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31 リフレッシュ後、アップグレード?
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運動に勝るストレス発散方法はない、と考えているのは運動部だったからだろうか。
球技でも走るだけでもかまわない。体を動かして大きな声を出す。そして汗をかく。そうするとイライラや腹の立つ事も少しだけ緩和される。
それは運動じゃなくても似た様なものはあると思う。例えば、カラオケで大きな声で歌うとか。コンサートで飛び跳ねるとか。そういう事でもストレスって発散すると思う。
それで……その一つにセックスもあるのかなって思う……と言っても、人生で二回しかしてないけど。
つまり言いたい事は、セックスって心が通じ合うとその先にあるスキンシップだと、尊いものだと私は思っていた。もちろん間違いじゃないと思う。
でも実際問題、『好きです付き合ってください』『愛してる』という言葉がなくても突然始まる関係があるわけで。私と和馬みたいな。それが契約じみたものだとしても、セックスはついて回るものだったりして。
和馬とのセックスは、運動した後の爽快感に似ている。しかもびっくりするぐらい気持ちがいい。何なのアレ。マッサージに行ったときよりも、整体に行ったときよりも段違いでいい。……いや何と比べるかっていうと気持ちよさで比べてみたのだけど違うわよね。とにかく、激しすぎるからそう思うのだろうか。和馬しか知らないから比べられない。
(そもそもエッチって皆あんな感じなのかな? だって声は嗄れるし、体の中から汗や色んな体液が流れ出て、びしょびしょになるし。お布団乾燥機持っていて良かった……じゃないわね。とにかく昨日のアレは何? 一晩に何回もするものなの? 時間があったからって連続にも程があるでしょ)
偽の恋人なのに体を重ね和馬と快楽を共にする。視界に入る和馬の恍惚とした表情に、見惚れてしまう。その顔は恋しくて……恋……いや違う! 断じて恋しいわけではない。きっと男前だから声は好みだから、そんな風に思うのだろう。
後に残るのは心地よいけだるさ。たっぷり二人で汗をかいたら、ああスッキリ──って。
(それにしたって運動と同系列はないよね……私って感想が最低)
頭が冷えてくると罪悪感と幸福感の両方が襲ってくる。ん? 罪悪感と幸福感とは?
私は深い溜め息をついた。
(和馬にいい様に扱われていると思っていたけど。自分だってちゃっかりそれに乗っかっているのね。同じ穴の何とかよね)
和馬と交わった後の正直な感想は、スッキリ爽快。調子の良いお肌と体。仕事の悩みも何のその。という効果が得られたりする。(短期間のみ有効と思われる)
でも本当は──恋人同士でも好きあっているわけでもないのに。こんな事していていいのかな? っていう罪悪感が少しずつ膨らんでくる。
それでも次は週末かな……なんて考える私。和馬とのセックスにはまっているのは誰でもない私。そう……最低なやつだ。
◇◆◇
週も半ば。
子供の頃は一日、一ヶ月、半年、一年なんて凄く過ぎるのが遅かったと思うのに、社会人になってからはいつもあっという間に過ぎていく。
何の取り柄もない突出したところもない普通の私は、社会人生活も単調なものだろうと思っていた。だけど、入社してからずっと課題だらけの毎日。
心の中では一人わめいて、泣いて、そして再び歩き出す──そんな事の繰り返し。地味な私はその普通の下では精一杯あがいていた。
(でもさ。私もしかして社会人生活始まって以来の、絶好調って感じじゃない?)
私は自分の席でパソコン前、軽快にキーボードを叩く。かつてないほど集中しているし何より気持ちが安定している。だから資料制作ははかどる。ビッグデータの分析も進む。面白い観点や分析を織り交ぜてあっという間に出来上がる。
昨晩、散々和馬に喘がされヘトヘトになり泥の様に眠った。明日の事なんて考えるのが馬鹿らしい程だった。そして朝起きたら全てリセットされた気分になった。
(セックスのパワーって凄い。和馬も輪をかけて艶々になっていた様な気がする。しかも私の艶々加減よりいい感じって……腹が立つけど)
と、絶好調を決めてみても、問題は何も解決していない。
舞子の事も心配だし男尊女卑をする上司に気を遣うのも納得がいかない。自分だったらどうする? という問いかけも答えは出ていない。信頼している私の上司、池谷課長がその男尊女卑部長と仲良しなのは気になるけれど。
(だけどそんな事考えたって仕方ない!)
恐ろしく前向きな私がいた。単純な自分に笑えてくる。
(問題児の佐藤くんの事もあるけど、私に出来る事は他にもあるはず。まずは自分の仕事を片付けてからよ!)
問題児の佐藤くんだって暑い中外回りで頑張っている。彼のプレゼンテーションが上手くいく為の資料をまとめるんだ。
◇◆◇
調子に乗っているっていうのはこういう事だろう。
嫌だとか困るとか。私はそんな気ないけど和馬に弱みを握られているとか──とにかく達観しているつもり私のだった。だけど、本当は認めたくなかったのかも。和馬との違いや、私自身どうしていいか分からなくなっている事に。
だからなのかな。「普通の私」が「普通じゃない和馬」に触れる事で、普通からアップグレード(?)して、変わったと思いたかった。
球技でも走るだけでもかまわない。体を動かして大きな声を出す。そして汗をかく。そうするとイライラや腹の立つ事も少しだけ緩和される。
それは運動じゃなくても似た様なものはあると思う。例えば、カラオケで大きな声で歌うとか。コンサートで飛び跳ねるとか。そういう事でもストレスって発散すると思う。
それで……その一つにセックスもあるのかなって思う……と言っても、人生で二回しかしてないけど。
つまり言いたい事は、セックスって心が通じ合うとその先にあるスキンシップだと、尊いものだと私は思っていた。もちろん間違いじゃないと思う。
でも実際問題、『好きです付き合ってください』『愛してる』という言葉がなくても突然始まる関係があるわけで。私と和馬みたいな。それが契約じみたものだとしても、セックスはついて回るものだったりして。
和馬とのセックスは、運動した後の爽快感に似ている。しかもびっくりするぐらい気持ちがいい。何なのアレ。マッサージに行ったときよりも、整体に行ったときよりも段違いでいい。……いや何と比べるかっていうと気持ちよさで比べてみたのだけど違うわよね。とにかく、激しすぎるからそう思うのだろうか。和馬しか知らないから比べられない。
(そもそもエッチって皆あんな感じなのかな? だって声は嗄れるし、体の中から汗や色んな体液が流れ出て、びしょびしょになるし。お布団乾燥機持っていて良かった……じゃないわね。とにかく昨日のアレは何? 一晩に何回もするものなの? 時間があったからって連続にも程があるでしょ)
偽の恋人なのに体を重ね和馬と快楽を共にする。視界に入る和馬の恍惚とした表情に、見惚れてしまう。その顔は恋しくて……恋……いや違う! 断じて恋しいわけではない。きっと男前だから声は好みだから、そんな風に思うのだろう。
後に残るのは心地よいけだるさ。たっぷり二人で汗をかいたら、ああスッキリ──って。
(それにしたって運動と同系列はないよね……私って感想が最低)
頭が冷えてくると罪悪感と幸福感の両方が襲ってくる。ん? 罪悪感と幸福感とは?
私は深い溜め息をついた。
(和馬にいい様に扱われていると思っていたけど。自分だってちゃっかりそれに乗っかっているのね。同じ穴の何とかよね)
和馬と交わった後の正直な感想は、スッキリ爽快。調子の良いお肌と体。仕事の悩みも何のその。という効果が得られたりする。(短期間のみ有効と思われる)
でも本当は──恋人同士でも好きあっているわけでもないのに。こんな事していていいのかな? っていう罪悪感が少しずつ膨らんでくる。
それでも次は週末かな……なんて考える私。和馬とのセックスにはまっているのは誰でもない私。そう……最低なやつだ。
◇◆◇
週も半ば。
子供の頃は一日、一ヶ月、半年、一年なんて凄く過ぎるのが遅かったと思うのに、社会人になってからはいつもあっという間に過ぎていく。
何の取り柄もない突出したところもない普通の私は、社会人生活も単調なものだろうと思っていた。だけど、入社してからずっと課題だらけの毎日。
心の中では一人わめいて、泣いて、そして再び歩き出す──そんな事の繰り返し。地味な私はその普通の下では精一杯あがいていた。
(でもさ。私もしかして社会人生活始まって以来の、絶好調って感じじゃない?)
私は自分の席でパソコン前、軽快にキーボードを叩く。かつてないほど集中しているし何より気持ちが安定している。だから資料制作ははかどる。ビッグデータの分析も進む。面白い観点や分析を織り交ぜてあっという間に出来上がる。
昨晩、散々和馬に喘がされヘトヘトになり泥の様に眠った。明日の事なんて考えるのが馬鹿らしい程だった。そして朝起きたら全てリセットされた気分になった。
(セックスのパワーって凄い。和馬も輪をかけて艶々になっていた様な気がする。しかも私の艶々加減よりいい感じって……腹が立つけど)
と、絶好調を決めてみても、問題は何も解決していない。
舞子の事も心配だし男尊女卑をする上司に気を遣うのも納得がいかない。自分だったらどうする? という問いかけも答えは出ていない。信頼している私の上司、池谷課長がその男尊女卑部長と仲良しなのは気になるけれど。
(だけどそんな事考えたって仕方ない!)
恐ろしく前向きな私がいた。単純な自分に笑えてくる。
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問題児の佐藤くんだって暑い中外回りで頑張っている。彼のプレゼンテーションが上手くいく為の資料をまとめるんだ。
◇◆◇
調子に乗っているっていうのはこういう事だろう。
嫌だとか困るとか。私はそんな気ないけど和馬に弱みを握られているとか──とにかく達観しているつもり私のだった。だけど、本当は認めたくなかったのかも。和馬との違いや、私自身どうしていいか分からなくなっている事に。
だからなのかな。「普通の私」が「普通じゃない和馬」に触れる事で、普通からアップグレード(?)して、変わったと思いたかった。
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