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伸也の場合09.二度目の射精と堕ちてゆく躯体

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 三枝は駅から出ると、伸也の家に向かった。

少し約束の時間よりも早いが、早く行っても困ることもないだろうと考え、そのまま行くことにする。駅から数分歩き、伸也の家の前に立ち、インターホンを押した。

<はい>

インターホン越しの伸也の声は、さっき過去を思い出したからだろうか、少し艶があるように思えてしまう。

「三枝です」

<今開けます!>

ドアが開くと、伸也は今日もタンクトップに短パン姿で、やはり細くスラリと伸びた四肢や躯体は魅力的だ。しかも、目を凝らせば、タンクトップの胸元には、しっかり隆起した乳首が浮き出ている。

伸也の部屋に入り、とても近くに座ってみると、その隆起した乳首はとても目立っていた。相当弄っているのは確かなようで、これであれば触れてやればすぐに堕ちるであろう状態であることは間違いない。

三枝は参考書を広げさせると、どこまでをやったのか聞いた。

「えと……、ここまでやりました」

驚いたことに、参考書はとてつもなく遙か先まで進めてあった。

「すごいね……、こんなに先まで進められたなら、新しい本が必要なくらいだよ」

くしゃっと頭を撫でながらそう言うと、伸也は少し頬を染めて嬉しそうだった。三枝はすぐにマルをつけてゆき、更に驚いた。不正解は、ほんの少しあるだけで、その殆どが正解を示している。

「伸也が勉強熱心で、俺は嬉しいな。明日来るときまでに、この間違ったところをきちんとやり直して、数式を覚えようね」

「はい」

これであれば、特に今日は教えることもないだろうと考え、三枝は過剰なスキンシップに移っていった。

「よし、じゃあ乳首の病気診てあげようか……」

「あ……、はい」

伸也の頬は答えた途端にかぁっと赤く染まり、白い肌が紅潮していく様子は、過去の少年を連想させた。三枝はいつにも増してその姿に興奮し、今すぐ押し倒し、奪いたくなる気持ちを理性で心に押さえ込んだ。

「机にお尻を少し載せて脚を開いてごらん」

「え……、あ、はい……」

三枝はそう声をかけ、伸也を机に浅く座らせると、椅子を移動して開いた脚の中心に座った。下から見上げる格好になると、益々伸也の乳首はタンクトップを押し上げ、ピンと勃って形を主張している。

「ちょっと触るね」

タンクトップ越しに指先で触れれば、伸也はビクリと躯体を震わせた。

「……っ、ん……」

両の乳首を親指と人差し指できゅっと摘まむと、伸也は顔を俯かせ、更に肌は紅潮してゆく。そのまま、クリクリと愛撫してやると、堪らない悦声が聞こえた。

「あっ、……っ、あん……」

三枝はその様子に興奮し、更に揉む力を上げ、何度も何度もタンクトップ越しに攻めてゆく。

「せ……、せんせ……、あっ、やぁ……っ」

「ものすごく気持ち良さそうだ……、だいぶ病気も良くなってきた証拠だね……」

伸也の陰茎は乳首への愛撫に反応し、短パンの前にくっきりとした形を成し、布に染みを滲ませている。三枝はそれを見ると堪らなくなり、短パンの裾から手を侵入させると、伸也の陰茎を引っ張り空気に曝した。

「あっ、せん、せっ……、やだ……っ、きたな、い……」

「ばい菌が入らないように、口で射精させてあげるよ。乳首は自分でマッサージを続けてね」

たっぷりと蜜を零す鈴口は、まるで涎を垂らすように、後から後から蜜が湧いて出る。その蜜に誘われるかのように、三枝は伸也の陰茎を口に含み、ジュポジュポと音を立てて口淫した。

「ぁあっ、あんっ、あっ、ああん……っ」

自分で乳首を愛撫し、口淫され喘いでいる姿はなんとも可愛く、ビクビクと震える躯体はなんともそそる姿だ。

過去の少年と伸也がダブり、三枝の理性はかなりグラグラと揺れ始めていた。こんなにグラつくのであれば、巧巳の中に一度出しておけばよかったと思ったが、後悔しても伸也の躯体が目の前にある以上、なんとか我慢しなければならない。

押し倒して奪うのは簡単なことだが、拡張をしてから挿れないと、どう考えても痛くて暴れるだろう。それに、そんなことをするのは三枝のポリシーに、何よりも反する。

明日来ることを考え、三枝は伸也を手早くイかせ、退散する方向で舵を切った。

「……ッ、せんせ……、で、でちゃ……、ぁあ……、あああ……ッ!!」

ジュポジュポ、グチュグチュと音を立てて吸い上げると、伸也はものの数分で精液を吐き出した。

ゴクリとそれを飲み干すと、三枝はにっこりと笑って言葉を掛けた。

「明日また病気はしっかり診てあげるし、射精もさせてあげるからね」

「ん……、はい……」

伸也は心なしか寂しそうだったが、三枝は帰り支度を始め、早々に引き上げた。
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