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4章
埋めるなら外堀 2
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途中までユリシーズに会いたくて泣けそうだったけれど、私の手紙を顔に被せている姿が思い浮かんで一瞬で真顔になれた。
確かに、ユリシーズが嗅ぐかなと思って手紙にそっとキスを残しておいたのだったわ。
まあ、それがちゃんと伝わっているみたいだし、良かったということで。
「なにか面白いことでも書いてあったの?」
クリスティーナが不思議そうにこちらを見ている。
どうやら一人で笑ってしまっていたらしい。
「あ、いえ、その、現在は解毒中だそうです。自分が愚かだったと書いてありました」
「愚かだった? オルブライト伯爵は何をしたの?」
「……クリスティーナを望んだのは、復讐だったから」
クリスティーナは驚いた顔をした。私がそれを口にするとは思っていなかったのだろう。
「公爵様と血のつながりを求めることで、自分の一族が被った犠牲を思い知らせるつもりだったのだと思います。そして、クリスティーナには絶望を与えようとしていた……」
「そんなことだろうと思っていたわ。いまはもう、オルブライト伯爵はその復讐を忘れているの?」
クリスティーナは全く動揺していない。本来の狙いが想像できたからこそ、私がユリシーズの元から逃げ出すと思っていたのかも。
「ユリシーズはもう、復讐心には駆られていません。私と家族を作りたいと思っているから……。過去に囚われず、未来を見られるようになったのです」
「そう。アイリーンがいなかったら、いまも復讐の中で生きていたのかもしれないわね」
隣に座るクリスティーナが、そっと私の髪を撫でる。
そうして、眼を細めて微笑んだ。
「一人の人を救うのはね、とても尊くて大変なことなのよ」
「経験がおありなのですか?」
「ヒューは、毎日いろいろな人の声を聞いているの。戦争で家族を失った人や、家を無くした人、身体の一部を失った人など、帝国内は救いを求める声に溢れているわ」
「そうでしょうね……」
皇子殿下とはいえ、ひとりの人間だ。心が痛まないわけがない。
毎日、表情を殺して国民の声を聞き、これからのことを考えているのかしら。
「オルブライト伯爵は、連戦で生き延びた分だけ失った人を沢山見てきているはず。お父様の命令さえなければ、もっと違う生き方があったのに」
「はい。恐らくユリシーズはそういう気持ちからクリスティーナを伴侶に望んだのだと思います」
私とは違い、ユリシーズは自分の家族を心から愛していた。
お父様やお兄様を戦場で失い、お父様の後を追うように亡くなるお母様をどうすることもできず、自分の無力さに打ちひしがれたのかもしれない。
加えて、ユリシーズは一族と生き延びるために前線で人を殺すしかなかった。あの人は、相手にも家族がいるのを想像できない人ではない。
だから、感情を殺して恐ろしい死神伯になるしかなかったのだと思う。
本当は優しくて涙もろい人だもの。
「強い恨みを抱えながらアイリーンと出会って、惹かれた……。生きていく意味がアイリーンになったのでしょう? それがどれだけ偉大なことなのか、あなたはもっと自分を誇って良いのよ」
「でも、私に会わなければ、他の誰かを好きになって同じように幸せを感じていたかもしれませんし……」
「ちょっと、そんなわけないでしょう!? オルブライト伯爵を恐れずに犬に例えるような女性、この広い帝国中を探してあなたくらいしか見つからないわ。そもそもアイリーンほど美しい人、わたくしは初めて会ったくらいなのだから」
クリスティーナの中の、私の評価が驚くほど高い。
いやいやそんな、と思うけれど、クリスティーナはお世辞を言うタイプではないし、ユリシーズを犬に例える女性は帝国中を探してもいないと言われるとそうなのかもしれなかった。
「本音を言うとね、わたくし、あなたをオルブライト伯爵の元に帰したくないの。ずっとこうして一緒にいられたらどんなに素敵かしらと思う。そのくらい、わたくしだってアイリーンが好きなのだから」
「……そうなのですか?」
「ええ。だけど、わたくしではアイリーンに温かい家族を教えてあげられないから……仕方なくオルブライト伯爵に譲ってあげてよ?」
「はい」
クリスティーナに言われると、自分がとても価値のある人間のように感じられる。
目の前にいるのは、帝国中の女性が手に入れらない地位と気品を備える正真正銘のプリンセス。この先、皇妃様になるお方だ。
公爵様のことを尊敬できないせいで忘れていたけれど、本当はこんな風に気軽に話をするのが叶わない方なのに。
「オルブライト伯爵が、あなたに家族を教えてあげると言ったのでしょう?」
クリスティーナはいたずらっぽく私を覗き込む。こうして二人きりでいるとき、クリスティーナは表情が豊かになっている気がする。
「どうしてそれを……」
「アイリーンは家族を知らない人だったはず。それなのに家族を作ろうと思えているって、つまりそういうことなのよ」
ああ、きっと私、一生かかってもこの方には敵わない。
私は家族に何の思い入れもなかった。
だから自分が家族を持つなんてピンと来なかったし、親に売られてどこかの富豪の愛妾として一生を終えるのだと思っていた。
ユリシーズに人狼の子どもを想像するように言われるまで、自分が親になるなんて想像はできなかったのだから。
ユリシーズの知っている本当の家族に憧れ、私もその一員になってみたいと願ってしまったのは、分不相応な夢だと分かっている。
「私たちの子どもが絶対にかわいい、と一生懸命に話す彼のことが、愛おしくてたまらなかったのです」
「そうね。オルブライト伯爵も美形だから、子どもは恐らく綺麗でしょうね」
「クリスティーナはユリシーズが怖いのでは?」
「怖いのと美形は両立できるものなのよ、アイリーン」
ユリシーズは綺麗な男性だけれど、同時に怖くもあるということだったのね。
怖くなくなった現在の姿は、どんな印象になるのかしら。
「クリスティーナ、私をここに置いて下さってありがとうございます」
「いいえ? むしろわたくしがお礼を言いたいくらい」
ふふ、と笑い合う。
もしここにユリシーズがいたら、クリスティーナにも嫉妬していたかしら。
メイドのシンシアにまで嫉妬をするくらいだから、きっと誰が相手でも一緒ね。
ユリシーズは、これから公爵様に狙われ続けるだろうと書いていた。
つまり、その中を確実に生き延びて、私と再会する気でいる。
ねえ、ユリシーズ。私、これからあなたがやろうとしていることが、なんとなく分かっているのだけれど。
確かに、ユリシーズが嗅ぐかなと思って手紙にそっとキスを残しておいたのだったわ。
まあ、それがちゃんと伝わっているみたいだし、良かったということで。
「なにか面白いことでも書いてあったの?」
クリスティーナが不思議そうにこちらを見ている。
どうやら一人で笑ってしまっていたらしい。
「あ、いえ、その、現在は解毒中だそうです。自分が愚かだったと書いてありました」
「愚かだった? オルブライト伯爵は何をしたの?」
「……クリスティーナを望んだのは、復讐だったから」
クリスティーナは驚いた顔をした。私がそれを口にするとは思っていなかったのだろう。
「公爵様と血のつながりを求めることで、自分の一族が被った犠牲を思い知らせるつもりだったのだと思います。そして、クリスティーナには絶望を与えようとしていた……」
「そんなことだろうと思っていたわ。いまはもう、オルブライト伯爵はその復讐を忘れているの?」
クリスティーナは全く動揺していない。本来の狙いが想像できたからこそ、私がユリシーズの元から逃げ出すと思っていたのかも。
「ユリシーズはもう、復讐心には駆られていません。私と家族を作りたいと思っているから……。過去に囚われず、未来を見られるようになったのです」
「そう。アイリーンがいなかったら、いまも復讐の中で生きていたのかもしれないわね」
隣に座るクリスティーナが、そっと私の髪を撫でる。
そうして、眼を細めて微笑んだ。
「一人の人を救うのはね、とても尊くて大変なことなのよ」
「経験がおありなのですか?」
「ヒューは、毎日いろいろな人の声を聞いているの。戦争で家族を失った人や、家を無くした人、身体の一部を失った人など、帝国内は救いを求める声に溢れているわ」
「そうでしょうね……」
皇子殿下とはいえ、ひとりの人間だ。心が痛まないわけがない。
毎日、表情を殺して国民の声を聞き、これからのことを考えているのかしら。
「オルブライト伯爵は、連戦で生き延びた分だけ失った人を沢山見てきているはず。お父様の命令さえなければ、もっと違う生き方があったのに」
「はい。恐らくユリシーズはそういう気持ちからクリスティーナを伴侶に望んだのだと思います」
私とは違い、ユリシーズは自分の家族を心から愛していた。
お父様やお兄様を戦場で失い、お父様の後を追うように亡くなるお母様をどうすることもできず、自分の無力さに打ちひしがれたのかもしれない。
加えて、ユリシーズは一族と生き延びるために前線で人を殺すしかなかった。あの人は、相手にも家族がいるのを想像できない人ではない。
だから、感情を殺して恐ろしい死神伯になるしかなかったのだと思う。
本当は優しくて涙もろい人だもの。
「強い恨みを抱えながらアイリーンと出会って、惹かれた……。生きていく意味がアイリーンになったのでしょう? それがどれだけ偉大なことなのか、あなたはもっと自分を誇って良いのよ」
「でも、私に会わなければ、他の誰かを好きになって同じように幸せを感じていたかもしれませんし……」
「ちょっと、そんなわけないでしょう!? オルブライト伯爵を恐れずに犬に例えるような女性、この広い帝国中を探してあなたくらいしか見つからないわ。そもそもアイリーンほど美しい人、わたくしは初めて会ったくらいなのだから」
クリスティーナの中の、私の評価が驚くほど高い。
いやいやそんな、と思うけれど、クリスティーナはお世辞を言うタイプではないし、ユリシーズを犬に例える女性は帝国中を探してもいないと言われるとそうなのかもしれなかった。
「本音を言うとね、わたくし、あなたをオルブライト伯爵の元に帰したくないの。ずっとこうして一緒にいられたらどんなに素敵かしらと思う。そのくらい、わたくしだってアイリーンが好きなのだから」
「……そうなのですか?」
「ええ。だけど、わたくしではアイリーンに温かい家族を教えてあげられないから……仕方なくオルブライト伯爵に譲ってあげてよ?」
「はい」
クリスティーナに言われると、自分がとても価値のある人間のように感じられる。
目の前にいるのは、帝国中の女性が手に入れらない地位と気品を備える正真正銘のプリンセス。この先、皇妃様になるお方だ。
公爵様のことを尊敬できないせいで忘れていたけれど、本当はこんな風に気軽に話をするのが叶わない方なのに。
「オルブライト伯爵が、あなたに家族を教えてあげると言ったのでしょう?」
クリスティーナはいたずらっぽく私を覗き込む。こうして二人きりでいるとき、クリスティーナは表情が豊かになっている気がする。
「どうしてそれを……」
「アイリーンは家族を知らない人だったはず。それなのに家族を作ろうと思えているって、つまりそういうことなのよ」
ああ、きっと私、一生かかってもこの方には敵わない。
私は家族に何の思い入れもなかった。
だから自分が家族を持つなんてピンと来なかったし、親に売られてどこかの富豪の愛妾として一生を終えるのだと思っていた。
ユリシーズに人狼の子どもを想像するように言われるまで、自分が親になるなんて想像はできなかったのだから。
ユリシーズの知っている本当の家族に憧れ、私もその一員になってみたいと願ってしまったのは、分不相応な夢だと分かっている。
「私たちの子どもが絶対にかわいい、と一生懸命に話す彼のことが、愛おしくてたまらなかったのです」
「そうね。オルブライト伯爵も美形だから、子どもは恐らく綺麗でしょうね」
「クリスティーナはユリシーズが怖いのでは?」
「怖いのと美形は両立できるものなのよ、アイリーン」
ユリシーズは綺麗な男性だけれど、同時に怖くもあるということだったのね。
怖くなくなった現在の姿は、どんな印象になるのかしら。
「クリスティーナ、私をここに置いて下さってありがとうございます」
「いいえ? むしろわたくしがお礼を言いたいくらい」
ふふ、と笑い合う。
もしここにユリシーズがいたら、クリスティーナにも嫉妬していたかしら。
メイドのシンシアにまで嫉妬をするくらいだから、きっと誰が相手でも一緒ね。
ユリシーズは、これから公爵様に狙われ続けるだろうと書いていた。
つまり、その中を確実に生き延びて、私と再会する気でいる。
ねえ、ユリシーズ。私、これからあなたがやろうとしていることが、なんとなく分かっているのだけれど。
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→2024.3.4再投稿。大幅に追加&修正をしたので、もしよければ読んでみて下さい(^^)
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