25 / 221
the 6th night 不思議な現象
しおりを挟む
シンは2人が到着するであろう橋の近くで警戒していた。
この日は、小さな花火が上がり、橋の上は知る人ぞ知る穴場だというのを城下町で出会った少女から聞いていたのだ。
デートに花火とは祭りのようで良いなと、花火があるとは伝えずにコースの中に「橋の上」というポイントを作った。
シンは上司であるカイのことを心の底から尊敬しているし、女性から人気があるのにも関わらず全く異性に興味を持たないことを日頃から残念に思っている。
だから、王女とお忍びデートの企画が上がった時、一肌脱ごうと計画を立てた。
あの王女とカイは見た目も似合いで性格も合いそうだった。静かな橋の上で花火を一緒に観れば、気分が盛り上がりそうだ。
それなのに。
あろうことか穴場と聞いていた橋には人が溢れていた。
(町の少女の情報だから、穴場と言ってもこの程度は混むのかもしれない。花火の音に紛れて何かされたらまずいぞ)
1人で護衛に当たるには不利な状況に、シンは焦った。いくらカイが護衛として優秀だとしても、花火の音と人混みはあまりに取り合わせが悪い。
(橋に来たら、場所を移るように誘導しよう……)
シンは2人の到着を、混み合った場所を掻き分けながら一生懸命探した。
ロキは同じ頃、レナが行きたがっていたというバールの下見に来ていた。
店はシンが足で稼いで1番護衛に向きそうなところを選んでいる。
ルリアーナの城下町では、この時期の金曜日に小さな花火を上げて、鎮魂と繁栄を願う習慣があるらしい。
年頃のカップルにとっては、特別なイベントになるのだそうだ。
(ここのバール自体は団長がいれば、そこまで神経質にならなくても良さそうだ)
ナイトマーケットを見てから橋に立ち寄り、イベントが始まったら終わるまで橋にいるように、とカイには伝言してある。
イベントの内容はあえて秘密にしていた。
シンは、今回の任務はカイにとって今後の人生観にも関わる事態だと騒いでいた。ロキも、あの王女とカイが並ぶと、これ以上ないくらいの組み合わせだと思う。ただ、身分も違えば人として欠陥の多いカイに深入りをするのは、あの王女には酷ではないだろうかと心配していた。
ロキにとってのカイは、恋愛に向いている人物だとはとても思えない。職場は戦場、仕事で人を殺めることもある。常に遠距離移動で、仕事のギャラを常に気にし、若い割に若者が好きな場所や趣味とは無縁に生きていた。
一国の王女には、とても薦められたものではない。絶対王政の国で最高権力者になる王女と他国で小さな騎士団を営む子爵では、そもそも身分が違いすぎる。
それでも、王女がカイに惹かれることには理解ができる。珍しい青みのかかった黒髪とグレーの瞳は美しい獣のようで、芸術品のような顔立ちだ。高い背丈に整ったスタイルと無駄のない彫刻のような肉体には非の打ち所がない。
ロキも自分の外見にはずっと自信を持って生きてきたが、人生であれほど造形の美しい男性を見たことはなかった。
(バールでのデートか。団長が相手では、女性に対する気遣いひとつですら期待できないだろうな)
それでも、王女にとっては非日常で楽しい時間に違いない。カイにとってもそんな時間になれば良いのに、とロキは思っていた。
レナは、橋桁に座ったまま鎮魂と聞いて思い当たる1つの旋律を口ずさみ始めた。
ルリアーナに伝わる鎮魂歌は、王女が来客時に披露することもある。
♪
風は時 移りゆく 流れの中
雨を恋う 零れゆく 流れのまま
いつの日か 夢を抱き あなたを想う
空は澄み 川は行く 心のまま
いつの日か 夢を追い あなたを悼む
小さな声は透き通って響き、どこか懐かしいメロディにカイは耳を傾けた。
「皮肉なことに、お客様にしか歌ったことがなかったわ。本当は、こういう場で歌うものなんでしょうね」
歌い終わるとレナはそう言って立ち上がり、上に向かって伸びをする。
「今日は、不思議な1日ね。自分の過去に向き合ったり、新しいことがあったり」
そう言った時、レナの頭の上で大きな音と何かが弾ける音、強烈な光が放たれる。
「何――?」
頭上に、キラキラと光るそれは、暗い夜空を明るく照らした。
「花火があるんだな」
その弾ける光を、カイは懐かしそうに見上げている。
「花火って近くでみるとこんな感じなの?」
音が大きく、レナは大声でカイに尋ねた。
花火の音は、大きくドンと弾ける時と、パラパラと小さな音がするときがあるようだ。
「昔、ブリステの地方に行って父さんに見せてもらったことがある。父さんの故郷では、花火を鎮魂の季節に楽しむんだと」
そう言ったカイが見たこともない顔をして花火を見ている。
(優しい顔……)
2人は、暫く花火を無言で見ていた。
「さぁ、行くか。誰かが行きたがっていたバールまで」
花火はすぐに終わってしまった。カイは立ち上がって服をはたくと歩き出した。レナは、慌てて後を追い、
「待って、カイル。はぐれたらどうするの?」
と腕にしがみつき、恐る恐るカイを見上げた。
先程までは迷惑そうな顔をしていたカイが、少し穏やかな顔をしているように見える。
(さっきの花火が、カイには大切な思い出の詰まったものだったのかしら)
「好きにしたらいい」
カイはそう言ってバールに向かった。
花火が終わってもシンの待機していた橋に2人は現れなかった。
シンはいよいよ心配になり、ナイトマーケットまで戻って人混みに2人の姿を探す。
(特に騒ぎも起きていないし、団長がついているから大丈夫なはずだ)
シンはナイトマーケット中を探し回ったが、2人の姿が見つからないことに焦り、バールの近くに待機しているロキのところまで行こうと決めた。
人の流れに逆らって走る若者の姿に、何があったのかと多くの通行人が注目していた。
「ロキ!」
プラチナブロンドの髪を持つ涼しい顔をした同僚の姿が見えると、シンは息を切らして駆け寄った。
「団長と、殿下が……」
汗をかいて随分急いだ様子のシンにロキは驚いて
「どうした?」
と深刻そうな様子を気遣う。
「いなくなった……」
シンが咳き込みながら言うので、ロキは、
「いや、店に入って行ったところだから、そこにいる」
と声をかける。
「えっ、店に……?」
シンは息を整えながらロキの言葉に驚いていた。
「ああ、腕まで組んで、演技も様になってるなーと思って見てたら、俺に気付いて慌てて離れてたよ」
ロキの報告にシンは吹き出し、
「何だよ、違うルートで本当にデートしてたのか」
と笑った。
「そうなんだよ、あの2人」
ロキもそう言って笑った。
この日は、小さな花火が上がり、橋の上は知る人ぞ知る穴場だというのを城下町で出会った少女から聞いていたのだ。
デートに花火とは祭りのようで良いなと、花火があるとは伝えずにコースの中に「橋の上」というポイントを作った。
シンは上司であるカイのことを心の底から尊敬しているし、女性から人気があるのにも関わらず全く異性に興味を持たないことを日頃から残念に思っている。
だから、王女とお忍びデートの企画が上がった時、一肌脱ごうと計画を立てた。
あの王女とカイは見た目も似合いで性格も合いそうだった。静かな橋の上で花火を一緒に観れば、気分が盛り上がりそうだ。
それなのに。
あろうことか穴場と聞いていた橋には人が溢れていた。
(町の少女の情報だから、穴場と言ってもこの程度は混むのかもしれない。花火の音に紛れて何かされたらまずいぞ)
1人で護衛に当たるには不利な状況に、シンは焦った。いくらカイが護衛として優秀だとしても、花火の音と人混みはあまりに取り合わせが悪い。
(橋に来たら、場所を移るように誘導しよう……)
シンは2人の到着を、混み合った場所を掻き分けながら一生懸命探した。
ロキは同じ頃、レナが行きたがっていたというバールの下見に来ていた。
店はシンが足で稼いで1番護衛に向きそうなところを選んでいる。
ルリアーナの城下町では、この時期の金曜日に小さな花火を上げて、鎮魂と繁栄を願う習慣があるらしい。
年頃のカップルにとっては、特別なイベントになるのだそうだ。
(ここのバール自体は団長がいれば、そこまで神経質にならなくても良さそうだ)
ナイトマーケットを見てから橋に立ち寄り、イベントが始まったら終わるまで橋にいるように、とカイには伝言してある。
イベントの内容はあえて秘密にしていた。
シンは、今回の任務はカイにとって今後の人生観にも関わる事態だと騒いでいた。ロキも、あの王女とカイが並ぶと、これ以上ないくらいの組み合わせだと思う。ただ、身分も違えば人として欠陥の多いカイに深入りをするのは、あの王女には酷ではないだろうかと心配していた。
ロキにとってのカイは、恋愛に向いている人物だとはとても思えない。職場は戦場、仕事で人を殺めることもある。常に遠距離移動で、仕事のギャラを常に気にし、若い割に若者が好きな場所や趣味とは無縁に生きていた。
一国の王女には、とても薦められたものではない。絶対王政の国で最高権力者になる王女と他国で小さな騎士団を営む子爵では、そもそも身分が違いすぎる。
それでも、王女がカイに惹かれることには理解ができる。珍しい青みのかかった黒髪とグレーの瞳は美しい獣のようで、芸術品のような顔立ちだ。高い背丈に整ったスタイルと無駄のない彫刻のような肉体には非の打ち所がない。
ロキも自分の外見にはずっと自信を持って生きてきたが、人生であれほど造形の美しい男性を見たことはなかった。
(バールでのデートか。団長が相手では、女性に対する気遣いひとつですら期待できないだろうな)
それでも、王女にとっては非日常で楽しい時間に違いない。カイにとってもそんな時間になれば良いのに、とロキは思っていた。
レナは、橋桁に座ったまま鎮魂と聞いて思い当たる1つの旋律を口ずさみ始めた。
ルリアーナに伝わる鎮魂歌は、王女が来客時に披露することもある。
♪
風は時 移りゆく 流れの中
雨を恋う 零れゆく 流れのまま
いつの日か 夢を抱き あなたを想う
空は澄み 川は行く 心のまま
いつの日か 夢を追い あなたを悼む
小さな声は透き通って響き、どこか懐かしいメロディにカイは耳を傾けた。
「皮肉なことに、お客様にしか歌ったことがなかったわ。本当は、こういう場で歌うものなんでしょうね」
歌い終わるとレナはそう言って立ち上がり、上に向かって伸びをする。
「今日は、不思議な1日ね。自分の過去に向き合ったり、新しいことがあったり」
そう言った時、レナの頭の上で大きな音と何かが弾ける音、強烈な光が放たれる。
「何――?」
頭上に、キラキラと光るそれは、暗い夜空を明るく照らした。
「花火があるんだな」
その弾ける光を、カイは懐かしそうに見上げている。
「花火って近くでみるとこんな感じなの?」
音が大きく、レナは大声でカイに尋ねた。
花火の音は、大きくドンと弾ける時と、パラパラと小さな音がするときがあるようだ。
「昔、ブリステの地方に行って父さんに見せてもらったことがある。父さんの故郷では、花火を鎮魂の季節に楽しむんだと」
そう言ったカイが見たこともない顔をして花火を見ている。
(優しい顔……)
2人は、暫く花火を無言で見ていた。
「さぁ、行くか。誰かが行きたがっていたバールまで」
花火はすぐに終わってしまった。カイは立ち上がって服をはたくと歩き出した。レナは、慌てて後を追い、
「待って、カイル。はぐれたらどうするの?」
と腕にしがみつき、恐る恐るカイを見上げた。
先程までは迷惑そうな顔をしていたカイが、少し穏やかな顔をしているように見える。
(さっきの花火が、カイには大切な思い出の詰まったものだったのかしら)
「好きにしたらいい」
カイはそう言ってバールに向かった。
花火が終わってもシンの待機していた橋に2人は現れなかった。
シンはいよいよ心配になり、ナイトマーケットまで戻って人混みに2人の姿を探す。
(特に騒ぎも起きていないし、団長がついているから大丈夫なはずだ)
シンはナイトマーケット中を探し回ったが、2人の姿が見つからないことに焦り、バールの近くに待機しているロキのところまで行こうと決めた。
人の流れに逆らって走る若者の姿に、何があったのかと多くの通行人が注目していた。
「ロキ!」
プラチナブロンドの髪を持つ涼しい顔をした同僚の姿が見えると、シンは息を切らして駆け寄った。
「団長と、殿下が……」
汗をかいて随分急いだ様子のシンにロキは驚いて
「どうした?」
と深刻そうな様子を気遣う。
「いなくなった……」
シンが咳き込みながら言うので、ロキは、
「いや、店に入って行ったところだから、そこにいる」
と声をかける。
「えっ、店に……?」
シンは息を整えながらロキの言葉に驚いていた。
「ああ、腕まで組んで、演技も様になってるなーと思って見てたら、俺に気付いて慌てて離れてたよ」
ロキの報告にシンは吹き出し、
「何だよ、違うルートで本当にデートしてたのか」
と笑った。
「そうなんだよ、あの2人」
ロキもそう言って笑った。
0
お気に入りに追加
92
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる