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the 2nd day 政治家と護衛
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「どうも、ここ最近のパースはなんだかおかしい。我が国の宝飾品の輸入制限をかけたり、関所での所持品検査が度を過ぎているという報告が上がっている」
「おかしいのはパースだけではない。我が国の重要な輸出国であるポテンシアも、食料品の輸入制限をかけてきた」
「経済制裁だと捉えて動くべきではないか」
「では、対抗措置はどうする」
午後の会議は戦々恐々としていた。年寄りが多いルリアーナの政治家が集まり、最近の隣国の動きについて話している。
(パースにポテンシア、同盟国の動きに異変が出てきたのか)
護衛としてレナの傍に立ちながら、話を聞いていたカイは現在のルリアーナについて何となく理解をし始める。
パース王国は大きな港がある漁業と貿易業、観光業が盛んな国で、ルリアーナより少し規模の大きな国だ。そして、自国に軍隊を持っている。ルリアーナとは同盟国のため、ルリアーナに戦争の危険が迫った場合にはパースの軍隊が動くことになっていた。豊かな国で、カイは、一度ほど地方の富豪に雇われていたことがある。
対して、ポテンシア王国は商業立国で、ものづくりが盛んだ。パースより歴史の古い軍事国家だが、土地が痩せていて農業が栄えず、自然災害ですぐに食糧危機になるため、農業の生産量が多いルリアーナに食料を頼っている。軍事力ではルリアーナと同盟を結んでいないが、輸出入で重要な同盟国である。自国の軍隊組織が大きく優秀なため、カイはポテンシアに仕事で呼ばれたことはないが、ブリステ公国と隣接しているため、この国出身の部下が2名在籍していて情報には明るい。貧富の差が激しく、治安は年々悪くなる一方だという。
「ところで……本日からレナ様の護衛が変わられたようですが、ご紹介はいただけないのですか。髪の色と肌の色を見るに、どうも異国人にみえますが」
政治家の1人がいきなりカイの話をしたため、途端に、レナの後ろに立っていたカイに視線が集中した。
(冗談キツイな)
カイは目線のやり場に困った。
「会議と関係がないので紹介をしなかっただけです。それにしても、いつもは護衛の紹介なんて求めてこなかったのに、どういう風の吹きまわしでしょうね?」
咄嗟にレナはカイから話題を逸らそうと試みた。この政治家はルリアーナで長く影響力を持つフィルリ7世だ。そして、レナとフィルリ7世はよく口論になる。
「いえ、なんでも今回から護衛にかける費用が8倍になったとか。どんな優秀な方を雇ったのかと気になりましてね」
フィルリ7世はカイに対する訊問を止めようとしない。レナは何かを察したようだ。
「ブリステのハウザー騎士団と言えば、ご存知かしら?そこに、若くて有名な騎士団長がいるのですけれど」
いきなり、カイの紹介を始めた。周囲がざわつき始める。
「下級貴族が傭兵集団を抱えているというあの騎士団ですね。団長は妙な妖術が得意とかいう怪しい人間ですか」
フィルリ7世は驚きもせずに尋ねた。
(こいつ、俺を知っているのか)
カイは嫌な予感がした。妙な妖術――まるで、戦場でのカイを知っているようだ。
「あら、何かをご存知のようですが、少し語弊があるわね。ハウザー団長は怪しい方ではなく、雇い主に忠実なやり手の騎士様よ。3年前のパース内戦では、雇い主だった地方貴族を守り通した実績もあります。その時の活躍をモデルにした小説が人気で、多くの国にファンがいる有名人ですから」
レナが一般的な知名度の説明をして、カイの話題から興味を逸らそうとするも、費用が8倍というインパクトには敵わなかった。
「何故、そんな有名人が王女の護衛を?」
「我が国は軍事に手を染めないのではなかったのか」
「何のために護衛を雇っているのか教えていただきたい」
フィルリ7世以外の声が次々に沸いてくる。
(くそ、政治家に囲まれるとか、勘弁してくれ)
これはレナと政治の問題だ。カイはなす術もない。
「もう、いい加減にして!!!」
レナの叫び声が部屋に響く。
「護衛の予算については、ちゃんと稟議にあげて通っています。その際の稟議書を探して各自読むと良いわ! 異論はいつでも受け付けますのでまた今度!! さあ、今は諸外国との交渉をどうするか話し合う場のはず!」
その場の政治家全員は、そこで一旦収まった。
(なるほど、王女殿下も大変なんだな。こんな狸どもに囲まれて政治をしているのか)
滞在半日にして、カイは初めてレナを心から尊敬した。
「あ―――もう……感情的に叫んで無理矢理話を終わらせてしまった……」
レナは自室に繋がるカイとお茶を初めて飲んだ部屋にいた。ソファの上でクッションを抱きしめながら落ち込んでいる。
「まぁなんというか・・まさかイチ雇われ騎士を庇うとはな。ちなみに、俺は感謝している」
近くに立つカイにそう言われて、
「あなたも、そうやってお礼を言うのね」
とクッションを抱きしめながら目を丸くした。
「ああ、俺の評価が低くて驚いたよ」
カイがしらけてそう言うので、レナは慌てた。
「その、私、許せなかったの。他人を髪の色や肌の色で区別したり、他人の特技を妖術と侮蔑したり、同じ国の人間として。でも、それも思い上がりかしら。あなたにとっては私も同じくらい失礼だったのかもしれないわね」
弱気な発言をする王女が、カイには意外だった。レナは気が強いわりに繊細らしい。
「俺は……気の利いたことは言えないし、地位の差をハッキリさせておきたいことに変わりはないが、こうやって気兼ねなく話ができるのは存外悪くないと思っている」
カイがそう言うと、レナは
「そ、そうなの?」
と驚く。
落ち込んだ分の収穫があった。同席させたり敬語を使うなという指示をあんなに嫌がっていたのに、今はちゃんと受け入れてくれているのかと理解する。
「どんなに言葉が丁寧だろうが、敬語を使おうが、相手に対する敬意があるかが大前提としてあるべきで……殿下の場合、その前提については信用が足る人間だと、俺は思っている」
まだ出会って半日の雇い主に不器用に語る騎士は、その見た目の美しさからは想像もできないたどたどしい口調で言った。
レナは、そんなカイを見て笑顔を浮かべ、
「パース内戦の『騎士物語』。あなたがモデルの小説で、有能に働く若い騎士団長様が私のヒーローだった。現実には、お金を払って雇っていようが地位の差があろうが、年上は年下に敬意を表することは少ないし、男性は女性より優秀だという意識が強いものなのよね」
と寂しそうに言う。
「それは、そうかもしれないな。」
カイは、レナの言葉に充分に心当たりがある。自分こそ、小娘の子守などと今回の仕事を評価していた。
「俺の育ったブリステ公国は、自由競争の実力主義で成り立っているが、女騎士や女性労働者の地位は低い。どうしても、力や体力で女は男を超えられないからだ。また、年齢が低く経験が少ないと、どうしても小狡い人間に搾取されやすい。ルリアーナ王国のような若い女性がトップになる絶対王政の国には、その辺にまだ希望があるんじゃないか?」
カイは言った。嘘偽りのない本音だ。それを聞いたレナは少し照れたように笑う。
「そうね、そうだと良いんだけど。同盟国との問題が出てくると、これからのお見合いには同盟国の領主や王子に重点を置くべきなのかしらねー……」
本日の会議を振り返り、レナは頭を抱える。
「パースの王子に、まだご結婚されていない30代の方がいたわね……」
「ああ、あいつはろくでなしだ」
内戦で役に立たなかった王族を思い出し、カイは同盟の役に立つとは思えない第3王子を回想する。
「パースは王族に期待は出来ないかもしれないな。実質、各地の領主が力を持って政治にも大きく介入していた。だから第3王子に正室が付かないんだろう」
(まぁ、あの王子においてはそれだけでもなさそうというか……責任逃れと妾で満足するタイプというか)
最後に言いたいことは心の中だけに留めておいた。
「あら、あなたはパースの王族にも明るいの?てっきり、元雇い主のことだけかと」
レナが驚くと、
「あの内戦は領主同士の争いだったが、王族にも関係はしていたからな。やみくもに戦っていても状況は良くならないものだ。情報を集めないと戦には勝てない。そうだろう?」
と、カイは当然のように言う。レナは、思い切って税金を投入して呼んだカイの価値が、思った以上に安上がりな気がしていた。
「おかしいのはパースだけではない。我が国の重要な輸出国であるポテンシアも、食料品の輸入制限をかけてきた」
「経済制裁だと捉えて動くべきではないか」
「では、対抗措置はどうする」
午後の会議は戦々恐々としていた。年寄りが多いルリアーナの政治家が集まり、最近の隣国の動きについて話している。
(パースにポテンシア、同盟国の動きに異変が出てきたのか)
護衛としてレナの傍に立ちながら、話を聞いていたカイは現在のルリアーナについて何となく理解をし始める。
パース王国は大きな港がある漁業と貿易業、観光業が盛んな国で、ルリアーナより少し規模の大きな国だ。そして、自国に軍隊を持っている。ルリアーナとは同盟国のため、ルリアーナに戦争の危険が迫った場合にはパースの軍隊が動くことになっていた。豊かな国で、カイは、一度ほど地方の富豪に雇われていたことがある。
対して、ポテンシア王国は商業立国で、ものづくりが盛んだ。パースより歴史の古い軍事国家だが、土地が痩せていて農業が栄えず、自然災害ですぐに食糧危機になるため、農業の生産量が多いルリアーナに食料を頼っている。軍事力ではルリアーナと同盟を結んでいないが、輸出入で重要な同盟国である。自国の軍隊組織が大きく優秀なため、カイはポテンシアに仕事で呼ばれたことはないが、ブリステ公国と隣接しているため、この国出身の部下が2名在籍していて情報には明るい。貧富の差が激しく、治安は年々悪くなる一方だという。
「ところで……本日からレナ様の護衛が変わられたようですが、ご紹介はいただけないのですか。髪の色と肌の色を見るに、どうも異国人にみえますが」
政治家の1人がいきなりカイの話をしたため、途端に、レナの後ろに立っていたカイに視線が集中した。
(冗談キツイな)
カイは目線のやり場に困った。
「会議と関係がないので紹介をしなかっただけです。それにしても、いつもは護衛の紹介なんて求めてこなかったのに、どういう風の吹きまわしでしょうね?」
咄嗟にレナはカイから話題を逸らそうと試みた。この政治家はルリアーナで長く影響力を持つフィルリ7世だ。そして、レナとフィルリ7世はよく口論になる。
「いえ、なんでも今回から護衛にかける費用が8倍になったとか。どんな優秀な方を雇ったのかと気になりましてね」
フィルリ7世はカイに対する訊問を止めようとしない。レナは何かを察したようだ。
「ブリステのハウザー騎士団と言えば、ご存知かしら?そこに、若くて有名な騎士団長がいるのですけれど」
いきなり、カイの紹介を始めた。周囲がざわつき始める。
「下級貴族が傭兵集団を抱えているというあの騎士団ですね。団長は妙な妖術が得意とかいう怪しい人間ですか」
フィルリ7世は驚きもせずに尋ねた。
(こいつ、俺を知っているのか)
カイは嫌な予感がした。妙な妖術――まるで、戦場でのカイを知っているようだ。
「あら、何かをご存知のようですが、少し語弊があるわね。ハウザー団長は怪しい方ではなく、雇い主に忠実なやり手の騎士様よ。3年前のパース内戦では、雇い主だった地方貴族を守り通した実績もあります。その時の活躍をモデルにした小説が人気で、多くの国にファンがいる有名人ですから」
レナが一般的な知名度の説明をして、カイの話題から興味を逸らそうとするも、費用が8倍というインパクトには敵わなかった。
「何故、そんな有名人が王女の護衛を?」
「我が国は軍事に手を染めないのではなかったのか」
「何のために護衛を雇っているのか教えていただきたい」
フィルリ7世以外の声が次々に沸いてくる。
(くそ、政治家に囲まれるとか、勘弁してくれ)
これはレナと政治の問題だ。カイはなす術もない。
「もう、いい加減にして!!!」
レナの叫び声が部屋に響く。
「護衛の予算については、ちゃんと稟議にあげて通っています。その際の稟議書を探して各自読むと良いわ! 異論はいつでも受け付けますのでまた今度!! さあ、今は諸外国との交渉をどうするか話し合う場のはず!」
その場の政治家全員は、そこで一旦収まった。
(なるほど、王女殿下も大変なんだな。こんな狸どもに囲まれて政治をしているのか)
滞在半日にして、カイは初めてレナを心から尊敬した。
「あ―――もう……感情的に叫んで無理矢理話を終わらせてしまった……」
レナは自室に繋がるカイとお茶を初めて飲んだ部屋にいた。ソファの上でクッションを抱きしめながら落ち込んでいる。
「まぁなんというか・・まさかイチ雇われ騎士を庇うとはな。ちなみに、俺は感謝している」
近くに立つカイにそう言われて、
「あなたも、そうやってお礼を言うのね」
とクッションを抱きしめながら目を丸くした。
「ああ、俺の評価が低くて驚いたよ」
カイがしらけてそう言うので、レナは慌てた。
「その、私、許せなかったの。他人を髪の色や肌の色で区別したり、他人の特技を妖術と侮蔑したり、同じ国の人間として。でも、それも思い上がりかしら。あなたにとっては私も同じくらい失礼だったのかもしれないわね」
弱気な発言をする王女が、カイには意外だった。レナは気が強いわりに繊細らしい。
「俺は……気の利いたことは言えないし、地位の差をハッキリさせておきたいことに変わりはないが、こうやって気兼ねなく話ができるのは存外悪くないと思っている」
カイがそう言うと、レナは
「そ、そうなの?」
と驚く。
落ち込んだ分の収穫があった。同席させたり敬語を使うなという指示をあんなに嫌がっていたのに、今はちゃんと受け入れてくれているのかと理解する。
「どんなに言葉が丁寧だろうが、敬語を使おうが、相手に対する敬意があるかが大前提としてあるべきで……殿下の場合、その前提については信用が足る人間だと、俺は思っている」
まだ出会って半日の雇い主に不器用に語る騎士は、その見た目の美しさからは想像もできないたどたどしい口調で言った。
レナは、そんなカイを見て笑顔を浮かべ、
「パース内戦の『騎士物語』。あなたがモデルの小説で、有能に働く若い騎士団長様が私のヒーローだった。現実には、お金を払って雇っていようが地位の差があろうが、年上は年下に敬意を表することは少ないし、男性は女性より優秀だという意識が強いものなのよね」
と寂しそうに言う。
「それは、そうかもしれないな。」
カイは、レナの言葉に充分に心当たりがある。自分こそ、小娘の子守などと今回の仕事を評価していた。
「俺の育ったブリステ公国は、自由競争の実力主義で成り立っているが、女騎士や女性労働者の地位は低い。どうしても、力や体力で女は男を超えられないからだ。また、年齢が低く経験が少ないと、どうしても小狡い人間に搾取されやすい。ルリアーナ王国のような若い女性がトップになる絶対王政の国には、その辺にまだ希望があるんじゃないか?」
カイは言った。嘘偽りのない本音だ。それを聞いたレナは少し照れたように笑う。
「そうね、そうだと良いんだけど。同盟国との問題が出てくると、これからのお見合いには同盟国の領主や王子に重点を置くべきなのかしらねー……」
本日の会議を振り返り、レナは頭を抱える。
「パースの王子に、まだご結婚されていない30代の方がいたわね……」
「ああ、あいつはろくでなしだ」
内戦で役に立たなかった王族を思い出し、カイは同盟の役に立つとは思えない第3王子を回想する。
「パースは王族に期待は出来ないかもしれないな。実質、各地の領主が力を持って政治にも大きく介入していた。だから第3王子に正室が付かないんだろう」
(まぁ、あの王子においてはそれだけでもなさそうというか……責任逃れと妾で満足するタイプというか)
最後に言いたいことは心の中だけに留めておいた。
「あら、あなたはパースの王族にも明るいの?てっきり、元雇い主のことだけかと」
レナが驚くと、
「あの内戦は領主同士の争いだったが、王族にも関係はしていたからな。やみくもに戦っていても状況は良くならないものだ。情報を集めないと戦には勝てない。そうだろう?」
と、カイは当然のように言う。レナは、思い切って税金を投入して呼んだカイの価値が、思った以上に安上がりな気がしていた。
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