クロス・ワンダーランド(Cross Wonderland)

幻想の旅人

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プロローグ(ヘンゼル)

CWLの世界

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目を開けるとそこは森だった。自分は木に寄りかかって座っていた。膝の上にグレーテルを乗せながら。

「ここはどこなんだ。」

近くを流れているであろう小川の音、小動物の鳴き声、葉の間から差し込む日の光これはじっとしていると眠くなるやつだな。

「ここはアルアの近くにある森ですよ、お兄ちゃん。」

「森スタートだけどリスキルとかされないよね。」

PKをする人は新しく来た人を倒しまくったりしそうなものなのだが。

「それは大丈夫です。この森にはモンスターは出ませんし、初めの町につくまではプレイヤーと接触できないようになってますから。」

安心設定だった。流石にすぐにやめてしまうようなことは起きないようにしているのか。運営有能ですね。

「それじゃあ、近くの町までの案内を頼む。」

「わかりました。後、途中で平原に出ますのでモンスターとの戦闘はお願いします。」

「お兄ちゃんに任せなさーい。」

妹に手は出させないよ。誰にもね。

{シスコンである。}

「そうだがどうした。」

{いやー、グレーテルってロリですから回りまわってロリk「あ”何かな。ただのシスコンだが?」

{ソウデスネ。}

数分後

「ようやく森から出れた。」

地味に長かった。

「草原も同じぐらいの距離です、疲れました。」

グレーテルが疲れ気味だったので抱っこしながら移動することにした。めっちゃ嬉しそうだったので少しにやけてしまった。
少しすると目の前に狼型のモンスターが現れた。

「あれはウルフです。お兄ちゃんお願いします。」

まんまの名前だな。まあいいか。テンプレだもんな。と思いながら鞭を手に取る。

「おら、くらえ。」

…あれ、おかしいな相手のHPが見えないぞどういうk「ガルルルル、ガウ」

「うわっ、危ないな考える時間ぐらいくれよっと。」

バシンと鞭がいい音を鳴らす。ストレス発散できるなこれ。
数回打つとモンスターが倒れた。

{ここからプロローグのはじめに戻ります。}

ギュアアアアアアと断末魔をあげながらモンスターが光になって消えていった。

「よし、初の戦闘にしては上出来かな。」

僕はステータスを見ながらつぶやいていた。

「やはり、今のモンスターの名前が見えなかったし鑑定スキルはとっておこうかな。」

そう思いメニューのスキル取得覧から鑑定スキルを選び取得した瞬間であった。

称号[運命共同体]を獲得
これによりプレイヤー[ヘンゼル]、[トア]の二名が互いの情報を交換することができるようになりました。

「・・・は?」

どうゆうことですか。

「新しい称号を獲得したのです。おめでとうなのです。」

だから何故

「なんで取れたかグレーテルはわかる?」

「スキルの詳細設定からわかるはずです。」

そう言われたので見てみた。


称号[運命共同体]
能力:この称号をとったプレイヤー同士の獲得経験値とバフ、デバフが両方に与えられる効果を持つ。プレイヤー同士のチャットが可能になる。
取得条件:一切の差がない動き(モンスター討伐、スキル取得など)を行うと取得可能


「この称号は消えないのかな?」

「称号は残念ながら消すことはできません。」

これ相手に迷惑がかかってしまうのではないか?
いやそれよりもチャット機能を使ってコミュニケーションをとらなくては。そうしてチャット機能を使ってみた。


チャット
ヘンゼル「こんにちは。」
トア「こんにちは。」
ヘンゼル「あのー、どうしましょうか?」
トア「どうしましょうか?」
ヘンゼル「じゃあ、デスペナを受けないようにして、情報共有を時々することにしましょう。」
トア「わかりました。それではまた。」 
ヘンゼル「それでは。」

…気まずい。知らない人とのチャットとかきつすぎる。本当にこれからどうなるのだろうか?




※ここから下はよく分からない何か※
{次回からトアパートになります。}

「そんなことより僕のプロローグ長くない?」

{長いですね。まあ、トアパートも同じくらい長いけどね。}

「読者に本編まだかと言われるぞ。」

{言われますね、これ。}

「能天気ですね。」

{僕の長所だからね。}

「短所だろ。」

{ですね。まあ、この後のトアパートをお楽しみに!}

{「バイバイ!」}
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この作品を書いているときはめっちゃ楽しいんですけど時間がないのがな…まあ、不定期投稿、下手な文章ですが楽しんでいただけるようにしたいと思います。
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