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斗真の場合06.焦らされる痴漢ごっこの始まり
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少し怒っても、斗真は三枝に組み敷かれ、愛撫されると堪らなくなっていた。
三枝の舌が耳や首筋を這い回り、背中をキスマークが付くほど吸われると、甘い快感が身体を駆け抜ける。
「タンクトップと短パンに着替えて……」
耳元でいやらしく吐息を纏わせた言葉を吐かれると、斗真はもう何も言えなかった。そのまま素直に三枝に従い着替えると、胸を壁につけ、立つように命じられる。テレビではまだ痴漢モノのAVが流れており、電車の音と女優の喘ぎ声が聞こえていた。
「目を瞑って、ここが電車の中だって想像して……。声は我慢してね。……お姉さんが隣で痴漢されてるけど、自分も痴漢に遭っちゃったって、想像してごらん……」
三枝はそう言うと、身体を密着させ、斗真の身体を撫で始めた。背骨の上を指先が辿り、尻を揉まれると、本当に痴漢されているような気分になる。三枝の指先はタンクトップの下から潜り込み、前に回され、指先で両乳首を捕らえてこりこりと揉む。
「……っ、……!」
ビクンと躯体が跳ね、ゾクゾクとした快感が乳首から躯体に流れた。三枝の言う通り目を瞑って想像していると、隣で痴漢されているお姉さんの声と、聞こえてくる電車音が興奮を煽る。ドアに押し付けられ、背後から先生に痴漢されている光景を思い浮かべると、その興奮はすぐに下半身の昂ぶりになった。
「もう勃っちゃったんだ……、エッチな子にはお仕置きが必要だね……」
吐息混じりの声を耳元で囁かれると、斗真の心臓は、勢いよく外に聞こえそうな程ドクンドクンと大きく脈打った。三枝は、何度も何度も乳首を摘まみ上げ、引っ張っては捻るようにくりくりと懐柔する。
「っ……、ん……っ」
思わず小さく喘ぐと、三枝がすかさず、耳元で囁くように声を掛けた。
「……周りの人にバレてもいいの? それとも、隣のお姉さんみたいに、みんなに見て貰う?」
「……やっ……」
ホテルの中だとはいえ、電車の音やお姉さんの喘ぎ声を聞いていると、臨場感があって本当に電車でされているかのようだ。斗真は目を瞑ったまま、俯いた顔をぶんぶんと横に振り、必死に声を我慢する。
乳首を爪でカリカリと引っ掛けられたり、押し潰すように捏ねられると、その度にジン……という快感が陰茎を刺激した。その堪らない刺激を何度も何度も繰り返していると、どんどん前を触って欲しくて仕方が無くなってゆく。
三枝の指が、乳首をしつこく弄り出すときは、斗真にとっては三枝の欲望を知らされているのと同義だ。斗真は今まで何度も三枝に抱かれ、そうして求められることに愛を感じていた。何度も焦らされ、昂ぶってもまた焦らす指は、三枝が今どうしたいのかを伝えている。
「ん……っ、……っ!」
指先が乳首を責め上げ、少し捻られるだけでも、斗真はビクビクと何度も痙攣していた。焦らすのが好きな三枝の癖は分かってはいるものの、そうされると、求められていることにも興奮する。
もっともっと、三枝の欲望を感じ取り、全てを受け入れたいという気持ちを斗真は抱いていた。
三枝の舌が耳や首筋を這い回り、背中をキスマークが付くほど吸われると、甘い快感が身体を駆け抜ける。
「タンクトップと短パンに着替えて……」
耳元でいやらしく吐息を纏わせた言葉を吐かれると、斗真はもう何も言えなかった。そのまま素直に三枝に従い着替えると、胸を壁につけ、立つように命じられる。テレビではまだ痴漢モノのAVが流れており、電車の音と女優の喘ぎ声が聞こえていた。
「目を瞑って、ここが電車の中だって想像して……。声は我慢してね。……お姉さんが隣で痴漢されてるけど、自分も痴漢に遭っちゃったって、想像してごらん……」
三枝はそう言うと、身体を密着させ、斗真の身体を撫で始めた。背骨の上を指先が辿り、尻を揉まれると、本当に痴漢されているような気分になる。三枝の指先はタンクトップの下から潜り込み、前に回され、指先で両乳首を捕らえてこりこりと揉む。
「……っ、……!」
ビクンと躯体が跳ね、ゾクゾクとした快感が乳首から躯体に流れた。三枝の言う通り目を瞑って想像していると、隣で痴漢されているお姉さんの声と、聞こえてくる電車音が興奮を煽る。ドアに押し付けられ、背後から先生に痴漢されている光景を思い浮かべると、その興奮はすぐに下半身の昂ぶりになった。
「もう勃っちゃったんだ……、エッチな子にはお仕置きが必要だね……」
吐息混じりの声を耳元で囁かれると、斗真の心臓は、勢いよく外に聞こえそうな程ドクンドクンと大きく脈打った。三枝は、何度も何度も乳首を摘まみ上げ、引っ張っては捻るようにくりくりと懐柔する。
「っ……、ん……っ」
思わず小さく喘ぐと、三枝がすかさず、耳元で囁くように声を掛けた。
「……周りの人にバレてもいいの? それとも、隣のお姉さんみたいに、みんなに見て貰う?」
「……やっ……」
ホテルの中だとはいえ、電車の音やお姉さんの喘ぎ声を聞いていると、臨場感があって本当に電車でされているかのようだ。斗真は目を瞑ったまま、俯いた顔をぶんぶんと横に振り、必死に声を我慢する。
乳首を爪でカリカリと引っ掛けられたり、押し潰すように捏ねられると、その度にジン……という快感が陰茎を刺激した。その堪らない刺激を何度も何度も繰り返していると、どんどん前を触って欲しくて仕方が無くなってゆく。
三枝の指が、乳首をしつこく弄り出すときは、斗真にとっては三枝の欲望を知らされているのと同義だ。斗真は今まで何度も三枝に抱かれ、そうして求められることに愛を感じていた。何度も焦らされ、昂ぶってもまた焦らす指は、三枝が今どうしたいのかを伝えている。
「ん……っ、……っ!」
指先が乳首を責め上げ、少し捻られるだけでも、斗真はビクビクと何度も痙攣していた。焦らすのが好きな三枝の癖は分かってはいるものの、そうされると、求められていることにも興奮する。
もっともっと、三枝の欲望を感じ取り、全てを受け入れたいという気持ちを斗真は抱いていた。
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