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第五章 聖龍連峰
戦乱の序曲
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魔王城(仮)の作戦会議室に、魔王軍の主だった幹部たちが集まっていた。
広い室内の中央には、ドーナツ状の巨大な円卓が据えられており、その内側には直径2メートル程の丸机が置かれている。巨大な円卓には四方に切れ目があり、中央の丸机への出入りが可能である。丸机の上には西方諸国と魔族領が記された地図が広げられ、地図上に兵力を示す駒が置かれていた。そして部屋の最奥には魔王の執務机があり、各地から報告された資料が積まれている。
巨大な円卓に着くのは魔王軍の重鎮たち。
魔王七本槍壱ノ槍にして陸軍大将であり、魔王ロック・エンドルーザーの従姉、迫力のある豊満な体を漆黒の革鎧に包んだ“三輝”グレース・オールドフィールド。その体に3つの魔力門を宿しており、ロックが生まれるまでは次期魔王と目されていた女傑である。
参ノ槍、身長288センチの鬼女、“鉄拳”ディー=ソニア。鬼人流空手の創始者であり、挨拶代わりに殴り合うタイプの戦闘狂である。
肆ノ槍、身長183センチの猿人、直立したゴリラのような偉丈夫が次元流剣法の使い手である“一の太刀”ラム・クロ。その斬撃は空間そのものを切り裂きあらゆる物質を切断する。
伍ノ槍、身長195センチの半魚人、“怒涛”ゼージュンゲル。水神流殺法の使い手であり、三叉槍と水系魔法の連携技は集団戦闘においても恐るべき威力を発揮する。
漆ノ槍、頭胴長2.5メートル、全長4.2メートルの蜥蜴人ゴガーフシュル・ズーズ。有無を言わせぬ破壊力で敵を蹂躙する姿から“暴君”と呼ばれる。
空軍大将、身長170センチの鳥人トルネード。天空神の大司教である。
海軍大将、巨大な6脚のゴーレムに搭載されたガラス球の内部で優雅に泳ぐ魚人紅玉の姫。こちらも海王神の大司教である。
そして食客としてエルフの大長老マイスラ・ラ・リルルと白髪のレジオナも同席している。
丸机の脇では忍者装束の情報官カゲマル・ドドメキと青肌のダークエルフである宰相アビゲイルが地図上の駒を動かしており、魔王ロック・エンドルーザーは円卓の最奥に座していた。
円卓の周りでは数人のメイドが飲み物や軽食の給仕をしている。
地図上の駒を眺めていた“三輝”グレースが口火を切る。
「さて魔王陛下、我ら魔王軍の準備は整いましたが、フレッチーリ王国への侵攻開始はいつ頃になる見通しですかな?」
陸軍大将たる従姉の言葉に、苦い表情で答える魔王ロック。
「本来ならば今の時点でジルバラント王国が相当疲弊しているはずだったが……もっと暴れ回るという予測で追放したオークキングや死霊王がことごとく例のオーカイザーによって倒されてしまったからな」
そう言いつつレジオナの方を睨む魔王ロック。白髪のレジオナは我関せずと言った体で手元のノートに何やら落書きをしている。
魔王の言葉に、豊満な胸を強調するかのように腕組みをしたグレースがフンと鼻を鳴らす。
「せめてどこぞの馬鹿エルフが『反物質召喚爆破』を発動させていれば、世界樹の森のエルフどもが良い防波堤になったものを」
それを聞いたメイドのひとりが手にしたティーカップを取り落す。それは『魔素攪乱紋』によって魔法を阻害されているエルヴィーラだった。
いくら『反物質召喚爆破』の発動自体は阻止されたとはいえ、そのままではジルバラント王国から犯罪者として引き渡し要求が来ることは必至だった。そのため魔王の申し出により、魔族とエルフとの相互不可侵条約の見返りとして、魔族に拉致されたという名目で魔王城にて保護されている。
魔王にしてみれば、犯人ひとりの引き渡しでジルバラント王国とエルフの間に手打ちがなされてしまい、魔族の侵攻に対し、信用を回復する意味でエルフがヒューマンに加勢するという事態は何としてでも避けたかった。建前上は保護であるが、いわば人質としての側面もある。今は性根を叩き直すために、ダークエルフのメイド長の元で教育を受ける日々のエルヴィーラである。
悔し涙を浮かべながら茶器を片づけるエルヴィーラを見ながら、魔王が言う。
「世界樹の森に関しては、そこの馬鹿エルフを保護する交換条件の不可侵条約によって、ジルバラント王国に対する防波堤として機能するだろう。要はフレッチーリ王国への侵攻にジルバラント王国を介入させない事が目的なのだからな」
肆ノ槍、猿人のラム・クロが挙手をして発言する。
「ジルバラントとフレッチーリは歴史的経緯により潜在的な敵国同士と聞いている。我らの侵攻に対して協調するとは思えんが」
その疑問に魔王が答える。
「ジルバラント王国の動きはおそらくこうだ。我が軍が優勢ならば、戦局が進み我が軍とフレッチーリ両陣営が疲弊した頃に横合いから強襲し、我が軍が占領したフレッチーリの領土を奪還、恩を売りつつその領土を自国で管理するか自治区として認めさせる。我が軍が劣勢ならばフレッチーリに加勢して魔族領へできる限り食い込んでくる。そうさせないために出来る限りジルバラント王国の戦力を削いでおきたかったのだがな」
次に海軍大将、紅玉の姫のゴーレムが武骨な腕を上げた。水中の魚人は高周波で会話する為、ゴーレムの前面に設置された翻訳魔道具から声が流れる。
「ジルバラント王国の方はなんとでもなりましょう。むしろ警戒すべきは件のオーカイザーではなくて? 今までの報告からしてヒューマンに肩入れしてるようですし、空中を高速で移動して戦場に介入できる機動性と、混沌浸食を退ける戦闘力を併せ持つなど、1騎で戦局を変えかねませんわ」
オーカイザーの話題に、参の槍ディー=ソニアが声を上げる。
「なんなら私が倒してこようか? オークキングを倒したと聞いてから、いちど戦ってみたいと思ってたし」
いかにも戦闘狂らしい発言に魔王が顔をしかめる。
「寝た子を起こすような真似は許可できん。それに万が一お前が倒されでもしたら我が軍にとっては大損害だ」
そして顔を巡らせレジオナを見ると、魔王は続けて問いかける。
「どうなのだレジオナ。オーカイザーはこの戦争に介入してくると思うか?」
白髪のレジオナは落書きの手を止めると、魔王を見てふにゃふにゃと答える。
「ちゃんとした戦争ってわかってるなら無闇に手は出さないでしょ~。事前にナナシたんと話し合ってみたら~? 魔族とフレッチーリ王国の歴史も説明してさ~」
「なるほど、確かにいちど会っておいた方がいいかもしれん。それからレジオナ、お前はこの戦争に介入しないんだろうな?」
「あ~、しないしない。フレッチーリ王国の知り合いには避難を勧めるけどね~。いちおう確認しとくけどさ~、基本方針は変わってないんだよね~?」
「ああ、変わっていない。占領統治は略奪、虐殺禁止、土地財産の接収も無しだ。全ての住民はエンドローザ―法の下平等に扱われる。言っておくが、治安活動ではお前にも存分に働いてもらうからな」
「ま~、おやつ分くらいは働くんよ~。それにしてもよくその条件飲ませたよね~。みんなそれで納得してんの~?」
レジオナの問いかけに“三輝”グレースが答える。
「納得できぬ者は殺すか放逐したからな。今では魔王陛下に逆らう者はおらぬ。とはいえ、戦争は狂気を生む。実際に同朋の死を経験すれば収まらぬ者も出てこよう。そこでお前たちの出番というわけだ。せいぜいタダ飯喰らった分は働いてもらうぞレジオナ」
レジオナは頬杖をついて、中央の丸机の横に立つ宰相アビゲイルへ声をかける。
「アビーちんもそれでいいの~?」
アビゲイルはレジオナと視線を合わせ、うっすらと微笑む。
「ヒューマン共の命は儚い。もはや我らの故郷を蹂躙した当事者たちは生きていないでしょう。恨みを忘れる事は出来ませんが、今度は我らが故郷を取り戻し、ヒューマン共の生殺与奪を握ったうえで赦しを与えてやるのです。それはそれで痛快ではありませんか」
「ま~、当事者がそれでいいんならさ~、私たちに文句はないんよ~。治安を守るヒロインの役はまかせてちょ~」
そう言って再び落書きを再開するレジオナ。ノートには何やらコスチュームデザインのようなものがいくつも描かれている。
そして会議は細かな戦略、戦術へと話題を変えてゆき、最終的にひと月以内の宣戦布告と進撃開始が決定した。
広い室内の中央には、ドーナツ状の巨大な円卓が据えられており、その内側には直径2メートル程の丸机が置かれている。巨大な円卓には四方に切れ目があり、中央の丸机への出入りが可能である。丸机の上には西方諸国と魔族領が記された地図が広げられ、地図上に兵力を示す駒が置かれていた。そして部屋の最奥には魔王の執務机があり、各地から報告された資料が積まれている。
巨大な円卓に着くのは魔王軍の重鎮たち。
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肆ノ槍、身長183センチの猿人、直立したゴリラのような偉丈夫が次元流剣法の使い手である“一の太刀”ラム・クロ。その斬撃は空間そのものを切り裂きあらゆる物質を切断する。
伍ノ槍、身長195センチの半魚人、“怒涛”ゼージュンゲル。水神流殺法の使い手であり、三叉槍と水系魔法の連携技は集団戦闘においても恐るべき威力を発揮する。
漆ノ槍、頭胴長2.5メートル、全長4.2メートルの蜥蜴人ゴガーフシュル・ズーズ。有無を言わせぬ破壊力で敵を蹂躙する姿から“暴君”と呼ばれる。
空軍大将、身長170センチの鳥人トルネード。天空神の大司教である。
海軍大将、巨大な6脚のゴーレムに搭載されたガラス球の内部で優雅に泳ぐ魚人紅玉の姫。こちらも海王神の大司教である。
そして食客としてエルフの大長老マイスラ・ラ・リルルと白髪のレジオナも同席している。
丸机の脇では忍者装束の情報官カゲマル・ドドメキと青肌のダークエルフである宰相アビゲイルが地図上の駒を動かしており、魔王ロック・エンドルーザーは円卓の最奥に座していた。
円卓の周りでは数人のメイドが飲み物や軽食の給仕をしている。
地図上の駒を眺めていた“三輝”グレースが口火を切る。
「さて魔王陛下、我ら魔王軍の準備は整いましたが、フレッチーリ王国への侵攻開始はいつ頃になる見通しですかな?」
陸軍大将たる従姉の言葉に、苦い表情で答える魔王ロック。
「本来ならば今の時点でジルバラント王国が相当疲弊しているはずだったが……もっと暴れ回るという予測で追放したオークキングや死霊王がことごとく例のオーカイザーによって倒されてしまったからな」
そう言いつつレジオナの方を睨む魔王ロック。白髪のレジオナは我関せずと言った体で手元のノートに何やら落書きをしている。
魔王の言葉に、豊満な胸を強調するかのように腕組みをしたグレースがフンと鼻を鳴らす。
「せめてどこぞの馬鹿エルフが『反物質召喚爆破』を発動させていれば、世界樹の森のエルフどもが良い防波堤になったものを」
それを聞いたメイドのひとりが手にしたティーカップを取り落す。それは『魔素攪乱紋』によって魔法を阻害されているエルヴィーラだった。
いくら『反物質召喚爆破』の発動自体は阻止されたとはいえ、そのままではジルバラント王国から犯罪者として引き渡し要求が来ることは必至だった。そのため魔王の申し出により、魔族とエルフとの相互不可侵条約の見返りとして、魔族に拉致されたという名目で魔王城にて保護されている。
魔王にしてみれば、犯人ひとりの引き渡しでジルバラント王国とエルフの間に手打ちがなされてしまい、魔族の侵攻に対し、信用を回復する意味でエルフがヒューマンに加勢するという事態は何としてでも避けたかった。建前上は保護であるが、いわば人質としての側面もある。今は性根を叩き直すために、ダークエルフのメイド長の元で教育を受ける日々のエルヴィーラである。
悔し涙を浮かべながら茶器を片づけるエルヴィーラを見ながら、魔王が言う。
「世界樹の森に関しては、そこの馬鹿エルフを保護する交換条件の不可侵条約によって、ジルバラント王国に対する防波堤として機能するだろう。要はフレッチーリ王国への侵攻にジルバラント王国を介入させない事が目的なのだからな」
肆ノ槍、猿人のラム・クロが挙手をして発言する。
「ジルバラントとフレッチーリは歴史的経緯により潜在的な敵国同士と聞いている。我らの侵攻に対して協調するとは思えんが」
その疑問に魔王が答える。
「ジルバラント王国の動きはおそらくこうだ。我が軍が優勢ならば、戦局が進み我が軍とフレッチーリ両陣営が疲弊した頃に横合いから強襲し、我が軍が占領したフレッチーリの領土を奪還、恩を売りつつその領土を自国で管理するか自治区として認めさせる。我が軍が劣勢ならばフレッチーリに加勢して魔族領へできる限り食い込んでくる。そうさせないために出来る限りジルバラント王国の戦力を削いでおきたかったのだがな」
次に海軍大将、紅玉の姫のゴーレムが武骨な腕を上げた。水中の魚人は高周波で会話する為、ゴーレムの前面に設置された翻訳魔道具から声が流れる。
「ジルバラント王国の方はなんとでもなりましょう。むしろ警戒すべきは件のオーカイザーではなくて? 今までの報告からしてヒューマンに肩入れしてるようですし、空中を高速で移動して戦場に介入できる機動性と、混沌浸食を退ける戦闘力を併せ持つなど、1騎で戦局を変えかねませんわ」
オーカイザーの話題に、参の槍ディー=ソニアが声を上げる。
「なんなら私が倒してこようか? オークキングを倒したと聞いてから、いちど戦ってみたいと思ってたし」
いかにも戦闘狂らしい発言に魔王が顔をしかめる。
「寝た子を起こすような真似は許可できん。それに万が一お前が倒されでもしたら我が軍にとっては大損害だ」
そして顔を巡らせレジオナを見ると、魔王は続けて問いかける。
「どうなのだレジオナ。オーカイザーはこの戦争に介入してくると思うか?」
白髪のレジオナは落書きの手を止めると、魔王を見てふにゃふにゃと答える。
「ちゃんとした戦争ってわかってるなら無闇に手は出さないでしょ~。事前にナナシたんと話し合ってみたら~? 魔族とフレッチーリ王国の歴史も説明してさ~」
「なるほど、確かにいちど会っておいた方がいいかもしれん。それからレジオナ、お前はこの戦争に介入しないんだろうな?」
「あ~、しないしない。フレッチーリ王国の知り合いには避難を勧めるけどね~。いちおう確認しとくけどさ~、基本方針は変わってないんだよね~?」
「ああ、変わっていない。占領統治は略奪、虐殺禁止、土地財産の接収も無しだ。全ての住民はエンドローザ―法の下平等に扱われる。言っておくが、治安活動ではお前にも存分に働いてもらうからな」
「ま~、おやつ分くらいは働くんよ~。それにしてもよくその条件飲ませたよね~。みんなそれで納得してんの~?」
レジオナの問いかけに“三輝”グレースが答える。
「納得できぬ者は殺すか放逐したからな。今では魔王陛下に逆らう者はおらぬ。とはいえ、戦争は狂気を生む。実際に同朋の死を経験すれば収まらぬ者も出てこよう。そこでお前たちの出番というわけだ。せいぜいタダ飯喰らった分は働いてもらうぞレジオナ」
レジオナは頬杖をついて、中央の丸机の横に立つ宰相アビゲイルへ声をかける。
「アビーちんもそれでいいの~?」
アビゲイルはレジオナと視線を合わせ、うっすらと微笑む。
「ヒューマン共の命は儚い。もはや我らの故郷を蹂躙した当事者たちは生きていないでしょう。恨みを忘れる事は出来ませんが、今度は我らが故郷を取り戻し、ヒューマン共の生殺与奪を握ったうえで赦しを与えてやるのです。それはそれで痛快ではありませんか」
「ま~、当事者がそれでいいんならさ~、私たちに文句はないんよ~。治安を守るヒロインの役はまかせてちょ~」
そう言って再び落書きを再開するレジオナ。ノートには何やらコスチュームデザインのようなものがいくつも描かれている。
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