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三枝の場合02.欲求の果て~過去編02~
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三枝は手渡されたディルドを握り直すと、少年の拡張を手伝い始めた。
少年はどんな年齢かが興味があったが、ここまであからさまに若い子だと躊躇う気持ちもある。しかし、少年の孔にディルドを差し挿れれば、躊躇う気持ちよりも三枝の脳の奥を興奮が支配し、ゾワリとした高揚感が漂った。
「あ……っ、ぁあっ……」
ディルドを挿れられた少年は、苦痛半分、快楽半分といったところだろうか。悩ましい悦声を上げ、躯体は紅に染まり、高く上げた尻から脚はガクガクと震えていた。
少年の躯体を初めて手にした三枝は、このとき、己に足りていなかった何かを知った。
奥までディルドを挿れれば、少年はシーツを掴み顔を歪め、艶のある声を漏らす。あまりに現実感がない出来事ではあったが、その光景は三枝の脳裏に焼き付き、求めていた何かを掴み取る瞬間でもあった。
「この子は、自分から進んでここに来たんですか……?」
ふと気になった言葉を三枝が吐くと、男たちは薄く笑いながら返事をする。
「野暮なことは聞かないのがルールだ……」
「そう……、君はここに来られたことを愉しみ、私たちの代わりに攻め上げる役目だからね。快楽を充分に私たちと共有し、無粋なことは聞かないで欲しいものだ」
三枝は彼らの言葉を受け、少し黙り込むと、そのまままた少年の拡張を始めた。
しかし、ただディルドだけを動かしているのはもどかしく、三枝は少年の躯体に触れたくてどうしようもない欲情が湧き上がる。
「今は、拡張するだけの時間でしょうか……、少し他にも触れていいですか?」
恐る恐る三枝が聞けば、彼らはにっこりと微笑み、年配の男が言葉をかける。
「それなら、下半身は君に任せ、私たちは上半身を頂こう」
男たちはベッドに上がると少年を仰向けにさせ、一人が深くキスをすると、片方の男が少年の乳首を指先や艶めかしい舌で攻め始めた。
「あ……っ、やぁ……っ!」
少年は少し嫌がったが、三枝がディルドを奥に挿れれば、その声はまた艶を纏った。
「ん……っ、……っあ、ぁあ……っ」
躯体中を舐められ、乳首を攻められる少年を前に、三枝は性欲を既に隠そうとはしていなかった。ディルドを執拗に様々な角度で挿入しつつ、透明な蜜を溢れさせている少年の陰茎を握り、ゆっくり扱きながら陰嚢を舌で嬲った。
今までの人生で、ここまで興奮することは、三枝にとっては初めての経験だった。男たちに弄ばれた少年の乳首は赤さを増して、白い肌には花が咲いたようにも見える。
「そろそろ挿入を愉しんでみたらどうだね?」
男に言葉を掛けられローションを手渡されると、三枝は理性が消し飛んだ。焦るように少年の孔にたっぷりと滑りを与えると、そのまま孔に自身の猛った陰茎を圧し当て、一気に体重を掛けた。
「ぁあああああああああ……ッ!!」
少年は仰け反り、三枝の陰茎を迎え入れると、躯体を痙攣させて震えている。そのまま容赦ないピストンを与えれば、少年の声は奥深い艶を纏って、三枝の律動に応えるように喘ぐ。
「んあ……っ、あっ、ああっ、あんっ、あっ、あ、あ、あっ」
男たちは気を良くしたのか、喘ぐ少年の汗が滲む肌を舐めつつ、ニヤリとした笑みを浮かべていた。この日、三枝は男たちに言われるがままに何度も少年を犯し、白濁した迸りを何度も少年の中に吐き出した。
この一件以来、三枝は少年以外には殆どといっていいほど、勃たなくなってしまった。
それほどまでに、あの日の出来事は三枝にとっては忘れられない、大きな出来事であった。あの日以来、あの男たちと会うことは叶わず、探しても見つからないままだった。
「……そういえば、伸也はあの子に少し面影が似ているかもしれないな……」
三枝はそうひとりごちると、伸也の住む家に向かい、電車を降りた。
少年はどんな年齢かが興味があったが、ここまであからさまに若い子だと躊躇う気持ちもある。しかし、少年の孔にディルドを差し挿れれば、躊躇う気持ちよりも三枝の脳の奥を興奮が支配し、ゾワリとした高揚感が漂った。
「あ……っ、ぁあっ……」
ディルドを挿れられた少年は、苦痛半分、快楽半分といったところだろうか。悩ましい悦声を上げ、躯体は紅に染まり、高く上げた尻から脚はガクガクと震えていた。
少年の躯体を初めて手にした三枝は、このとき、己に足りていなかった何かを知った。
奥までディルドを挿れれば、少年はシーツを掴み顔を歪め、艶のある声を漏らす。あまりに現実感がない出来事ではあったが、その光景は三枝の脳裏に焼き付き、求めていた何かを掴み取る瞬間でもあった。
「この子は、自分から進んでここに来たんですか……?」
ふと気になった言葉を三枝が吐くと、男たちは薄く笑いながら返事をする。
「野暮なことは聞かないのがルールだ……」
「そう……、君はここに来られたことを愉しみ、私たちの代わりに攻め上げる役目だからね。快楽を充分に私たちと共有し、無粋なことは聞かないで欲しいものだ」
三枝は彼らの言葉を受け、少し黙り込むと、そのまままた少年の拡張を始めた。
しかし、ただディルドだけを動かしているのはもどかしく、三枝は少年の躯体に触れたくてどうしようもない欲情が湧き上がる。
「今は、拡張するだけの時間でしょうか……、少し他にも触れていいですか?」
恐る恐る三枝が聞けば、彼らはにっこりと微笑み、年配の男が言葉をかける。
「それなら、下半身は君に任せ、私たちは上半身を頂こう」
男たちはベッドに上がると少年を仰向けにさせ、一人が深くキスをすると、片方の男が少年の乳首を指先や艶めかしい舌で攻め始めた。
「あ……っ、やぁ……っ!」
少年は少し嫌がったが、三枝がディルドを奥に挿れれば、その声はまた艶を纏った。
「ん……っ、……っあ、ぁあ……っ」
躯体中を舐められ、乳首を攻められる少年を前に、三枝は性欲を既に隠そうとはしていなかった。ディルドを執拗に様々な角度で挿入しつつ、透明な蜜を溢れさせている少年の陰茎を握り、ゆっくり扱きながら陰嚢を舌で嬲った。
今までの人生で、ここまで興奮することは、三枝にとっては初めての経験だった。男たちに弄ばれた少年の乳首は赤さを増して、白い肌には花が咲いたようにも見える。
「そろそろ挿入を愉しんでみたらどうだね?」
男に言葉を掛けられローションを手渡されると、三枝は理性が消し飛んだ。焦るように少年の孔にたっぷりと滑りを与えると、そのまま孔に自身の猛った陰茎を圧し当て、一気に体重を掛けた。
「ぁあああああああああ……ッ!!」
少年は仰け反り、三枝の陰茎を迎え入れると、躯体を痙攣させて震えている。そのまま容赦ないピストンを与えれば、少年の声は奥深い艶を纏って、三枝の律動に応えるように喘ぐ。
「んあ……っ、あっ、ああっ、あんっ、あっ、あ、あ、あっ」
男たちは気を良くしたのか、喘ぐ少年の汗が滲む肌を舐めつつ、ニヤリとした笑みを浮かべていた。この日、三枝は男たちに言われるがままに何度も少年を犯し、白濁した迸りを何度も少年の中に吐き出した。
この一件以来、三枝は少年以外には殆どといっていいほど、勃たなくなってしまった。
それほどまでに、あの日の出来事は三枝にとっては忘れられない、大きな出来事であった。あの日以来、あの男たちと会うことは叶わず、探しても見つからないままだった。
「……そういえば、伸也はあの子に少し面影が似ているかもしれないな……」
三枝はそうひとりごちると、伸也の住む家に向かい、電車を降りた。
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