悪役令嬢の姉は異世界転移しない~ツミビトライク・ループ~

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学校生活編1

第七話『ラブレター騒動5』

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*****

「……あれ?」

「んだよ? いきなり呆けやがって?」

 薄暗闇の中、ガルガが普通に立っている?
 何かおかしいことのような気がするけど、具体的には何がおかしいのか分からない。
 少し遠くの街灯を頼りに、しげしげと赤髪大男の姿を観察してみる。
 変わったところは特に……

 あ、そう言えば──

「左手の怪我の具合はもう良いの……って怪我してないし!?」

 見間違えかと思い、思わずガルガの左手を掴んでしまったが、怪我なんて微塵も負っていなかった。
 大きく分厚い手のひらに、ほのかな男性を感じてしまうが、今は混乱のほうが強烈で意識の片隅に呑まれていく。
 ガルガの左手は私のせいで怪我をしたはずだったような……? ……私のせいで、怪我? その怪我は確か……

「そっか! カムイ様の魔法で完治してしまったから傷跡も──って! そのカムイ様はどこ!?」

 この場に居るのは私とガルガだけだった。

「あん? カムイだと? あのクソ王子も居やがんのか? つーか、お前はさっきから何言ってやがる?」

 ガルガの言葉は気になったものの、とにかく私はキョロキョロ辺りを見回す。
 内心から湧いてくる意味不明な必死さが手伝って、校舎の角のほうに人影を発見。
 足音はそのまま私たちの方へと近づいて来て、

「再会して早々に悪態をつかれるとは……変わっていませんね、ガルガ」

「噂をすればカムイじゃねえか? 相変わらず気に入らねえニヤケ顔だな、おい!」

「ガルガの存在は予想外でしたが……あなたの大剣が折れている現状を見るに、穏便でないことが起こっていたようですね。……ですがひとまずは、ライラ、あなたの無事を確認することが出来てホッとしています」

 安堵の浮かぶイケメン笑顔を向けられるものの、私はただただ困惑してしまうのみ。
 普通であれば嬉しくて語彙力さえ低下するシチュエーションなのに、浮かんでくるのは、どこかで見たような光景と感覚で……そう、これは既視感。自分の中に重なるデジャブがあまりにも強すぎたのだ。

 薄暗闇の校舎裏はやはりどこかで見た覚えのある景色で、今再会したばかりのカムイ様とガルガのやりとりさえも、それ以前に見聞きした覚えがあるような気がする。

 モヤモヤと浮かんでは消えていく既視感を、自分の中で雲を掴むような曖昧さで追い続けた。
 掴めないですり抜けていく記憶を必死に拾い上げ、デジャブの欠片を繋ぎ合わせていく。
 自身に必死さを与える動機が未だに不明であるが、懸命でなければならないという使命感が私を突き動かしていた。
 そして。

 浮かぶ光景は……カムイ様と、地面に横たわるガルガ。左手には怪我もしている。
 現実の、目の前のガルガには怪我一つないにも関わらず、その映像は頭の中に強烈に根付いてしまい離れてくれない。

 私の不可解気な表情と、無言の時間があまりにも長かったせいか、ツミビヒーローの二人に『ライラ?』と案じる声を掛けられてしまう。

 ──それが、最後のトリガーだった。

 走馬燈のように既視感の光景が高速で巡る。

 黒ローブ、ガルガ、左手の怪我、逃走劇、魔灰の首飾り、脱出、カムイ様、魔法、異空間結界、青白いガルガ、良司さん、ケータイ……。

 既視感……いや、違う。芋づる式で"記憶"は蘇り、遂に私は──直前のやり取りを思い出すまでに至った。



『ミナ様を殺《あや》めてしまいました……!』



 そうだ……そうだった!
 私はサヤと電話をしていて……彼女は確かにそう言ったんだ!

「おい、ライラ! お前の顔色悪くねえか?」

「……ライラ、何があったのですか?」

 ガルガとカムイ様に心配されている。
 実際に自身の血の気は引いているのだと思う。
 貧血間際のあのクラッと感がある。
 でも、目の前に提示された真実と比較してしまえば、あまりにも些細なことだった。

 私は……多分私は、



 ──また、世界を、時間を繰り返してしまったんだ。



 既視感の正体は"前回"の記憶。
 経験則によって、妄想ではなく現実の過去だと脳は判断している。
 "かつて"の全てのループにおいて、私の記憶は曖昧であった。
 これほど明瞭めいりょうに前回を覚えているのは初めての経験になる。

 そのことにまず戸惑い、驚き、一拍置いて切迫と化した。
 世界をやり直したことに感情を浮かべているいとまは既にない。
 最早時間は残されていなかった。

 急遽きゅうきょ焦り出した私の様子に、男性陣は何か話しかけてくれるが、耳は上手く言葉として認識してくれない。
 自身の五感にさえ余裕はなく、わき目もふらず、ブレる右手の指先でケータイを辛うじて操作していく。
 履歴を十ほど下にスクロールし、目当ての人を見つける。
 当然だが最新の着信に彼女のものはない。ゆえにスクロール先のアドレスをそのまま選択した。
 発信。

 早く早く……!

 プルルと電話特有の呼び出し音が、一つ二つ──自身の荒い息遣いが聞こえた、三つ四つ──血の気が引く感触で倒れそうだ、五つ──と、鳴った。
 深い絶望が噴き出し始めた、六コール目。呼び出し音が止む。
 自分のものとは違う、微かな息遣いが聞こえたのだろうか。

 転じて、吐息は意味のある音、言葉となって私の耳に流れ込んでくる。

『ら、ライラ様ですか!?』

「サヤ! サヤなの!?」

 訊ねはしたが間違いなく彼女の声であり、互いの電話は繋がっていた。

『す、すみません。個室に移動してから取ったものでお待たせしてしまいました。ご無事だったのですね、ライラ様?』

 ……はぁ、ふぅ……。
 心臓のドキドキに耐え切れず、息をつく。
 正直『無事だったのか?』とは私も言いたい台詞であったのだが、事情を知らないサヤに返しても意味不明なだけだろう。

 それよりも、だ。
 平静のサヤの様子から、"まだイベントは発生していない"と思って間違いないだろう。
 けれど、この一瞬後にも発生する可能性は十分にあるから、今はとにかくサヤへと伝えるべきことを可能な限り早く伝えなければならない。
 私は思いのまま、まくし立てていく。

「サヤ、私の言うことをお願いだから聞いて欲しいの。もし、ミナの服に糸くずとかが付いていても決してサヤが取ってあげようとしないこと! 出来れば、と言うよりここからの全てにおいて、サヤはミナに触れちゃ駄目! 何があってもよ。詳しい事情は説明出来る気がしないけど、あなたとミナの人生が掛かっていることだけは確かで、今何よりも優先して欲しいことなの!」

 自分でも滅茶苦茶なことを言っているのは理解していた。
 でも、電話口の向こう側でサヤは、

『ライラ様のお望みであれば私は無条件で従います。……先刻約束した通り、私はあなた様の剣でもあるのですから』

 一切の迷いなく彼女はそう言い切る。
 ……そう、だったわねサヤ……。
 あの夕暮れの空き教室で、彼女とちぎった二人だけの秘密は、変わることなく私の胸の中にあった。

 "私の剣"は騎士としての真面目な声を少しだけ崩し、

『それに、ライラ様が今仰ったことが、とても大切なことだと何となく理解出来ます。……私の捉え方は間違っていませんか?』

「うん、合っているよ。とても大切なことだと、私が保証する」

 穏やかにやり取りは交わされていく。
 じわじわと焦がされるような焦燥感は、すでに私の心から霧散していた。
 談笑の心地に似た私たちの会話はもう少しだけ続き、

『かしこまりましたライラ様。私はあなた様のお言葉を遵守いたします。……ですが、あの、一つだけ聞いてもよろしいでしょうか?』

「いいよ、何?」

『ライラ様は今どちらにいらっしゃるのでしょうか?』

「あ、そっか……私を探してくれていたんだよね……ありがとねサヤ。私が居るのは校舎裏になるよ。カムイ様も一緒。ついでにガルガも居るから覚悟はしておいて」

『ガルガ様もですか!? ……もしかして、以前の私たちと同じような状況でしょうか?』

「そゆこと。……いい加減ミナも不審がるだろうし、この辺が切り上げ時かな? それじゃあ、さっきのことを何とかよろしくね」

『はい。ライラ様のお心のままに』

 ピッと鳴って通話は切れる。
 ……とりあえずはこれで安心だろう。

 ちなみに、ミナだけケータイを持っていないので、サヤと私の通話が見つかってしまうと色々と面倒くさいことになる。
 だから、サヤは気を遣って個室に移動してくれたのだろう。
 ……そんな初歩のことさえ忘れるくらいに、さっきまでの私はパニくっていた。

「その四角い箱は結局何なんだ? 通信系の魔道具か何かか?」

「携帯電話ですね。魔法や魔道具なしでも遠距離通話が可能となる科学技術製品になります。……ともかく、ライラの用件は無事済んだようですので、何よりと言ったところでしょうか」

「けっ、てめえだけ知ったような口をきくんじゃねえよ。自分だけが見通してますよって、その態度が昔からしゃくに障るんだよ」

「……なるほど、気を付けましょう」

「そういうところだ、つってんだろうが!」

 おやまあ。
 私の心が落ち着いた頃合い、王子様とワイルド貴族が仲良く喧嘩をしていた。
 こういう時の二人はどちらかと言うとじゃれている感じなので、深刻な場面では決してなく暖かな目で眺めることが出来る。
 色々あったから癒しが欲しかったところなんだよね……。

 でも、それは束の間の話。
 予想以上に、先ほどからの時間は経過していたらしく、

「お姉様ー!!」

「はやっ!? ……と、わっわっ!」

 電話して間もない感覚だったのに、もうミナの声が聞こえてきた。
 どころか、ドーンと私の平たい胸に体当たりをされてしまう。
 背丈も小さく体重も軽いミナなので痛いとかはなかった。
 妹の肩に付いていた糸くずをさり気なく払い落としておく。……ミッションコンプリート。

「お待たせいたしました、ライラ様」

「……サヤ」

 微笑みながら姿を現わした主人公さんの姿に、私はホッと胸をなでおろす。
 ミナとサヤ、二人が無事な姿で私の前に揃っていた。

「お姉様お姉様! ご無事で良かったですの! 心配しましたのよ!」

「ごめんね。ほら、よしよし」

 ミナの頭を撫でながら、最近慣れてしまった姉妹のやり取りを重ねる。
 そして、暖かいミナの身体に触れて改めて思うことは。

 『バッドエンド2』に該当するあの未来は変わったのだと言うこと。
 ツミビ作中でも冗談としか思えなかったあんな結末なんて、こうして無いほうが良いに決まっている。
 だから私は、そう信じた。

「ミナにサヤまで居やがったのか……。となると、ハイドとあの姉弟もこんな妙な場所に揃っているのか?」

「その説明をするためには、ハイドも同じ場に居たほうが良いでしょうね。リーフとブラッドについては所在不明ですが、進む先で今日のガルガの再現はありえるかもしれません」

「ああ、そうかよ! クソ王子の言うことはいつもほのめかしが多くてほんとクソだな!」

「ま、まぁまぁ……。カムイ様の言っていることって実際は凄く的確なんだからそんなこと言わないで、ね?」

 ガルガのイライラも大分溜まってきている様子なので、この辺りで会話に参加しておこう。
 ミナは私に引っ付いたままコアラみたいになっているけど、心配させてしまった自覚はあるのでそのままにしている。
 そんな私とミナを見て、サヤは聖母のように笑んでいた。
 ……彼女は自身の髪を原作でくすんだ金色と評すけど、薄暗闇の中でも明るく見えるその姿は、輝く金髪の美少女で一切の間違いはなかった。

「元はと言えばお前が──チッ、今更の話だ。さっさとハイドの野郎も連れてきて事情を説明しやがれ」

 何か言いたげだったガルガだけど、結局は言葉を呑み込んでくれたようだ。
 ……ごめんね、訳も分からず黒ローブとのことに巻き込んでしまった上、事情さえもまともに説明していなくて。
 くだんの黒ローブ、ガルガの転移、ミナを殺めたというサヤ、再び起きたループ。
 放課後から今に至るまで強烈な事件があまりにも目白押しだった。
 でも、それが言い訳になるとは思わないから、事情を説明し終えたらガルガには正式なお礼と謝罪をしっかりすることにしよう。

 そう心に決めて、私たちは揃って夜の学校を後にした。

 カムイ様がいつの間にか呼んでいた良司さんの車に乗り……この時ガルガの目を点にする反応とかもあったけど、ひとまずは私たちの住まいである『雑貨屋ハイド』を目指す。

 あ、バスターソードはちゃんと回収したし、幸いにも宿直の先生に見つかることはなかったって付け加えておこう。
 夜の学校で結構騒いじゃった気もするけど……うちの学校の警備システムは大丈夫なのかな?

 そんな他人事のような疑問を抱けるのも、このように全員が無事で揃っているからこそだった。

 ……そして、これは別件であり繋がっている話。
 先ほどの出来事で一つだけはっきりしたことが自分の中にあった。

 それは、



 ──私の手で、未来は変えられる。



 そんな事実。

 今まで自身は何の力も持たない、ただの足手まといに過ぎない存在だと思っていた。
 だけど、前回の記憶さえ覚えていれば、これほどまでに未来は容易に変えられるのだ。
 今まで散々苦労を強いられてきたのは、私の記憶が曖昧だったから、ただそれに尽きるのだろう。

 決して油断は出来ないのかもしれないし、今後も戸惑う場面に直面することは多いのだと思う。
 でも、私の傍には心強いツミビの登場人物たちが揃っていて、こうして私の記憶保持が周回をまたいで可能だと証明もされた。
 前回の記憶さえ残っていれば、有事に無用の長物だった私の原作知識も、十二分に活かせることは先ほど学んだ。
 だから、例えまた時間が繰り返されたとしても、怖がる必要なんてもうなかった。むしろ正面から対抗してやるという心構えさえあるかもしれない。

 流石にこれは言い過ぎかもしれないが、サヤとミナの未来を変えられた"今回"に関しては、確かな手ごたえを感じていて。



 ──ツミビトライクの世界に入り込んでから"初めて"、私の心に希望の火が灯ったのだった。






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