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番外編
酔ったカイルは大変★
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常にないカイルの様子に、ドキドキと胸を高鳴らせながらされるがままになっていると、彼は俺を全裸に剥いた後にひっくり返した。
「な、何するんだ?」
「お前の尻尾を愛でたい」
「っ!」
両手でやわやわと、手触りを楽しむように揉みこまれて、声が出そうになるのを咄嗟に堪えた。
「ふ……俺の、俺だけの尻尾……」
カイルは猫であればゴロゴロと喉を鳴らしていそうな、非常に機嫌のいい声音でそうささやいた。
そしてあろうことか顔を寄せて、尻尾に頬擦りをしはじめた……! なっ、やめろ息を吹きかけるな!
「っう、ん!」
「ここも、そこも、全部触っていいのは俺だけだ」
カイルはひたすら俺の身体を愛でて、弄り倒した。
ベッドに横向きに寝ころばせた俺の背後から、甘えるように身を擦りつけたり、執拗に性感帯をよしよししてきて、俺はあられもなくよがった。
「あ、あんっ! あ!」
「どこもかしこも可愛くて手触りがいいなんて、反則だ……」
そのくせ決定的な刺激は与えられないものだから、辛抱堪らなくなった俺はカイルに催促をした。
「な、もっと……奥触ったりとか、してくんねえ?」
「なんだ、挿れてほしいのか?」
「う……ん」
羞恥を堪えて首を縦に振ると、カイルはそれはもう綺麗に微笑みながら、衝撃的なことを口にした。
「イツキが自分で慣らしているところがみたい」
「は、はあ!?」
「やってみてくれないか? 俺の前でするところを、見てみたいと思っていたんだ」
世にも美しい顔が、さらりとエロいことを吐くので、頭がクラクラした。今日のカイルはやっぱりおかしいぞ、なにか悪いモノでも食ったのか……?
「あ」
「どうした」
頬杖をついたカイルは首を軽く傾げていて、気怠そうにも見える。彼の頬は赤く、瞳はとろんとしていた。
そして、直前の食べ過ぎ……そういや魔人は魔力を摂取しすぎると酔うんだったわと、ようやく理解した。
酔っている割には、凶悪なブツは健在だがな……腰に当たる硬いモノをなるべく意識しないようにしながら、軽い抵抗を試みる。
「見てる前で慣らすとか、嫌なんだが」
「嫌がっていながらも、気持ちよくなってしまうイツキを見るのが好きだ」
「そ、そうかよ……」
「なあ、俺のお願いを叶えてはくれないのか?」
色気滴る声と共に、首筋に息を吹きかけられた。ああ、もう……そういうことされると、もっとハッキリとした刺激が、欲しくなっちまうんだってば。
俺はカイルの望みを叶えて、その先にある展開に辿りつくために、指先に水魔法で粘液をまとわせた。
「ん……」
まだ半分くらい冷静な思考が、何をやっているんだと喚きはじめる。カイルに尻を向けた横寝姿勢のまま、最後の悪あがきをした。
「アンタ、俺が勝手に準備をするのは嫌なんじゃなかったのかよ……」
「俺の見ていないところでするのはな。どうせするなら目の前でやってほしいんだ」
「ええ……」
何が違うんだかわからねえが、カイル的には見ていないところで準備されるのが嫌らしい。俺は覚悟を決めて、尻のあわいに指を入れた。
「……っ」
うにうにと奥に指先を進めながら、穴を拡げようと試みる。まだ外は真っ昼間で、カーテン越しに昼の光が透けている。
薄明かりの部屋の中で、くちくちと俺が尻を弄る音だけが空気を揺らしている。カイルは……とそっと振り向くと、熱心に俺の尻を見つめる熱視線に焼かれそうになり、慌てて前を向く。
「は、あ……」
羞恥で頭が焼き切れそうになりながらも、常になく興奮して、触ってもいない前から先走りがぬるりと漏れだす。
四苦八苦しながら前立腺を探しあてて、しこりをグッと押してみた。けれど自分でやるのはいつもと勝手が違って、上手に気持ちよくなれない。
「ふ、う、ぅ……」
「絶景だな……」
「も、カイル……見られてるばっかじゃ嫌だ、ちゃんと触ってくれよ」
「自分でするのはやはり嫌か?」
くすくすと笑いながら、俺を後ろから包みこむように抱きしめるカイルの腕を、ギュッと握った。
「アンタにしてもらうほうが、もっとずっと気持ちいいんだよ……」
「だったらもっと欲しがってくれ。何をしてほしいんだ?」
「だから……」
くっそ、カイルめ最後まで俺に言わせるつもりだな?
上機嫌に俺の髪を撫でるカイルの耳元に、密やかに声を吹きこんでやった。
「……カイルの太くて熱いので、俺の腹の中を奥まで突いてほしいんだ……っ」
「そうか、イツキ……俺もちょうど、そうしてやりたいと思っていたんだ」
彼は酷く満足そうに口の端を釣り上げると、尻たぶを割り開いて屹立を挿入した。
「う、あ……っ」
「ふう……っイツキ、何度抱いても飽きない……」
「ん、嬉し……あ、あっ、ん!」
すぐに手加減なしの激しい抽送がはじまって、シーツにしがみつきながらそれに耐えた。
横向きだといつものいいところに当たり辛くて、もどかしい。カイルの動きにあわせて腰を振ると、煽られたのか彼の動きが速くなる。
「は……たまらない」
「カイル……っ、ん、ん!」
「奥に入らせてくれ、お前もそうしてほしいんだろう?」
「っ……あぁ!」
腰を両手で引き寄せられ、思いきり腹の奥へと差しこまれる。カイルの下生えが尻に当たると同時に、結腸まで楔で貫かれる。
チカチカと脳裏に星が飛んで、全身が気持ちよさでビクビクと震えた。今出さずにイッちまった……挿れられているだけなのに、気持ちいいのが止まらない。
「ぁ、あ、あ!」
「……っ出る!」
俺の収縮に反応して、カイルがびゅっと腹の奥の奥へと精液を吐き出した。お腹があったかい……
満たされた気分で、未だきゅんきゅんと規則的に震える中から生まれた快感に身を浸していると、カイルが腰を引いて、再び押しこんだ。
「あっ……?」
ぴゅるっと俺の雄芯から白濁液が飛び出した。すぐに硬度を取り戻したカイルの屹立は、達して敏感になっている俺をお構いなしに、抜き差しを繰り返した。
「あ、あっ、あぁ!!」
「気持ちいいな、イツキ」
「や、あぁー!」
耳を撫でられながらずんずんと奥まで突かれると、もうひとたまりもなかった。
強すぎる快楽に身を捩って逃げようとしても、カイルは俺を後ろから羽交い締めにして決して離そうとしない。
「止ま、ってぇ! カイル、んぁ!」
「イツキ、イツキ、好きだ、俺の唯一……」
酔ったカイルは恐ろしいことに、俺の言葉が耳に入ってこないようだった。
あまりにも手足をジタバタさせたせいか、カイルは俺をうつ伏せにして上からのしかかってきた。
「ひっ、うぐっ!」
「なぜ逃げるんだ? 気持ちいいだろう?」
「いいっ、いいけどっ、強いぃ」
「逃げないでくれ、お前に逃げられるかと思うと、決して離れられないように拘束したくなる……」
「はぁ!? や、まっ、て、てば、あぁん!」
かなり重い執着心を心に秘めていたらしきカイルは、普段表に出していない思いの丈をぶつけるかのように、俺を抱き潰した。
もう出るものも出なくなって、ひんひん泣きはじめた俺をかわいいかわいいと愛でながら、何度も対位を変えて抽送を続けた。
最後には、中でイきまくって意識が飛びかけた俺を、優しく揺り起こしては、また終わりのない快楽の底に突き落とした。
「はぅ、ん、やぅ……」
「イツキ、またかわいく鳴いてくれ」
「んく……くぅ、くぅん……っ」
望まれるままに鳴き声を漏らすと、ますます熱心に奥に突き入れられた。ああ、もうおかしくなるぅ……
結局最後は意識を手放してしまい、翌日正気を取り戻した気まずげなカイルに、不器用に謝られる事態となった。
うん、まあ、気持ちよかったけどな、すごく……本当にたまになら、食べ過ぎても許してやろうかなあ、と思った朝だった。
「な、何するんだ?」
「お前の尻尾を愛でたい」
「っ!」
両手でやわやわと、手触りを楽しむように揉みこまれて、声が出そうになるのを咄嗟に堪えた。
「ふ……俺の、俺だけの尻尾……」
カイルは猫であればゴロゴロと喉を鳴らしていそうな、非常に機嫌のいい声音でそうささやいた。
そしてあろうことか顔を寄せて、尻尾に頬擦りをしはじめた……! なっ、やめろ息を吹きかけるな!
「っう、ん!」
「ここも、そこも、全部触っていいのは俺だけだ」
カイルはひたすら俺の身体を愛でて、弄り倒した。
ベッドに横向きに寝ころばせた俺の背後から、甘えるように身を擦りつけたり、執拗に性感帯をよしよししてきて、俺はあられもなくよがった。
「あ、あんっ! あ!」
「どこもかしこも可愛くて手触りがいいなんて、反則だ……」
そのくせ決定的な刺激は与えられないものだから、辛抱堪らなくなった俺はカイルに催促をした。
「な、もっと……奥触ったりとか、してくんねえ?」
「なんだ、挿れてほしいのか?」
「う……ん」
羞恥を堪えて首を縦に振ると、カイルはそれはもう綺麗に微笑みながら、衝撃的なことを口にした。
「イツキが自分で慣らしているところがみたい」
「は、はあ!?」
「やってみてくれないか? 俺の前でするところを、見てみたいと思っていたんだ」
世にも美しい顔が、さらりとエロいことを吐くので、頭がクラクラした。今日のカイルはやっぱりおかしいぞ、なにか悪いモノでも食ったのか……?
「あ」
「どうした」
頬杖をついたカイルは首を軽く傾げていて、気怠そうにも見える。彼の頬は赤く、瞳はとろんとしていた。
そして、直前の食べ過ぎ……そういや魔人は魔力を摂取しすぎると酔うんだったわと、ようやく理解した。
酔っている割には、凶悪なブツは健在だがな……腰に当たる硬いモノをなるべく意識しないようにしながら、軽い抵抗を試みる。
「見てる前で慣らすとか、嫌なんだが」
「嫌がっていながらも、気持ちよくなってしまうイツキを見るのが好きだ」
「そ、そうかよ……」
「なあ、俺のお願いを叶えてはくれないのか?」
色気滴る声と共に、首筋に息を吹きかけられた。ああ、もう……そういうことされると、もっとハッキリとした刺激が、欲しくなっちまうんだってば。
俺はカイルの望みを叶えて、その先にある展開に辿りつくために、指先に水魔法で粘液をまとわせた。
「ん……」
まだ半分くらい冷静な思考が、何をやっているんだと喚きはじめる。カイルに尻を向けた横寝姿勢のまま、最後の悪あがきをした。
「アンタ、俺が勝手に準備をするのは嫌なんじゃなかったのかよ……」
「俺の見ていないところでするのはな。どうせするなら目の前でやってほしいんだ」
「ええ……」
何が違うんだかわからねえが、カイル的には見ていないところで準備されるのが嫌らしい。俺は覚悟を決めて、尻のあわいに指を入れた。
「……っ」
うにうにと奥に指先を進めながら、穴を拡げようと試みる。まだ外は真っ昼間で、カーテン越しに昼の光が透けている。
薄明かりの部屋の中で、くちくちと俺が尻を弄る音だけが空気を揺らしている。カイルは……とそっと振り向くと、熱心に俺の尻を見つめる熱視線に焼かれそうになり、慌てて前を向く。
「は、あ……」
羞恥で頭が焼き切れそうになりながらも、常になく興奮して、触ってもいない前から先走りがぬるりと漏れだす。
四苦八苦しながら前立腺を探しあてて、しこりをグッと押してみた。けれど自分でやるのはいつもと勝手が違って、上手に気持ちよくなれない。
「ふ、う、ぅ……」
「絶景だな……」
「も、カイル……見られてるばっかじゃ嫌だ、ちゃんと触ってくれよ」
「自分でするのはやはり嫌か?」
くすくすと笑いながら、俺を後ろから包みこむように抱きしめるカイルの腕を、ギュッと握った。
「アンタにしてもらうほうが、もっとずっと気持ちいいんだよ……」
「だったらもっと欲しがってくれ。何をしてほしいんだ?」
「だから……」
くっそ、カイルめ最後まで俺に言わせるつもりだな?
上機嫌に俺の髪を撫でるカイルの耳元に、密やかに声を吹きこんでやった。
「……カイルの太くて熱いので、俺の腹の中を奥まで突いてほしいんだ……っ」
「そうか、イツキ……俺もちょうど、そうしてやりたいと思っていたんだ」
彼は酷く満足そうに口の端を釣り上げると、尻たぶを割り開いて屹立を挿入した。
「う、あ……っ」
「ふう……っイツキ、何度抱いても飽きない……」
「ん、嬉し……あ、あっ、ん!」
すぐに手加減なしの激しい抽送がはじまって、シーツにしがみつきながらそれに耐えた。
横向きだといつものいいところに当たり辛くて、もどかしい。カイルの動きにあわせて腰を振ると、煽られたのか彼の動きが速くなる。
「は……たまらない」
「カイル……っ、ん、ん!」
「奥に入らせてくれ、お前もそうしてほしいんだろう?」
「っ……あぁ!」
腰を両手で引き寄せられ、思いきり腹の奥へと差しこまれる。カイルの下生えが尻に当たると同時に、結腸まで楔で貫かれる。
チカチカと脳裏に星が飛んで、全身が気持ちよさでビクビクと震えた。今出さずにイッちまった……挿れられているだけなのに、気持ちいいのが止まらない。
「ぁ、あ、あ!」
「……っ出る!」
俺の収縮に反応して、カイルがびゅっと腹の奥の奥へと精液を吐き出した。お腹があったかい……
満たされた気分で、未だきゅんきゅんと規則的に震える中から生まれた快感に身を浸していると、カイルが腰を引いて、再び押しこんだ。
「あっ……?」
ぴゅるっと俺の雄芯から白濁液が飛び出した。すぐに硬度を取り戻したカイルの屹立は、達して敏感になっている俺をお構いなしに、抜き差しを繰り返した。
「あ、あっ、あぁ!!」
「気持ちいいな、イツキ」
「や、あぁー!」
耳を撫でられながらずんずんと奥まで突かれると、もうひとたまりもなかった。
強すぎる快楽に身を捩って逃げようとしても、カイルは俺を後ろから羽交い締めにして決して離そうとしない。
「止ま、ってぇ! カイル、んぁ!」
「イツキ、イツキ、好きだ、俺の唯一……」
酔ったカイルは恐ろしいことに、俺の言葉が耳に入ってこないようだった。
あまりにも手足をジタバタさせたせいか、カイルは俺をうつ伏せにして上からのしかかってきた。
「ひっ、うぐっ!」
「なぜ逃げるんだ? 気持ちいいだろう?」
「いいっ、いいけどっ、強いぃ」
「逃げないでくれ、お前に逃げられるかと思うと、決して離れられないように拘束したくなる……」
「はぁ!? や、まっ、て、てば、あぁん!」
かなり重い執着心を心に秘めていたらしきカイルは、普段表に出していない思いの丈をぶつけるかのように、俺を抱き潰した。
もう出るものも出なくなって、ひんひん泣きはじめた俺をかわいいかわいいと愛でながら、何度も対位を変えて抽送を続けた。
最後には、中でイきまくって意識が飛びかけた俺を、優しく揺り起こしては、また終わりのない快楽の底に突き落とした。
「はぅ、ん、やぅ……」
「イツキ、またかわいく鳴いてくれ」
「んく……くぅ、くぅん……っ」
望まれるままに鳴き声を漏らすと、ますます熱心に奥に突き入れられた。ああ、もうおかしくなるぅ……
結局最後は意識を手放してしまい、翌日正気を取り戻した気まずげなカイルに、不器用に謝られる事態となった。
うん、まあ、気持ちよかったけどな、すごく……本当にたまになら、食べ過ぎても許してやろうかなあ、と思った朝だった。
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