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the 15th day ギフテッド
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レナは国内の政治家たちと、メイソンの代わりは誰が貿易担当大臣を務めるかについて話していた。いつもの会議は戦々恐々としており、レナの後ろにはカイ、ブラッドの姿がある。
政治家たちは、ポテンシア王国の近衛兵が王女を護っている事実に、いよいよポテンシア王国の王子との見合いが進んでいるのだろうと察した。
その会議の最中に、カイあての客が訪ねてきたと知らせが入った。王女の護衛が途中で席を立つという奇妙な事態に政治家たちは眉をひそめていたが、カイの隣にいたブラッドやレナが何事もなかった様子で対応したため、そのまま会議は進んで行った。
カイは来客の知らせを聞いてレナの護衛を離れると、城門まで急いだ。城を出て門に向かって走っていると、白髪と長い白髭を蓄えた小柄な老人の姿が目に入り、足を止めた。侯代表のつてということもあるし、着ている服が東洋の民族衣装だ。カイと同じ黄人であることからしても、東洋人なのだろう。
老人は表情を変えず、足音も立てずに、ゆっくりとカイの元に歩いてきた。
「その方、随分と面白い星を持って生まれてきたな」
老人は、じっとカイを見つめながら興味深そうに目を細めた。
「さあ。何のことを指しているのか分かりませんが。侯商会の人間から素性は聞いているのでは?」
カイは老人の言葉を特に気にも留めず、そのまま客間に案内した。
「それで……どこまで侯《ほう》代表から聞いているかを確認したいのですが」
客間には2人しかいなかったが、カイは誰かに聞かれていないか周囲の気配を探りながら尋ねた。
「どこまで……とは?侯《ほう》からは、こちらに向かうように言われただけで、特に何も聞いていない」
老人の言葉にカイは思わずため息が出た。
「心配なさるな、劉淵。私はいちいち説明されずとも分かる。この国は随分と目に見えない力に頼っていて、私は目に見えない力が専門の、表向きは占術師だ」
老人の言葉を聞き、
「なるほど、表向きは占術師か。では、本来は何だと?」
と、カイは特に驚かずに尋ねた。
「呪詛が専門の呪術師だ。通り名は、鄒盟夕(スウ・メイユウ)。本名は誰にも言わんよ」
スウはそう言って腰かけている椅子の手すりをさすった。長い爪にしわの多い手には、大きな石のついた指輪がいくつも付いている。
「呪詛と呪術は、何が違うのですか」
カイはスウがまとっている「気」を読み、悪意や得体の知れない力が動いていないかを確認する。特に、何か能力を使っている様子はなさそうだった。
「呪術は、善悪関係なく、祈りや呪いも含んだ力を指すだろう。この国の呪いは、もともと農業に密接だと聞いている。確かに農業国には呪い事が必ず繁栄するが、これも呪術の一種だ。そして、私の専門にしている呪詛というのは、人を呪うことに特化した呪術のことを指して言う。つまり、戦争や争いに使われたり、陰謀に用いられるものだ」
スウはそう言うと、人差し指を立て自分の顔の前に持ってくる。
「櫂劉淵、今から半日、お前は剣をはじめとした武器が握れなくなる。さて、この呪いを前にどう動く?私に行動を示せ」
スウがそう言った途端、カイの身に着けていた剣がゴトリと音を立てて床に落ちた。
「なんだ……?」
カイは落ちた剣を手で拾おうとするも、身体が思うように動かない。
「こんなところに、自分の武器を捨てていくわけにいかないのだが……?」
カイはスウを睨みつけて動かない身体をなんとか動かそうと、足を使って拾おうとするも、剣に触れようとすると身体が自分の言うことを利かない。
「武器を捨てないでおく方法を教えてやろう。劉淵、気功術をうまく使って触れずに剣を浮かせるのだ呪いはお前の身体に掛けられている。呪いの及ばない気功の力で物を運んでみろ」
スウの言葉にカイは舌打ちをした。
「こんな下らんことに能力を使えというのか」
カイは老人の道楽に付き合うつもりはなかった。スウのかけた呪いが下らないものに思えて、怒りが抑えられなくなっている。
「下らないなどと言っていられるのも今のうちだぞ。貴様は呪術というものが分かっていないだろう。その気功の力を日常で自在に使えるようになっておかなければ、いざという時に対応できん。予言しておいてやるが、今日のことを、そのうち感謝するようになる」
スウはそう言って喉を鳴らして笑った。
「くそ…………」
カイは、身体の強化や風を起こしたりする以外で気功の力を使うことがなかった。目の前に「気」が巡っていることは分かる。それを使えば物体を動かせるという理屈は分かるが、物体を自在に動かすような細かい「気」のコントロールができず、剣は何度もゴトリと音を立てて床に落ちた。
「やはり、この辺のことは習っておらんのだな。劉淵家のせがれと聞いてこの私が自ら赴いて楽しみにしてきたのだから、期待外れな能力者で終わるなよ」
スウはそう言うと、脂汗を浮かべて掌をかざしながら剣を少しだけ浮かせているカイを眺め、指をパチンと鳴らす。その音と共にカイの前に発生していた「気」の流れは一掃され、また剣はゴトリと床に落ちた。
「なに…………?」
カイは自分の目の前で起きたことに暫く放心状態になった。
「呪詛専門だが、気功にも覚えはある。敵が私と同じだったら、お前はとっくに消されているところだぞ」
慣れない能力の使用で体力を消耗し、カイは膝に手を当てて背中で息をしていた。カイの額から大粒の汗が頬を伝って、床に水玉模様を作っている。
「随分と無駄の多い術だな。ここで見ていてやる」
座ったままで楽しそうに言うスウに、カイは背中で息をしながらも鼻で笑った。
「見ていてやる、か。馬鹿にするなよ……」
カイは、スウを睨みつけながら再びゆっくり剣を浮かせた。
「さすが、筋は良いな」
スウは嬉しそうにその様子を眺め、カイの姿を舐めるように見つめていた。
「劉淵家のせがれが、こんなに美しい姿をしているとは調子が狂うな。劉淵と言えば巨躯の持ち主ではあったが、顔は決していい作りをしていなかったものだが。やはり混血は違うのか」
スウがそういうと、カイは両手を使って「気」の力で腰の前まで剣を浮かせ、大粒の汗と共に立っていた。
「混血だ東洋人だ、周りは勝手なことを言ってくれる……」
カイの怒りを感じて、スウは楽しそうに微笑んだ。
「そうか、それなりに自分のルーツで苦しんでいたか。あとで、こちらの姫君含めてお前のことも占ってやろう。どんな結果が出るか楽しみだ」
「余計なお世話だ。占ってもらわずとも、自分の運命は自分で決める」
カイは、剣を顔の前までゆっくり浮かせた。目の前に来た剣をじっと見つめると、そのまま右手で自分の作った「気」の塊と共に剣を握りしめる。
その瞬間、剣を握ったカイの手を中心に大きな気流が生まれ、気流は竜巻のように大きなうねりを部屋に産んだ。部屋中のあらゆる物が巻き込まれ、激しく掻き回される。カイの周りに産まれた気流は暫く部屋に留まっていたが、3分程度かけて徐々に勢いを無くしていくと、その場はカイとスウだけの空間に戻った。
ルリアーナ城の少人数用の客間は、飾られていた調度品やあらゆる家具の破片が散乱している。全てが無残に破壊されていた。
「呪いは半日だったか?残念ながら、簡単に切れたな。もう、武器が自由に握れる」
カイはそう言うと握りしめた剣越しにスウを見る。息切れこそしているものの、スウに余裕の表情を見せて口角を上げていた。
「劉淵、呪いの本質が少しは分かったようだな」
スウはそう言うと、あらゆる物が散乱した部屋を見渡し、
「相変わらず、お前の流派は荒いというか・・まあ、この部屋は謝って片付けてもらうしかないな」
と呆れている。粉々になっている調度品の中にカイも良く知る東洋の貴重な壺が紛れているのを見つけたが、働いて返せる額のものではないと分かったので、とりあえず見なかったことにした。
「術を使わせた張本人がそれを言うのか」
カイはスウが髪1本乱していない事を確認し、汗で濡れた自分にため息が出た。
(無駄なく自在に力を使えるようになれば、ここまで消耗せずに済むのだろうな)
カイは目の前の得体の知れない老人のおもちゃにはなりたくないなと、上がった息を整えながらスウを見ていた。
政治家たちは、ポテンシア王国の近衛兵が王女を護っている事実に、いよいよポテンシア王国の王子との見合いが進んでいるのだろうと察した。
その会議の最中に、カイあての客が訪ねてきたと知らせが入った。王女の護衛が途中で席を立つという奇妙な事態に政治家たちは眉をひそめていたが、カイの隣にいたブラッドやレナが何事もなかった様子で対応したため、そのまま会議は進んで行った。
カイは来客の知らせを聞いてレナの護衛を離れると、城門まで急いだ。城を出て門に向かって走っていると、白髪と長い白髭を蓄えた小柄な老人の姿が目に入り、足を止めた。侯代表のつてということもあるし、着ている服が東洋の民族衣装だ。カイと同じ黄人であることからしても、東洋人なのだろう。
老人は表情を変えず、足音も立てずに、ゆっくりとカイの元に歩いてきた。
「その方、随分と面白い星を持って生まれてきたな」
老人は、じっとカイを見つめながら興味深そうに目を細めた。
「さあ。何のことを指しているのか分かりませんが。侯商会の人間から素性は聞いているのでは?」
カイは老人の言葉を特に気にも留めず、そのまま客間に案内した。
「それで……どこまで侯《ほう》代表から聞いているかを確認したいのですが」
客間には2人しかいなかったが、カイは誰かに聞かれていないか周囲の気配を探りながら尋ねた。
「どこまで……とは?侯《ほう》からは、こちらに向かうように言われただけで、特に何も聞いていない」
老人の言葉にカイは思わずため息が出た。
「心配なさるな、劉淵。私はいちいち説明されずとも分かる。この国は随分と目に見えない力に頼っていて、私は目に見えない力が専門の、表向きは占術師だ」
老人の言葉を聞き、
「なるほど、表向きは占術師か。では、本来は何だと?」
と、カイは特に驚かずに尋ねた。
「呪詛が専門の呪術師だ。通り名は、鄒盟夕(スウ・メイユウ)。本名は誰にも言わんよ」
スウはそう言って腰かけている椅子の手すりをさすった。長い爪にしわの多い手には、大きな石のついた指輪がいくつも付いている。
「呪詛と呪術は、何が違うのですか」
カイはスウがまとっている「気」を読み、悪意や得体の知れない力が動いていないかを確認する。特に、何か能力を使っている様子はなさそうだった。
「呪術は、善悪関係なく、祈りや呪いも含んだ力を指すだろう。この国の呪いは、もともと農業に密接だと聞いている。確かに農業国には呪い事が必ず繁栄するが、これも呪術の一種だ。そして、私の専門にしている呪詛というのは、人を呪うことに特化した呪術のことを指して言う。つまり、戦争や争いに使われたり、陰謀に用いられるものだ」
スウはそう言うと、人差し指を立て自分の顔の前に持ってくる。
「櫂劉淵、今から半日、お前は剣をはじめとした武器が握れなくなる。さて、この呪いを前にどう動く?私に行動を示せ」
スウがそう言った途端、カイの身に着けていた剣がゴトリと音を立てて床に落ちた。
「なんだ……?」
カイは落ちた剣を手で拾おうとするも、身体が思うように動かない。
「こんなところに、自分の武器を捨てていくわけにいかないのだが……?」
カイはスウを睨みつけて動かない身体をなんとか動かそうと、足を使って拾おうとするも、剣に触れようとすると身体が自分の言うことを利かない。
「武器を捨てないでおく方法を教えてやろう。劉淵、気功術をうまく使って触れずに剣を浮かせるのだ呪いはお前の身体に掛けられている。呪いの及ばない気功の力で物を運んでみろ」
スウの言葉にカイは舌打ちをした。
「こんな下らんことに能力を使えというのか」
カイは老人の道楽に付き合うつもりはなかった。スウのかけた呪いが下らないものに思えて、怒りが抑えられなくなっている。
「下らないなどと言っていられるのも今のうちだぞ。貴様は呪術というものが分かっていないだろう。その気功の力を日常で自在に使えるようになっておかなければ、いざという時に対応できん。予言しておいてやるが、今日のことを、そのうち感謝するようになる」
スウはそう言って喉を鳴らして笑った。
「くそ…………」
カイは、身体の強化や風を起こしたりする以外で気功の力を使うことがなかった。目の前に「気」が巡っていることは分かる。それを使えば物体を動かせるという理屈は分かるが、物体を自在に動かすような細かい「気」のコントロールができず、剣は何度もゴトリと音を立てて床に落ちた。
「やはり、この辺のことは習っておらんのだな。劉淵家のせがれと聞いてこの私が自ら赴いて楽しみにしてきたのだから、期待外れな能力者で終わるなよ」
スウはそう言うと、脂汗を浮かべて掌をかざしながら剣を少しだけ浮かせているカイを眺め、指をパチンと鳴らす。その音と共にカイの前に発生していた「気」の流れは一掃され、また剣はゴトリと床に落ちた。
「なに…………?」
カイは自分の目の前で起きたことに暫く放心状態になった。
「呪詛専門だが、気功にも覚えはある。敵が私と同じだったら、お前はとっくに消されているところだぞ」
慣れない能力の使用で体力を消耗し、カイは膝に手を当てて背中で息をしていた。カイの額から大粒の汗が頬を伝って、床に水玉模様を作っている。
「随分と無駄の多い術だな。ここで見ていてやる」
座ったままで楽しそうに言うスウに、カイは背中で息をしながらも鼻で笑った。
「見ていてやる、か。馬鹿にするなよ……」
カイは、スウを睨みつけながら再びゆっくり剣を浮かせた。
「さすが、筋は良いな」
スウは嬉しそうにその様子を眺め、カイの姿を舐めるように見つめていた。
「劉淵家のせがれが、こんなに美しい姿をしているとは調子が狂うな。劉淵と言えば巨躯の持ち主ではあったが、顔は決していい作りをしていなかったものだが。やはり混血は違うのか」
スウがそういうと、カイは両手を使って「気」の力で腰の前まで剣を浮かせ、大粒の汗と共に立っていた。
「混血だ東洋人だ、周りは勝手なことを言ってくれる……」
カイの怒りを感じて、スウは楽しそうに微笑んだ。
「そうか、それなりに自分のルーツで苦しんでいたか。あとで、こちらの姫君含めてお前のことも占ってやろう。どんな結果が出るか楽しみだ」
「余計なお世話だ。占ってもらわずとも、自分の運命は自分で決める」
カイは、剣を顔の前までゆっくり浮かせた。目の前に来た剣をじっと見つめると、そのまま右手で自分の作った「気」の塊と共に剣を握りしめる。
その瞬間、剣を握ったカイの手を中心に大きな気流が生まれ、気流は竜巻のように大きなうねりを部屋に産んだ。部屋中のあらゆる物が巻き込まれ、激しく掻き回される。カイの周りに産まれた気流は暫く部屋に留まっていたが、3分程度かけて徐々に勢いを無くしていくと、その場はカイとスウだけの空間に戻った。
ルリアーナ城の少人数用の客間は、飾られていた調度品やあらゆる家具の破片が散乱している。全てが無残に破壊されていた。
「呪いは半日だったか?残念ながら、簡単に切れたな。もう、武器が自由に握れる」
カイはそう言うと握りしめた剣越しにスウを見る。息切れこそしているものの、スウに余裕の表情を見せて口角を上げていた。
「劉淵、呪いの本質が少しは分かったようだな」
スウはそう言うと、あらゆる物が散乱した部屋を見渡し、
「相変わらず、お前の流派は荒いというか・・まあ、この部屋は謝って片付けてもらうしかないな」
と呆れている。粉々になっている調度品の中にカイも良く知る東洋の貴重な壺が紛れているのを見つけたが、働いて返せる額のものではないと分かったので、とりあえず見なかったことにした。
「術を使わせた張本人がそれを言うのか」
カイはスウが髪1本乱していない事を確認し、汗で濡れた自分にため息が出た。
(無駄なく自在に力を使えるようになれば、ここまで消耗せずに済むのだろうな)
カイは目の前の得体の知れない老人のおもちゃにはなりたくないなと、上がった息を整えながらスウを見ていた。
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