開発される少年たち・家庭教師の淫らな性生活

ありさわ優那

文字の大きさ
上 下
19 / 29

巧巳の場合04.初めての感覚に溺れて

しおりを挟む
 三枝は巧巳にキスをし、しっかり抱き締めると、そのまま帰って行った。

残された巧巳はベッドに寝かされていたが、起き上がろうと尻を着くと、拡張用ディルドが奥まで挿入った。

「ん……っあ……」

思わず声が出て、巧巳は自分でびっくりしてしまった。

ギッチリと孔に嵌められたディルドは、少しお尻の体重を変えるだけでも、ズルリと動く。立ち上がれば多少違和感は少なくなるとはいえ、異物感が巧巳の躯体を犯している。

このまま明日まで抜いて貰えないと思うと、軽い絶望感と共に、昂ぶってしまう自分もいた。それよりも、今日はイくことができないまま放り出されたせいで、オナニーがしたくて堪らない自分もいる。

先生が命じたことは絶対だとは分かっていても、さっきまで少し扱かれた陰茎は萎えることはなく、孔からの刺激もあって触りたくて仕方が無い。

それでも、なんとか我慢しようとする巧巳がいた。ティッシュで先走りを拭うと、自分でも驚くほど濡れており、拭くだけでもゾクゾクという快感が身体を這う。

先走りは拭いても拭いても溢れ、ティッシュで鈴口を押さえ込むと、ジワリと紙が濡れてゆく。だが、押さえ込めば押さえ込むほどに快感は持続し、頭の中は(出したい……、出したい……)ばかりになってしまった。

これではだめだと思い返し、机の前に行くと参考書とノートを広げたが、普通に座ってまた声を上げて飛び跳ねた。

「あ……っ、んんっ……」

ディルドは固めの椅子だと、座った瞬間余計に中まで挿入り、ズクリという違和感を奥に与える。その感覚はただの違和感ではなく、座る角度を変えると前立腺に当たり、違和感が快感に変わった。

前立腺にディルドが当たると気持ちよくなると分かってしまうと、何度も座り直しては、前立腺にディルドが当たるよう腰を動かしてしまう巧巳がいた。

「……っ、……あっ」

また明日、先生が来たらこれを動かされるのだろうかと思うと、更に興奮してしまった。どうしようもなく、抗えない感覚に翻弄されながらも、ついつい腰を動かしては快感を得ようとしてしまう。

すごく大きなものを挿れられた筈なのに、違和感よりも快感が勝ってゆき、巧巳は暫くの間ディルドの虜になった。ものすごくいけないことをしている気持ちはあったが、ディルドがうまく当たるとジン……という快感が溢れ、肌が粟立つ。

勉強も手に着かなくなり、暫くその快感を求め、腰を浮かせては落とすことを繰り返した。

「……あっ、……んん、……っ」

気持ちよくて何度もそれを続けていたが、はっと気付くと親が帰ってくる時間になっていた。

巧巳は急いでベッドに移動し横向きになって寝そべると、暫くして身体に疲れが広がり、そのままベッドで眠りに落ちた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

処理中です...