6 / 63
第1話 君の選択、僕の選択
5. ヒルコ
しおりを挟む
窓際の空き座席で、メイハは頬杖をつきつつ何の気なしに外を眺めていた。テスト前期間なので部活に励む生徒の姿もなく、沈みゆく西日が校庭の白いトラックを橙色に照らしている。
午後4時30分に、二年一組の教室で待っている。
朝の下駄箱に入っていた手紙は、そんな一行で結ばれていた。
前倒しにできるものならして、さっさと終わらせたかった。なのでメイハは四時過ぎからこの校舎三階、誰もいない二年一組の教室で、手紙の主を待っていた。確か署名に石崎、とか書いてあった気がする。下の名前は憶えてなかった。顔も特に知らない。名前は男のもの、だった気がする。
御幡家で暮らし始めて、まともに学校に通えるようになったのは2年以上経ってからだった。あの頃は読み書きはおろか、言葉もまともに話せなかったのだから無理もない。辛抱強く教えてくれたシグ姉さんや施設の山城先生には、今でも頭が上がらない。通い始めた小学校はすぐに卒業の年齢になり、ケイと一緒に一般校中等部に上がった頃からだろうか。たまに下駄箱や机に呼び出しの手紙が入っていたり、あるいは直接どこかに呼び出されたりするようになったのは。
呼び出しの主に会ってみて、皆一様に口にするのは「好きだ」「好きです」あるいは「付き合ってほしい」とかそんな感じの言葉だ。
初めて呼び出されて「好きだ」と言われた時、言葉の意味がわからずどう対応したら良いのかわからず、「返答まで時間をくれ」と言って帰宅しシグ姉さんに相談した。「あの男子の言う『好き』とはどういうことか?」と。
シグ姉さんはひとしきり頭を抱えて悩んだ後、答えてくれた。「誰かを『好き』にもいろいろあるけれど、まずはずっと一緒にいたいと思うことよ」と。
なるほど、それならよくわかる。さすがはシグ姉さんだと感心した。ケイとアヤハ、ハル母さんとコウ父さんとシグ姉さんとはずっと一緒にいたい。それが好きということか。すごく納得して、居合わせたケイに向かって好きだと言ったら、耳を赤くして慌てふためいていた。その姿を見て、なんだかちょっと胸の辺りがふわふわと暖かくなったことを憶えている。
ということは、特に一緒にいたくない相手は、好きではないということだ。なので翌日「ワタシは好きではないから、オマエと付き合うとかしない」と言ってやったら、その男子は膝から崩れ落ちた。何がそれほどショックだったのか、よくわからない。確かにケイに「好きではない」と言われたらと思うと、胸に氷が差し込まれたような嫌な感じになる。それはわかる。しかし、この男子はそれまで、顔も名前も知らなかったニンゲンだ。
そんなことが幾度かあって、結局わかったのは、自分の見た目は人に好意を持たれやすいということ。同じような状況の妹、アヤハに言わせれば「彼らは、わたしたちの外見に欲情している。要するに交尾、生殖活動をしたがっているんです」ということらしい。全くもって面倒なことだ。雌など他にも、他にいくらでもいるだろうに。
今度も同じ類だろう。メイハが断りの文言を考えていると、教室の扉が開いて男子が一人、入ってきた。
「ああ、来てくれたんだな。嬉しいよ」扉を閉めた男子は壇上に立つと、座席のメイハを見下ろして言った。「俺は石崎シンゴ。単刀直入に言おう。俺のパートナーにならないか?」
これは初めてのパターンだな、メイハは席から立ち上がりながら男子を観察する。自分よりもやや高い身長に、ほどよく鍛えられた筋肉が学生服の上からでもわかる。顔は、テレビで見かける男の俳優のような感じで、まあ女子受けするのだろうとは思う。見覚えは全くない。中等部からの友人マキに「ほんっとにゴメン。義理のある先輩の伝手の頼み事でさ。会うだけ会ってくんない? 即、断って構わないし。つーか断れ。あたしもメイとミハタっちの同い年おねショタ見てる方が捗るしさー」と拝み倒されて来たのだが、なんだか思っていたより面倒なことになりそうだ。次に会ったら、ひらの屋のクレープ奢らせてやる。
「パートナー、とは?」
メイハが疑問を口にすると、石崎何某は自信に満ちた言葉で答える。
「公私ともに、勉学に励み切磋琢磨し、共に都立学校を目指そう。そしてゆくゆくは俺と生涯を共にしてほしい」
「何でワタシが、オ……」オマエなんかと、と言いかけてメイハは言葉を直す。初対面の相手には丁寧に話せ、と随分教えられてきた。「石崎、サンと? そもそもワタシは成績は良くない。相応しくなかろう」
メイハの学業成績は、体育を除く全科目が毎回平均点前後をうろうろしているレベルだ。普通に勉強してそのレベルなのだから、取り立てて頭は良くない。穏便に諦めてくれるなら、それに越したことはない。そう思っての発言だったが、石崎何某の答えはメイハの想像の上を行っていた。
「しかるべき教育を受ければ、君はもっと羽ばたける。だって、"君も、遺伝子調整者"なんだろう?」
予想外の言葉にメイハは一瞬、顔を強張らせる。無意識に右手をブレザーのポケットに入れ、中のくしゃくしゃになった紙カップを握っていた。刹那で緊張は解ける。何を知っているのだ? この男は。
険しい視線から疑念を感じ取ったのか。石崎何某は説明するように言葉を続ける。
「そう恐い顔をしないでくれ。見ればわかるさ。君は、俺と同じ遺伝子調整者だと」
ああ、そういうことかとメイハは理解する。確かに、見る者が見ればわかるのだ。遺伝子調整を受けた者は、えてして飛びぬけて整った容姿を持つ。遺伝子提供者、即ち親がそのように望み、設計を依頼するからだ。容姿だけではない、知能、身体能力、運動センスから性格に至るまで、発現限界の範囲内であれば、生まれる子の身体と能力を自由にデザインできる。親に資金と、ある種の賭けに臨む意志があれば。
「ならオマエもわかるだろう」メイハは言った。「ここにいる時点でただの失敗作、なり損ない、不完全発現者だ。ワタシも、オマエも」
遺伝子調整は、受けた者全てに設計された形質が発現するわけではなかった。設計が全て発現する確率は70パーセント前後だと言われている。残りの30パーセントほどは一部の発現に留まったり、あるいは重篤な障碍を伴って生まれる。この30パーセントに入った者はいつの頃からか、ヒルコと呼ばれた。
「俺はヒルコなんかじゃない!」"ヒルコ"の単語が心の地雷を踏みぬいたのか。石崎何某が激昂した。「まだ発現してないだけだ。成長期が終わるまでは、要観察対象のはずだ。だから俺は……」
そんなことを、メイハも聞いたことはあった。以前シグ姉さんが似たようなことを言っていた。四歳時の発現確認審査以降も、遺伝子調整者の能力を測るチェックが、一般校でのテストや体力測定、健康診断に密かに組み込まれていると。シグ姉さんは隣の学区で史学の教員として勤めている。そのため、そんなことも知っていた。教育関係者の間では、公然の秘密らしい。
メイハにとっては、心底どうでもいいことだった。少々体が丈夫なだけで、他に何も発現しなかったワタシはまだマシだ。妹のアヤハは遺伝子調整のせいで、視力に大きな障碍と変形を負った。遺伝子調整技術なぞを生み出し、持て囃し、望む者など苦しみぬいてくたばれとしか思わない。
少々動揺はさせられたものの、この石崎何某も結局のところ、これまで自分を呼び出した男子と大して変わらない。見た目に惹かれて寄ってきただけだ。別にこちらは興味もない。ならば言うべきことは決まっている。
メイハが口を開こうとしたその時、窓の外からけたたましいサイレンの音が飛び込んできた。続けて、無線放送塔の音声が地域一帯に鳴り響く。
緊急放送です。本日、午後4時30分頃、都市防衛システムの異常が検知されました。住民の方々は、所定の避難経路に従って速やかに近隣のシェルターへ避難してください。繰り返します。本日、午後……
放送の内容からすると、どうやら避難訓練ではないらしい。ネリマ市の防衛システムも完全ではないため、半年に一度くらいは界獣の接近があり住民の避難が起こる。メイハも幾度となく、御幡の家族とシェルターへ避難したものだった。幸い海浜警備隊によって界獣は常に撃退されてきたため、いい実地訓練にもなってるよねと皆で笑ったものだ。
今回もそんなところだろう。しかし万一のこともある。アヤハを回収して早くケイたちと合流せねば。
「ワタシに、そのパートナーとやらになるつもりはない」口早に言って、メイハは机に置いたバックパックを左肩にかけた。「もう用はないな。ワタシは帰る」
「待ってくれ、俺は……」
石崎何某が壇上から大股に歩み寄ってくる。非常事態なのに何を言っているんだコレは。苛ついたメイハは手前の机の縁に右手をかけると、手首のスナップで宙に放り上げた。
石崎シンゴの視界が机の天板で覆い尽くされる。次の瞬間ガタンと大きな音を立てて机は落ち、視界はすぐに取り戻された。が
「……え?」
見回しても、教室のどこにもメイハの姿はなかった。前後の扉は開いた様子もなく閉まったままだ。
開いた窓からの風を受けて、白いカーテンだけが揺れている。
午後4時30分に、二年一組の教室で待っている。
朝の下駄箱に入っていた手紙は、そんな一行で結ばれていた。
前倒しにできるものならして、さっさと終わらせたかった。なのでメイハは四時過ぎからこの校舎三階、誰もいない二年一組の教室で、手紙の主を待っていた。確か署名に石崎、とか書いてあった気がする。下の名前は憶えてなかった。顔も特に知らない。名前は男のもの、だった気がする。
御幡家で暮らし始めて、まともに学校に通えるようになったのは2年以上経ってからだった。あの頃は読み書きはおろか、言葉もまともに話せなかったのだから無理もない。辛抱強く教えてくれたシグ姉さんや施設の山城先生には、今でも頭が上がらない。通い始めた小学校はすぐに卒業の年齢になり、ケイと一緒に一般校中等部に上がった頃からだろうか。たまに下駄箱や机に呼び出しの手紙が入っていたり、あるいは直接どこかに呼び出されたりするようになったのは。
呼び出しの主に会ってみて、皆一様に口にするのは「好きだ」「好きです」あるいは「付き合ってほしい」とかそんな感じの言葉だ。
初めて呼び出されて「好きだ」と言われた時、言葉の意味がわからずどう対応したら良いのかわからず、「返答まで時間をくれ」と言って帰宅しシグ姉さんに相談した。「あの男子の言う『好き』とはどういうことか?」と。
シグ姉さんはひとしきり頭を抱えて悩んだ後、答えてくれた。「誰かを『好き』にもいろいろあるけれど、まずはずっと一緒にいたいと思うことよ」と。
なるほど、それならよくわかる。さすがはシグ姉さんだと感心した。ケイとアヤハ、ハル母さんとコウ父さんとシグ姉さんとはずっと一緒にいたい。それが好きということか。すごく納得して、居合わせたケイに向かって好きだと言ったら、耳を赤くして慌てふためいていた。その姿を見て、なんだかちょっと胸の辺りがふわふわと暖かくなったことを憶えている。
ということは、特に一緒にいたくない相手は、好きではないということだ。なので翌日「ワタシは好きではないから、オマエと付き合うとかしない」と言ってやったら、その男子は膝から崩れ落ちた。何がそれほどショックだったのか、よくわからない。確かにケイに「好きではない」と言われたらと思うと、胸に氷が差し込まれたような嫌な感じになる。それはわかる。しかし、この男子はそれまで、顔も名前も知らなかったニンゲンだ。
そんなことが幾度かあって、結局わかったのは、自分の見た目は人に好意を持たれやすいということ。同じような状況の妹、アヤハに言わせれば「彼らは、わたしたちの外見に欲情している。要するに交尾、生殖活動をしたがっているんです」ということらしい。全くもって面倒なことだ。雌など他にも、他にいくらでもいるだろうに。
今度も同じ類だろう。メイハが断りの文言を考えていると、教室の扉が開いて男子が一人、入ってきた。
「ああ、来てくれたんだな。嬉しいよ」扉を閉めた男子は壇上に立つと、座席のメイハを見下ろして言った。「俺は石崎シンゴ。単刀直入に言おう。俺のパートナーにならないか?」
これは初めてのパターンだな、メイハは席から立ち上がりながら男子を観察する。自分よりもやや高い身長に、ほどよく鍛えられた筋肉が学生服の上からでもわかる。顔は、テレビで見かける男の俳優のような感じで、まあ女子受けするのだろうとは思う。見覚えは全くない。中等部からの友人マキに「ほんっとにゴメン。義理のある先輩の伝手の頼み事でさ。会うだけ会ってくんない? 即、断って構わないし。つーか断れ。あたしもメイとミハタっちの同い年おねショタ見てる方が捗るしさー」と拝み倒されて来たのだが、なんだか思っていたより面倒なことになりそうだ。次に会ったら、ひらの屋のクレープ奢らせてやる。
「パートナー、とは?」
メイハが疑問を口にすると、石崎何某は自信に満ちた言葉で答える。
「公私ともに、勉学に励み切磋琢磨し、共に都立学校を目指そう。そしてゆくゆくは俺と生涯を共にしてほしい」
「何でワタシが、オ……」オマエなんかと、と言いかけてメイハは言葉を直す。初対面の相手には丁寧に話せ、と随分教えられてきた。「石崎、サンと? そもそもワタシは成績は良くない。相応しくなかろう」
メイハの学業成績は、体育を除く全科目が毎回平均点前後をうろうろしているレベルだ。普通に勉強してそのレベルなのだから、取り立てて頭は良くない。穏便に諦めてくれるなら、それに越したことはない。そう思っての発言だったが、石崎何某の答えはメイハの想像の上を行っていた。
「しかるべき教育を受ければ、君はもっと羽ばたける。だって、"君も、遺伝子調整者"なんだろう?」
予想外の言葉にメイハは一瞬、顔を強張らせる。無意識に右手をブレザーのポケットに入れ、中のくしゃくしゃになった紙カップを握っていた。刹那で緊張は解ける。何を知っているのだ? この男は。
険しい視線から疑念を感じ取ったのか。石崎何某は説明するように言葉を続ける。
「そう恐い顔をしないでくれ。見ればわかるさ。君は、俺と同じ遺伝子調整者だと」
ああ、そういうことかとメイハは理解する。確かに、見る者が見ればわかるのだ。遺伝子調整を受けた者は、えてして飛びぬけて整った容姿を持つ。遺伝子提供者、即ち親がそのように望み、設計を依頼するからだ。容姿だけではない、知能、身体能力、運動センスから性格に至るまで、発現限界の範囲内であれば、生まれる子の身体と能力を自由にデザインできる。親に資金と、ある種の賭けに臨む意志があれば。
「ならオマエもわかるだろう」メイハは言った。「ここにいる時点でただの失敗作、なり損ない、不完全発現者だ。ワタシも、オマエも」
遺伝子調整は、受けた者全てに設計された形質が発現するわけではなかった。設計が全て発現する確率は70パーセント前後だと言われている。残りの30パーセントほどは一部の発現に留まったり、あるいは重篤な障碍を伴って生まれる。この30パーセントに入った者はいつの頃からか、ヒルコと呼ばれた。
「俺はヒルコなんかじゃない!」"ヒルコ"の単語が心の地雷を踏みぬいたのか。石崎何某が激昂した。「まだ発現してないだけだ。成長期が終わるまでは、要観察対象のはずだ。だから俺は……」
そんなことを、メイハも聞いたことはあった。以前シグ姉さんが似たようなことを言っていた。四歳時の発現確認審査以降も、遺伝子調整者の能力を測るチェックが、一般校でのテストや体力測定、健康診断に密かに組み込まれていると。シグ姉さんは隣の学区で史学の教員として勤めている。そのため、そんなことも知っていた。教育関係者の間では、公然の秘密らしい。
メイハにとっては、心底どうでもいいことだった。少々体が丈夫なだけで、他に何も発現しなかったワタシはまだマシだ。妹のアヤハは遺伝子調整のせいで、視力に大きな障碍と変形を負った。遺伝子調整技術なぞを生み出し、持て囃し、望む者など苦しみぬいてくたばれとしか思わない。
少々動揺はさせられたものの、この石崎何某も結局のところ、これまで自分を呼び出した男子と大して変わらない。見た目に惹かれて寄ってきただけだ。別にこちらは興味もない。ならば言うべきことは決まっている。
メイハが口を開こうとしたその時、窓の外からけたたましいサイレンの音が飛び込んできた。続けて、無線放送塔の音声が地域一帯に鳴り響く。
緊急放送です。本日、午後4時30分頃、都市防衛システムの異常が検知されました。住民の方々は、所定の避難経路に従って速やかに近隣のシェルターへ避難してください。繰り返します。本日、午後……
放送の内容からすると、どうやら避難訓練ではないらしい。ネリマ市の防衛システムも完全ではないため、半年に一度くらいは界獣の接近があり住民の避難が起こる。メイハも幾度となく、御幡の家族とシェルターへ避難したものだった。幸い海浜警備隊によって界獣は常に撃退されてきたため、いい実地訓練にもなってるよねと皆で笑ったものだ。
今回もそんなところだろう。しかし万一のこともある。アヤハを回収して早くケイたちと合流せねば。
「ワタシに、そのパートナーとやらになるつもりはない」口早に言って、メイハは机に置いたバックパックを左肩にかけた。「もう用はないな。ワタシは帰る」
「待ってくれ、俺は……」
石崎何某が壇上から大股に歩み寄ってくる。非常事態なのに何を言っているんだコレは。苛ついたメイハは手前の机の縁に右手をかけると、手首のスナップで宙に放り上げた。
石崎シンゴの視界が机の天板で覆い尽くされる。次の瞬間ガタンと大きな音を立てて机は落ち、視界はすぐに取り戻された。が
「……え?」
見回しても、教室のどこにもメイハの姿はなかった。前後の扉は開いた様子もなく閉まったままだ。
開いた窓からの風を受けて、白いカーテンだけが揺れている。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる