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3話 Sランクモンスター

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 クソッ!
 今のレベルでSランクモンスターとかハードモードすぎるだろ!
 
 「はぁー、やるしかないか…」

 俺は今Eランクレベルの力しかない。
 あいつの攻撃を一度でも喰らえば死ぬ。
 でも、俺が13年間積み上げてきたゲーム知識で、あいつの弱点や攻撃の時のモーション、リキャストタイム、全て頭の中に入ってる。

 「ふふっ」

 普通に考えれば、EランクのプレイヤーがSランクのモンスターに挑むなんて絶対無謀だ。
 だけど、俺には誰にも負けないゲーム知識がある!

 「負ける気がしねぇ」

 拓弥とブラックオーガロードの戦いが始まる。

 まず、ブラックオーガロードが拓弥に黒炎のブレスを放ってきた。
 拓弥はそれをギリギリで避け、ブラックオーガロードの足に攻撃する。
 拓弥に攻撃されたブラックオーガロードは怒り、拓弥に向かって巨大な鉄の棍棒を振り下ろしてくる。
 拓弥はその攻撃もギリギリ避け、背中に回り込み、ブラックオーガロードの弱点である首筋を攻撃する。

 拓弥はこのようにブラックオーガロードとの死闘を繰り広げていく。









 
 3時間後

 拓弥は3時間に及ぶ死闘を繰り広げ、ブラックオーガロードを死ぬ寸前まで追い込んでいた。
 
 そこで、ブラックオーガロードが恐慌状態に陥り、拓弥に向かって黒炎のブレスを放ってきた。
 しかし、拓弥はそれを難なくかわした。
 次にブラックオーガロードは拓弥に向かって巨大な鉄の棍棒を振り回してきた。
 拓弥はそれを冷静にかわし、弱点の首筋に最後の一撃を決める。

 「これで終わりだ!」

 拓弥の攻撃は見事に決まり、ブラックオーガロードは光の粒子に変わって消えていく。
 そして、ブラックオーガロードが倒された場所には宝箱が置いてあった。

 拓弥は宝箱に気付き、近づいていく。

 「Sランクモンスターを倒したんだから、レアなアイテムが入っててくれよ。」

 拓弥は宝箱を開けて中を確認した。
 中に入っていたのはなんとSランク武器の『黒鬼王剣』と『Aランクの回復ポーション』だった。

 「ははっ、これで他のプレイヤーに差をつけれる!」

 拓弥は喜ぶを噛み締め、チュートリアルダンジョンを終えるのだった。
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