開発される少年たち・家庭教師の淫らな性生活

斗真の場合10.複数プレイごっこ

　三枝は斗真にベッドに仰向けで横になるよう言い、目隠しにバスローブの紐をかけた。

脚を広げさせ、三枝はその間に入ると、斗真に言葉を放つ。

「乳首はちゃんと揉んでてね。でももしその指が……、自分のじゃなくて他の男だったとしたら、斗真はどうなるかな……？」

「……え、や、やだ……」

「いいから、想像してごらん」

そう言い終えると、三枝は優しく斗真の陰茎を握り、鈴口を舌先でチロチロと舐めた。

「あ……ッ、あん……ッ」

先端を嬲られると途端に、斗真の躯体はビクンと跳ね、一層艶を纏った声が漏れて部屋に響く。

「ほら、俺が斗真のおちんちん興奮させてあげるから、乳首を揉んでる他の男がいるって考えて……」

斗真はそんなことを急に言われ、考えたくはなかったが三枝に言われた通りに想像すると、ゾクリとした背徳感に包まれた。三枝に陰茎を掴まれ、先端を舌で嬲られながら男たちに触れられていると思うと、今まで感じたことがない感覚に陥ってしまう。

「んっ……、あっ、ん……っ……、んあ……」

一度走り始めた妄想は止まらず、この間した痴漢ごっこもあり、人に見られながら触れられながら……と想像すると、躯体は昂ぶり鈴口からは蜜が溢れる。

乳首を弄る自分の手は、興奮を求めて彷徨い、きゅっと力強く摘まむと声が漏れて止まらなくなっていった。

「あっ、んあ……、あぁっ……」

「おじさんに乳首触られちゃって、いっぱい摘ままれて、クリクリされたら斗真は感じちゃうよね……」

三枝が陰茎をゆっくり扱きながらもっと側に寄り、耳元でそう囁かれれば、またゾクリと快感が走った。

「や……、やぁ……っ、あん、あ……っ」

男たちの顔は想像できないが、周りに男たちがいる中で乳首を弄ばれ三枝に触れられていると想像すると、伸也の指先は勝手に動きどんどんいやらしく触ってしまう。

「あっ、ぁあっ、ん……っ、ぁあん……」

「……ふふ、斗真のエッチなおちんちんが、涎垂らして喜んでる……」

「やだ……っ、そん、な……こと言っちゃ、やぁ……っ」

三枝は先端からどんどん溢れる蜜を舐め取っては、ゴクリとそれを呑み、手にも絡め取ってゆく。指に纏わせた蜜は孔に塗りつけ、また蜜を掬い取っては何度も孔に丁寧に塗りつけた。

「ん……っ、やっ、そこ、だめ……っ」

「……だめじゃないだろう？　期待して孔がヒクヒクしてるよ」

「ち、……ちがっ」

「何がどう違うの？」

斗真が慌てているうちに、三枝はスルリと2本の指を斗真の孔に滑り込ませる。

「……ッ」

「こ、こ、……好きだろ？」

蜜をローション代わりにして、クチクチという水音を立てながら指が何度も挿入されると、斗真の口からはまた甘い吐息と声が漏れた。

「あ……、はぁ……っ、ぁあ……っ」

斗真の躯体を撫でながら、三枝は内腿に舌を這わせ、チュパッと音を立てながらキスの雨を降らせる。

「ぁあっ、んあ……っ」

斗真が腰を捩った段階で、三枝は斗真の腰を浮かせると、そのまま四つん這いの格好にさせた。思えば目隠しをしてのバックスタイルは初めてだったと三枝は改めて思ったが、斗真の荒い息遣いを聞けば、それが興奮していものだと分かった。

「この状態で後ろからおじさんに突かれちゃったら、斗真はどうなるのかな……」

「い、いやだ……っ、先生が……いぃ……」

可愛いことを言ってくれると思いつつ、最後はやはり三枝も純粋に愉しむことにした。目隠しを取り、上半身を抱きかかえてやり起こすと、斗真は振り返って泣きながらキスを求める。

「せ、先生……、大好き……」

「俺も好きだよ……、誰にも渡さないから安心しろ……」

そのまま舌を絡め、恋人の貪り合うキスをすると、三枝はまた孔に手を這わせ己自身を充てがった。そのまま体重を掛ければ、ズルリと斗真の中に深く挿入る。

「ぁああ……、ああああああ……ッ！」

三枝は体制を整えると、そのまま強く早いピストンで斗真の中を貫いてゆく。ぱちゅぱちゅと水音を立てるその動きは、軽やかだが斗真にとっては重く、深く挿入される度に声が漏れ手と脚に力が入る。

「あっ、あっ、あ、あ、あ、ぁあっ、あんっ、あ……っ」

繰り返されるピストンは、斗真の前立腺を擦り上げながら、奥へ奥へと繰り返されている。

「んっ、んっ、……あっ、んあ……っ、あんっ、あ、あ、あッ」

「……っは、イきそう……？」

三枝が笑みを浮かべて聞けば、斗真は何度も頷いて声を上げた。

「……っ、んっ、んっ、……っあ、……い、いっくッ！！」

「……、んッ、おれ、も……出るッ」

一層早くなったピストンで追い詰められ、とうとう斗真は蜜に混じった欲望をシーツの海に吐き出し、三枝も共に果てた。

ごっこ遊びは痴漢ごっこの方が燃えたな……と思いつつ、三枝は斗真を無言で抱き締めると、二人はそのまま眠りに堕ちていった。