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第三章 魔人救済編
224.5 お風呂加筆編★
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快感の余韻が去ると、カイルに噛みついてしまったのに気づいて、ハッと口を離した。
「あ、ごめん……歯型、ついた」
「別にいい、お前に情熱的に愛されているようで、むしろもっとやってくれてもいいくらいだ」
そう告げたカイルは俺から雄を引き抜くと、首筋に吸いついた。
「うゃ……っ」
「俺もお前に跡をつけたい……」
「あ、ぁ……」
ピリッと首筋に、鎖骨周りにカイルの唇が触れる度に、赤い花跡が増えていく。
独占欲を示されているような行為に、俺の心は甘く疼いた。カイルの髪に指を差しこみながら、陶然とした心地で彼の行為を受け入れる。
「んっ……」
「痛いか?」
「平気だ……もっといっぱいして……」
愛おしいという気持ちが胸の中からこんこんと湧きでて、カイルの頬にキスをした。動いた拍子に、ドロリと中から蜜が溢れる。
「あ、カイルのが、溢れる……風呂行きたい」
「魔法で綺麗にすればいい」
「嫌だ、風呂がいい……風呂に入りたい」
暑くて汗まみれになっているし、せっかくゆったりできるサイズの風呂場なんだから、カイルと一緒に入ってイチャイチャしたい。
「なあカイル、連れてってくれ」
甘えたい気持ちそのままに、両手を広げてカイルの顔を見上げる。彼は口元を手で押さえて、頬を染めながら小さく独り言を呟いた。
「クッ、かわいいな……」
カイルが抱き上げてくれたので、俺は彼に足を巻きつけるようにして、両腕の中に収まった。
彼は俺程度の体重などものともせずに、いつもと同じような足取りで風呂場に向かう。
お湯も魔法で用意してくれて、至れり尽くせりだ。俺は上機嫌でカイルの胸元に、すりすりと頬を擦りつけた。
「へへっ、カイル……」
「どうした……?」
「んー、いい匂いがする」
「どんな匂いだ?」
「なんか、えっちい匂い……俺、この匂い好きだな……」
カイルにくっついていると、またムラムラしてきてしまった。裸の胸にくっついている乳首をペロリと舐めてみると、カイルが喉の奥で呻く。
「イツキ……また発情したのか?」
「ん、たぶんそうだ……さっきから、カイルとしたくてたまらないって気持ちが、収まらなくて……」
「そうか、フッ……いいぞ、何度でもしてやる」
カイルは俺を浴槽の側に下ろすと、尻に指を入れてぬるつく液を指先で掻き出す。
ただ掻き出しているだけなのに、俺の胎内は敏感に官能を拾い上げる。壁に手をついて体を支えながら、びくびくと背を揺らした。
「はぅん……くぅう……っ」
「とろとろに解れているな、すぐに受け入れられそうだ」
「待って、風呂入る、入るから……」
頑なに風呂に入りたがる俺から、カイルは名残惜しそうに指を引き抜いた。
またひょいと腕の中に抱えられて、湯の溜まった浴槽に二人で入浴する。大きめに作られた浴槽は、二人で入っても窮屈には感じなかった。
後ろからカイルに抱き抱えられるような体勢でいると、彼のモノが硬くなって俺の腰に当たっているのがわかった。
「カイル、当たってる……」
「お前とくっついていると、自然とそうなってしまうんだ」
「そうなのか? はは……嬉しい、いっぱい気持ちよくなろうな?」
頭がお花畑状態の俺は、カイルの腰に自らの尻を押しつけた。煽られたカイルはすかさず俺の腰を捉えて、下から楔を差しこむ。
「ひゃうん!」
「今日のお前は可愛すぎる……!」
「あ、あ、あん!」
ちゃぷちゃぷと水音を立てながら、カイルの抽送がはじまった。ごちゅんっと奥を穿たれるたびに、高い声が上がるのを抑えられない。
「あっ、カイル、カイルゥ……!」
「気持ちいいな、イツキ……っ」
「いい、すご、いいよぉ!」
また奥の奥までこじ開けられて、目の裏がチカチカするくらいの強烈な快感が身を焼く。
その状態で後ろから両方の乳首を弄られて、悲鳴のような声で啼いた。
「くぅうんっ、それ、だめぇ!!」
「ぐっ、締まる……!」
「いっ、ひっ! やぁ!」
腹の中を熱いモノで蹂躙され、喘ぎ声が壊れた蛇口のように漏れ出ていく。
苦しいくらいに気持ちよすぎて、気がついた時には熱い湯の中に射精してしまっていた。熱気と湯気と、煮えるような快楽に頭がクラクラする。
「や、出たっ……も、止まってぇ」
「イツキ、イツキ……!」
「あ、あぁあーっ」
激しい性交はその後も場所を変えて続き、俺が十分以上に満足するまで、カイルは己の逞しいモノを使って俺を抱き潰した。
「あ、ごめん……歯型、ついた」
「別にいい、お前に情熱的に愛されているようで、むしろもっとやってくれてもいいくらいだ」
そう告げたカイルは俺から雄を引き抜くと、首筋に吸いついた。
「うゃ……っ」
「俺もお前に跡をつけたい……」
「あ、ぁ……」
ピリッと首筋に、鎖骨周りにカイルの唇が触れる度に、赤い花跡が増えていく。
独占欲を示されているような行為に、俺の心は甘く疼いた。カイルの髪に指を差しこみながら、陶然とした心地で彼の行為を受け入れる。
「んっ……」
「痛いか?」
「平気だ……もっといっぱいして……」
愛おしいという気持ちが胸の中からこんこんと湧きでて、カイルの頬にキスをした。動いた拍子に、ドロリと中から蜜が溢れる。
「あ、カイルのが、溢れる……風呂行きたい」
「魔法で綺麗にすればいい」
「嫌だ、風呂がいい……風呂に入りたい」
暑くて汗まみれになっているし、せっかくゆったりできるサイズの風呂場なんだから、カイルと一緒に入ってイチャイチャしたい。
「なあカイル、連れてってくれ」
甘えたい気持ちそのままに、両手を広げてカイルの顔を見上げる。彼は口元を手で押さえて、頬を染めながら小さく独り言を呟いた。
「クッ、かわいいな……」
カイルが抱き上げてくれたので、俺は彼に足を巻きつけるようにして、両腕の中に収まった。
彼は俺程度の体重などものともせずに、いつもと同じような足取りで風呂場に向かう。
お湯も魔法で用意してくれて、至れり尽くせりだ。俺は上機嫌でカイルの胸元に、すりすりと頬を擦りつけた。
「へへっ、カイル……」
「どうした……?」
「んー、いい匂いがする」
「どんな匂いだ?」
「なんか、えっちい匂い……俺、この匂い好きだな……」
カイルにくっついていると、またムラムラしてきてしまった。裸の胸にくっついている乳首をペロリと舐めてみると、カイルが喉の奥で呻く。
「イツキ……また発情したのか?」
「ん、たぶんそうだ……さっきから、カイルとしたくてたまらないって気持ちが、収まらなくて……」
「そうか、フッ……いいぞ、何度でもしてやる」
カイルは俺を浴槽の側に下ろすと、尻に指を入れてぬるつく液を指先で掻き出す。
ただ掻き出しているだけなのに、俺の胎内は敏感に官能を拾い上げる。壁に手をついて体を支えながら、びくびくと背を揺らした。
「はぅん……くぅう……っ」
「とろとろに解れているな、すぐに受け入れられそうだ」
「待って、風呂入る、入るから……」
頑なに風呂に入りたがる俺から、カイルは名残惜しそうに指を引き抜いた。
またひょいと腕の中に抱えられて、湯の溜まった浴槽に二人で入浴する。大きめに作られた浴槽は、二人で入っても窮屈には感じなかった。
後ろからカイルに抱き抱えられるような体勢でいると、彼のモノが硬くなって俺の腰に当たっているのがわかった。
「カイル、当たってる……」
「お前とくっついていると、自然とそうなってしまうんだ」
「そうなのか? はは……嬉しい、いっぱい気持ちよくなろうな?」
頭がお花畑状態の俺は、カイルの腰に自らの尻を押しつけた。煽られたカイルはすかさず俺の腰を捉えて、下から楔を差しこむ。
「ひゃうん!」
「今日のお前は可愛すぎる……!」
「あ、あ、あん!」
ちゃぷちゃぷと水音を立てながら、カイルの抽送がはじまった。ごちゅんっと奥を穿たれるたびに、高い声が上がるのを抑えられない。
「あっ、カイル、カイルゥ……!」
「気持ちいいな、イツキ……っ」
「いい、すご、いいよぉ!」
また奥の奥までこじ開けられて、目の裏がチカチカするくらいの強烈な快感が身を焼く。
その状態で後ろから両方の乳首を弄られて、悲鳴のような声で啼いた。
「くぅうんっ、それ、だめぇ!!」
「ぐっ、締まる……!」
「いっ、ひっ! やぁ!」
腹の中を熱いモノで蹂躙され、喘ぎ声が壊れた蛇口のように漏れ出ていく。
苦しいくらいに気持ちよすぎて、気がついた時には熱い湯の中に射精してしまっていた。熱気と湯気と、煮えるような快楽に頭がクラクラする。
「や、出たっ……も、止まってぇ」
「イツキ、イツキ……!」
「あ、あぁあーっ」
激しい性交はその後も場所を変えて続き、俺が十分以上に満足するまで、カイルは己の逞しいモノを使って俺を抱き潰した。
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