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斗真の場合08.欲される躯体
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三枝は伸也の家を後にすると、急いで斗真にライムを送った。
<今何してる?>
相変わらずの早さで既読が付くと、すぐに斗真から返信がくる。
<勉強してた>
<すぐに会いたい>
三枝はもう我慢しきれない程に興奮しており、すぐにでも斗真を犯したかった。ここまで興奮したのは久しぶりで、どうも自制がきかず、自分自身の欲望に嫌気がさす程だった。
<駅に行けばいい?>
<西口のタクシー乗り場で>
<今日もタンクトップと短パンの方がいい?>
<そうだな>
<着替えてすぐ行くね>
三枝はやりとりが終わると、近くにあった自動販売機でコーヒーを買い、横にあったベンチで溜息を付く。まさか自分が過去を思い出した途端に、自制が効かない性欲を持て余すことになろうとは、全くの計算外だった。
斗真という存在がいなければ、一人寂しく急いで家に帰り、自慰をする他なかっただろう。しかし、斗真は三枝がじっくり開発した存在で、すぐに欲望をぶつけられる存在でもある。
暫く自身が収まるのを待ち、背筋をピンと伸ばすと、三枝は駅に向かって歩き出した。
タクシー乗り場に近付くと、先に到着していた斗真が目に入る。その姿は、少年らしさを躯体全体に纏い、今の三枝にとっては、眩いばかりの美しさを感じさせる容姿だ。
更に歩くと斗真はこちらに気付き、手を上げて大きく振っている姿は、なんとも愛おしく可愛い。
タクシー乗り場に着き、三枝は斗真と連れ立ってタクシーに乗り込んだが、斗真に触れずにはいられなかった。いつもなら何のたわいもないやりとりをしているだけだったが、白く細長い脚は艶めいて見え、つい手を這わせてしまう。
斗真は驚いて三枝を凝視したが、あっという間に気持ちよさが勝ち、三枝に求められているのを知ってぱっと躯体が熱くなる。つつ、と撫でられる度に声を出しそうになり、声を我慢すればゾワゾワとした快感が走る。
無言のままの二人を載せたタクシーは、暫くしてホテルに到着し、二人は何かに急かされるかのようにいつものホテルで受付を済ませた。
部屋に到着すると、三枝はすぐに斗真をベッドに押し倒し、うつ伏せにする。
「せんせ……っ、ちょ……っ、どうしたの?」
焦った斗真はびっくりして声を上げたが、三枝は無言のままベルトを外し、屹立した己を空気に曝す。そして斗真の腰を引き、短パンを少し下にずらすと、唾液で孔を濡らし一気に突き挿れた。
「ああッ、ぁあああッ!!」
斗真はビクン!と躯体を反らせると、三枝の律動に合わせ、艶のある悦声を漏らして部屋一杯に満たしてゆく。
「あっ、あっ、ぁあっ、あ、あ、あ、ぁあっ、あんっ、ぁあ……っ」
パンパンという水音を伴う肌音も混ざり、二人のいる空間は、その景色を淫靡なものに変えていった。
「あ、……くそ、ダメだ……っ」
三枝はとうとう我慢しきれず、そのまま斗真に何度か突き挿れて、斗真のことはお構いなしに欲望の迸りを奥深くにぶちまけた。
暫く、はぁはぁという二人の呼吸音だけが部屋を支配していたが、その無言の静けさを斗真が破る。
「先生……、どうしたの?」
ドサリと斗真のすぐ横に仰向けで寝転んだ三枝は、顔を上げ、頬杖をつきながら答えた。
「……はは、なんか、今日はすっごいやりたい気分でさ……」
昼間一人を犯し、過去の少年を思い出しながら二人目にフェラをしたなど、言えるはずもなく三枝は苦笑いをした。
「僕は、先生となら毎日したいよ……」
恥ずかしそうに斗真に言われると、三枝の一度落ち着いた心に、またもや欲望の灯が灯った。しかし、やはり一度出して冷静になると、今度はどう啼かせてやろうかという気持ちにもなる。
「斗真は毎日したいのか……、でも、毎日犯してたら、お前の躯体はどうなるだろうね?」
三枝はニヤリとした不敵な笑みを顔に張り付け、イヤらしく、煽るように言葉を紡ぐ。
「……たぶん、……おかしくなっちゃう」
「どうおかしくなる?」
「毎日エッチなことしたら……、何も考えられなくなっちゃうと思う……」
「……今、出したい?」
「……うん」
三枝は頬杖をついたまま、目の前に斗真の両膝がくるよう座らせると、脚を撫でながら命令した。
「じゃあ、自分で乳首を揉んで、俺を誘ってみて……」
「……は、恥ずかしい、よ」
「じゃあ、やめる?」
斗真はそう聞かれるとイヤだとは言えず、おずおずとした手つきでタンクトップの脇から手を入れ、両乳首をクリクリと揉み始めた。
<今何してる?>
相変わらずの早さで既読が付くと、すぐに斗真から返信がくる。
<勉強してた>
<すぐに会いたい>
三枝はもう我慢しきれない程に興奮しており、すぐにでも斗真を犯したかった。ここまで興奮したのは久しぶりで、どうも自制がきかず、自分自身の欲望に嫌気がさす程だった。
<駅に行けばいい?>
<西口のタクシー乗り場で>
<今日もタンクトップと短パンの方がいい?>
<そうだな>
<着替えてすぐ行くね>
三枝はやりとりが終わると、近くにあった自動販売機でコーヒーを買い、横にあったベンチで溜息を付く。まさか自分が過去を思い出した途端に、自制が効かない性欲を持て余すことになろうとは、全くの計算外だった。
斗真という存在がいなければ、一人寂しく急いで家に帰り、自慰をする他なかっただろう。しかし、斗真は三枝がじっくり開発した存在で、すぐに欲望をぶつけられる存在でもある。
暫く自身が収まるのを待ち、背筋をピンと伸ばすと、三枝は駅に向かって歩き出した。
タクシー乗り場に近付くと、先に到着していた斗真が目に入る。その姿は、少年らしさを躯体全体に纏い、今の三枝にとっては、眩いばかりの美しさを感じさせる容姿だ。
更に歩くと斗真はこちらに気付き、手を上げて大きく振っている姿は、なんとも愛おしく可愛い。
タクシー乗り場に着き、三枝は斗真と連れ立ってタクシーに乗り込んだが、斗真に触れずにはいられなかった。いつもなら何のたわいもないやりとりをしているだけだったが、白く細長い脚は艶めいて見え、つい手を這わせてしまう。
斗真は驚いて三枝を凝視したが、あっという間に気持ちよさが勝ち、三枝に求められているのを知ってぱっと躯体が熱くなる。つつ、と撫でられる度に声を出しそうになり、声を我慢すればゾワゾワとした快感が走る。
無言のままの二人を載せたタクシーは、暫くしてホテルに到着し、二人は何かに急かされるかのようにいつものホテルで受付を済ませた。
部屋に到着すると、三枝はすぐに斗真をベッドに押し倒し、うつ伏せにする。
「せんせ……っ、ちょ……っ、どうしたの?」
焦った斗真はびっくりして声を上げたが、三枝は無言のままベルトを外し、屹立した己を空気に曝す。そして斗真の腰を引き、短パンを少し下にずらすと、唾液で孔を濡らし一気に突き挿れた。
「ああッ、ぁあああッ!!」
斗真はビクン!と躯体を反らせると、三枝の律動に合わせ、艶のある悦声を漏らして部屋一杯に満たしてゆく。
「あっ、あっ、ぁあっ、あ、あ、あ、ぁあっ、あんっ、ぁあ……っ」
パンパンという水音を伴う肌音も混ざり、二人のいる空間は、その景色を淫靡なものに変えていった。
「あ、……くそ、ダメだ……っ」
三枝はとうとう我慢しきれず、そのまま斗真に何度か突き挿れて、斗真のことはお構いなしに欲望の迸りを奥深くにぶちまけた。
暫く、はぁはぁという二人の呼吸音だけが部屋を支配していたが、その無言の静けさを斗真が破る。
「先生……、どうしたの?」
ドサリと斗真のすぐ横に仰向けで寝転んだ三枝は、顔を上げ、頬杖をつきながら答えた。
「……はは、なんか、今日はすっごいやりたい気分でさ……」
昼間一人を犯し、過去の少年を思い出しながら二人目にフェラをしたなど、言えるはずもなく三枝は苦笑いをした。
「僕は、先生となら毎日したいよ……」
恥ずかしそうに斗真に言われると、三枝の一度落ち着いた心に、またもや欲望の灯が灯った。しかし、やはり一度出して冷静になると、今度はどう啼かせてやろうかという気持ちにもなる。
「斗真は毎日したいのか……、でも、毎日犯してたら、お前の躯体はどうなるだろうね?」
三枝はニヤリとした不敵な笑みを顔に張り付け、イヤらしく、煽るように言葉を紡ぐ。
「……たぶん、……おかしくなっちゃう」
「どうおかしくなる?」
「毎日エッチなことしたら……、何も考えられなくなっちゃうと思う……」
「……今、出したい?」
「……うん」
三枝は頬杖をついたまま、目の前に斗真の両膝がくるよう座らせると、脚を撫でながら命令した。
「じゃあ、自分で乳首を揉んで、俺を誘ってみて……」
「……は、恥ずかしい、よ」
「じゃあ、やめる?」
斗真はそう聞かれるとイヤだとは言えず、おずおずとした手つきでタンクトップの脇から手を入れ、両乳首をクリクリと揉み始めた。
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