クロス・ワンダーランド(Cross Wonderland)

幻想の旅人

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プロローグ(ヘンゼル)

翌日の学校にて①

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12月11日 8:20

「ね、ね、寝坊したー!」

やばいやばいやばいやばい、すぐに朝食を食べて支度して学校(門限8:30)に行かなければ。

「やはり昨日楽しみすぎて寝れなかったのが原因か。」

{快眠です}

「心を落ち着かせて早く寝とけば、クソッ」

{即寝です}

「しかもこんな日に限って親は早出で、妹は朝練で、朝食はパンではなく米という冷えたら温めないといけないものとは。」

だがしかし、自分には運があるんだ!この状況を乗り切って見せる。
{ちなみに電車通学なので20分はかかります。}
、、、まあ、うん、結局、遅刻したのは言うまでもないよね。


12:10

4限が終わり昼休み、僕は疲れ果てていた。
門限に間に合わず反省文を400文字×5枚で書かされ、体育の授業で遅刻したので1500m走を一人でやらされるという苦行をしたからである。
そんな僕に後ろから「めっちゃ疲れてるな幸福な王子ヘンゼル君w」と声がした。
僕は振り返り「その呼び名はやめてくれ龍吾。」と後ろにいた茶髪にそういった。

山田 龍吾(15歳・♂)
現役高校一年生 特徴(脳筋、頭の中お花畑)
家族構成は父、母、龍吾
校則で決められてないので髪を茶色に染めている。ヘンゼルとは小学校からの付き合い。そして、『幸運な王子ヘンゼル』の名付け親である。CWLは発売初日から始めている。

「いいじゃないか、どうせ、お前のことだ宝くじでも当てたんじゃないのかw」

その言葉に僕は顔を背ける。

「えー!、おまえ当てt「そんなことより、CWLについて昼食を食べながら教えてくれ。」

えー!という声によって周りから見られたため強引に話を変える。

「強引に変えたな。まあいい、それじゃあCWLについて教えy「ちょっと待った、それは私に任せろ、そうこの 神田 洋s「後で聞くから早く食堂行こうよ。」

このままだとややこしくなるので強引に移動したのだった。

神田 洋介(16歳・♂)
現役高校一年生 特徴(眼鏡、頭脳明晰、イケメン、中二病拗らせ、ヘンゼルよりもゲーマー)
家族構成は父、母、姉、洋介
中二病を拗らせたため、『残念なイケメン』と言われている。親が資産家なので金持ち。CWLは初日から。


12:15

食堂で僕は蕎麦、龍吾はカツ丼、洋介はスパゲッティを食べていた。
「それじゃあ、CWLについて教えてくれ。」と洋介に言う。

「よかろう、それでは今度こそ聞くのだぞ。CWLは世界初のVRMMOで西暦2043年11月11日0:00、日本先端技術ゲームズによって発売されている。ちなみに発売日はあるチョコ菓子を社長が好きだかららしい。そして、ゲーム内容だがまず、所属する国を選ばなければならない。まあ後で変更もできるがとても面倒なので慎重に決めるように。選べる国は[機械の国クラエトラ・エルフの国ユグドラシル・魔法の国ミラリア・ドワーフの国ヴォルガンテ・魔族の国ディアル・軍事帝国ルクスル・テンプレな国アルア・和の国サクラ]がある。一応、俺はミラリアで龍吾はルクスルに所属している。」

そこまで言うと一旦、コーラを飲みほし、のどを潤して話を再開する。

「次にキャラクタークリエイトだが性別転換は不可だが他は種族、身長などの見た目は自由だ。NPCはまんま人間だからプレイヤーの頭上の正八面体で見分けてくれ。あと、NPCはプレイヤーのことを異界から招かれた者と認識している。このぐらいの基礎知識でいいだろう。後は自分で探った方が新鮮味があるからな。」と長い説明を終えた。
「ああ、長い説明ありがとう。」

事前情報がある方が楽に進めることができるしな。

「何なら全部言って、もっと長くしてやろ「やめてください、勘弁して。」

これ以上は情報過多して頭がショートするぞ。

「そういえば、この説明を聞いたのって、もしかしてCWLを買ったからか。」

龍吾が核心を突いてきた。

「何故だ龍吾は脳内お花畑なのに核心をついてきたぞ。」と思っt「声に出てるぞ。(怒)」

「すいません。」

平謝りした。

「全く、俺にもそのぐらいはできるぞ。」

「「マジかよ。」」

龍吾が堂々と言うので反応したら洋介とハモってしまった。

「おい。(怒・圧)」

あー、お怒りだわこれ、よし。

「もうすぐ休み時間が終わってしまうぞ洋介君よ。」

「ああそうだなヘンゼルよ、早く行かねば次の科目の先生が暗黒魔神を呼び出してまうぞ。」

そう言って二人で逃げだした。
しかし、僕たちゲーマーズは運動部に所属している脳筋から逃げられるはずもなく捕まってしまったのだった。
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