10 / 88
10 卵サンドとあなた
しおりを挟む
洗濯を終えて小さなテーブルに食事を並べる。用意したのは卵サンドとサラダだ。
あちこち髪の毛がはねたままの和馬は、私の用意したシャツやハーフパンツを無言で身につけると、目の前に並んだ卵サンドを見つめていた。
和馬は、胡座をかいてベッドの縁を背もたれ代わりにしてポカンと口を開けていた。整った顔も台無しなのだが、そんなに言葉も出ない程質素な食事だろうか。
(これだから、いいところのお坊ちゃんは。悪かったわよこんな食事しか用意出来なくて。そもそも和馬は朝は何を食べてるのかしら。もしかして和食派だった?)
私は料理が得意と言える程ではないが、自炊をしている。三食手作りだ。
会社で評価され業務ランクも上がらないと給料もアップしないから仕方ない。毎回カフェでランチというわけにはいかないお財布事情なのだ。
固まる和馬の目の前で私は両手をパンと目の前で合わせた。そしてとげとげしく早口で話す。
「週末は買い出ししないと食材のストックがないの。今、用意出来るのは卵サンドとサラダぐらいだし。こんな食事で悪いけど良かったらどうぞ。あ、コーヒーの砂糖とミルクはココだから」
和馬は話を聞きながら、私とサンドイッチを何度も見比べる。それから首を左右にちぎれるほどに振る。同時にパイナップルのへたになった髪の毛がピコピコ動いていた。
「こんな食事って。十分すぎるだろ」
「え?」
意外な言葉に私は驚く、そんな私の顔を見つめながら和馬も両手を自分の口の前で合わせた。
「凄いな。卵サンドが二種類って。一つはゆで卵を潰したヤツ。もう一つはふわふわの分厚い卵だし。サラダまでついてるなんて至れり尽くせりだ。飾り方もお洒落でボリュームもあるし。店で出るヤツみたいだな。美味そうだ」
両手を合わせたまま、体を左右に揺らして色んな角度から卵サンドを見ている。和馬の目は大きく開いてキラキラしている。
「あ、うん。そりゃどうも」
そんなに褒められると思っていなかったので棘のあった声が丸くなってしまった。
(不意に褒められると調子が狂うし。って言うか私も単純だわ)
「食べていいんだな?」
待て、と言われている大型犬だ。和馬は私に改めて確認を取る。
「どうぞ。味は保証しないけど。いただきます」
私が声を上げると和馬も両手を合わせながら頭を大きく垂れた。
「いただきます」
先程まで眠たそうにしていたのは何処へやら。和馬はコーヒーを一口飲んでブルブル震える。何だその態度は、と観察する。
「あー、染み渡る」
……ちょっとおっさんっぽいけどなんか可愛い気もする。
次は、卵を潰したサンドにかぶりついた。一口が大きかった。それからもぐもぐと頬張ると飲み込んだ。それから、キュッと目を閉じた。
「くっ。辛子が利いてる」
はーっと小さく息を吐いて鼻をつまんでいた。
「ごめん辛子苦手だった? 辛子マヨネーズだったんだけど、辛子が多かったかな」
「好きだから平気。でも辛いところに当たったみたいだ。ちょっと鼻に来た」
(あら。混ざり方が甘かったかしら)
そんな事を考えていると、和馬は辛さを振り切る様に左右に頭を揺らしていた。そして今度はレンジでチンしただけの、ふわふわの分厚い卵を挟んだサンドにかぶりついていた。卵は少し甘い味だ。
「んん~この甘いのも、イイ!」
和馬はもぐもぐと咀嚼して頬を赤くしぽーっとしていた。
「……」
私はそんな和馬の様子を見つめながらコーヒーを一口飲んだ。
和馬は私のAV鑑賞という人には言えない趣味を知って脅してきた。何でもするから黙っていて欲しいと言う私の言葉を聞いた和馬は、アダルト動画を見て興奮しているならと体の関係を迫った。昨日から和馬はSっぽい悪魔の様な態度だったから、今更私の前ではお世辞は言わないだろう。
そんな和馬が何を食べても美味しそうにしてくれる事が嬉しくて、私は気分が良くなった。
(何をするにしてもすっかり一人が慣れていたから、こんな風に二人で食事をするのも新鮮かも)
そんな事をぼんやりと考えながら私も卵サンドを囓った。
◇◆◇
食べた後、コーヒーを一口飲みながら和馬が意外な事を言い出した。
「あー美味かった。ごちそうさま。そういえば、チームで一緒に仕事していた時、会社のお昼は弁当だったよな。那波は料理が上手いんだな」
上手とさらりと褒められて私はテーブルを拭く手が止まってしまう。
「上手いって程じゃないよ。本当に料理上手な人からしたら、私のは大した事ないって」
私は止めた手を再び動かし、勢いよくテーブルを拭いて端に布巾を置く。
(直球に褒められたら何か照れる)
実際はそんなに料理が得意という程ではない。定番料理ぐらいしか作れないし。料理上手っていうのはもっとレシピを開発したり、時短処理が上手かったりする人の事を言うのだろうし。
「そうなのか? そんな事ないと思うけど。食える飯を作れるのに。そういえば、今でも会社に弁当持参なのか」
首を傾げながら和馬は尋ねてきた。
(『食える飯』ってどんなワードよ。もしかして和馬はごはんを作るの苦手なのかな。何でもスマートにこなしそうなのに)
「うん、そうお弁当よ。そりゃぁ、カフェでランチもしたいと思うよ? 社員食堂も格安とはいえお弁当のコスパには敵わないしね」
「え~お前かなり忙しいだろ? 二課の市原から聞いたぞ。外回り営業を三人も面倒を見ているんだろ。普通、三人はないぜ。その間にプライベートで毎日弁当も作ってなんて無茶苦茶だろ。池谷課長はどうしてそんなヘビーな仕事をお前にさせているんだよ」
和馬は頬杖をついて二重の瞳を細めた。ダークブラウンの瞳が私をとらえる。
「もう、市原くん。おしゃべりだな」
(他の部署にいる和馬にそんな事を話しちゃうなんて。そういうのNGだって知っているはずなのに)
私が両腕を胸の前で組んで口を尖らせる姿を見ると、和馬は肩を上げて笑った。
「市原を責めるな。俺が無理に聞き出しただけだ。別に誰かにその事を漏らしたりしないから」
「分かってるよ」
私は溜め息をついてコーヒーに視線を落とす。
前は同じチームだった和馬。それに和馬は同期の男性社員にも人気がある。市原くんもそんな和馬に頼み込まれては話すしかなかったのだろう。
あちこち髪の毛がはねたままの和馬は、私の用意したシャツやハーフパンツを無言で身につけると、目の前に並んだ卵サンドを見つめていた。
和馬は、胡座をかいてベッドの縁を背もたれ代わりにしてポカンと口を開けていた。整った顔も台無しなのだが、そんなに言葉も出ない程質素な食事だろうか。
(これだから、いいところのお坊ちゃんは。悪かったわよこんな食事しか用意出来なくて。そもそも和馬は朝は何を食べてるのかしら。もしかして和食派だった?)
私は料理が得意と言える程ではないが、自炊をしている。三食手作りだ。
会社で評価され業務ランクも上がらないと給料もアップしないから仕方ない。毎回カフェでランチというわけにはいかないお財布事情なのだ。
固まる和馬の目の前で私は両手をパンと目の前で合わせた。そしてとげとげしく早口で話す。
「週末は買い出ししないと食材のストックがないの。今、用意出来るのは卵サンドとサラダぐらいだし。こんな食事で悪いけど良かったらどうぞ。あ、コーヒーの砂糖とミルクはココだから」
和馬は話を聞きながら、私とサンドイッチを何度も見比べる。それから首を左右にちぎれるほどに振る。同時にパイナップルのへたになった髪の毛がピコピコ動いていた。
「こんな食事って。十分すぎるだろ」
「え?」
意外な言葉に私は驚く、そんな私の顔を見つめながら和馬も両手を自分の口の前で合わせた。
「凄いな。卵サンドが二種類って。一つはゆで卵を潰したヤツ。もう一つはふわふわの分厚い卵だし。サラダまでついてるなんて至れり尽くせりだ。飾り方もお洒落でボリュームもあるし。店で出るヤツみたいだな。美味そうだ」
両手を合わせたまま、体を左右に揺らして色んな角度から卵サンドを見ている。和馬の目は大きく開いてキラキラしている。
「あ、うん。そりゃどうも」
そんなに褒められると思っていなかったので棘のあった声が丸くなってしまった。
(不意に褒められると調子が狂うし。って言うか私も単純だわ)
「食べていいんだな?」
待て、と言われている大型犬だ。和馬は私に改めて確認を取る。
「どうぞ。味は保証しないけど。いただきます」
私が声を上げると和馬も両手を合わせながら頭を大きく垂れた。
「いただきます」
先程まで眠たそうにしていたのは何処へやら。和馬はコーヒーを一口飲んでブルブル震える。何だその態度は、と観察する。
「あー、染み渡る」
……ちょっとおっさんっぽいけどなんか可愛い気もする。
次は、卵を潰したサンドにかぶりついた。一口が大きかった。それからもぐもぐと頬張ると飲み込んだ。それから、キュッと目を閉じた。
「くっ。辛子が利いてる」
はーっと小さく息を吐いて鼻をつまんでいた。
「ごめん辛子苦手だった? 辛子マヨネーズだったんだけど、辛子が多かったかな」
「好きだから平気。でも辛いところに当たったみたいだ。ちょっと鼻に来た」
(あら。混ざり方が甘かったかしら)
そんな事を考えていると、和馬は辛さを振り切る様に左右に頭を揺らしていた。そして今度はレンジでチンしただけの、ふわふわの分厚い卵を挟んだサンドにかぶりついていた。卵は少し甘い味だ。
「んん~この甘いのも、イイ!」
和馬はもぐもぐと咀嚼して頬を赤くしぽーっとしていた。
「……」
私はそんな和馬の様子を見つめながらコーヒーを一口飲んだ。
和馬は私のAV鑑賞という人には言えない趣味を知って脅してきた。何でもするから黙っていて欲しいと言う私の言葉を聞いた和馬は、アダルト動画を見て興奮しているならと体の関係を迫った。昨日から和馬はSっぽい悪魔の様な態度だったから、今更私の前ではお世辞は言わないだろう。
そんな和馬が何を食べても美味しそうにしてくれる事が嬉しくて、私は気分が良くなった。
(何をするにしてもすっかり一人が慣れていたから、こんな風に二人で食事をするのも新鮮かも)
そんな事をぼんやりと考えながら私も卵サンドを囓った。
◇◆◇
食べた後、コーヒーを一口飲みながら和馬が意外な事を言い出した。
「あー美味かった。ごちそうさま。そういえば、チームで一緒に仕事していた時、会社のお昼は弁当だったよな。那波は料理が上手いんだな」
上手とさらりと褒められて私はテーブルを拭く手が止まってしまう。
「上手いって程じゃないよ。本当に料理上手な人からしたら、私のは大した事ないって」
私は止めた手を再び動かし、勢いよくテーブルを拭いて端に布巾を置く。
(直球に褒められたら何か照れる)
実際はそんなに料理が得意という程ではない。定番料理ぐらいしか作れないし。料理上手っていうのはもっとレシピを開発したり、時短処理が上手かったりする人の事を言うのだろうし。
「そうなのか? そんな事ないと思うけど。食える飯を作れるのに。そういえば、今でも会社に弁当持参なのか」
首を傾げながら和馬は尋ねてきた。
(『食える飯』ってどんなワードよ。もしかして和馬はごはんを作るの苦手なのかな。何でもスマートにこなしそうなのに)
「うん、そうお弁当よ。そりゃぁ、カフェでランチもしたいと思うよ? 社員食堂も格安とはいえお弁当のコスパには敵わないしね」
「え~お前かなり忙しいだろ? 二課の市原から聞いたぞ。外回り営業を三人も面倒を見ているんだろ。普通、三人はないぜ。その間にプライベートで毎日弁当も作ってなんて無茶苦茶だろ。池谷課長はどうしてそんなヘビーな仕事をお前にさせているんだよ」
和馬は頬杖をついて二重の瞳を細めた。ダークブラウンの瞳が私をとらえる。
「もう、市原くん。おしゃべりだな」
(他の部署にいる和馬にそんな事を話しちゃうなんて。そういうのNGだって知っているはずなのに)
私が両腕を胸の前で組んで口を尖らせる姿を見ると、和馬は肩を上げて笑った。
「市原を責めるな。俺が無理に聞き出しただけだ。別に誰かにその事を漏らしたりしないから」
「分かってるよ」
私は溜め息をついてコーヒーに視線を落とす。
前は同じチームだった和馬。それに和馬は同期の男性社員にも人気がある。市原くんもそんな和馬に頼み込まれては話すしかなかったのだろう。
0
お気に入りに追加
441
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。


包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~
吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。
結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。
何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。

ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
地味系秘書と氷の副社長は今日も仲良くバトルしてます!
めーぷる
恋愛
見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。
秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。
呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――
地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話になっていく予定です。
ちょっとだけ三角関係もあるかも?
・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。
・毎日11時に投稿予定です。
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる