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異世界転生した、くま
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1章 くまが転生?!
トコトコ
くまが歩いてきた。
このくまはいつも同じ場所でハチミツ取りをしている。
ブーン
いつもはハチが、来ないんだが、今回は来てしまった。
逃げ回っていたその時だった。
視界が歪む。
ドーンと少しうるさい音が脳にひびきわたる。
視界が、明るくなったと思ったその瞬間、目が覚めた。
寝ていたようだ。
寝ていたのは納得つくが、さっき蜂蜜取りをしていたところと違う場所にいる。
ここはどこだ?
確か視界が歪んで……
あんまり覚えていない。
誰かに捕まえられてここに連れ去られたのか。
そんなわけないか。
とりあえず歩いてみよう。
トコトコ
あれ?
うさぎちゃんの家があったところが公園に変わっている。
ここ、もしかして....
人間界では、ないよね?
いや。
違うな。
人間界では、こんなモンスターなどはいない。
どこだ?
もしや.....
異世界か?!
動物界と人間界の真ん中にあると言われる、本当か嘘かわからない不思議な場所らしい。
そこに入った人はぬけだせないとかなんちゃらって言ってたけど、僕人間じゃないしなー。
動物の場合も、人間と同じで、そうなるのかな。
怖いなー。
インターネットで調べてみよう。
ポチ!
圏外?!
もしかして...本当に異世界じゃ.....
異世界の条件がそろいすぎてる。
まじか。
僕、生き残れるかな...と、不安になってきた。
グー!
とりあえず、お腹すいたなー
何か食べ物...
あ!
バックの中に非常食のハチミツなかったけ。
探してみよう!
ガサガサ
ない!
どこやっちゃったっけ?
ん?あの人が持ってる!
返してもらわないと!
その人は、ハチミツのビンを開けようとしている。
その人の前にくまは、立った。
「ん?どうしたのかな?このハチミツが欲しいのかい?」
と、くまに話しかけた。
くまは、うなずいた。
「じゃあ、半分あげるね」
と言って、くまに半分あげた。
そうして、くまは戻っていった。
半分か。
まあ、いいか。
本当は、僕のだったんだけどね。
もらえないよりは、全然ましか。
と思いながら、ハチミツをなめていた。
2章 モンスターなんかに勝てるわけ...
ヨシっ!
はちみつも食べたし、歩くか。
トコトコ
街からちょっと出てみようかな。
試しに出てみた。
周りを見渡してみた。
なんかみたコトない生物がたくさんいる。
僕は、近づいてみた。
イテッ!
その生物に僕は攻撃された。
もしかして、敵か?
剣がないと戦えないなー
と思い、近くに武器屋さんがあったので、立ち寄ってみることにした。
ガチャ
「いらっしゃ....」
店員さんが立ち止まった。
「ごめんだけど、くまに武器は売れないよ。」
僕は、仕方なく出た。
モンスターを倒さなければ、この街から出れないなー
どうしようかな
と思った。
「あそこに可愛いくまさんがいるー!」
遠くから女の子の声が聞こえた。
僕のことかな?
周りを見ても、僕しかくまはいない。
「私は、ミルっていうの。迷子?私の家に来る?」
僕は、うなずいた。
異世界に行ったら、出れないって、いうけど、僕は出れなくてもいいなぁ。
一生ここにいたい。
なんなら、動物界より楽しいかもしれないなあ。
仲間がいなくて寂しいけど、慣れてしまえば大丈夫でしょ。
と、僕は甘く考えていた。
あんなことが起きるとは思いもしなかったのであった。
3章 僕女の子に懐かれてます。
「ヨシヨシ」
「可愛いわね!クマたん!」
そう。
僕は名前をつけられて飼われているのであった。
でも、なにも足りないことはなく、幸せだった。
僕は、欲しいものもなかった。
そんなある日だった。
いつも通りよしよししてもらっていると、外が騒がしかった。
なんだろうと思い、ミルと一緒に窓から外を見た。
ビューン!
「よけてっ!」
どこから撃っているかはわからないが、弓矢がこっちへ飛んできた。
ザクっ!
弓矢が、ミルのうでに刺さる。
「痛っ!」
うでからは血が出でいた。
ピーンポンパーポーン
緊急です。
直ちに地下へ避難してください。
ピーンポンパーポーン
「ついてきて!」
とミルが言った。
僕はできるだけ早くミルについていった。
ガチャっ!
「いきなりすみませんね。騒がしくて。」
「ここは、しょっちゅう強盗が来るんです。父の宝を狙いにきているんです。」
メイドの人は、いった。
僕は、ミルのことを守ってあげられるようなかっこいいくまになると心の中でちかった。
「とりあえず、地下室には、非常食のパンとはちみつがあるわ。はちみつは、くまさんにあげましょうかな」
と言って、メイドの人は、はちみつをくれた。
これ、高級ハチミツじゃんと、心の中で、そう思っていた。
「強盗が、去るまで待ちましょうか。」
僕は、お宝が取られないか心配と大丈夫かという気持ちが、混ざっていた。
4章 死
ドン!
強盗に地下があることがバレてしまい、頭を殴られて気絶してしまった。
ここはどこだ?と思いながら周りを見渡す。
ろうやか?
そっか僕は、頭を殴られて気絶したんだった。
閉じ込められたのか....どうしよう
そういえば、ミルは、どこにいった?!
ミルが見当たらない。
とりあえず、このろうやから出ることが最優先だ。
僕、小っちゃいから出られるんだった!
よしっ!
出られた!
ミルがいた。
うつ伏せになって、頭から血を流して倒れていた。
ミル!
僕は、ミルのことを守ってあげらるくまになりたかったのに,,,,
死んじゃダメだよ!
「み.....る!」
そんな気持ちがこみあげてきたそのとき、声が少し出た。
くまなのに声が出た。
「...ん?」
その時、ミルが起きた。
「くまたん?」
「生きてたんだね....よかった...」
後ろから足音が聞こえてくる。
「死ねー!」
後ろからバットを持った男がきた。
「僕は、ミルを守る!」
ブシュッ!
バタっ!
「くまたん?私のことを守って....」
僕の体からは血が出ていた。
「あはははは。ざまぁねえなあ。」
男が笑う。
このやろうと思った。
ドン!
ザクっ!
僕の思いが、物に伝わり、物が動き、男の体に刺さった。
男は倒れた。
そして、僕は息の根を絶った。
「死んじゃいや!くまたんと暮らしたい!」
1年後.....
「くまたん。今は、私、幸せにしているよ。一生クマたんのことは忘れない。」
街には、英雄のくまと言われている銅像が建てられていました。
おわり
トコトコ
くまが歩いてきた。
このくまはいつも同じ場所でハチミツ取りをしている。
ブーン
いつもはハチが、来ないんだが、今回は来てしまった。
逃げ回っていたその時だった。
視界が歪む。
ドーンと少しうるさい音が脳にひびきわたる。
視界が、明るくなったと思ったその瞬間、目が覚めた。
寝ていたようだ。
寝ていたのは納得つくが、さっき蜂蜜取りをしていたところと違う場所にいる。
ここはどこだ?
確か視界が歪んで……
あんまり覚えていない。
誰かに捕まえられてここに連れ去られたのか。
そんなわけないか。
とりあえず歩いてみよう。
トコトコ
あれ?
うさぎちゃんの家があったところが公園に変わっている。
ここ、もしかして....
人間界では、ないよね?
いや。
違うな。
人間界では、こんなモンスターなどはいない。
どこだ?
もしや.....
異世界か?!
動物界と人間界の真ん中にあると言われる、本当か嘘かわからない不思議な場所らしい。
そこに入った人はぬけだせないとかなんちゃらって言ってたけど、僕人間じゃないしなー。
動物の場合も、人間と同じで、そうなるのかな。
怖いなー。
インターネットで調べてみよう。
ポチ!
圏外?!
もしかして...本当に異世界じゃ.....
異世界の条件がそろいすぎてる。
まじか。
僕、生き残れるかな...と、不安になってきた。
グー!
とりあえず、お腹すいたなー
何か食べ物...
あ!
バックの中に非常食のハチミツなかったけ。
探してみよう!
ガサガサ
ない!
どこやっちゃったっけ?
ん?あの人が持ってる!
返してもらわないと!
その人は、ハチミツのビンを開けようとしている。
その人の前にくまは、立った。
「ん?どうしたのかな?このハチミツが欲しいのかい?」
と、くまに話しかけた。
くまは、うなずいた。
「じゃあ、半分あげるね」
と言って、くまに半分あげた。
そうして、くまは戻っていった。
半分か。
まあ、いいか。
本当は、僕のだったんだけどね。
もらえないよりは、全然ましか。
と思いながら、ハチミツをなめていた。
2章 モンスターなんかに勝てるわけ...
ヨシっ!
はちみつも食べたし、歩くか。
トコトコ
街からちょっと出てみようかな。
試しに出てみた。
周りを見渡してみた。
なんかみたコトない生物がたくさんいる。
僕は、近づいてみた。
イテッ!
その生物に僕は攻撃された。
もしかして、敵か?
剣がないと戦えないなー
と思い、近くに武器屋さんがあったので、立ち寄ってみることにした。
ガチャ
「いらっしゃ....」
店員さんが立ち止まった。
「ごめんだけど、くまに武器は売れないよ。」
僕は、仕方なく出た。
モンスターを倒さなければ、この街から出れないなー
どうしようかな
と思った。
「あそこに可愛いくまさんがいるー!」
遠くから女の子の声が聞こえた。
僕のことかな?
周りを見ても、僕しかくまはいない。
「私は、ミルっていうの。迷子?私の家に来る?」
僕は、うなずいた。
異世界に行ったら、出れないって、いうけど、僕は出れなくてもいいなぁ。
一生ここにいたい。
なんなら、動物界より楽しいかもしれないなあ。
仲間がいなくて寂しいけど、慣れてしまえば大丈夫でしょ。
と、僕は甘く考えていた。
あんなことが起きるとは思いもしなかったのであった。
3章 僕女の子に懐かれてます。
「ヨシヨシ」
「可愛いわね!クマたん!」
そう。
僕は名前をつけられて飼われているのであった。
でも、なにも足りないことはなく、幸せだった。
僕は、欲しいものもなかった。
そんなある日だった。
いつも通りよしよししてもらっていると、外が騒がしかった。
なんだろうと思い、ミルと一緒に窓から外を見た。
ビューン!
「よけてっ!」
どこから撃っているかはわからないが、弓矢がこっちへ飛んできた。
ザクっ!
弓矢が、ミルのうでに刺さる。
「痛っ!」
うでからは血が出でいた。
ピーンポンパーポーン
緊急です。
直ちに地下へ避難してください。
ピーンポンパーポーン
「ついてきて!」
とミルが言った。
僕はできるだけ早くミルについていった。
ガチャっ!
「いきなりすみませんね。騒がしくて。」
「ここは、しょっちゅう強盗が来るんです。父の宝を狙いにきているんです。」
メイドの人は、いった。
僕は、ミルのことを守ってあげられるようなかっこいいくまになると心の中でちかった。
「とりあえず、地下室には、非常食のパンとはちみつがあるわ。はちみつは、くまさんにあげましょうかな」
と言って、メイドの人は、はちみつをくれた。
これ、高級ハチミツじゃんと、心の中で、そう思っていた。
「強盗が、去るまで待ちましょうか。」
僕は、お宝が取られないか心配と大丈夫かという気持ちが、混ざっていた。
4章 死
ドン!
強盗に地下があることがバレてしまい、頭を殴られて気絶してしまった。
ここはどこだ?と思いながら周りを見渡す。
ろうやか?
そっか僕は、頭を殴られて気絶したんだった。
閉じ込められたのか....どうしよう
そういえば、ミルは、どこにいった?!
ミルが見当たらない。
とりあえず、このろうやから出ることが最優先だ。
僕、小っちゃいから出られるんだった!
よしっ!
出られた!
ミルがいた。
うつ伏せになって、頭から血を流して倒れていた。
ミル!
僕は、ミルのことを守ってあげらるくまになりたかったのに,,,,
死んじゃダメだよ!
「み.....る!」
そんな気持ちがこみあげてきたそのとき、声が少し出た。
くまなのに声が出た。
「...ん?」
その時、ミルが起きた。
「くまたん?」
「生きてたんだね....よかった...」
後ろから足音が聞こえてくる。
「死ねー!」
後ろからバットを持った男がきた。
「僕は、ミルを守る!」
ブシュッ!
バタっ!
「くまたん?私のことを守って....」
僕の体からは血が出ていた。
「あはははは。ざまぁねえなあ。」
男が笑う。
このやろうと思った。
ドン!
ザクっ!
僕の思いが、物に伝わり、物が動き、男の体に刺さった。
男は倒れた。
そして、僕は息の根を絶った。
「死んじゃいや!くまたんと暮らしたい!」
1年後.....
「くまたん。今は、私、幸せにしているよ。一生クマたんのことは忘れない。」
街には、英雄のくまと言われている銅像が建てられていました。
おわり
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