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第八章 勇者襲来

魔王城にて

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 魔王ロック・エンドローザーは目の前の光景に困惑していた。魔王城の大広間にしつらえた長いテーブルには、軽食と菓子や果物が並べられ、客をメイドたちがもてなしている。
 ロックの向かいには招待したナナシとその仲間が座っていた。ナナシの左にはキーラ、モニカ、赤髪のレジオナ、フリーダ、人化した黄金龍が並ぶ。そこまではロックの想定内だった。しかし、ナナシの右側にはロジーナ姫、人化した黒龍、美強が並び、ロジーナ姫の背後には護衛騎士カレンと侍女長アヤメが控えている。
 おかしい。どうしてこうなった。ロックは自分の左隣で無邪気に手を振る黒髪のレジオナを横目で睨む。右隣に座る陸軍大将グレースが、テーブルの下で励ますように太ももをポンポンと叩いて来た。さらにその隣からは宰相アビゲイルが心配そうな眼差しを送ってくる。レジオナの左ではマイスラが紅茶を堪能していた。いやまてこの大長老は呼んだ覚えがないぞ。背後の情報官カゲマルは完全に気配を消している。そういえばこいつは美強とアヤメのふたりと同郷だったか。
 ともかくこの状況を整理しておかねばならない。ロックは意を決して話を切り出した。
「ナナシ・オーカイザー殿、この度は私の招きに応じてもらって感謝する」
「いえいえ、魔王城にはいちど来てみたかったんですよ。前にレジオナにも誘われてたし」
 ナナシが恐縮したように答える。椅子ではなく床の敷物に座ったナナシの目線は見上げる程でもない。これは以前ナナシをもてなした黄金龍のアドバイスによるものだ。
「ところで、オーカイザー殿……ん、何か?」
 話を続けようとしたロックを、おずおずと顔の横に手を差し上げたナナシがさえぎる。
「あの、オーカイザー殿って呼ばれるの何かくすぐったいんで、ナナシって呼び捨ててもらっていいですか?」
「そうか、まあこれから腹を割って話をせねばならぬ事でもあるし、私の事もロックと呼んでくれ」
「ま~ま~、ふたりともまだまだかたいんよ~。てんせ~しゃ同士、もっと気楽にいこ~」
 赤髪のレジオナが、口にお菓子を頬張りながらふにゃふにゃと口を挟む。転生者という言葉が出た事で、ロックも腹を据えた。なにせこの場には転生者が4人も集まっているのだ。ただしレジオナは何人いようとひとり分のカウントである。
 ロックはひとつ咳払いを挟み、話の続きを切り出した。
「では改めて。レジオナにはナナシとその仲間を招待するように頼んだのだが、黄金に輝くハガールキュラ・麗しき太陽のドゥオェー・グァ・化身クゲーラ陛下はともかくロジーナ殿下はなぜここにおいでなのか」
「わらわの事は可愛くロジーナ姫と呼んで欲しいのう。なんでここにおるのかと言えば、たまたま通りがかったからじゃ」
 ロジーナ姫の背後からアヤメが咳払いで突っ込みを入れる。
「というのは冗談で、ナナシはわらわの臣下じゃからのう。作戦の成功を祝ってやろうと現場におもむいた所に呼び出しがかかったんで、すわ臣下の一大事と同行したという訳じゃ」
 これはロックにとって聞き捨てならぬ答えであった。
「ナナシが臣下であるというのは正式な話ですかな? 私が把握している限りでは、あくまで善意の協力者という立場であったと思いますが」
「そもわらわはナナシの名付け親でもあるし、働きに対しての褒賞も与えておる。将来的には爵位を与える事も視野に入れておる故、臣下と言っても過言ではないじゃろ」
「ではまだ正式な話ではないという事で間違いありませんな」
「うーん、どうじゃろ? みなし臣下という事で手を打たんか?」
 あくまで自陣にナナシを据えておきたいのであろうロジーナ姫の言い分に、ロックは話の矛先をナナシへと向ける。
「ナナシ、君の立場としてはどうなんだ。ジルバラント王国に属しているという自覚はあるのか? 聞けば魔破の里や聖龍連峰にも関りがあるようだが」
 これらふたつの地域は、位置的にはジルバラント王国にあるものの、王国に所属しているとは言い難い。特に聖龍連峰に関しては、諸外国からも完全に独立した勢力と見なされていた。
 ナナシは顎に手を当てて、首をかしげながら答える。
「ロジーナ姫には確かにお世話になったけど、臣下ではないような? たぶん」
「ま~どっちかといえばお世話したほうだよね~、ナナシたんは。困ってるひとをほっとけないタイプだしさ~。はっきりいって、どっからも引く手あまたの人気者ってかんじなんよ~、ね~クーちん」
 赤髪のレジオナがふにゃふにゃと口をはさむと、話を振られた黄金龍もにっこりと笑みを返す。
「もちろん、聖龍連峰としてはナナシ皇帝陛下とは対等のお付き合いを望んでおりますし、もしナナシ皇帝陛下が国を興されるのならば真っ先に同盟を結ぶつもりですわ。私個人としては、かけがえのない友人として親しくさせて頂いておりますの」
 あくまでナナシをいち個人として扱いたいロックにとって、これまた頭の痛くなる発言であった。ナナシと敵対すれば、最悪の場合は聖龍連峰まで巻き込む事になる。この場に黄金龍がいる時点である程度予想はしていたものの、こうまではっきり意思表明されるとまでは思っていなかった。こうなってはむしろロジーナ姫の臣下の方が扱いやすかったとさえ言える。
「おいロクぼう、なに辛気臭せえ顔してんだ。おめえは昔っから物事を難しく考え過ぎなんだよ。こういうのはな、先に言いたい事言っちまってから相手の出方見りゃあいいんだ」
 美強がロックに発破をかける。ロックの母親から名付けを頼まれた時、美強は魔力門の数にちなんで六郎と命名するつもりだった。西方共通語での呼びやすさを優先してロックと命名してからも、美強はロックを六坊と呼んでいる。
 自分を赤ん坊の頃からよく知っていて、いまだにちょっと子供扱いしてくるおばさんなど、真剣な会議の場にいて欲しくない存在の筆頭であろう。ロックはついに調整を諦めた。もう、なる様になれだ。
「では単刀直入に言おう。我々魔王軍はこれよりフレッチーリ王国に宣戦布告し、数日のうちに戦争状態へ突入する。ナナシ、君にはこの戦争に一切関わらないでもらいたい。ロジーナ姫、ジルバラント王国への侵攻は無いと約束しよう。その代わり、もしフレッチーリ王国側から協力要請が来たとしても参戦しないで欲しい。私からの要望は以上だ」
 魔王からの衝撃的な発言に、うろたえて周りを見回すナナシ。しかしこの場で驚いているのは自分ひとりだけだった。
 ナナシの右手では美強がうんうんとうなずき、黒龍は一心不乱に菓子や果物を頬張り、ロジーナ姫は腕組みをして「ついに動くか」とつぶやいている。
 かたや左手ではキーラが「約束ねえ」と言いながら首筋をさすり、モニカは嬉々として話し合いを記録し、フリーダはうつむいたまま肩を震わせ、赤髪のレジオナと黄金龍ははいつのまにかマイスラの隣へと移動して、黒髪のレジオナと4人で談笑していた。
 黄金龍にしてみれば、世界屈指の名彫刻家であるマイスラから、ゴーレムファイターのデザインについて話を聞く事が出来る絶好の機会なのだ。たかが人類の小競り合いなどより遥かに関心度が高いのは仕方のない所であろう。
 そしてフリーダは、ついさっき給仕に現れたメイド姿のエルヴィーラを見た瞬間、絶対に笑ってはいけない魔王会議に突入していた。血が流れるほど強く唇を噛み、腹筋にあらん限りの力を込めて笑いをこらえる。もし吹き出してしまったら、この嫌なエルフ筆頭を争うエルヴィーラに何千年恨まれるか分かったものではない。
 しかしフリーダの奮闘むなしく、目があった瞬間にエルヴィーラの心の中ではもはや殺すしかないという決意が固まっていた。不幸な事に、フリーダを見た時点で頭に血が上ってしまったエルヴィーラは、一部始終を録画しているモニカに全く気付いていない。たとえフリーダを抹殺した所で、このメイド姿は歴史の記録映像に写り込んだまま永遠に『虚空録』へと残り続けるだろう。
 とはいうものの、もとより美形しか存在しないエルフの顔立ちは、悪く言えば個性が薄いと言える。そのため、よほど記憶に残るような特徴か深い付き合いでもない限り、他種族から見れば誰が誰かはわかり難い。
 ナナシは言わずもがな、一瞬気付きかけたキーラでさえも「まぁこんなとこにいるわけねえか」と興味を失い、エルヴィーラは内心でホッと胸をなでおろした。
 ややあって、混迷を極めるこの場において数少ない戦争の当事者であるロジーナ姫が、腕組みをしたままロックに答えを返す。
「わざわざ出向いておいてなんじゃが、わらわでは参戦しないという確約は出来んのう。持ち帰って事の経緯を報告してみても構わんが、なんせわらわは兄上たちに嫌われておる。父上はまあ聞く耳もあるじゃろうが、魔王と直接会って話をして来ましたというのは何とも勝手が過ぎる故、どれほど信用してもらえるか微妙なとこじゃろ」
 現実的なロジーナ姫の言い分に、しかしロックは特に落胆した様子もない。
「ジルバラント王国自体は今戦争どころでは無いだろう。ロジーナ姫、私が欲しいのは貴女がこの戦争に介入しないという約束だ。貴女が個人的に動かせる龍種やナナシ、それと羽生美強を戦線に投入されたくない」
「それらの戦力を自由に動かせるかはともかく、わらわがそれほど戦好きに見えるかのう?」
「いいや、むしろ戦争に忌避感を持っているからこそ、戦争を止めるために介入する可能性があると思うのだ。なんせ、。戦争とは外交の一形態であり、国境線は国力によっていくらでも書き換わるものだという事が本質的に理解できていない。戦争は悲惨であり、どんな手段を使っても絶対に回避すべきものと思い込んでいるだろう?」
「まあ日本人の戦争観に関しては反論する気も無いが、なぜわらわが日本人じゃと思った?」
「貴女の転生前に関しては、レジオナの目撃情報がある。転生時の不用意なひと言が仇になったな」
「なんじゃと? するとレジオナの中身はもしやあの恰幅の良い西洋人か」
「ばれた!」
 ふたりのレジオナがしまったという顔で口元に両手を当てた。普段から中身はおっさんと公言しているロジーナ姫はともかく、レジオナはオンラインゲームの匿名アカウントが身バレした時のような気恥ずかしさを覚える。
 ロックは転生先に魔王種を選ぶと決めた時、可能な限り転生者の情報を集める事にした。転生の場にいた10人に関しても抜かりなく目を配り、どのような設定かは見えなくとも、入力に一喜一憂する様子を出来るだけ観察していたのだ。そしてあるひとつの結論を導き出していた。
「おそらく、あの場にいた者は全員が日本からの転生者で間違いないだろう。私もルーツはネイティブアメリカンだが、当時は大学の教授として日本に渡っていたからな。ざっと観察した所では人種の大半は日本人だったが、おそらく人種や国籍を問わず、日本にいた者があの時転生者として選ばれた可能性が高いだろう」
 そしてロックはナナシを見据え、続ける。
「ナナシ、君の思想信条までは知らないが、亜人とはいえ魔物として扱われているオークに転生していながら人間社会で人助けをしている事から見て、この戦争でもヒューマン側につく可能性があった。君の戦闘能力を考えると、私としてはそれを何としても防がねばならん」
 ここまで黙って聞いていたナナシは、ずっと引っかかっている根本的な疑問を投げかけた。
「あの、そもそもなんでフレッチーリ王国に戦争を仕掛けるんですか? 世界を征服する第一歩みたいな感じなんですか?」
「理由はただひとつ、我らが領土の奪還だ」
「それって、フレッチーリ王国は元々魔族の土地だったって事?」
 ロックの言葉に、ナナシはモニカへ目線を向ける。モニカは『並列思考』を使い記録を続けながら、ナナシへ歴史の経緯を話し始めた。
「確かに3千年以上前までは、フレッチーリ王国の国境都市リュテス一帯までが魔族の勢力圏内だったようね。時のフレッチーリ王国に突如現れた勇者とその軍団が、人間の生存圏の安定を旗印に西方諸国の最西端まで魔族を追い詰めたのよ」
「その頃も人間が魔物に襲われたりしてたの?」
「まあそれは見方によるとしか言いようがないわ。少なくとも当時は魔族による国家は存在せず、いわゆる氏族単位での統治というか、一種の縄張りを形成していたようね。それといわゆる略奪文化を持った亜人の勢力が一定数存在していたのは今とあまり変わらないと言えるわ。ただし、この性質はなにも亜人や魔族に限らず、人間の国家にもそういう側面がある事も考慮しないと。つまり大局的に見れば生存圏の重なる部分では小勢り合いがあったものの、全面戦争、あるいは絶滅戦争に至るほどの状況だったとは考えられていないの。全ては勇者という絶大な戦力の出現と、フレッチーリ王国の領土的野心が噛み合った故の侵攻であったというのが有力な説ね。ジルバラント王国は当時から亜人に対してはある程度寛容な風土だったから、この侵攻に対しては便乗せず成り行きを見守っていたの。ところが最終的に大陸最西端まで魔族を追い詰め、さらに何らかの魔術的な手段で大陸とつながったルビオナ島、今で言う所の魔王領まで攻め入る状況に至ると、さすがに黙って見ているわけにもいかなくなる。隣国が領土を倍にも増やそうというのを放置すれば、将来的にはジルバラント王国にも危機が及ぶわ。遅ればせながらも侵攻に便乗するか、それとも戦線の伸び切ったフレッチーリ王国を分断する形で領土を奪うか、逡巡している時に起きたのが3千年前の大地震ってわけ。ジルバラント王国は壊滅の危機で侵攻どころじゃなくなったし、当時は魔獣暴走スタンピードも食い止められなかったから、それこそ伸び切った戦線と出兵により手薄になった国防を直撃されたフレッチーリ王国も追撃を諦めて防衛に回るしかなくなった。その隙に魔族は半島になったルビオナ島と大陸西端の境に魔王城を建てて、魔王領を魔族の領土として確保する事になる。簡単に説明するとこんな感じかしら」
 読者諸兄には大変申し訳ないが、知識の開陳となれば“残念”ながら饒舌になるモニカである。しかしその多少早口の説明に、ナナシは純朴な目でふんふんと聞き入っていた。やっとひと区切りがついた所でロックが口を開く。
「人間側の言い分にしてはまあまあ客観的で悪くない。聞いた通り、我々の目的はこの侵攻で奪われた土地の奪還だ。これは我々とフレッチーリ王国間の問題であり、君には関係のない話なんだよナナシ」
「でも、3千年も前の話なのに……」
 思わずこぼれたナナシの言葉に、ロックはアビゲイルを手で示す。
「そう言うな、まだ当事者が生きてるんだ。それに短命種であるヒューマンは、世代を重ねれば恨みを忘れると? 冗談だろう」
 そう言われればナナシには返す言葉も無い。転生前の世界でも数世代前の恨みが連綿と続いている事例はいくらでもあった。
「でも、関係のあるなしで言えば、転生者であるロックさんだってある意味部外者じゃないんですか」
 ナナシの指摘に、ロックはいちど目を閉じ深呼吸をすると、決意のこもった表情で告げる。
「私の祖先は理不尽に土地を奪われ民族の誇りは汚された。転生してまで奪われたままでいられるものか。必ず我らの土地を奪還し、誇りを取り戻す。これは復讐ではなく尊厳の回復なのだ」
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