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第4話 あなたと休日を
5. トウキョウの休日
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土曜の昼前、トヨシマ市イケフクロ駅前は、トウキョウ湾岸都市のあちこちからやって来る若者たちで賑わう。大海嘯でも水没しなかったかつての副都心イケフクロは、失地回復戦後、トウキョウ圏においてシンジュクと並ぶ大都市として発展しつあった。聳え立つサンシャイン60ビルは復興と不屈のシンボルとしてPRされ、今はその展望台とプラネタリウムを目当てに来る観光客も少なくない。ケイも小等部の頃、学校の科学見学でイケフクロのプラネタリウムを観に来たことがあった。あの時は大変だった。クラスに編入されたばかりのメイハが、人工の星々に手を届かせようと席から跳び上がったのだ。幸い跳んだのは一度きりで、暗かったせいか先生にはバレずに済んだ。隣の席だったから、すぐにしがみついて止められただけだけど。助走もない一跳びで、彼女はプラネタリウムの天井に手が届きかけていた。もう一回跳んでいたら、スクリーンを破壊していたんじゃなかろうか。あまり頑丈じゃないらしいし。
駅前通りの〈反り像〉前、裸の男女が背を反らせて上下につながった奇妙な銅像のため、そう呼ばれる定番の待ち合わせスポットで、ケイは自分の身なりをチェックした。もう何度目だろう。彼女に伝えた時刻の30分ほど前に到着してから。三回目までは数えていた。鏡の替わりになりそうなガラスもないから、自身の目で眺めるだけだけれど。朝の天気予報で今日は初夏並みの陽気らしいから、上は一昨日買ったばかりの白のティーシャツにグレーのサマージャケット、下は普段も履いてるブルーのデニムでまとめた。今朝、姉さんに見せて感想を訊いたところ「まあ及第点てとこかしら。この間まで中等部生だったことを踏まえて。可もなく不可もなくって感じね」だそうな。
行き交う人の喧騒を眺めると、ケイはひどく場違いな舞台に立たされたような気分になる。自分と同年代から上くらいの男女が多く目につくのは、自分がこれからその中の一組になるからだろうか。変じゃないかな僕。不安だ。界獣と戦うよりも。何せ女の子とデートなんて生まれて初めてのことだ。上手くエスコートできるだろうか。
それもこれも、ことの始まりは3日前。ケイがメイハとアヤハと、珍しく早く帰宅した姉と本宅で夕食を囲んでいたときのことだ。
「ウルスラさん、そろそろ帰国するんじゃないの?」
何処で聞きつけてきたのか、姉のシグネがそんなことを言い出した。アジフライにレモンを絞りながら。
「そうだね」
そのことはケイも考えていたことだった。というかここ数日、頭のほとんどをそのことが占めていた。偶然の出会いと、選択と戦い、その終わりが近づいている。この手の剣は、やはり返すべきだと思う。扱うほどに、身に余る力だと思うのだ。
でもその前に、彼女に何かしたいと思った。貸し与えられた力に見合うと思えるものは、自分の中を含めて見当たらないけれど。
僕がいい、と言ってくれた彼女に、何かを。
「帰国前に何かあげるか、してあげたいんだけど、何がいいかな?」ケイは思い切って訊いてみた。こういうことは同性の意見のほうが参考になるはず。「プレゼントか、好きな料理でもと思ってるんだけど」
「一応は考えていたのね。愚弟ながら感心感心」シグネはアジフライにソースをかけて、言った。「でもどうせなら、全部載せでいきなさい。デートして、美味しいもの食べて、プレゼントよ」
パキッとと木の折れる音と、こほんと咳き込む音はほぼ同時。ケイが音を追って見ると、メイハの右手で箸が折れていて、アヤハが味噌汁のお碗を置いてハンカチを口に当てていた。
「どうしたのさ二人とも?」
「すまん。少し力加減を間違えてな」
「ちょっとお味噌汁が熱くて……」
メイハはキッチンに予備の箸を取りに行き、アヤハはコップの水を飲んでいる。
メイハの後ろ姿を見送りながら、ケイは思い出す。そういえば最近はなくなったけど、メイハ、昔はしょっちゅう箸を折ってたよなあ。家に来たばかりの頃、だいたい週に二、三膳は壊すから、慣れるまで割り箸使ってたっけ。
「デートか……でも、僕が誘ったりして引かれないかな?」
ウィンディゴとの戦いの後も、ちょくちょく彼女の夜間の探索に付き合ってはいるけれど、改めてデートに誘うとなると気恥ずかしいし想像しただけで緊張もする。デートってあれだろう? 男女が好意を深め合うためにするアレなわけで。
「大丈夫よ大丈夫。私が保障するわ。賭けてもいい。だから誘ってみなさいな。別に、二人で一緒に遊んで食事してプレゼントするだけでしょ。それとも何? その先に進みたい?」
「そ、そんなわけないだろっ」
「ま、冗談はさておき」シグネは弟を見つめて言った。その視線は、ほんの少し遠い何処かを見ているようで。「思い出作りって大切よ。特に節目の区切りになることは。ケイも何年かして大人になったらわかるから」
そうまで言われてしまうと、ケイにもそれしかないと思えてくる。そうだよな。ちょっと二人で一緒に行動して食事するだけで、別にここ数日の日常と大して変わらないさ。
「わかった、誘ってみるよ」
「その前に、兄さん、デートに着ていく服とか持ってるんですか?」
「あ……」
アヤハに言われて、ケイははたと気づく。余所行きのカジュアルなんて、デニムと適当なシャツ、トレーナーくらいしか持ってない。店の手伝い賃は、ほとんどが参考書やヨロイのメンテ費、オプション購入に消えている。
「仕方ないですね、わたしが見繕ってあげます。仕方ないですから」ケイの表情からすべてを察したように、アヤハは一つ大きく息をつくと言った。「明日の放課後、空けておいてくださいね。ケイ兄さん」
アヤハはにっこり笑っているが、その笑みには有無を言わせぬ凄みがあった。僕、何か気に障ることしたっけ? ケイは思い返すも心当たりがなく。
「ありがと、よろしく」
としか言えず
「やるわねアヤハ」
姉からそんな、意味不明な言葉が聞こえた気がした。
ケータイの時刻表示を見れば、針は11時22分を示している。待ち合わせの時刻まで、あと8分ほどだ。ケイは今日のコースを頭の中でシミュレートする。まずは軽くランチで、それからプラネタリウムを観に行って、それから……
ふと、周囲の物音が小さくなったこと気づいて、ケイはケータイから顔を上げた。行き交う人たちが足を止め、同一の方向を見ている。その視線を追って見て、時が止まった。そんな気がした。
妖精が、歩いている。こちらに向かって。
いつもの若草色のスカーフを、リボンのように結んでさりげなく耳先を隠している。首元にフリルの付いた白のブラウスにワイドのデニムパンツ、ロング丈のレースガウンはシンプルだが、シンプル故に彼女の美しさを際立たせていた。
こちらを認めて、彼女の琥珀色の瞳がいつものいたずらな笑みに変わる。そこでようやく、ケイの中で目の前の妖精のような美少女とウルスラが一致した。
「ケイ、お待たせ!」
「うわっ!」
脚に羽でも生えているかのように、ウルスラが胸に飛び込んでくる。受け止め、少しよろけるだけで済んだのは父の稽古のお陰か。ケイは慌てて体勢を整えると、ウルスラを下ろして抱きかかえた腕を離す。鼓動が速いのは急に動いたせいだ。きっとそうだ。いつものパーカー姿で来るとばかり思っていたのに。不意打ちだ。今朝、僕が先に部屋を出されたのはこのためだったのか。「貴婦人には色々準備があるんだよ」とか何とか言っていたっけ。
「いや、たいして待ってないよ。待ち合わせの時刻にはまだ早い、し……」
顔に集まる熱を悟られまいと、ケイは当たり障りのない言葉を選ぶ。
しかし小さな赤毛の貴婦人は、それがたいそう不満のようで。
「んー」ケイを見上げながら、ウルスラはその形の良い眉根を寄せる。「言うべきことがあるでしょう? 我が騎士」
彼女は貴婦人として扱ってほしいとき、口調と態度が少し変わる。変わった時は、騎士のように振舞うと機嫌が良い。出会って十日ばかりの関係だけれど、ケイは彼女についてそんなことを学んでいた。
「今日もお美しいです、レイディ」
何とかそれっぽい言葉を頭からひねり出す。ケイは騎士のことなど絵本でしか知らない。なので気恥ずかしい真似事でしかないのだけれど。この貴婦人と騎士ごっこも、そろそろ終わるのだと思うと少し寂しい。
「まあギリギリ及第点かな。ケイがエイジアの出身なのを踏まえれば」
「しょうがないじゃないか。女の子とデートなんて、初めてなんだから」
姉さんと似たようなこと言うなあ、と思いながらケイがぼやく。
「ふーん、そう、ボクが初めてなんだ」何気ないケイのぼやきを聞いて、ウルスラが相好を崩した。「今日のボクは機嫌がいいから、加点して満点合格! ケイもなかなかカッコいいよ!」
ウルスラはするりケイの横に移動すると、彼の左腕を抱え込んだ。
薄手のサマージャケットとシャツ越しに、ケイの腕に彼女の体温が伝わってくる。
「ちょ、ウルスラ」
当たってる。色々。柔らかい二の腕とか、押しつけられるとそれなりにある胸とか。見た目よりある胸とか。ケイは彼女のスキンシップに言葉を失う。左腕の感触に意識のほとんどが持って行かれてしまう。
「今日はちゃんとエスコートしてよね、我が騎士」
そんなケイを面白そうに嬉しそうに見上げて、ウルスラは腕を抱えて颯爽と歩き出した。
駅前通りの〈反り像〉前、裸の男女が背を反らせて上下につながった奇妙な銅像のため、そう呼ばれる定番の待ち合わせスポットで、ケイは自分の身なりをチェックした。もう何度目だろう。彼女に伝えた時刻の30分ほど前に到着してから。三回目までは数えていた。鏡の替わりになりそうなガラスもないから、自身の目で眺めるだけだけれど。朝の天気予報で今日は初夏並みの陽気らしいから、上は一昨日買ったばかりの白のティーシャツにグレーのサマージャケット、下は普段も履いてるブルーのデニムでまとめた。今朝、姉さんに見せて感想を訊いたところ「まあ及第点てとこかしら。この間まで中等部生だったことを踏まえて。可もなく不可もなくって感じね」だそうな。
行き交う人の喧騒を眺めると、ケイはひどく場違いな舞台に立たされたような気分になる。自分と同年代から上くらいの男女が多く目につくのは、自分がこれからその中の一組になるからだろうか。変じゃないかな僕。不安だ。界獣と戦うよりも。何せ女の子とデートなんて生まれて初めてのことだ。上手くエスコートできるだろうか。
それもこれも、ことの始まりは3日前。ケイがメイハとアヤハと、珍しく早く帰宅した姉と本宅で夕食を囲んでいたときのことだ。
「ウルスラさん、そろそろ帰国するんじゃないの?」
何処で聞きつけてきたのか、姉のシグネがそんなことを言い出した。アジフライにレモンを絞りながら。
「そうだね」
そのことはケイも考えていたことだった。というかここ数日、頭のほとんどをそのことが占めていた。偶然の出会いと、選択と戦い、その終わりが近づいている。この手の剣は、やはり返すべきだと思う。扱うほどに、身に余る力だと思うのだ。
でもその前に、彼女に何かしたいと思った。貸し与えられた力に見合うと思えるものは、自分の中を含めて見当たらないけれど。
僕がいい、と言ってくれた彼女に、何かを。
「帰国前に何かあげるか、してあげたいんだけど、何がいいかな?」ケイは思い切って訊いてみた。こういうことは同性の意見のほうが参考になるはず。「プレゼントか、好きな料理でもと思ってるんだけど」
「一応は考えていたのね。愚弟ながら感心感心」シグネはアジフライにソースをかけて、言った。「でもどうせなら、全部載せでいきなさい。デートして、美味しいもの食べて、プレゼントよ」
パキッとと木の折れる音と、こほんと咳き込む音はほぼ同時。ケイが音を追って見ると、メイハの右手で箸が折れていて、アヤハが味噌汁のお碗を置いてハンカチを口に当てていた。
「どうしたのさ二人とも?」
「すまん。少し力加減を間違えてな」
「ちょっとお味噌汁が熱くて……」
メイハはキッチンに予備の箸を取りに行き、アヤハはコップの水を飲んでいる。
メイハの後ろ姿を見送りながら、ケイは思い出す。そういえば最近はなくなったけど、メイハ、昔はしょっちゅう箸を折ってたよなあ。家に来たばかりの頃、だいたい週に二、三膳は壊すから、慣れるまで割り箸使ってたっけ。
「デートか……でも、僕が誘ったりして引かれないかな?」
ウィンディゴとの戦いの後も、ちょくちょく彼女の夜間の探索に付き合ってはいるけれど、改めてデートに誘うとなると気恥ずかしいし想像しただけで緊張もする。デートってあれだろう? 男女が好意を深め合うためにするアレなわけで。
「大丈夫よ大丈夫。私が保障するわ。賭けてもいい。だから誘ってみなさいな。別に、二人で一緒に遊んで食事してプレゼントするだけでしょ。それとも何? その先に進みたい?」
「そ、そんなわけないだろっ」
「ま、冗談はさておき」シグネは弟を見つめて言った。その視線は、ほんの少し遠い何処かを見ているようで。「思い出作りって大切よ。特に節目の区切りになることは。ケイも何年かして大人になったらわかるから」
そうまで言われてしまうと、ケイにもそれしかないと思えてくる。そうだよな。ちょっと二人で一緒に行動して食事するだけで、別にここ数日の日常と大して変わらないさ。
「わかった、誘ってみるよ」
「その前に、兄さん、デートに着ていく服とか持ってるんですか?」
「あ……」
アヤハに言われて、ケイははたと気づく。余所行きのカジュアルなんて、デニムと適当なシャツ、トレーナーくらいしか持ってない。店の手伝い賃は、ほとんどが参考書やヨロイのメンテ費、オプション購入に消えている。
「仕方ないですね、わたしが見繕ってあげます。仕方ないですから」ケイの表情からすべてを察したように、アヤハは一つ大きく息をつくと言った。「明日の放課後、空けておいてくださいね。ケイ兄さん」
アヤハはにっこり笑っているが、その笑みには有無を言わせぬ凄みがあった。僕、何か気に障ることしたっけ? ケイは思い返すも心当たりがなく。
「ありがと、よろしく」
としか言えず
「やるわねアヤハ」
姉からそんな、意味不明な言葉が聞こえた気がした。
ケータイの時刻表示を見れば、針は11時22分を示している。待ち合わせの時刻まで、あと8分ほどだ。ケイは今日のコースを頭の中でシミュレートする。まずは軽くランチで、それからプラネタリウムを観に行って、それから……
ふと、周囲の物音が小さくなったこと気づいて、ケイはケータイから顔を上げた。行き交う人たちが足を止め、同一の方向を見ている。その視線を追って見て、時が止まった。そんな気がした。
妖精が、歩いている。こちらに向かって。
いつもの若草色のスカーフを、リボンのように結んでさりげなく耳先を隠している。首元にフリルの付いた白のブラウスにワイドのデニムパンツ、ロング丈のレースガウンはシンプルだが、シンプル故に彼女の美しさを際立たせていた。
こちらを認めて、彼女の琥珀色の瞳がいつものいたずらな笑みに変わる。そこでようやく、ケイの中で目の前の妖精のような美少女とウルスラが一致した。
「ケイ、お待たせ!」
「うわっ!」
脚に羽でも生えているかのように、ウルスラが胸に飛び込んでくる。受け止め、少しよろけるだけで済んだのは父の稽古のお陰か。ケイは慌てて体勢を整えると、ウルスラを下ろして抱きかかえた腕を離す。鼓動が速いのは急に動いたせいだ。きっとそうだ。いつものパーカー姿で来るとばかり思っていたのに。不意打ちだ。今朝、僕が先に部屋を出されたのはこのためだったのか。「貴婦人には色々準備があるんだよ」とか何とか言っていたっけ。
「いや、たいして待ってないよ。待ち合わせの時刻にはまだ早い、し……」
顔に集まる熱を悟られまいと、ケイは当たり障りのない言葉を選ぶ。
しかし小さな赤毛の貴婦人は、それがたいそう不満のようで。
「んー」ケイを見上げながら、ウルスラはその形の良い眉根を寄せる。「言うべきことがあるでしょう? 我が騎士」
彼女は貴婦人として扱ってほしいとき、口調と態度が少し変わる。変わった時は、騎士のように振舞うと機嫌が良い。出会って十日ばかりの関係だけれど、ケイは彼女についてそんなことを学んでいた。
「今日もお美しいです、レイディ」
何とかそれっぽい言葉を頭からひねり出す。ケイは騎士のことなど絵本でしか知らない。なので気恥ずかしい真似事でしかないのだけれど。この貴婦人と騎士ごっこも、そろそろ終わるのだと思うと少し寂しい。
「まあギリギリ及第点かな。ケイがエイジアの出身なのを踏まえれば」
「しょうがないじゃないか。女の子とデートなんて、初めてなんだから」
姉さんと似たようなこと言うなあ、と思いながらケイがぼやく。
「ふーん、そう、ボクが初めてなんだ」何気ないケイのぼやきを聞いて、ウルスラが相好を崩した。「今日のボクは機嫌がいいから、加点して満点合格! ケイもなかなかカッコいいよ!」
ウルスラはするりケイの横に移動すると、彼の左腕を抱え込んだ。
薄手のサマージャケットとシャツ越しに、ケイの腕に彼女の体温が伝わってくる。
「ちょ、ウルスラ」
当たってる。色々。柔らかい二の腕とか、押しつけられるとそれなりにある胸とか。見た目よりある胸とか。ケイは彼女のスキンシップに言葉を失う。左腕の感触に意識のほとんどが持って行かれてしまう。
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