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3.夫の秘密
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リヒター子爵家を初めて訪れたとき、ステファン・ロレンツは王立衛生研究所の所属とはいえ、助手だった。
患者たる夫人は、まだ三十も半ばだったが、脈が不安定で寝台から体を起こすこともままならなかった。
愛妻家の子爵は遍く医療機関と個人の開業医を当たり、治療法を探していた。
しかしこれは厳しいだろうと、ステファンの指導医師は診断した。
「帰るぞ、ロレンツ」
衛生研究所としては、現行の治療が考えうる最良であるとだけ言えばいい。下手に関わって死なせ、気性の激しい軍人の子爵の不興を買うこともないという。
ステファンは賛同できなかった。
投薬の履歴を見れば、まだ打つ手はあると感じた。意見すると好きにしろと置いていかれた。
一人、子爵に治療をさせてくれるよう頼んだ。
小柄なのに十年あまりのうちに四人の産をして、かなり負荷のかかった身体だった。熱が続くのは、何らかの感染症に心臓まで侵されているとみた。
強心剤に加えて、感染を抑える薬を数種、併用しはじめた。
どこまで持つか、ステファンにもわからなかった。しかし、夫人の目の光が失われていなかったのに賭けた。
苦しげな息の下から、彼女は言った。
「まだ、大切な方と、子供たちを置いていきたくないんです」
経験上、精神の強さは、生命力に直結した。この人の命運はまだ、決していないと思った。
夫人の隣室に詰めてほとんど眠らず、一週間後に、ステファンはフラフラとキッチンに向かった。
「水、いただけますか……」
差し出されたコップを一息に飲み干した。
「どうですか」
「とりあえず強心剤はジキタリスが効きました。あと、感染の方はどれが当たったのかなあ……四日目からのが良かったのかもしれない……」
頭の中のカルテと睨みあいながら呟く彼を、少女の声が現実に引き戻す。
「母は助かりますか」
見れば真剣な眼差しとぶつかった。
茶の巻髪に深緑の瞳の、目元のきりりとした少女だ。彼が水を頼んだのは、メイドではなく当主の娘だとやっと気がついた。
「ええ、はい。まだご療養の必要はありますが。峠は越したと言っていいです」
みるみるうちに、少女の顔から力が抜け、幼げになった。両の下瞼に乗るように、水が溜まってツゥと頬を滑り落ちた。
「……先生、ありがとうございます」
端正な顔立ちを崩して、目元を紅くした表情に、疲れ切った神経に電流が走るような興奮を感じた。
一月は子爵家に滞在し、その後もしばらくは日を置かず往診した。
リヒター子爵の長女ディアナが落涙するのを見たのは、一度きりだった。なにをさせても長兄を押し退けるほどの出来の、いかにも貴族らしく気位の高い少女だった。
ステファンは、医の道を志してから、人間を複雑な機構を持つ研究対象として捉え、物理的刺激や投薬にどのような反応を示すかつぶさに観察してきた。
しかし、当時三十にして、女性のみならず個人に執着した経験はなかった。人間関係の希薄な変わり者と、学校でも職場でも見なされてきた。
それが、ディアナの泣き顔だけはふとしたはずみに繰り返し頭に蘇った。自身の内に何が起こったのか不思議で、心理学や心霊学、催眠術まで手を出した。
子爵は夫人の治療以来、ステファンが手がける研究となれば惜しみなく衛生研究所宛てに寄付をした。上司も彼を丁重に扱いはじめ、人あしらい下手の万年助手と言われたものが、翌年には医官になった。
地位に拘りはなかったが、研究の自由度が上がったのは嬉しかった。功績を挙げれば子爵はさらに彼を認め、引き続きの出入りを許してくれた。
満ちていく月のように、成長し輝きを増すディアナを垣間見るのが、隠れた愉しみだった。
ステファンに蒔かれた昏い欲望の種は、ゆっくりとだが確実に芽吹き、育っていった。
月の女神の名が相応しいあの美しい娘を、もう一度、泣かせてみたい。
今度は自分のために。
しかし、彼女に近寄る勇気はなかった。彼女と自分では何もかも不釣り合いなのは、いくら世事に疎くてもわかった。
彼女が嫁いでしまえば、会う手立てもなくなって、この不可解ゆえに片付けられない感情は消えるはずだった。
彼は治療以外に、人と関わりを深める方法を知らなかった。
ディアナは予想外に嫁がず、片想いの火は消えることなく六年も燻って彼を苛んだ。いっそ彼女が何らかの病になってくれたらとまで思いはじめたとき、自分の望みは狂気の域だと恐ろしくなった。
出入り禁止を言い渡してもらう覚悟で、彼女が同席する場で、子爵に彼女を娶りたいと願った。
それからの展開は、全く都合のいい夢だ。
子爵も、ディアナ当人すらも、ステファンを認めてくれた。
子爵は、桁を疑う額の支度金を事もなげに出した。
何を用意して、どんなふうに生活すればいいのかと慌てふためいたが、既に家庭のある同僚が苦笑いしながら指南してくれた。
婚礼も新居の準備も滞りなく、ディアナは彼の妻になった。
ディアナは朝夕、微笑みかけてくれた。泣き顔とは違う、胸の内が温まるような魅力だった。
家事の失敗も愛らしいものだ。男一人、構わない生活をしていたのが、あれこれ気を回して世話を焼かれるだけで嬉しかった。補佐に家政婦を雇ったが、ディアナは飲み込みが早くて、その必要もほどなくなくなりそうだった。
彼は、彼女と出会うまで、性的な興奮を感じたことがなかった。自身でも男性機能に問題があるのだろうと踏んでいた。子を望む気持ちがなかったから、治療も試みなかった。
それが、許されるとなれば、触れたくなった。機能するのに驚いた。夫婦となったのだから、しないというのも不審だろうと内心で言い訳して、ことに及んだ。職業柄、仕組みを知らないわけではなかった。
せめてできるだけ苦痛も恥辱も感じないよう、避妊薬と、麻酔と弛緩の薬を使った。
傷一つない、陶磁器のような眩い白肌の身体と交わるのは、畏れ多かった。
「……お辛ければやめます」
「大丈夫です。どうか」
ディアナが嫋やかな腕を伸ばしてくれたから、一線を越えられた。しかし、彼女の内に精を射すことはできなかった。
破瓜の血を流させても、覚悟していたのか彼女は涙を見せなかった。高揚感と罪悪感に乱れる彼の胸の内を知ってか知らずか、変わらず美しい面を寄せてくるのを、抱いた。
「愛しています……」
絞り出すように告げると、彼女はちいさく頷いた。だが、本当は、この期に及んでも、彼女への感情をそう呼んでいいか自信はなかった。
強く求めているのは間違いないが、愛と言い切るには穢れたものが混ざっている気がした。
ディアナの秘密の品々を見つけても、すぐに問いただす気にはなれなかった。
かわりに、前々から避妊指導と、性病の予防と治療に往診していた娼館に出向いた。
嗜虐および被虐趣味の性交の技術を教えてほしいと頼むと、女将は引き受けてくれた。
ディアナ以外には、やはり反応しない身体だった。顔なじみの娼婦は「さすが先生、真面目な旦那様ねえ」と呆れ笑いながら付き合ってくれた。
一通りのことを覚えても、ディアナを相手にするのは躊躇った。
本当に彼女は喜ぶだろうか。所詮、性に初心な娘の空想だ。実際にそうなれば怯え、こんなつもりでなかったと傷つくかもしれない。
彼女が寄せてくれた信頼を失うだけの結果になったらと思うと、怖かった。
ステファンにとっては、彼女は未だに大切なお嬢様だった。
まるで児戯のような新婚生活だった。
夫とはこういうものだろうと探りながら、面映く演じていた。彼女とておそらく、同じだっただろう。
だが、それも、もう終わりだ。
月下に、ディアナの両眼から、水晶が煌きながら溢れている。
痺れるような快楽が、ステファンの背の最も太い神経を這い上がる。
「僕は、貴女の泣き顔に魅せられたんです」
翠玉の瞳が、彼の歓喜を映している。
「ディアナ、綺麗です。この涙は僕のものなんですね」
こぼれ落ち、枕に吸われてしまうのが惜しい。ステファンは彼女の目元に口を寄せ、輝く雫を舌先で掬った。
甘美な毒が、いよいよ彼の中枢神経を支配する。
「やめてください……」
ステファンは顔を覆おうとする彼女の両手を掴み、寝台に押しつける。それだけの動作で、ディアナがはっと息を呑んだ。
「……だめ。もっと泣いてください。僕のために」
「こんな人だなんて……!」
そう言いながら、声音が弱々しかった。ディアナの顔から、怒りは抜け落ちていた。
「見損ないましたか。でも、もう逃がしませんよ。婚姻を結んで、純潔も捧げてくれましたものね」
ステファンは滾りはじめたものを、布地ごしに彼女の下腹に押しつける。
あ、とディアナが短く声を上げる。
「僕は、美しい貴女が激しく感情を揺らす姿が見たいんです。隠さないでください。僕は貴女の全てを奪うかわりに、満たしてあげます」
かくして、月の女神は深藍の水鏡に堕ちた。
患者たる夫人は、まだ三十も半ばだったが、脈が不安定で寝台から体を起こすこともままならなかった。
愛妻家の子爵は遍く医療機関と個人の開業医を当たり、治療法を探していた。
しかしこれは厳しいだろうと、ステファンの指導医師は診断した。
「帰るぞ、ロレンツ」
衛生研究所としては、現行の治療が考えうる最良であるとだけ言えばいい。下手に関わって死なせ、気性の激しい軍人の子爵の不興を買うこともないという。
ステファンは賛同できなかった。
投薬の履歴を見れば、まだ打つ手はあると感じた。意見すると好きにしろと置いていかれた。
一人、子爵に治療をさせてくれるよう頼んだ。
小柄なのに十年あまりのうちに四人の産をして、かなり負荷のかかった身体だった。熱が続くのは、何らかの感染症に心臓まで侵されているとみた。
強心剤に加えて、感染を抑える薬を数種、併用しはじめた。
どこまで持つか、ステファンにもわからなかった。しかし、夫人の目の光が失われていなかったのに賭けた。
苦しげな息の下から、彼女は言った。
「まだ、大切な方と、子供たちを置いていきたくないんです」
経験上、精神の強さは、生命力に直結した。この人の命運はまだ、決していないと思った。
夫人の隣室に詰めてほとんど眠らず、一週間後に、ステファンはフラフラとキッチンに向かった。
「水、いただけますか……」
差し出されたコップを一息に飲み干した。
「どうですか」
「とりあえず強心剤はジキタリスが効きました。あと、感染の方はどれが当たったのかなあ……四日目からのが良かったのかもしれない……」
頭の中のカルテと睨みあいながら呟く彼を、少女の声が現実に引き戻す。
「母は助かりますか」
見れば真剣な眼差しとぶつかった。
茶の巻髪に深緑の瞳の、目元のきりりとした少女だ。彼が水を頼んだのは、メイドではなく当主の娘だとやっと気がついた。
「ええ、はい。まだご療養の必要はありますが。峠は越したと言っていいです」
みるみるうちに、少女の顔から力が抜け、幼げになった。両の下瞼に乗るように、水が溜まってツゥと頬を滑り落ちた。
「……先生、ありがとうございます」
端正な顔立ちを崩して、目元を紅くした表情に、疲れ切った神経に電流が走るような興奮を感じた。
一月は子爵家に滞在し、その後もしばらくは日を置かず往診した。
リヒター子爵の長女ディアナが落涙するのを見たのは、一度きりだった。なにをさせても長兄を押し退けるほどの出来の、いかにも貴族らしく気位の高い少女だった。
ステファンは、医の道を志してから、人間を複雑な機構を持つ研究対象として捉え、物理的刺激や投薬にどのような反応を示すかつぶさに観察してきた。
しかし、当時三十にして、女性のみならず個人に執着した経験はなかった。人間関係の希薄な変わり者と、学校でも職場でも見なされてきた。
それが、ディアナの泣き顔だけはふとしたはずみに繰り返し頭に蘇った。自身の内に何が起こったのか不思議で、心理学や心霊学、催眠術まで手を出した。
子爵は夫人の治療以来、ステファンが手がける研究となれば惜しみなく衛生研究所宛てに寄付をした。上司も彼を丁重に扱いはじめ、人あしらい下手の万年助手と言われたものが、翌年には医官になった。
地位に拘りはなかったが、研究の自由度が上がったのは嬉しかった。功績を挙げれば子爵はさらに彼を認め、引き続きの出入りを許してくれた。
満ちていく月のように、成長し輝きを増すディアナを垣間見るのが、隠れた愉しみだった。
ステファンに蒔かれた昏い欲望の種は、ゆっくりとだが確実に芽吹き、育っていった。
月の女神の名が相応しいあの美しい娘を、もう一度、泣かせてみたい。
今度は自分のために。
しかし、彼女に近寄る勇気はなかった。彼女と自分では何もかも不釣り合いなのは、いくら世事に疎くてもわかった。
彼女が嫁いでしまえば、会う手立てもなくなって、この不可解ゆえに片付けられない感情は消えるはずだった。
彼は治療以外に、人と関わりを深める方法を知らなかった。
ディアナは予想外に嫁がず、片想いの火は消えることなく六年も燻って彼を苛んだ。いっそ彼女が何らかの病になってくれたらとまで思いはじめたとき、自分の望みは狂気の域だと恐ろしくなった。
出入り禁止を言い渡してもらう覚悟で、彼女が同席する場で、子爵に彼女を娶りたいと願った。
それからの展開は、全く都合のいい夢だ。
子爵も、ディアナ当人すらも、ステファンを認めてくれた。
子爵は、桁を疑う額の支度金を事もなげに出した。
何を用意して、どんなふうに生活すればいいのかと慌てふためいたが、既に家庭のある同僚が苦笑いしながら指南してくれた。
婚礼も新居の準備も滞りなく、ディアナは彼の妻になった。
ディアナは朝夕、微笑みかけてくれた。泣き顔とは違う、胸の内が温まるような魅力だった。
家事の失敗も愛らしいものだ。男一人、構わない生活をしていたのが、あれこれ気を回して世話を焼かれるだけで嬉しかった。補佐に家政婦を雇ったが、ディアナは飲み込みが早くて、その必要もほどなくなくなりそうだった。
彼は、彼女と出会うまで、性的な興奮を感じたことがなかった。自身でも男性機能に問題があるのだろうと踏んでいた。子を望む気持ちがなかったから、治療も試みなかった。
それが、許されるとなれば、触れたくなった。機能するのに驚いた。夫婦となったのだから、しないというのも不審だろうと内心で言い訳して、ことに及んだ。職業柄、仕組みを知らないわけではなかった。
せめてできるだけ苦痛も恥辱も感じないよう、避妊薬と、麻酔と弛緩の薬を使った。
傷一つない、陶磁器のような眩い白肌の身体と交わるのは、畏れ多かった。
「……お辛ければやめます」
「大丈夫です。どうか」
ディアナが嫋やかな腕を伸ばしてくれたから、一線を越えられた。しかし、彼女の内に精を射すことはできなかった。
破瓜の血を流させても、覚悟していたのか彼女は涙を見せなかった。高揚感と罪悪感に乱れる彼の胸の内を知ってか知らずか、変わらず美しい面を寄せてくるのを、抱いた。
「愛しています……」
絞り出すように告げると、彼女はちいさく頷いた。だが、本当は、この期に及んでも、彼女への感情をそう呼んでいいか自信はなかった。
強く求めているのは間違いないが、愛と言い切るには穢れたものが混ざっている気がした。
ディアナの秘密の品々を見つけても、すぐに問いただす気にはなれなかった。
かわりに、前々から避妊指導と、性病の予防と治療に往診していた娼館に出向いた。
嗜虐および被虐趣味の性交の技術を教えてほしいと頼むと、女将は引き受けてくれた。
ディアナ以外には、やはり反応しない身体だった。顔なじみの娼婦は「さすが先生、真面目な旦那様ねえ」と呆れ笑いながら付き合ってくれた。
一通りのことを覚えても、ディアナを相手にするのは躊躇った。
本当に彼女は喜ぶだろうか。所詮、性に初心な娘の空想だ。実際にそうなれば怯え、こんなつもりでなかったと傷つくかもしれない。
彼女が寄せてくれた信頼を失うだけの結果になったらと思うと、怖かった。
ステファンにとっては、彼女は未だに大切なお嬢様だった。
まるで児戯のような新婚生活だった。
夫とはこういうものだろうと探りながら、面映く演じていた。彼女とておそらく、同じだっただろう。
だが、それも、もう終わりだ。
月下に、ディアナの両眼から、水晶が煌きながら溢れている。
痺れるような快楽が、ステファンの背の最も太い神経を這い上がる。
「僕は、貴女の泣き顔に魅せられたんです」
翠玉の瞳が、彼の歓喜を映している。
「ディアナ、綺麗です。この涙は僕のものなんですね」
こぼれ落ち、枕に吸われてしまうのが惜しい。ステファンは彼女の目元に口を寄せ、輝く雫を舌先で掬った。
甘美な毒が、いよいよ彼の中枢神経を支配する。
「やめてください……」
ステファンは顔を覆おうとする彼女の両手を掴み、寝台に押しつける。それだけの動作で、ディアナがはっと息を呑んだ。
「……だめ。もっと泣いてください。僕のために」
「こんな人だなんて……!」
そう言いながら、声音が弱々しかった。ディアナの顔から、怒りは抜け落ちていた。
「見損ないましたか。でも、もう逃がしませんよ。婚姻を結んで、純潔も捧げてくれましたものね」
ステファンは滾りはじめたものを、布地ごしに彼女の下腹に押しつける。
あ、とディアナが短く声を上げる。
「僕は、美しい貴女が激しく感情を揺らす姿が見たいんです。隠さないでください。僕は貴女の全てを奪うかわりに、満たしてあげます」
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