められて気をよくしていると、ヴァレリオの迎えが来たとメイドから知らされた。
「じゃあね、行ってくるよ」
「ボス、なんか幸せそうでいいっスね。ヴァレリオの旦那と一緒に、夜会を楽しんできてくださいね!」
幸せそうかあ、たしかに浮かれている自覚はある。今日ばかりは貴族相手に気を張らずにヴァレリオに頼って、幸せ気分に浸らせてもらっちゃおうかな?
玄関ホールまで迎えに来たヴァレリオは、いつもの騎士服よりも更にパリッとした、最高にカッコいい正装姿だった。
黒を基調とした上下に、光沢のあるシャツをあわせていて、コントラストがはっきりしていて目を引く。
俺と同じ金の糸で刺繍された衣装は、もしかして俺の髪色を意識しての選択なのかな? 豪華だが華美ではなく、彼の端正な顔立ちを更に引き立てていた。
彼は早足で俺の元に近づくと、嬉しくてたまらないと言いたげな笑みを浮かべた。
「クイン、似合っている。素晴らしく清楚で麗しいな……俺の選んだ衣装を身につけた貴方は、女神も霞むほどに美しい」
「ヴァレリオもかっこいいよ。戦神に仕える黒騎士のようだ」
お互いに見惚れながら、惹かれあうように歩み寄り、自然と距離が近づいていく。
眼前まで来ると、俺は少し背の高いヴァレリオの瞳を見つめて、自然と微笑みを浮かべた。
「行こうか。エスコートをよろしくね、旦那様?」
「うっ……なんというか、美麗すぎて破壊力がすごいな……」
ヴァレリオが頬を染めて身悶えている。あははっ、俺の笑顔と着こなしがそんなに気に入ったのか? 今日は出し惜しみせず、笑顔の大盤振る舞いをする予定だよ。
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