上 下
19 / 43
第二章 異星人といっしょ……?

9.異星間協力作戦!

しおりを挟む


「――どうなってんのよ?!」

 キズミちゃんが、バンッ! とテーブルを叩く。

 ここは、わたしの所属事務所であるポルトアカデミーの相談室。
 岩國さんたちのいる放送局を離れ、今後について話し合うために移動してきたのだ。


 テーブルに両手をつき、キズミちゃんは向かいに座るわたしの方へ身を乗り出す。

「あの『赤い扉』が時空間移転装置だったんじゃないの?! ゲートなんてなかったじゃん! キズミちゃんたちを地球に閉じ込めるために、ニセの扉とすり替えたってこと?!」
「そんなことしてないよ! わたしは本当にあなたたちを宇宙に帰すつもりで……!」
「じゃあ、この女ね」

 キッと、キズミちゃんはわたしの隣に座る坂田さんを睨みつける。

「あんたが装置をすり替えたんでしょ? キズミちゃんたちをバングミとかいうのに参加させるために……そんなのごめんよ! 早くピアニカへ帰して!」

 目を吊り上げ、厳しい口調で訴えるキズミちゃん。
 いつもなら窘めるところだけれど……今回ばかりは、わたしも疑問だった。

 どうして『赤い扉』は、宇宙に繋がらなかったのか。
 そして……
 どうして坂田さんは、キズミちゃんたちを番組に出演させようとしているのか。

 その答えを求めるように見つめていると、坂田さんは落ち着いた表情で首を横に振った。

「残念ながら、あの扉のことは私にもわかりません。すり替えようにも、私はあの放送局の人間ではありませんから、そのような大掛かりな仕掛けをすることは不可能です」
「なら、なんでキズミちゃんたちをバングミに参加させようとしたの?! おかしいじゃない、急に!」
「それは……」
「我々をあのスタジオに入りやすくするため、だな?」

 坂田さんの声を遮って答えたのは、レイハルトさんだった。
 坂田さんは、静かに頷く。

「その通りです。宇宙へのゲートが閉じてしまった原因は私にもわかりません。ですが、また開く可能性もある。だから、あなたたちをあの放送局へ出入りしやすくするため、出演者としての起用を提案したのです」

 それを聞き、わたしは納得する。

 たしかに、ゲートが開くにはタイミングや条件があるのかもしれない。
 みんなを再びあのスタジオに連れて行くには、番組の関係者になることが一番自然で安全だ。

「坂田さん……あの一瞬で、そこまで考えてくださったんですか?」
「いえ、私としても一か八かの策でした。嶋永さんのことで岩國さんもかなり気が滅入っているようでしたし、番組の企画自体がなくなりかねない雰囲気でしたからね」

 そこで、坂田さんは真剣な目でわたしを見つめ、

「だから、少しでも希望を持たせたかった。『嶋永さんがいなくても良い番組は作れる』と、岩國さんに思わせたかったのです。『絶対に夢を諦めない』という紗音さんの決意を、無駄にしたくなかったですから」

 そう、まっすぐに言ってくれた。

 そっか……あれはみんなを宇宙に帰すためであり、わたしの夢を叶えるための提案でもあったんだ。

 坂田さんの想いを知り、わたしは胸が熱くなる。

「坂田さん……ありがとうございます」

 わたしがお礼を言うと、彼女はにこっと笑顔を返してくれた。
 それから、坂田さんはキズミちゃんに歩み寄り、こう語りかける。

「いきなりあんなことを言い出してごめんなさい。驚かせてしまいましたよね。でも本当に、キズミさんたちを地球に留まらせるつもりはなかったのです。これから一緒に、宇宙へ帰る方法を探しましょう」

 坂田さんの優しい言葉に、しかしキズミちゃんは「ふんっ」と顔を背けた。
 そのまま、納得いかない様子で腕を組み、ドカッと椅子へ座ってしまう。

 キズミちゃんはきっと、怒っているわけじゃない。
 自分の星に帰れなかったことが、すごくショックだったんだ。

(うーん……あの『赤い扉』がまた宇宙に繋がるのを待つとして、それ以外にみんなを宇宙に帰してあげる方法はないのかな?)

 わたしは姿勢を正して座り直すと、思いついた案をみんなに投げかけた。

「あなたたちが持っているメカは、本当にぜんぶ壊れちゃったの? まだ使えるものがあるなら、宇宙の仲間に交信して迎えに来てもらうことはできないかな?」

 しかし、レイハルトさんが首を横に振る。

「今朝、あらためて確認したが……駄目だ。すべて完全に故障している。修理しようにも、地球では部品を調達することもできないだろう」

 むむ……なら、日本政府に事情を話して、特別にスペースシャトルに乗せてもらう、とか?
 いやいや。スペースシャトルなんてそんな簡単に打ち上げられるものでもないよね。準備するだけで数年はかかりそうだし……

 それに……本物の異星人がいると知れ渡ったら、世間は大混乱だ。
 レイハルトさんはともかく、ハミルクとキズミちゃんはかなりワガママだし、途中でケンカして暴れ出したりしたら……
 あっという間に『凶暴な異星人』と見なされて、なにもかもおしまいになる。

 うーん……
 と、わたしが頭を抱えていると、ハミルクがキズミちゃんの方へふわふわと飛んでゆき、励ますように言う。

「まぁまぁ、落ち着けよキズミ。まだ星へ帰れないと決まったわけじゃないしさ」
「うむ。地球の宇宙進出技術を考えれば、日本政府に頼ることも難しい。おとなしく『赤い扉』のゲートが開くのを待つしかないだろう。スタジオに出入りしやすい状況を整えてもらえただけでも幸運と考えるべきだ。それに……」

 と、レイハルトさんが低い声で続けて、

「地球が持つ『ウタ』の技術を専門家の元で学べるというのなら、この滞在も有意義なものになる」

 そう言って、こちらに視線を向けた。
 わたしは目を丸くし、「え、わたし?」と自分を指差す。
 レイハルトさんは頷き、答える。

「そうだ。紗音殿の元で『ウタ』を学び、星に持ち帰ることができれば、ジバラムとピアニカはさらなる力を得ることができるだろう」
「おぉっ、たしかに! ゲートが開くのを待ちながら『ウタ』も学べるなんて、一石二鳥じゃん! な、キズミ。お前もそうしようぜ。ウジウジしていたって始まらねーよ」

 長い耳を跳ねさせながら、ハミルクが言う。
 けれど、キズミちゃんは、

「…………」

 苦々しい顔をしたまま、やはり納得いかない様子だった。

 キズミちゃんのその態度を、わたしは「ワガママだ」とは思えなかった。
 だって、ハミルクにはレイハルトさんがいるけれど、キズミちゃんはたった一人で見知らぬ星に来ているのだ。
 いつになったら自分の星に帰れるのかと、不安でたまらないはずだ。

(まだ七歳くらい……こんなに小さいんだもん、心細いよね)

 と、わたしはキズミちゃんの幼い顔を見つめてから、前向きな方向に話を切り替えることにする。

「わたしは、いつか必ずあのゲートが開いて、みんなが自分たちの星に帰れると信じています。けど、もし本当に三人が番組に採用されちゃったら……その時は、どうしますか?」

 坂田さんに尋ねると、彼女は一度目を伏せて、

「そうですね。放送開始後に出演者がいなくなるのは、契約的にもかなりまずいですが……さいわい、放送開始時期は未定。早くても夏からなので、まだ数ヶ月あります。番組の準備期間中にゲートが開くことを祈りましょう」
「でも、どっちにしろ坂田さんが怒られちゃいますよね? 一度契約したタレントが途中でいなくなるわけですし……」
「それは些末な問題です。私にとっては、みなさんが帰れないことや、紗音さんの夢が叶わないことの方が大問題ですから。みなさんが星に帰還された後は、私がまた代わりの案を岩國さんたちに提示しますよ。一番良いのは、嶋永さんが無事に見つかって、当初の企画が実現されることですけどね」

 そう言って、困ったように笑った。
 自分の不利益を顧みず、みんなのことを最優先に考えてくれる坂田さんに、わたしは申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

「すみません……本当にありがとうございます」
「いえいえ、私が言い出したことですので。お気になさらず」
「えっと……それじゃあ、みんなには一旦うちの事務所に所属してもらうんですか? いちおう、『ポルトアカデミーの新人タレント』ってことになっていますもんね」
「えぇ。厳密には、キズミさんとレイハルトさんのお二人にタレント登録をしてもらうことになります。そこも私がうまくやりますので、ご心配なく」
「って、おれっちは登録してもらえないのかよ?」
「ハミルクさんは『AI搭載型のドローン人形』ということになっていますので、タレントではなく備品としての登録になりますね」
「備品?! なんだよそれ! おれっちはモノじゃないぞ!」

 というハミルクのツッコミに、キズミちゃんが一瞬「ぷぷっ」と笑う。
 が、すぐにハッとなり、再び顔を背けてしまった。

 キズミちゃんの気持ちを今すぐに整理してもらうことはむずかしそうだけれど……今のところ、この案で進めるしかなさそうだ。

 わたしは、みんなを見回しながら言う。

「なら……岩國さんたちに言われた課題に取り組まないといけないね」
「課題? なんだよ、それ?」
「最後に言われたじゃない。あなたたちの出演を前向きに検討してみるから、わたしたちも新しい番組内容――あなたたちの個性を生かした楽しいコーナーを考えてきてほしい、って」

 わたしは、みんなを見回しながら言う、

「一週間後、もう一度岩國さんたちに会いに行って、プレゼンをする。その内容がよかったら、あなたたちを正式に採用してもらえる。つまり、あの『赤い扉』に近づくには、岩國さんたちに認めてもらう必要があるってことだよ」
「へー。じゃあ、そのバングミ内容っていうのを考えなくちゃな」

 わたしの言葉に、ハミルクは耳を揺らしながら頷く。
 それから、

「でさー、紗音と一緒に子供たちに歌を広める仕事、っていうのはなんとなくわかったんだけどよー。そのバングミって、具体的にはなにをするわけ?」

 小首を傾げながら、そう聞いてくるので……
 わたしは、愕然とする。

(そうだ……そもそもハミルクたちは、子供向け番組を……ううん、テレビ番組そのものを知らない。企画を考える前に、そこから教える必要があるんだ……!)

 これは……想像以上に大変な一週間になるかもしれない。

 そのことを覚悟しながら、わたしは、ハミルクたちにどう教えるべきかを考え始めた。
 
 

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

化け猫ミッケと黒い天使

ひろみ透夏
児童書・童話
運命の人と出会える逢生橋――。 そんな言い伝えのある橋の上で、化け猫《ミッケ》が出会ったのは、幽霊やお化けが見える小学五年生の少女《黒崎美玲》。 彼女の家に居候したミッケは、やがて美玲の親友《七海萌》や、内気な級友《蜂谷優斗》、怪奇クラブ部長《綾小路薫》らに巻き込まれて、様々な怪奇現象を体験する。 次々と怪奇現象を解決する《美玲》。しかし《七海萌》の暴走により、取り返しのつかない深刻な事態に……。 そこに現れたのは、妖しい能力を持った青年《四聖進》。彼に出会った事で、物語は急展開していく。

フラワーウォーズ ~もふもふなパートナーとともにラビリンスから抜け出せ!~

神所いぶき
児童書・童話
 自然が豊かな場所、花守市。そこでは、昔から度々行方不明事件が発生していた。だが、この花守市で行方不明になった人たちは、数日以内に無傷で戻ってくる。――行方不明になっている間の記憶を失った状態で。  花が好きという気持ちを抱えながら、それを隠して生きる少年『一色 カズキ』は、中学生になった日に花守市の行方不明事件に巻き込まれることになる。  見知らぬ場所に迷い込んだ後、突如現れたカイブツに襲われて絶体絶命の状態になった時、同級生である『二宮 ニナ』がカズキの前に現れてこう言った。「好きなものを認めてください」と。直後、カズキの体は炎に包まれる。そして、彼らの前にピンクの柴犬の姿をした花の精――『フラワースピリット』の『シバ』が現れた。  やがて、カズキは知る。いつの間にか迷い込んでしまった見知らぬ場所――『ラビリンス』から脱出するためには、学友、そしてフラワースピリットの力を借り、襲い掛かってくる『バグスピリット』の正体をあばくしかないと。  これは、行方不明事件の謎を追いながら、見失った『自分』を取り戻すために戦う少年たちの物語。

こちら第二編集部!

月芝
児童書・童話
かつては全国でも有数の生徒数を誇ったマンモス小学校も、 いまや少子化の波に押されて、かつての勢いはない。 生徒数も全盛期の三分の一にまで減ってしまった。 そんな小学校には、ふたつの校内新聞がある。 第一編集部が発行している「パンダ通信」 第二編集部が発行している「エリマキトカゲ通信」 片やカジュアルでおしゃれで今時のトレンドにも敏感にて、 主に女生徒たちから絶大な支持をえている。 片や手堅い紙面造りが仇となり、保護者らと一部のマニアには 熱烈に支持されているものの、もはや風前の灯……。 編集部の規模、人員、発行部数も人気も雲泥の差にて、このままでは廃刊もありうる。 この危機的状況を打破すべく、第二編集部は起死回生の企画を立ち上げた。 それは―― 廃刊の危機を回避すべく、立ち上がった弱小第二編集部の面々。 これは企画を押しつけ……げふんげふん、もといまかされた女子部員たちが、 取材絡みでちょっと不思議なことを体験する物語である。

クール王子はワケアリいとこ

緋村燐
児童書・童話
おじさんが再婚した事で新しく出来たいとこ。 同じ中学に入学してきた上に、引っ越し終わるまでうちに住む!? 学校ではクール王子なんて呼ばれている皓也。 でも彼には秘密があって……。 オオカミに変身!? オオカミ人間!? え? じゃなくて吸血鬼!? 気になるいとこは、ミステリアスでもふもふなヴァンパイアでした。 第15回絵本・児童書大賞にて奨励賞を頂きました。 野いちご様 ベリーズカフェ様 魔法のiらんど様 エブリスタ様 にも掲載しています。

左左左右右左左  ~いらないモノ、売ります~

菱沼あゆ
児童書・童話
 菜乃たちの通う中学校にはあるウワサがあった。 『しとしとと雨が降る十三日の金曜日。  旧校舎の地下にヒミツの購買部があらわれる』  大富豪で負けた菜乃は、ひとりで旧校舎の地下に下りるはめになるが――。

極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。

猫菜こん
児童書・童話
 私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。  だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。 「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」  優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。  ……これは一体どういう状況なんですか!?  静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん  できるだけ目立たないように過ごしたい  湖宮結衣(こみやゆい)  ×  文武両道な学園の王子様  実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?  氷堂秦斗(ひょうどうかなと)  最初は【仮】のはずだった。 「結衣さん……って呼んでもいい?  だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」 「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」 「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、  今もどうしようもないくらい好きなんだ。」  ……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。

神の甲虫は魔法少女になって恩返しします

中七七三
児童書・童話
【児童書で小学校3年年生以上くらいを対象に考えた物語です】 いつか、どこか―― それは遠いむかしか未来か、どこの世界かは分かりません。 ただ、そこではアイウエ王国とカキクケ皇国の間で長い戦争が続いていました。 アイウエ王国の兵隊となったサシス・セーソは、タチツ峠にある要塞に向かいます。 要塞に向かう行進の途中でサシス・セーソは大きなどろ団子のような丸い玉を転がす甲虫に出会いました。 「このままでは、兵隊に踏みつぶされてしまう」 やさしいサシスは、甲虫を道のわきにどけてあげたのです。 そして、要塞にこもったサシスたちは、カキクケ皇国の軍隊に囲まれました。 しかし、軍勢は分かれ、敵の大軍が王国に向かっていくのです。 サシスは伝令となり、敵が迫っていることを王国を出て、山野を走りました。 そんなときでした。 「ボクが助けてあげる。ボクは魔法少女さ」 漆黒の髪をした美しく可憐な少女がサシスの前に現われたのです。 表紙画像は「ジュエルセイバーFREE」さんの画像を利用しました。 URL:http://www.jewel-s.jp/

見習い錬金術士ミミリの冒険の記録〜討伐も採集もお任せください!ご依頼達成の報酬は、情報でお願いできますか?〜

うさみち
児童書・童話
【見習い錬金術士とうさぎのぬいぐるみたちが描く、スパイス混じりのゆるふわ冒険!情報収集のために、お仕事のご依頼も承ります!】 「……襲われてる! 助けなきゃ!」  錬成アイテムの採集作業中に訪れた、モンスターに襲われている少年との突然の出会い。  人里離れた山陵の中で、慎ましやかに暮らしていた見習い錬金術士ミミリと彼女の家族、機械人形(オートマタ)とうさぎのぬいぐるみ。彼女たちの運命は、少年との出会いで大きく動き出す。 「俺は、ある人たちから頼まれて預かり物を渡すためにここに来たんだ」  少年から渡された物は、いくつかの錬成アイテムと一枚の手紙。 「……この手紙、私宛てなの?」  少年との出会いをキッカケに、ミミリはある人、あるアイテムを探すために冒険を始めることに。  ――冒険の舞台は、まだ見ぬ世界へ。  新たな地で、右も左もわからないミミリたちの人探し。その方法は……。 「討伐、採集何でもします!ご依頼達成の報酬は、情報でお願いできますか?」  見習い錬金術士ミミリの冒険の記録は、今、ここから綴られ始める。 《この小説の見どころ》 ①可愛いらしい登場人物 見習い錬金術士のゆるふわ少女×しっかり者だけど寂しがり屋の凄腕美少女剣士の機械人形(オートマタ)×ツンデレ魔法使いのうさぎのぬいぐるみ×コシヌカシの少年⁉︎ ②ほのぼのほんわか世界観 可愛いらしいに囲まれ、ゆったり流れる物語。読了後、「ほわっとした気持ち」になってもらいたいをコンセプトに。 ③時々スパイスきいてます! ゆるふわの中に時折現れるスパイシーな展開。そして時々ミステリー。 ④魅力ある錬成アイテム 錬金術士の醍醐味!それは錬成アイテムにあり。魅力あるアイテムを活用して冒険していきます。 ◾️第3章完結!現在第4章執筆中です。 ◾️この小説は小説家になろう、カクヨムでも連載しています。 ◾️作者以外による小説の無断転載を禁止しています。 ◾️挿絵はなんでも書いちゃうヨギリ酔客様からご寄贈いただいたものです。

処理中です...