剣も魔法も使えない【黒蝶少女】は、異世界に来ても無双する?

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第12蝶 異世界最強魔法少女(幼女)との邂逅編

夢か現か幻か? それとも

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 ※フーナ視点


「うわ――――んっ! もう許してぇっ! 全部謝るから、観念するから、だからもう止めてぇ――っ! うわ――――んっ!」

 蝶の英雄さまと呼ばれるお姉さんが、私の目の前で子供のように泣きじゃくっている。 

「うぇっ? え~、どうしようかなぁ? な、ならお姉さんが孤児院で飼ってるっていう、幼女たちを少しわたしに分けてくれないかなぁ? なんてね。そうしたら許してあげるよぉ。ね、だから泣かないでね? よしよし」

 フライの魔法で浮きながら、慰める様に頭を優しく撫でて、さり気なく交換条件を出す。

 でも内心ではかなり驚いてる。 

 あの凛々しかった英雄さまが、こんなにも可愛く泣いちゃうなんて。
 ギャップ萌えってやっぱりいいなって、変な事も思っちゃったり。


「うえ~ん、でも、でもぉ、みんなはかなり高価なおもちゃで、私もまだ遊んでいない子もいるんだよぉ~、だからもう少し待ってよぉ~、飽きたらあげるからぁ~っ!」

「えっ! やっぱりそうなんだっ! あそこは孤児院って言う名のハーレムなんだっ!」

 言ってみるもんだ。

 メドから聞いた話の通りに、このお姉さんは孤児院で幼女や美少女を飼っている。
 しかも今の話の流れだと、とっかえひっかえ楽しんでいるみたいだ。

 その状況はもう、酒池肉林って、言うんじゃ…… 
 幼女や美少女たちが、毎日選り取り見取りの、贅の限りを尽くしているんじゃ。


「あ、で、でもやっぱり今のなしっ! 違うのにするっ!」
「うえ? ひっく、なんで?」

 腕をバツにして、発言を取り消す私を不思議そうな顔で見るお姉さん。
 涙目のままで、可愛く小首を傾げる。


「う~、なんかよく考えたら、お姉さんと戦った理由と矛盾しちゃうんだよね~、だから違うのにするよ」

「ひっく…… そうなの?」

「うん、そうなの。だから―――― ぐふ」

 チラと、華奢な胸周りと、黒のドレスから覗く細い生足を盗み見る。

「だから今度はじっくり中身を見ていい? さっきは驚いて堪能できなかったんだよね~。白と黒の二人も良かったけど、やっぱり今のお姉さんがいいからねっ!」

「……………………」

「じゃ、じゃないと、いじめちゃうよ? どう?」

 急に真顔になって、私を見つめるお姉さんに、恐る恐る催促する。
 これが鬼畜な脅迫だってわかっているけど、欲望と言う好奇心を抑えられない。
 私はいつだって自分に正直なのだ。

 だけど、それを聞いたお姉さんは、

「………………コク」

 ちょっとだけ赤くなりながら、上目遣いで小さく頷いてくれた。

「え? ほ、本当にいいのっ!」

「うん。それで許してくれるなら」

「お、お触りはっ?」

「いいよ」

「マジっ!?」

「う、うん」

 ペラ

「ふぁっ!?」

 いきなりの事で思わず変な声が出た。

 だって蝶のお姉さんが、なんの前振りもなくスカートを捲ってくれたんだもん。
 Tバックから生える、白く細いおみ足と、小さなおへそが豪快に見えた。

「うう~」

 しかも、恥ずかしいのか、スカートの端を口に咥えて、涙目なのが超絶に可愛い。 
 
 そんなご馳走が目の前に会ったら、勿論――――


『はぁはぁはぁ、じゅる』

 ダダダッ

「うひゃ――――っ!」

 ガバッ! 

「きゃっ!」

 辛抱足らずに、いきなり抱き着いた私に驚いて、これまた可愛い声を上げるお姉さん。
 そんなお姉さんの声が、更に私のテンションを上げていく。


「うぴゃ――――っ! ツヤツヤスベスベツルツルだぁ~っ! 感触も張りも最高だぁ~っ! 弾力があるのに柔らかくて、最高の触り心地だぁ~っ!」

 お腹に顔をべったり付けて、思いっきりスリスリする。
 それとは同時進行で、後ろに回した両手は、小さいお尻をサワサワする。

 むにむに

「………………」

「うほ~っ! な、何これぇ? まるで手が吸い付くように離れない~っ!」 

 ぽよぽよ

「………………」

「さ、さて次は、いよいよ――――」

 お腹に頬を密着させながら、視線だけを上にあげる。

『………………ゴク』

 思わず喉を鳴らしてしまう。

 そこには控えめに主張する、真っ白でなだらかな双丘が目に入ったから。
 そしてその先端には、色素の薄いピンクの小山が、可愛くその存在を主張してたから。


「い、いただきま――――――すっ!」

 失礼のないように、食前の挨拶をしながら、薄い膨らみの頂を目指して両手を這わせていく。

 ぷに

「っ!」ピクッ

 ぷにぷに

「っ!?」ビクッ

『うひひ~』

 そっぽを向いて顔は見えないが、敏感に反応しているのが体越しに伝わる。
 そんな顔も見たいけど、今は全神経を手の平に集中する。

 ぷにぷにぷに

「ひっ!」

「あひゃひゃ――――っ! こんなの初めてだよぉ~っ! メドもアドもエンドも触らせてくれないもんっ! いつも邪魔が入ってずっとお預けだもんっ!」

 あまりにもの感動に、我を忘れてお姉さんの体に没頭する。
 人生で初めての感触を、脳だけじゃなく、全身に記憶させるために。


「ま、まるで夢みたいだぁ~っ!」

 良く晴れた青い空に向かって、思わず叫んだ。

 自然と出たセリフがそれだった。
 心の底からそう思った。
 もうこのまま死んでもいいとも思った。 


 現実と夢の区別がつかないほどに、このお姉さんに夢中になった。


「でゅふふ~っ! 次はTバックを脱がせてぇ~、直接―――― ん?」

 なんだけど、ポンと肩を叩かれて、次の一言で現実に戻された。
 

((あのさ、どんな夢見てたのかは知らないけど、そのだらしない顔は誰にも見せない方がいいよ? フーナが好きな幼女だけじゃなく、大人だって引くからね))


「……………………へ?」

 どういう事?



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