黒の少女と弟子の俺

まるまじろ

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第12話・気付くという事

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 俺を助ける為にユキの作った秘薬を使い、その反動で凄まじいグロッキー状態となってしまったティア。
 そんなティアの回復を促す為に貴重なホープフラワーと言う薬草を求めてこのステラ渓谷へとやって来たわけだが、そのホープフラワー採取に俺はとてつもない苦戦を強いられていた。

「くそっ……また駄目だった……」

 80回目となる採取行動が失敗し、ガーディアンコンドルの頭にあるホープフラワーへと向けて放った矢が、虚しく空を裂いて遠くの大地へと落ちた。
 俺は弓を引いていた腕と手に疲労の重みを感じつつ、地面に落ちた矢を拾いに向かう。

「駄目だ。まったく採れる気がしない……」

 遠くに落ちた矢の場所まで向かい、それを拾い上げながらそう呟く。
 ガーディアンコンドルを落としてから採取してもいいなら自信もあるんだけど、ユキにはそのガーディアンコンドルを傷付ける事を禁止されているから、その採取難易度はとてつもなく高い。
 目的のホープフラワーを採取するには弓矢を扱う精度の高さが何よりも要求され、加えて状況を正確に読み取る目が必要だ。しかし、そのどちらも俺はユキに比べて格段に劣っている。
 それが証拠にもう80回もチャレンジしているのに、俺の放った矢は一度もホープフラワーの近くすらかすめていない。扱う武器の中でも弓矢にはかなりの自信を持っていたんだけど、ちょっと条件が付けられただけでこれでは自信を失ってしまう。
 俺は拾い上げた矢をギュッと握り締めてトボトボとユキの居る場所へと戻り、ユキの指示通り地面に失敗の数を書いてから再び弓矢を構えてチャンスを窺い始めた。

 ――それにしても、どうしてユキは何も言わないんだ?

 ホープフラワー採取の為に俺が行動を始めてから、ユキは一度もその口を開いていない。怒るわけでもなく、褒めるわけでもなく、アドバイスをするでもなく、ただじっと俺の様子を見ているだけだ。
 まあ、このてい体たらくでは褒められる事は無いだろうけど、じっと見られているだけと言うのは居心地が悪い。これならいっそ、怒られていた方が何倍もマシに感じる。
 こんな事を考えていた俺は徐々に集中力を失い始め、矢の軌道は回数を重ねるごとに大きくずれ始めていた。そしてチャレンジが失敗する度に俺はどんどん自信を失い、才能有る者と才能無き自分との差を考え、その才能という言葉に心が潰されかけていた。

「――しまったっ!!」

 そんな状態で迎えた100回目のチャレンジ。
 ついに集中力が途切れた俺の放った矢が大きく軌道を外れ、鋭く尖ったやじりの先がガーディアンコンドルの身体へと向けて空を裂き飛んで行く。
 その矢は間違い無くガーディアンコンドルの身体を射抜く軌道だが、放ってしまった矢を今更どうこうできる術は俺に無い。

「ライトバインド!」

 放った矢がガーディアンコンドルの身体に当たると思ったその瞬間、ユキの出した光の糸が素早く俺の放った矢を捕らえた。
 それを見た俺は安堵の溜息と共に全身の力が抜け、その場に腰を抜かした様にして座り込んだ。

「集中力が完全に切れてるわ。少し休憩にしましょう」
「うん……」

 俺は矢を止めてくれたお礼を言う事も忘れ、疲れた身体を休ませる為に大の字で大地へと身体を預けた。
 するとユキはそんな俺のすぐ近くにしゃがみ込み、俺の方を見ながら口を開いた。

「いったいどうしたの?」
「……何がだい?」
「前半はとても良かったのに、後半になるにつれてやり方がどんどん荒くなっていったわ。最後の1回に関して言えば、擁護のしようも無い程に集中してなかった。どうして?」
「……それは多分、疲れてきてたからじゃないかな」
「違うわね。あの集中力の途切れ方は疲れからくるものじゃないわ。目的とは別の事を考えていたからよ。それが証拠に、さっきのエリオスは完全に意識が別のところへ飛んでいたわ。だからあんなに矢の軌道がずれたのよ」

 ユキにはっきりとそう言われ、俺は内心ドキッとしていた。まるで俺の心の中を読まれた様に感じたからだ。

「いったい何を考えていたのかは分からないけど、その調子では今日中にホープフラワーの採取は難しいわよ?」

 ユキのそんな言葉を聞き、俺は更に気分を沈ませた。
 俺がやろうとしている事を1回でこなしたユキ。ユキが1回でやった事を100回やってもできなかった自分。

 ――これが才能の差か……。

 そんな言葉が脳裏をぎり、胸の中を激しくえぐる。
 かつてこれほどまでに才能という言葉に心が打ちのめされた事はなかった。

「…………俺はユキやティアみたいに才能が無いからね」

 そんな事を思った時、ついポロッとそんな言葉が口から漏れ出た。それは紛れも無い俺の本心で本音だったけど、同時にそれを口にしてしまった事が悔しくてしょうがなかった。
 しかしユキはそんな事を口にした俺を怒るわけでもなく、いつものクールな表情そのままで口を開いた。

「エリオスは才能があれば何でも上手く行くと思っているの?」
「……少なくとも、無いよりは上手く行くと思うけど」
「確かにそうなのかもしれない。でも、才能の有る無しで物事の良し悪しが決まるわけではないわ。それにエリオスはさっき私の事を、才能があるから――と言っていたけど、私はモンスタースレイヤーを目指すと決めた頃から、才能なんて不確かなものに頼った事は一度も無いわ。私がモンスタースレイヤーになれたのは、どこまでも強くなりたいという想いを積み重ね、その想いを現実のものとする為にあらゆる事を積み重ねてきたからよ」
「想いを積み重ねてきた?」
「そうよ。例え周りが私の事を才能有る者だと褒め称えても、私はそれにおごらず、常に強くなろうとする想いを途切れさせなかった。だからこそ、私は才能なんて言葉に溺れないで居られる。だから才能なんて言葉を使って逃げている今のエリオスには、一生ホープフラワーは採れないわ」
「…………」

 ユキの言葉一つ一つが俺の心に突き刺さる。
 俺だって、それが逃げの口実だという事は分かっている。でも、事実として才能の差はあるのだから、才能有るユキに才能の無い俺の気持ちが分かるはずが無い――と、心のどこかでそう思っていた。
 するとそんな俺の気持ちを見透かした様にして、ユキは再び話を始めた。

「私もモンスタースレイヤーになる前に、ここで今のエリオスと同じ条件で同じ事をしたわ」
「えっ? 俺と同じ事を?」
「ええ。そしてあの時の私は、最終的にホープフラワーを採取するまでに8257回矢を放ったわ」
「は、8257回!?」

 ユキの口から出た数字を聞いて驚いた俺は、大地に預けていた上半身をガバッと起こした。

「ええ。当時の私はまだ弓矢の使い方が未熟で、とても苦労をしたわ。だから今のエリオスくらいの腕になったのは、だいたい3000回を超えたくらいからだった。この話を聞いても、まだ才能がどうとか言える?」
「…………」

 正直な話、ユキがそんな努力と苦労を重ねているなんて思ってもいなかった。俺は心のどこかで、ユキはどんな事でもその才能で簡単に物事をこなしていたと思っていたからだ。
 そんなユキがそれほどの努力と苦労を積み重ねていたと聞かされ、俺は何も言えなくなってしまった。

「それにね、エリオス。あなたのもう1人の師匠、ティアも才能あるモンスタースレイヤーとして有名だけど、あの子はその才能だけでモンスタースレイヤーになれたの? 才能なんてあやふやなものだけに頼って、何の積み重ねもしてこなかったの? あの子はそんな薄っぺらいモンスタースレイヤーなの?」
「それは違うっ! ティアは誰よりも強くなろうと努力してた! 本人は知らないだろうけど、みんなに隠れてずっと努力もしてた! 俺はそれをちゃんと見てたっ!」
「だったら、エリオスはそんなティアの姿をちゃんと見ていたのに、どうして才能なんて言葉に惑わされるの? どうして積み重ねる前から才能を言い訳にして立ち止まるの? どんなに才能があろうとも、磨き続けなければその才能は輝きもしないし曇るだけ。それに、どんなに才能が無くても、積み重ねなければなりたい自分に近付く事すらできないのよ? 今のエリオスに必要なのは技術だけじゃない。その心の中にある強くなりたいという真っ直ぐな気持ちを抑え込んでしまう、才能というものとどう向き合うのかが重要なのよ」

 その言葉を聞いた俺は、改めて自分の中にある弱さを知った気がした。
 上手くいかなければ才能が無いだけ。ただそれだけの事だと、ずっとそんな思いを抱いていたのは事実だったし、そんな思いがあったから、俺は積み重ねて行く事を無駄だと思った時もあった。
 しかしユキのおかげで、そんな思いこそが俺の強くなりたいという真っ直ぐな気持ちを捻じ曲げていたんだと気付く事ができた。

「…………ありがとう、ユキ。何だかスッキリと目が覚めた気分だよ」
「そう。だったらその気持ちを忘れずに頑張りなさい」
「うん! そうするよ!」

 俺は弓矢を持って立ち上がり、再び高い青空を見上げた。
 ティアもユキも、並々ならぬ積み重ねの上で今が在る。だったら俺も何かを積み重ね続けなければ、夢であるモンスタースレイヤーに至れるわけがない。

 ――ユキが8257回も矢を放ったなら、俺は1万回矢を放つ覚悟でやるまでだっ!

 雲っていた意識が晴れ渡った俺は、そこから夕陽が沈む頃まで必死になってホープフラワーの採取を試みた。
 こうしてユキのおかげで心が晴れた俺は必死に頑張り、陽が沈むギリギリのところで何とかホープフラワーの採取に成功した。最終的に俺が放った矢の回数は837回で済んだが、これはティアとの修行で弓矢を使い慣れていたおかげだったんだと思う。
 そして陽も落ちてしばらく経った頃、街へと戻って来た俺は部屋で寝ているティアの横で今日の修行の報告をしていた。

「そっか。それで帰りが遅くなったんだね」
「はい。すいません、師匠。俺が未熟なばかりに……でも、今日の修行で色々と得たものはあったんです」
「そうみたいだね。お兄ちゃんの顔を見てたらなんとなく分かるよ。でも、それがユキのおかげなのはちょっと寂しいかな……」
「師匠……」

 本当に寂しそうな表情を見せるティアを前に、俺は少し浮かれていた事を反省した。

「ところで今更だけど、一緒に帰って来たはずのユキはどうしたの?」
「ユキは採取したホープフラワーを持って薬屋へ行ってますよ。師匠に使う薬を作る為に」
「そっか。戻って来たらちゃんとお礼を言わないとね」
「その必要はないわよ」

 ティアがそんな言葉を口にした瞬間、開いた部屋の扉からユキが入って来て一言そう言った。
 そしてユキはティアの隣に居た俺に向かって歩いて来ると、一つの小瓶を手渡した。

「それを2時間置きに3回に分けて飲ませなさい。それでティアの体調は元に戻るはずだから」
「ありがとう、ユキ」
「ありがとね、ユキ」
「わ、私は自分のやれる事をやっただけよ。それにこれはエリオスの修行も兼ねての事だから、お礼を言われる事じゃないわ」
「もうっ、相変わらず素直じゃないなあ。でも、今回はユキのおかげでお兄ちゃんが一つ壁を乗り越えたみたいだから、本当にありがとね」
「だ、だからっ、お礼はいいって言ったでしょ! それと、私は調合で疲れたから、今日は別の部屋でぐっすりと休ませてもらうわ。だからエリオス、しっかりとその甘えん坊の面倒を見てあげなさい」

 顔を真っ赤にして慌てた様子を見せながら、ユキは急いで部屋の外へと出て行った。

「本当に素直じゃないなあ、ユキは」
「そうですね。修行の時も厳しいけど、なんだかんだでユキは優しいんですよね。しかもそれを俺が口にすると、今みたいな反応を見せるんですよ。それがなんだか可愛らしくて、ついつい調子に乗っちゃう事もあるんですよね」
「ふーん……お兄ちゃんはずいぶんユキと仲良しさんになっちゃったんだね」
「えっ? あ、いや、別に仲良しさんてほどではないですよ。あくまでもユキと俺は師匠と弟子なんですから」
「ふーん。そのわりにはユキと話してる時は楽しそうにしてない?」
「そ、そんな事は無いと思いますけど?」
「そんな事ありますぅ。お兄ちゃんはユキと話している時は楽しそうにしてるんですぅ」

 拗ねた様に口を尖らせ、ティアはそんな事を言う。
 ティアはこんな風に言うけど、俺は特別ユキと仲良くしているつもりはないし、ユキもそんなつもりはないと思う。それに俺から言わせれば、日々何かしらの言い争いをしているティアとユキの方が仲が良いと思える。喧嘩するほど仲が良いと言うやつだ。

「俺はそんなつもりはないんですけど、どうしてそう思うんですか?」
「それそれ。お兄ちゃんが私に対して敬語を使うからいけないんだよ」
「えっ? でもこれは、師匠からそうしてって言ったんじゃないですか」
「た、確かに最初はお兄ちゃんに師匠って呼ばれるのが嬉しくてそう言ったけど、最近はなんだか嬉しくないんだもん」
「それじゃあ、どうすればいいんですか?」
「……前みたいにティアって呼んでほしい。そして、昔のお兄ちゃんみたいに接してほしい……」

 少しだけ申し訳なさそうにしながらティアはそう言った。
 そんな様子を見た俺は、ティアの昔から変わっていないこういった部分を見て思わず微笑んだ。
 きっとティアの事だから、昔の俺とティアの様に、俺がユキと気軽に話をしていたのが嫌だったんだろう。そう思うと今回のティアの申し出は納得がいく。

「本当にそれでいいんですか?」
「うん」
「分かったよ、ティア。師匠の申し出を聞くのは弟子の努めつとめだからね」
「本当にいいの?」
「ああ。もちろんだよ、ティア」
「やったー! だからお兄ちゃん大好きー♪」

 ティアは喜びの声を上げたかと思うと、感極まったかの様にして俺に飛び付いて来た。

「おいおいっ! そんな身体で無茶するなって!」
「いいの♪ だって私はお兄ちゃんの師匠なんだからっ♪」

 まだまだ体調が優れないにも関わらず、満面の笑みでそう言うティア。
 そんなティアを落ち着かせるのに、俺はここから長い時間を費やす事になった。
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