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第6話 不可触領域
2. 支配者の復権
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悪夢、とはこの光景のことか。
歪んだ視界の中で、半壊した僚傀が揺れている。揺れているのは僚傀かそれとも自分なのか。そのことさえも判然としない。ややもすればこみ上げてくる胃液を飲み下しながら、伊勢ソウリはコンゴウ改で駆けた。右腕に抱えたトウカは意識を失っていて動かない。果たしてこの状況下に生身を晒して、人は生きているものだろうか。しかし緊急除装せずヒエイごと彼女を運ぼうとしていたら、今頃は二人でこの世を去っていた。
マルハチマルマル。予定どおり状況開始。第三管区の方術甲冑部隊は、不可触領域に向かって展開。回遊するD類特殊害獣を狩りつつ、戦線をポイントろ-三に向かって押し上げていった。状況は順調に推移し、ソウリたち第一小隊は不可触領域を目視できる距離に到達。数を増して押し寄せるD類を駆除している間に、特務部隊が不可触領域に突入した。
最初の異変は、轟音。
海上に重い衝撃音が轟き、陽炎の天幕から大質量が飛び出してきた。それはすぐに海面に叩きつけられ、転がり停止した。
ソウリは薙刀の刀身を交換しつつ、それに向けて視界を拡大した。左腕部に盾となる装甲を備えた方術甲冑が、徐々に海中に没しつつある。特徴的なその形状は、不可触領域に突入したはずの甲種方術甲冑ショウキだ。ショウキは頭部を失い前面の装甲を剥がれ、頭のない繰傀士の肉体を顕わにしていた。
ソウリの背を怖気が走り、身体が一瞬竦んだ。しかし、放置はできない。
「田和良警士、ショウキ繰傀士の回収に向かう。援護を」バディに通信を入れ、ソウリは即座に駆け出そうとした。しかし、いつもならすぐに返ってくる無駄に元気な返答が、ない。「田和良警士?」
再度呼びかけるも、返答はない。ソウリがトウカの傀体の位置を確認して視界を向けると、月山刀を片手に棒立ちになったヒエイがあった。
「田和良警……トウカちゃん?」
「セン、パ……」
呼びかけに、ようやく絞り出すような小さな声音が返ってきた途端、奇怪な衝撃がソウリを襲った。頭の芯を強く揺さぶるようなそれに、眩暈を起こし吐き気がこみ上げてくる。生唾を飲み込みかろうじて吐き気を抑え込むと、ソウリは頭を振って周囲を見た。
視界の先に揺れていた、陽炎の幕がない。海面から次々にD類が巨大な顎を突き出し、喉を震わせるのが見える。
PhHHhhh'nnNnnNngggGggggllLuuUuuiiiIIiIIiiii mgggGGGglww'nNAaaAafFhHHhhh
不可触領域が消えたのか。ソウリは自問自答する。いや違う。ここは
Cthulhu R'lyeh wgGggGgAAAaaah'nNAnNnnaaAaagl fhhHHhtAsagnNnNnNNNNnn
海が割れ、見上げるほどに大きな巨躯が立ち上がる。両棲類めいた大顎に覗く牙の列、水かきのついた前肢を持つその姿は、D類特種害獣のものだ。しかしその大きさが違い過ぎる。海上に出ている部分だけでゆうに20メートルはある。
「だ、ダゴン級……」
それは大海嘯後に太平洋、大西洋でそれぞれ一度ずつ観測されたのみの、超大型のD類特種害獣亜種の呼び名だった。交戦記録は、いまだ何処の国の防衛機関にも存在しない。
ダゴン級の左前肢に、ショウキと思しき方術甲冑が握られている。それを目の当たりにして、ソウリは理解した。ここは"不可触領域の中"だ。自分たち第一小隊は、明らかに不可触領域からは離れていた。理由はわからないが、不可触領域が急激にここまで拡大したとしか考えられない。
「隊長! 状況を……」
万に一つの望みを抱いて、ソウリは後方の指揮車両、指揮所に通信を入れた。しかし返答は一切ない。当たり前だ、不可触領域ではあらゆる通信、観測が遮断される。独自の判断で行動するしかない。
nNNaAnanAAAaaaa!!!
ダゴン級が咆え、左前肢のショウキを投げ飛ばす。返すその前肢で、棒立ちになったトリュウを薙ぎ払った。その付近で、ショウキがトリュウに襲いかかって組み伏せ、その頭部を掴むとナイフで頸部を掻き切った。また別のトリュウが天羽々斬をショウキに向け、徹界弾を発射。どん、と鳴る重い破裂音。胸に弾体を受けたショウキは砕け散った瞬間に、命中箇所を中心に吸い込まれるように消滅した。
ソウリの目の前で、特務部隊は同士討ちによって瓦解していった。混乱、の言葉だけでは説明できない。果たしてその繰傀士たちに何が起きているのか。突然気が狂ったとでもいうのか。
Cthulhu R'lyehEEeeeEhhHhhEeEE!!!
D類の大群が、唱和するように咆哮を轟かせる。その眼列が、ソウリにはこちらを認めて光ったように見えた。
作戦失敗。急速離脱。指揮系統も何もかも、ここに全ては崩壊した。そう判断すると、ソウリはバディのヒエイに向かって駆けた。
「トウカちゃん!」
幾度も呼びかけるも返答はない。ソウリのコンゴウ改が近づくと、ヒエイは膝を折って海面に倒れた。ソウリは緊急離脱訓練のままに、ヒエイの背部にある緊急除装レバーを引く。瞬時にヒエイは分解されて巻物状態に戻り、トウカの繰傀スーツがフロートを展開した。
海面に浮くトウカを右手で拾い上げ、ソウリはコンゴウ改を駆った。出鱈目なサイズの巨獣とD類の大群に背を向けて。全速であっても、コンゴウ改の速力では獲物を追うD類の速度に及ばない。しかしこの一帯はソウリにとって、勝手知ったる長年の現場だった。海面、海中ともにおおよその地形は把握している。廃ビルや倉庫群跡を遮蔽に進めば、あるいは。
三角跳びの要領で、コンゴウ改はビルの狭間を蹴り上がる。ごちん、と背後で顎が閉まる音が鳴った。左手を縁にかけて廃ビルの屋上に這い上がる。そこでようやく、ソウリは背後を振り返る気になった。
果たして不可触領域を抜けられたのだろうか。センサー類もろくに見ずに夢中で駆けたため、自信がない。計器類は正常に見える。途中、幾度となく僚傀を目にした。自身と同様に全速力で退却する者がいた。D類の顎にかかり千切れる者もいた。要救助者一名を抱え、換えの武装もない有様では、緊急時のトリアージに従って見捨てるほかになかった。
ソウリはコンゴウ改を背後の海に向けた。遠く陽炎の天幕が見える。ほんの少しずつ、ゆらぎの幕が湾岸に向かって近づいているように見えるのは、きっと錯覚ではないのだろう。ゆらぐ天幕から、第三管区の主力方術甲冑、コンゴウ改とヒエイが散り散りに潰走してくる。
カァと烏の鳴く声が聞こえ、ソウリは傀体の視界を上に向けた。望遠に切り替えると、烏の肢が三本あるのがわかる。戦術陰陽士の使鬼だ。
『伊勢君! 聞こえる?』
通信が回復し、切羽詰まった瑞元隊長の声が聞こえてきた。
「はい、こちら伊勢警士」大きく安堵の息をつきながら、ソウリは返答する。「不可触領域から、離脱できたようです。田和良警士が意識不明。受け入れ準備をお願いします」
歪んだ視界の中で、半壊した僚傀が揺れている。揺れているのは僚傀かそれとも自分なのか。そのことさえも判然としない。ややもすればこみ上げてくる胃液を飲み下しながら、伊勢ソウリはコンゴウ改で駆けた。右腕に抱えたトウカは意識を失っていて動かない。果たしてこの状況下に生身を晒して、人は生きているものだろうか。しかし緊急除装せずヒエイごと彼女を運ぼうとしていたら、今頃は二人でこの世を去っていた。
マルハチマルマル。予定どおり状況開始。第三管区の方術甲冑部隊は、不可触領域に向かって展開。回遊するD類特殊害獣を狩りつつ、戦線をポイントろ-三に向かって押し上げていった。状況は順調に推移し、ソウリたち第一小隊は不可触領域を目視できる距離に到達。数を増して押し寄せるD類を駆除している間に、特務部隊が不可触領域に突入した。
最初の異変は、轟音。
海上に重い衝撃音が轟き、陽炎の天幕から大質量が飛び出してきた。それはすぐに海面に叩きつけられ、転がり停止した。
ソウリは薙刀の刀身を交換しつつ、それに向けて視界を拡大した。左腕部に盾となる装甲を備えた方術甲冑が、徐々に海中に没しつつある。特徴的なその形状は、不可触領域に突入したはずの甲種方術甲冑ショウキだ。ショウキは頭部を失い前面の装甲を剥がれ、頭のない繰傀士の肉体を顕わにしていた。
ソウリの背を怖気が走り、身体が一瞬竦んだ。しかし、放置はできない。
「田和良警士、ショウキ繰傀士の回収に向かう。援護を」バディに通信を入れ、ソウリは即座に駆け出そうとした。しかし、いつもならすぐに返ってくる無駄に元気な返答が、ない。「田和良警士?」
再度呼びかけるも、返答はない。ソウリがトウカの傀体の位置を確認して視界を向けると、月山刀を片手に棒立ちになったヒエイがあった。
「田和良警……トウカちゃん?」
「セン、パ……」
呼びかけに、ようやく絞り出すような小さな声音が返ってきた途端、奇怪な衝撃がソウリを襲った。頭の芯を強く揺さぶるようなそれに、眩暈を起こし吐き気がこみ上げてくる。生唾を飲み込みかろうじて吐き気を抑え込むと、ソウリは頭を振って周囲を見た。
視界の先に揺れていた、陽炎の幕がない。海面から次々にD類が巨大な顎を突き出し、喉を震わせるのが見える。
PhHHhhh'nnNnnNngggGggggllLuuUuuiiiIIiIIiiii mgggGGGglww'nNAaaAafFhHHhhh
不可触領域が消えたのか。ソウリは自問自答する。いや違う。ここは
Cthulhu R'lyeh wgGggGgAAAaaah'nNAnNnnaaAaagl fhhHHhtAsagnNnNnNNNNnn
海が割れ、見上げるほどに大きな巨躯が立ち上がる。両棲類めいた大顎に覗く牙の列、水かきのついた前肢を持つその姿は、D類特種害獣のものだ。しかしその大きさが違い過ぎる。海上に出ている部分だけでゆうに20メートルはある。
「だ、ダゴン級……」
それは大海嘯後に太平洋、大西洋でそれぞれ一度ずつ観測されたのみの、超大型のD類特種害獣亜種の呼び名だった。交戦記録は、いまだ何処の国の防衛機関にも存在しない。
ダゴン級の左前肢に、ショウキと思しき方術甲冑が握られている。それを目の当たりにして、ソウリは理解した。ここは"不可触領域の中"だ。自分たち第一小隊は、明らかに不可触領域からは離れていた。理由はわからないが、不可触領域が急激にここまで拡大したとしか考えられない。
「隊長! 状況を……」
万に一つの望みを抱いて、ソウリは後方の指揮車両、指揮所に通信を入れた。しかし返答は一切ない。当たり前だ、不可触領域ではあらゆる通信、観測が遮断される。独自の判断で行動するしかない。
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ダゴン級が咆え、左前肢のショウキを投げ飛ばす。返すその前肢で、棒立ちになったトリュウを薙ぎ払った。その付近で、ショウキがトリュウに襲いかかって組み伏せ、その頭部を掴むとナイフで頸部を掻き切った。また別のトリュウが天羽々斬をショウキに向け、徹界弾を発射。どん、と鳴る重い破裂音。胸に弾体を受けたショウキは砕け散った瞬間に、命中箇所を中心に吸い込まれるように消滅した。
ソウリの目の前で、特務部隊は同士討ちによって瓦解していった。混乱、の言葉だけでは説明できない。果たしてその繰傀士たちに何が起きているのか。突然気が狂ったとでもいうのか。
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D類の大群が、唱和するように咆哮を轟かせる。その眼列が、ソウリにはこちらを認めて光ったように見えた。
作戦失敗。急速離脱。指揮系統も何もかも、ここに全ては崩壊した。そう判断すると、ソウリはバディのヒエイに向かって駆けた。
「トウカちゃん!」
幾度も呼びかけるも返答はない。ソウリのコンゴウ改が近づくと、ヒエイは膝を折って海面に倒れた。ソウリは緊急離脱訓練のままに、ヒエイの背部にある緊急除装レバーを引く。瞬時にヒエイは分解されて巻物状態に戻り、トウカの繰傀スーツがフロートを展開した。
海面に浮くトウカを右手で拾い上げ、ソウリはコンゴウ改を駆った。出鱈目なサイズの巨獣とD類の大群に背を向けて。全速であっても、コンゴウ改の速力では獲物を追うD類の速度に及ばない。しかしこの一帯はソウリにとって、勝手知ったる長年の現場だった。海面、海中ともにおおよその地形は把握している。廃ビルや倉庫群跡を遮蔽に進めば、あるいは。
三角跳びの要領で、コンゴウ改はビルの狭間を蹴り上がる。ごちん、と背後で顎が閉まる音が鳴った。左手を縁にかけて廃ビルの屋上に這い上がる。そこでようやく、ソウリは背後を振り返る気になった。
果たして不可触領域を抜けられたのだろうか。センサー類もろくに見ずに夢中で駆けたため、自信がない。計器類は正常に見える。途中、幾度となく僚傀を目にした。自身と同様に全速力で退却する者がいた。D類の顎にかかり千切れる者もいた。要救助者一名を抱え、換えの武装もない有様では、緊急時のトリアージに従って見捨てるほかになかった。
ソウリはコンゴウ改を背後の海に向けた。遠く陽炎の天幕が見える。ほんの少しずつ、ゆらぎの幕が湾岸に向かって近づいているように見えるのは、きっと錯覚ではないのだろう。ゆらぐ天幕から、第三管区の主力方術甲冑、コンゴウ改とヒエイが散り散りに潰走してくる。
カァと烏の鳴く声が聞こえ、ソウリは傀体の視界を上に向けた。望遠に切り替えると、烏の肢が三本あるのがわかる。戦術陰陽士の使鬼だ。
『伊勢君! 聞こえる?』
通信が回復し、切羽詰まった瑞元隊長の声が聞こえてきた。
「はい、こちら伊勢警士」大きく安堵の息をつきながら、ソウリは返答する。「不可触領域から、離脱できたようです。田和良警士が意識不明。受け入れ準備をお願いします」
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