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4章 ようやく始まる1章、攻略キャラ全員集合!?
35話 秘密知られても、意味は知られるな!
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騎士アンセルのちんぽが俺の口に突っ込まれた。
...フェラじゃない。
こいつは俺の口をトイレ代わりに、アレを注いでるんだ!!
「ゔぅっ、う、おうぇっ...」
仰向けで寝ている俺の口に突っ込まれ、口から溢れ、鼻水を垂らし、ソレが顔面にかかる。
慌ててベッドから降りようとしたのだが、バタンッと俺の体は地面に崩れ落ちてしまう。
俺の体は女の子になるために、死なない程度に筋力を低下させている。そんな体でのセックスで体が限界を超え、足腰が死んでいた。
「うぇっ、うゔっ、おうぇ...」
ベッド側の床で四つん這いになり、顔面にこびりついた臭いで嘔吐が誘った。
だめだ、マジで死ぬ...気持ち悪い。
ギィ...。
軋む音が聞こえ、視界の床に影が生まれる。
扉が開かれ、あの赤い目がこちらを見ている。いや、あの赤い目が俺を見下していた。
「これは一体...何しているんですか?」
「やっぱり、セーロスなら来ると思ったよ。」
騎士セーロスの登場だ。アンセルとは幼馴染で、セーロスも攻略キャラの1人だ。
「あらら、オムツってそのためにあったんだね。」
踏ん張ることなんて出来ない体、ジワァと俺の下に黄金の泉が広がっていく。その泉は死んでおり、とにかく酷い悪臭をもたらした。
こんな酷い状況下で唯一の幸運は、捲られた服が正しい位置に戻り、セーロスにフィリアの秘密が見えていないことだ。
「お前は、...あの出歩いていた天使か。」
「えぇー、もしかして2人とも知り合いだったりするの?」
これもまたおしっこ関係だったりする。
「一目見た程度です。」
「ねぇセーロス、その天使は誰のおかげで天使になれたと思う?」
なっ、なにセーロスのこと煽ってるんだよ!?
「誰って、王様か、騎士か貴族の誰かですよね。」
アンセルは子どものように笑い、自分を指さした。
「えっ...?」
「僕♡」
「アンセルがその女を?」
「そう、フィリアを天使にしたのは僕。」
「どうして、今までそんなこと...どんな女も見向きしなかったのに、...どうしてそんな女を?」
アンセルはベッドから降りて、ぎゅうぅっと後ろからフィリアのことを抱きしめる。その行動に、セーロスはギリギリと拳を握りしめる。
ガッと顎を掴まれる。
「キス、しないの?」
「「え?」」
驚いたのは俺とセーロスだった。1人の男に2人が翻弄される。
「さっきフィリアとキスしたんだよ、んっ、ほら口あけて...んあ、っ」
「んふ、っ、あぁ」
さっきしたよ、ではなくて、目の前にいるセーロスを煽るようにアンセルは唇を重ねる。目を逸らすことなく、セーロスは2人の接吻に釘付けになっていた。
ギュッと目を瞑り、ジタバタと足を動かすフィリアに対して...アンセルはフィリアの口内を弄び、そしてその黄金の瞳はセーロスに向けられていた。
アンセルは目線で合図する、セーロスはゴクリと唾を飲み込み、フィリアへと歩み寄る。
ーーー口内でヌルヌルと動き回る舌に合わせて、腰が何故か動いてしまい、脇腹がくすぐったい。
本当は今すぐにでもアンセルを突き飛ばして逃げたい、逃げたいが、疲労した体ではバッと逃げられないし、...フィリアが本当は男だということをセーロスに知られたくない。アンセルが何を考えてるのか分からないが、今のところセーロスに秘密を話す感じではない。本当はアンセルに知られたのだってまずいが、セーロスに知られるのはもっとまずい。
何をきっかけで、フィリアが本当は男で、しかもその男があのガーデンで身元不明だった男リヒトと結びつけるか分かったものじゃない。
だから大人しくアンセルのキスを受け入れた。目の前の現実から逃げるようにギュッと目を閉じたが、ヌチャヌチャという絡まる蜜の音が頭に響き、...余計なダメージを負ってる気がする。
口内から舌が離れていき、俺は乱れた呼吸を整えながら目を開けた...目を開けると、もう少し距離があったはずのセーロスが目の前にいた。
セーロスはフィリアの両頬を掴み、そしてアンセルとフィリアの唇が離れたときに濡れた顎を舌でなぞる。
口内だけじゃない、顎の蜜もアンセルのものなら喜んだ。フィリアの口内でも、アンセルが舌を入れて弄んだなら、セーロスは間接でも愛した。
っだこれ...。アンセルのキスと違いすぎる。唾液を持っていくような、口の中を食べにきてるようなキス...いやこれキスじゃなくて食事に近いんじゃないのか!?
体にビリビリと電気が走るような感覚に、ブルブルと上半身、両腕が震える。
頭がクラクラする。
「セーロス、もう少し加減しないと。」
「どうして私が彼女に気を使うんですか?」
「僕のお気に入りだから。」
「……。」
ダメだ、目がぎゅうぅっと閉じてしまう。なんとか開いた視界は白く、気持ち悪い。大きく呼吸を繰り返してるのに、まるで酸素が送られていないような、...それに何より息をするたび、アンセルの尿、フィリアの腐った尿の悪臭で頭が痛くなる。マジか...キスで気絶すんのか。
グテッとフィリアの体から力が抜け、アンセルへと寄りかかる。
「あーあ、セーロスがいじめたから。」
「...彼女、どうするんですか?」
「ふふっ、フィリアとしたのはキスだけじゃないよ?」
「それは、...分かってます。アンセルの精子が体内に見えますから。」
「うん、いっぱい注いだからね。」
「...ただ、それ以外の魔力が見えないのが気になりますね。」
「ふーん?僕は気にならないけど...。」
「……。」
「それで、やらないの?」
「寝ているのにいいんですか?」
「そんなこと気にしてないよね、僕のお気に入りに手を出していいのかって聞かないと。」
たとえ気を失っていようと、倫理観が欠けた2人はお構いなしに自身の欲を吐き出すための慰みものにした。
...フェラじゃない。
こいつは俺の口をトイレ代わりに、アレを注いでるんだ!!
「ゔぅっ、う、おうぇっ...」
仰向けで寝ている俺の口に突っ込まれ、口から溢れ、鼻水を垂らし、ソレが顔面にかかる。
慌ててベッドから降りようとしたのだが、バタンッと俺の体は地面に崩れ落ちてしまう。
俺の体は女の子になるために、死なない程度に筋力を低下させている。そんな体でのセックスで体が限界を超え、足腰が死んでいた。
「うぇっ、うゔっ、おうぇ...」
ベッド側の床で四つん這いになり、顔面にこびりついた臭いで嘔吐が誘った。
だめだ、マジで死ぬ...気持ち悪い。
ギィ...。
軋む音が聞こえ、視界の床に影が生まれる。
扉が開かれ、あの赤い目がこちらを見ている。いや、あの赤い目が俺を見下していた。
「これは一体...何しているんですか?」
「やっぱり、セーロスなら来ると思ったよ。」
騎士セーロスの登場だ。アンセルとは幼馴染で、セーロスも攻略キャラの1人だ。
「あらら、オムツってそのためにあったんだね。」
踏ん張ることなんて出来ない体、ジワァと俺の下に黄金の泉が広がっていく。その泉は死んでおり、とにかく酷い悪臭をもたらした。
こんな酷い状況下で唯一の幸運は、捲られた服が正しい位置に戻り、セーロスにフィリアの秘密が見えていないことだ。
「お前は、...あの出歩いていた天使か。」
「えぇー、もしかして2人とも知り合いだったりするの?」
これもまたおしっこ関係だったりする。
「一目見た程度です。」
「ねぇセーロス、その天使は誰のおかげで天使になれたと思う?」
なっ、なにセーロスのこと煽ってるんだよ!?
「誰って、王様か、騎士か貴族の誰かですよね。」
アンセルは子どものように笑い、自分を指さした。
「えっ...?」
「僕♡」
「アンセルがその女を?」
「そう、フィリアを天使にしたのは僕。」
「どうして、今までそんなこと...どんな女も見向きしなかったのに、...どうしてそんな女を?」
アンセルはベッドから降りて、ぎゅうぅっと後ろからフィリアのことを抱きしめる。その行動に、セーロスはギリギリと拳を握りしめる。
ガッと顎を掴まれる。
「キス、しないの?」
「「え?」」
驚いたのは俺とセーロスだった。1人の男に2人が翻弄される。
「さっきフィリアとキスしたんだよ、んっ、ほら口あけて...んあ、っ」
「んふ、っ、あぁ」
さっきしたよ、ではなくて、目の前にいるセーロスを煽るようにアンセルは唇を重ねる。目を逸らすことなく、セーロスは2人の接吻に釘付けになっていた。
ギュッと目を瞑り、ジタバタと足を動かすフィリアに対して...アンセルはフィリアの口内を弄び、そしてその黄金の瞳はセーロスに向けられていた。
アンセルは目線で合図する、セーロスはゴクリと唾を飲み込み、フィリアへと歩み寄る。
ーーー口内でヌルヌルと動き回る舌に合わせて、腰が何故か動いてしまい、脇腹がくすぐったい。
本当は今すぐにでもアンセルを突き飛ばして逃げたい、逃げたいが、疲労した体ではバッと逃げられないし、...フィリアが本当は男だということをセーロスに知られたくない。アンセルが何を考えてるのか分からないが、今のところセーロスに秘密を話す感じではない。本当はアンセルに知られたのだってまずいが、セーロスに知られるのはもっとまずい。
何をきっかけで、フィリアが本当は男で、しかもその男があのガーデンで身元不明だった男リヒトと結びつけるか分かったものじゃない。
だから大人しくアンセルのキスを受け入れた。目の前の現実から逃げるようにギュッと目を閉じたが、ヌチャヌチャという絡まる蜜の音が頭に響き、...余計なダメージを負ってる気がする。
口内から舌が離れていき、俺は乱れた呼吸を整えながら目を開けた...目を開けると、もう少し距離があったはずのセーロスが目の前にいた。
セーロスはフィリアの両頬を掴み、そしてアンセルとフィリアの唇が離れたときに濡れた顎を舌でなぞる。
口内だけじゃない、顎の蜜もアンセルのものなら喜んだ。フィリアの口内でも、アンセルが舌を入れて弄んだなら、セーロスは間接でも愛した。
っだこれ...。アンセルのキスと違いすぎる。唾液を持っていくような、口の中を食べにきてるようなキス...いやこれキスじゃなくて食事に近いんじゃないのか!?
体にビリビリと電気が走るような感覚に、ブルブルと上半身、両腕が震える。
頭がクラクラする。
「セーロス、もう少し加減しないと。」
「どうして私が彼女に気を使うんですか?」
「僕のお気に入りだから。」
「……。」
ダメだ、目がぎゅうぅっと閉じてしまう。なんとか開いた視界は白く、気持ち悪い。大きく呼吸を繰り返してるのに、まるで酸素が送られていないような、...それに何より息をするたび、アンセルの尿、フィリアの腐った尿の悪臭で頭が痛くなる。マジか...キスで気絶すんのか。
グテッとフィリアの体から力が抜け、アンセルへと寄りかかる。
「あーあ、セーロスがいじめたから。」
「...彼女、どうするんですか?」
「ふふっ、フィリアとしたのはキスだけじゃないよ?」
「それは、...分かってます。アンセルの精子が体内に見えますから。」
「うん、いっぱい注いだからね。」
「...ただ、それ以外の魔力が見えないのが気になりますね。」
「ふーん?僕は気にならないけど...。」
「……。」
「それで、やらないの?」
「寝ているのにいいんですか?」
「そんなこと気にしてないよね、僕のお気に入りに手を出していいのかって聞かないと。」
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