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026 忘れた頃の3分間 その2
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ザックは大きな音を立てて、蜜を吸い上げる。
「あっ、もう、もう、もう……」
拒みたいのか、受け入れたいのか。
感じる事を受け入れたら、この先はずっと楽になるのだろうか? 半ば頭が溶けそうになっている時、ザックはフッと離れた。
言葉では拒み続けていたくせに、寂しくなってザックを見る。
すると、ザックは長い自分の指を舐めると、蜜を滴り落としているぬかるみにスルリと指を二本埋める。
「っ……」
突然入ってきたが、衝動も難なく受け入れられる。それだけ潤っているのだろう。
ゆっくりと出し入れをして、長い指が折り曲げられて膣内のいいところを探る様に動く。
「あっ、ああっ」
比較的浅い部分を押された時に、思わず目を見開いて声を上げる。
「ここだな?」
「ち、違う」
「違わないだろう、嘘つくなよ。ほら、一度イッておけよ」
ザックは指を折り曲げ擦る様にしてゆっくりと出し入れをする。
「あっ、ああっ!」
たまらない。
段々と膨れ上がる快感とともに水音が大きくなる。
ゆっくりとした指の動きが少しずつ速くなってくる。
たまらず声を上げる体が小刻みに揺れて視界が滲んできた。ザックが優しく頬を撫でてくれた瞬間喉反らせて限界を伝える。
「もう、イッちゃう、イッちゃうからっ」
「そうか、じゃぁ──」
ザックは短く言うと突然、顔を足のつけ根に埋める。
指の出し入れをそのままに、膨れ上がった芽を柔らかく食むと吸い上げた。
突然目の前に火花が散って、体全体に快感が突き抜ける。
「あああー!」
大きく叫んでシーツを握りしめ体が弓なりになる。
息が詰まって苦しくて、涙がこぼれた。
息が整うと涙で滲む視界にザックが見えた。
親指で涙を拭ってくれる。ザックの整った顔が紅潮している。
「ほら、凄い。肘まで垂れた」
そう言って、右手を前に見せてくれる。それから、肘まで垂れた蜜を舌でスーッとなぞって舐めていった。
「い、言わなくていいからっ」
私は恥ずかしさでさらに顔を赤くした。
気持ちいい。ザックが与えてくれるものは全て快感に変わる。
まだ、ザックを受け入れていないのに……私どうなってしまうの。
ザックは私の息が整ったのを確かめると、膝立ちになり黒いズボンのボタンを外した。
ズボンの前はいびつに張っている。それが何なのかすぐに分かる。
「俺も限界。ズボンの前で擦れて痛い」
そう言って、ザックは私の手を取りズボンのファスナーをおろす様に促す。
普段なら恥ずかしくて拒む事なのに、不思議と促されるままになる。
「う、うん」
私は正座をしてゆっくりとファスナーをおろしていく。あまりにもソレは大きくて、引っかかりがあり、ザックが痛そうに顔をゆがめた。
「イテテ……」
「ご、ごめん!」
そして、ファスナーをある程度までさげると、勢いよく天を向いた熱い塊が飛び出して来た。ブルンと音を立てて出てきた様にも思う。
「お、大きい!」
私は驚いて声を上げる。お臍の方まで反り返った立派なもので、思わず見入ってしまった。先のつるんとした傘の部分は大きく広がっているし太くて長い。
多分数秒見つめていたと思う。その塊がピクンと動いた事で、思わず我に返り恥ずかしくなって目を逸らす。
私ったらどうしてしまったの。何じっくり見ているの!?
「何で目を逸らすんだ? これがお前の中に入るのに」
ザックはクスクスと笑って、逸らした私の頭をひと撫でした。堂々としていて中途半端におろしていたズボンを全て脱ぐ。
「そ、そうだけど……」
下着は穿かないのかな……? そもそも、私のショーツは子供向けだと聞いていたが、大人向けがあるのだろうか? 色々悶々と考えるが結果として、目のやり場に困り正座をしたまま衣擦れの音を聞いていた。
肩を掴まれ顔を上げると、ザックの顔が間近に迫っていた。首を少し傾けてキスをして、ゆっくりと覆い被さって再びベッドに沈む。
激しくキスを繰り返しながら、ザックは私の体全体を撫で続ける。指先で微妙なタッチで触れる事を繰り返したと思ったら、手の平で撫でる様に背中を擦りあげたり、お尻を掴んだりして、再び体に熱がたまっていく。
その度に喉を反らせて声を上げるが、声を吸い上げる様にキスをされザックの舌を追いかけてくる。
私のお腹の辺りにはザックの熱い塊を感じる。ザックのキスを受け入れると塊がピクンと動いて同じ様に感じている事が分かる。
愛撫を繰り返され、食べられそうなキスにうっとりしていると、ザックがごそごそと腕を伸ばして下に落としたシャツの間から何かを取り出した。
「ザック?」
うっとりしたまま視線を移すとベッドサイドのテーブルに砂時計を置いた。
「え? 本当に計るの」
私は顔をひきつらせて、ザックを見上げる。ザックは当然と言うと、口の端を上げる。
「当たり前だ、あんなに言われて引き下がれるか」
相当頭にきていたのか、絶対に計ると言って聞かない。
こういうムキになるところも今となっては可愛く見えてきた。
少しザックが体を浮かせると、私のぬかるんだ部分に熱い塊をこすりつけているのが分かった。
「あっ、ちょ、ちょっと待って。そういえば避妊って……!!」
私は驚いてザックの体を押しのける。
流されるってこういうのを言うのだろうか? すっかり頭からなくなっていた。それぐらいザックに夢中だったのだろう。
「避妊? ああ、ここに医療系の魔法で対策してあるぜ」
そう言って、ザックは自分の右足のつけ根を見る様に促した。
「ん? 魔法?」
ザックにつられてザックの促す方を見ると、大きな塊の横辺りに直径五センチぐらいの円で文字が書かれている。タトゥーの様にも見えるし、魔法陣にも見える。
「ええ……そんなお手軽なはずは」
「ファルじゃ一般的だ。これをしておけば何回やったって問題ない。子供が欲しくなったら、この魔法陣を魔法が使える奴に外してもらえばいいんだ」
「そうなんだ……魔法が変な使い方されている様な。便利だけど。えっ、じゃぁ、このまま?」
もしかして生で!? 私は驚いて声を上げる。
「ほら、ナツミ、力抜け」
「えっ、あっ!」
瞬間、息が詰まって体がのけぞる。
何とあの質量を一気にねじ込まれたのだ。
いくら経験があるからと言っても、久しぶりの行為だ。さらにあの大きさだから痛みも感じる。
体が弓なりになって、両手でシーツを握りしめる。綺麗に張られたシーツは既にグシャグシャだ。
「いったぁい! もっと、もっと、ゆっくりしてよ」
突然の行為に私は大きな声で叫ぶ。足が空しく空中を蹴った。
「すまない。っ……はぁ。ほら根元まで入った」
ザックは歯を食いしばり、二、三回腰を前後に揺さぶると私のお腹に手の平を当てた。
何故か慌てている様にも見える。が、そんな事を観察する暇がすぐになくなる。
それからザックが腰を横八の字に動かす。まるで私の中の感触を確かめる様に。
「あっ、ああ! 駄目ぇ、まだ動かないで。苦しいっから、もう、ザック大きいっ」
私はたまらなくなって声を上げる。確かに苦しいが、少し揺さぶられると自分の中がザックの形に合わせようとする感覚に自分で悶える。
彼の大きさは内壁の何処を擦られても気持ちがいい。
「あっ、はぁっ……」
首を左右に軽く振って下腹部の切なさを逃そうとするが無駄だ。
「……ゆっくり動くから」
そう言って、ザックはゆっくりと砂時計をひっくり返した。
私の背中に手を回して舌を絡めるキスをする。
私もあわせてザックの首に手を回す。
ザックは嬉しそうに笑うと、背中を上下に何度も撫でながら、ゆっくりと抽送をはじめた。
最初の二、三回は少しだけ腰を引いて軽く突かれる。それから私が痛がっていない様子を確認したら、今度は大きく引いて奥まで力強く突きあげる。
「んんっ、はぁっ、あ」
キスの間で喘ぎ声が漏れる。
頭から足の指先まで、痺れる様な感覚が駆け抜ける。
「んっ、ちゅっ。はぁ、……凄く気持ちがいい、肌と同じぐらい吸いついてくる」
ザックが苦しそうに眉を寄せて、歯を食いしばっている。
キスをしながら呟く。鼻息が荒くて私と同じ様に我慢しきれなくて溜め息をこぼしていた。
キスの合間で薄く目を開けた私と視線が合うと、照れくさそうに笑う。
おでこに張り付いた金髪をかきあげて、両手を私の顔の横に突くと、ズンズンと角度を色々変えながら抽送する。何かを探している様だ。
驚く程の水音が室内に響いて、私は恥ずかしくて瞳を閉じる。
凄く濡れているのだ。今までに経験した事がないぐらい気持ちがよくて感じてしまう。
誰かと比べるとかそういう事ではない。
体を合わせる事がこんなに気持ちいいなんて!
奥の方の内壁を擦られた時、私は自分でもビックリするぐらい高い声を上げた。
「あああー、駄目、ザックっ、そこはっ」
慌てて、ザックの腕に自分の腕を絡めて、体をよじる。
ザックは見つけたとばかりに目を見開いて口角を上げた。
「ん、そこ、何かクルからぁ! イヤァ、あっ」
先ほど指でイカされた時とは比べものにならないうねりがやってくる。
お腹の奥がキュンとしたかと思うと、快感が駆け抜ける。感じた事がない大きな何かが襲ってくる。怖くて体をよじるが益々いいところにザックの熱い塊が当たってしまう。
一度律動を止めて欲しくて訴えるけれど、ザックは小刻みに腰を揺らして、奥の場所だけの重点的に擦りあげる。内太股が自分の意識と反して痙攣しはじめる。
生理的な涙でザックの顔が滲んできた。
たまらず瞼を閉じると真っ白な視界になり火花がパチパチと弾けはじめる。
「……ここか! 俺も……これは、ちょっと」
ヤバイ。
ザックの最後の言葉は掠れていた。
ナツミの膣内は驚くほど自分の熱を優しく包みこむ。撫でられる様な柔らかい感じなのに、奥へ奥へと誘い込む。先ほどナツミを一度イカせたからか、奥の子宮口がさがってきているのか。奥まで誘われたら突然、自分の杭を根元から握りしめられ敏感な先端に向かって締め上げられる。動きを止めたいのに、自分で止めることが出来ない。
このまま頂点まで駆け抜けてしまいたくて仕方がない。
駄目だ止めないと! マジで三分持たないとか。ありえないだろう俺!
その時、ナツミの内壁でザラッとしたところを突いた。ザック自身の先端を擦りあげられ、思わず目を見開く。
「ザック、ザック、怖いっ、あっ、駄目、駄目ぇ。イッちゃう!」
先ほどから可愛く喘ぐナツミが悲鳴を上げると体を弓なりにし、内太股を痙攣させた。
「んっぅ!」
ザックも体が硬直し息を詰めた。
次に息を吐いたら全てを解き放った後だった。
ナツミの体の上に倒れ込む瞬間、視界に捉えた砂時計は半分より少し砂が残っていた。
ザックが体を硬直させると、私の上に倒れ込んだ。数回腰を奥に押し付けると熱く弾けて溶ける様な感じがした。
ザックも一緒に上り詰めた様だ。ザックも私は息が整わなくて、放心状態が続く。
どうしよう、体の力が入らない……。
凄く気持ちよかった。気持ちいいと言うか、何でこんなフワフワなの。
あんなに大声を上げるし、恥ずかしいセリフは連呼するし。
そもそも『イッちゃう』とか言った事あったっけ?
事後にあらゆる恥ずかしさに襲われ顔が真っ赤になる。
変じゃなかったかなぁ、変だよね私……
「……ザック?」
ザックは先に息が整ったのに、いつまで経っても私の体を抱きしめたままで起こそうとしない。心配になって体を抱きしめ返すと、驚く程汗で体が濡れている。
凄い……ザックの体が熱い。
「信じたくない……」
シーツに顔を押し付けたままでくぐもった声を上げる。
「え?」
「……気持ちよすぎて止まらないとか……しかも、三分持たないとか……」
「……ああ、三分」
私はベッドサイドに置いていた砂時計を見る。
すると丁度最後の砂が滑り落ちた後だった。
「ほんとだぁ」
まだ体に甘い余韻が残っていて、舌足らずの様になってしまう。
「ほんとだぁ、じゃねぇよ。あー。これはジルのネタにされる……」
ようやく体を起こすが、まだザックは私の中に入ったままだ。
腰をピッタリ合わせたまま、上半身だけを起こして私の前髪をかきあげる。何とも情けないぐらい眉がさがって、ションボリしている。
「ぷっ」
思わずおかしくて吹き出す。
ザックは溜め息をついてから同じ様に吹き出すと、私の顔にキスの雨を降らせる。
「くすぐったい。ザック。ねぇ、ザック」
「ん?」
「凄く気持ちよかったよ」
何を言っているの私。事後の後に伝えるのは引くだろうか。
だけれど自然と口を突いて出た言葉だった。
「俺も……」
うっとりとザックは呟く。
私は嬉しくてザックの背中に手を回してキスをねだった。
沢山の女を抱いてきたが、こんな事は初めてだ。
軍に所属して少し経った時、飲んでいる時の猥談で先輩が話していた事を思い出した。
──凄いいいモノを持っている女ってのは必ずがいる。それは挿入した時から全然違うんだ。本当に全然違うんだぜ。そんなのと出会ったら絶対に止められない。そいつに心まで奪われてみろ。虜にされるってもんだ──
と、言っていた事を、何故かこのタイミングで思い出した。たわいもない話でおとぎ話ぐらいの意識で思っていたのに。
その話と先ほどの経験は一致する。まさか自分がそれにはまるとは。
これは、ヤバイ。
「ナツミさぁ……」
「うん?」
「心も体も虜にするって、どうなってるのお前?」
「ん? 何がぁ」
キスをねだったナツミはザックの呟きを聞いていなかったのか、ボンヤリした様な声を上げる。
何もかも愛おしくて、ナツミの中に入っていたままの欲望が再び鎌首をもたげた。それに気がついたナツミがボンヤリしていたのに、弾けた様に離れる。
「え? 何? 何で?」
「何でって、夜はまだこれからだろ?」
「え、う、嘘。あっ、あっ!」
今度こそ!
そう思いザックは優しくナツミを抱きしめた。
「あっ、もう、もう、もう……」
拒みたいのか、受け入れたいのか。
感じる事を受け入れたら、この先はずっと楽になるのだろうか? 半ば頭が溶けそうになっている時、ザックはフッと離れた。
言葉では拒み続けていたくせに、寂しくなってザックを見る。
すると、ザックは長い自分の指を舐めると、蜜を滴り落としているぬかるみにスルリと指を二本埋める。
「っ……」
突然入ってきたが、衝動も難なく受け入れられる。それだけ潤っているのだろう。
ゆっくりと出し入れをして、長い指が折り曲げられて膣内のいいところを探る様に動く。
「あっ、ああっ」
比較的浅い部分を押された時に、思わず目を見開いて声を上げる。
「ここだな?」
「ち、違う」
「違わないだろう、嘘つくなよ。ほら、一度イッておけよ」
ザックは指を折り曲げ擦る様にしてゆっくりと出し入れをする。
「あっ、ああっ!」
たまらない。
段々と膨れ上がる快感とともに水音が大きくなる。
ゆっくりとした指の動きが少しずつ速くなってくる。
たまらず声を上げる体が小刻みに揺れて視界が滲んできた。ザックが優しく頬を撫でてくれた瞬間喉反らせて限界を伝える。
「もう、イッちゃう、イッちゃうからっ」
「そうか、じゃぁ──」
ザックは短く言うと突然、顔を足のつけ根に埋める。
指の出し入れをそのままに、膨れ上がった芽を柔らかく食むと吸い上げた。
突然目の前に火花が散って、体全体に快感が突き抜ける。
「あああー!」
大きく叫んでシーツを握りしめ体が弓なりになる。
息が詰まって苦しくて、涙がこぼれた。
息が整うと涙で滲む視界にザックが見えた。
親指で涙を拭ってくれる。ザックの整った顔が紅潮している。
「ほら、凄い。肘まで垂れた」
そう言って、右手を前に見せてくれる。それから、肘まで垂れた蜜を舌でスーッとなぞって舐めていった。
「い、言わなくていいからっ」
私は恥ずかしさでさらに顔を赤くした。
気持ちいい。ザックが与えてくれるものは全て快感に変わる。
まだ、ザックを受け入れていないのに……私どうなってしまうの。
ザックは私の息が整ったのを確かめると、膝立ちになり黒いズボンのボタンを外した。
ズボンの前はいびつに張っている。それが何なのかすぐに分かる。
「俺も限界。ズボンの前で擦れて痛い」
そう言って、ザックは私の手を取りズボンのファスナーをおろす様に促す。
普段なら恥ずかしくて拒む事なのに、不思議と促されるままになる。
「う、うん」
私は正座をしてゆっくりとファスナーをおろしていく。あまりにもソレは大きくて、引っかかりがあり、ザックが痛そうに顔をゆがめた。
「イテテ……」
「ご、ごめん!」
そして、ファスナーをある程度までさげると、勢いよく天を向いた熱い塊が飛び出して来た。ブルンと音を立てて出てきた様にも思う。
「お、大きい!」
私は驚いて声を上げる。お臍の方まで反り返った立派なもので、思わず見入ってしまった。先のつるんとした傘の部分は大きく広がっているし太くて長い。
多分数秒見つめていたと思う。その塊がピクンと動いた事で、思わず我に返り恥ずかしくなって目を逸らす。
私ったらどうしてしまったの。何じっくり見ているの!?
「何で目を逸らすんだ? これがお前の中に入るのに」
ザックはクスクスと笑って、逸らした私の頭をひと撫でした。堂々としていて中途半端におろしていたズボンを全て脱ぐ。
「そ、そうだけど……」
下着は穿かないのかな……? そもそも、私のショーツは子供向けだと聞いていたが、大人向けがあるのだろうか? 色々悶々と考えるが結果として、目のやり場に困り正座をしたまま衣擦れの音を聞いていた。
肩を掴まれ顔を上げると、ザックの顔が間近に迫っていた。首を少し傾けてキスをして、ゆっくりと覆い被さって再びベッドに沈む。
激しくキスを繰り返しながら、ザックは私の体全体を撫で続ける。指先で微妙なタッチで触れる事を繰り返したと思ったら、手の平で撫でる様に背中を擦りあげたり、お尻を掴んだりして、再び体に熱がたまっていく。
その度に喉を反らせて声を上げるが、声を吸い上げる様にキスをされザックの舌を追いかけてくる。
私のお腹の辺りにはザックの熱い塊を感じる。ザックのキスを受け入れると塊がピクンと動いて同じ様に感じている事が分かる。
愛撫を繰り返され、食べられそうなキスにうっとりしていると、ザックがごそごそと腕を伸ばして下に落としたシャツの間から何かを取り出した。
「ザック?」
うっとりしたまま視線を移すとベッドサイドのテーブルに砂時計を置いた。
「え? 本当に計るの」
私は顔をひきつらせて、ザックを見上げる。ザックは当然と言うと、口の端を上げる。
「当たり前だ、あんなに言われて引き下がれるか」
相当頭にきていたのか、絶対に計ると言って聞かない。
こういうムキになるところも今となっては可愛く見えてきた。
少しザックが体を浮かせると、私のぬかるんだ部分に熱い塊をこすりつけているのが分かった。
「あっ、ちょ、ちょっと待って。そういえば避妊って……!!」
私は驚いてザックの体を押しのける。
流されるってこういうのを言うのだろうか? すっかり頭からなくなっていた。それぐらいザックに夢中だったのだろう。
「避妊? ああ、ここに医療系の魔法で対策してあるぜ」
そう言って、ザックは自分の右足のつけ根を見る様に促した。
「ん? 魔法?」
ザックにつられてザックの促す方を見ると、大きな塊の横辺りに直径五センチぐらいの円で文字が書かれている。タトゥーの様にも見えるし、魔法陣にも見える。
「ええ……そんなお手軽なはずは」
「ファルじゃ一般的だ。これをしておけば何回やったって問題ない。子供が欲しくなったら、この魔法陣を魔法が使える奴に外してもらえばいいんだ」
「そうなんだ……魔法が変な使い方されている様な。便利だけど。えっ、じゃぁ、このまま?」
もしかして生で!? 私は驚いて声を上げる。
「ほら、ナツミ、力抜け」
「えっ、あっ!」
瞬間、息が詰まって体がのけぞる。
何とあの質量を一気にねじ込まれたのだ。
いくら経験があるからと言っても、久しぶりの行為だ。さらにあの大きさだから痛みも感じる。
体が弓なりになって、両手でシーツを握りしめる。綺麗に張られたシーツは既にグシャグシャだ。
「いったぁい! もっと、もっと、ゆっくりしてよ」
突然の行為に私は大きな声で叫ぶ。足が空しく空中を蹴った。
「すまない。っ……はぁ。ほら根元まで入った」
ザックは歯を食いしばり、二、三回腰を前後に揺さぶると私のお腹に手の平を当てた。
何故か慌てている様にも見える。が、そんな事を観察する暇がすぐになくなる。
それからザックが腰を横八の字に動かす。まるで私の中の感触を確かめる様に。
「あっ、ああ! 駄目ぇ、まだ動かないで。苦しいっから、もう、ザック大きいっ」
私はたまらなくなって声を上げる。確かに苦しいが、少し揺さぶられると自分の中がザックの形に合わせようとする感覚に自分で悶える。
彼の大きさは内壁の何処を擦られても気持ちがいい。
「あっ、はぁっ……」
首を左右に軽く振って下腹部の切なさを逃そうとするが無駄だ。
「……ゆっくり動くから」
そう言って、ザックはゆっくりと砂時計をひっくり返した。
私の背中に手を回して舌を絡めるキスをする。
私もあわせてザックの首に手を回す。
ザックは嬉しそうに笑うと、背中を上下に何度も撫でながら、ゆっくりと抽送をはじめた。
最初の二、三回は少しだけ腰を引いて軽く突かれる。それから私が痛がっていない様子を確認したら、今度は大きく引いて奥まで力強く突きあげる。
「んんっ、はぁっ、あ」
キスの間で喘ぎ声が漏れる。
頭から足の指先まで、痺れる様な感覚が駆け抜ける。
「んっ、ちゅっ。はぁ、……凄く気持ちがいい、肌と同じぐらい吸いついてくる」
ザックが苦しそうに眉を寄せて、歯を食いしばっている。
キスをしながら呟く。鼻息が荒くて私と同じ様に我慢しきれなくて溜め息をこぼしていた。
キスの合間で薄く目を開けた私と視線が合うと、照れくさそうに笑う。
おでこに張り付いた金髪をかきあげて、両手を私の顔の横に突くと、ズンズンと角度を色々変えながら抽送する。何かを探している様だ。
驚く程の水音が室内に響いて、私は恥ずかしくて瞳を閉じる。
凄く濡れているのだ。今までに経験した事がないぐらい気持ちがよくて感じてしまう。
誰かと比べるとかそういう事ではない。
体を合わせる事がこんなに気持ちいいなんて!
奥の方の内壁を擦られた時、私は自分でもビックリするぐらい高い声を上げた。
「あああー、駄目、ザックっ、そこはっ」
慌てて、ザックの腕に自分の腕を絡めて、体をよじる。
ザックは見つけたとばかりに目を見開いて口角を上げた。
「ん、そこ、何かクルからぁ! イヤァ、あっ」
先ほど指でイカされた時とは比べものにならないうねりがやってくる。
お腹の奥がキュンとしたかと思うと、快感が駆け抜ける。感じた事がない大きな何かが襲ってくる。怖くて体をよじるが益々いいところにザックの熱い塊が当たってしまう。
一度律動を止めて欲しくて訴えるけれど、ザックは小刻みに腰を揺らして、奥の場所だけの重点的に擦りあげる。内太股が自分の意識と反して痙攣しはじめる。
生理的な涙でザックの顔が滲んできた。
たまらず瞼を閉じると真っ白な視界になり火花がパチパチと弾けはじめる。
「……ここか! 俺も……これは、ちょっと」
ヤバイ。
ザックの最後の言葉は掠れていた。
ナツミの膣内は驚くほど自分の熱を優しく包みこむ。撫でられる様な柔らかい感じなのに、奥へ奥へと誘い込む。先ほどナツミを一度イカせたからか、奥の子宮口がさがってきているのか。奥まで誘われたら突然、自分の杭を根元から握りしめられ敏感な先端に向かって締め上げられる。動きを止めたいのに、自分で止めることが出来ない。
このまま頂点まで駆け抜けてしまいたくて仕方がない。
駄目だ止めないと! マジで三分持たないとか。ありえないだろう俺!
その時、ナツミの内壁でザラッとしたところを突いた。ザック自身の先端を擦りあげられ、思わず目を見開く。
「ザック、ザック、怖いっ、あっ、駄目、駄目ぇ。イッちゃう!」
先ほどから可愛く喘ぐナツミが悲鳴を上げると体を弓なりにし、内太股を痙攣させた。
「んっぅ!」
ザックも体が硬直し息を詰めた。
次に息を吐いたら全てを解き放った後だった。
ナツミの体の上に倒れ込む瞬間、視界に捉えた砂時計は半分より少し砂が残っていた。
ザックが体を硬直させると、私の上に倒れ込んだ。数回腰を奥に押し付けると熱く弾けて溶ける様な感じがした。
ザックも一緒に上り詰めた様だ。ザックも私は息が整わなくて、放心状態が続く。
どうしよう、体の力が入らない……。
凄く気持ちよかった。気持ちいいと言うか、何でこんなフワフワなの。
あんなに大声を上げるし、恥ずかしいセリフは連呼するし。
そもそも『イッちゃう』とか言った事あったっけ?
事後にあらゆる恥ずかしさに襲われ顔が真っ赤になる。
変じゃなかったかなぁ、変だよね私……
「……ザック?」
ザックは先に息が整ったのに、いつまで経っても私の体を抱きしめたままで起こそうとしない。心配になって体を抱きしめ返すと、驚く程汗で体が濡れている。
凄い……ザックの体が熱い。
「信じたくない……」
シーツに顔を押し付けたままでくぐもった声を上げる。
「え?」
「……気持ちよすぎて止まらないとか……しかも、三分持たないとか……」
「……ああ、三分」
私はベッドサイドに置いていた砂時計を見る。
すると丁度最後の砂が滑り落ちた後だった。
「ほんとだぁ」
まだ体に甘い余韻が残っていて、舌足らずの様になってしまう。
「ほんとだぁ、じゃねぇよ。あー。これはジルのネタにされる……」
ようやく体を起こすが、まだザックは私の中に入ったままだ。
腰をピッタリ合わせたまま、上半身だけを起こして私の前髪をかきあげる。何とも情けないぐらい眉がさがって、ションボリしている。
「ぷっ」
思わずおかしくて吹き出す。
ザックは溜め息をついてから同じ様に吹き出すと、私の顔にキスの雨を降らせる。
「くすぐったい。ザック。ねぇ、ザック」
「ん?」
「凄く気持ちよかったよ」
何を言っているの私。事後の後に伝えるのは引くだろうか。
だけれど自然と口を突いて出た言葉だった。
「俺も……」
うっとりとザックは呟く。
私は嬉しくてザックの背中に手を回してキスをねだった。
沢山の女を抱いてきたが、こんな事は初めてだ。
軍に所属して少し経った時、飲んでいる時の猥談で先輩が話していた事を思い出した。
──凄いいいモノを持っている女ってのは必ずがいる。それは挿入した時から全然違うんだ。本当に全然違うんだぜ。そんなのと出会ったら絶対に止められない。そいつに心まで奪われてみろ。虜にされるってもんだ──
と、言っていた事を、何故かこのタイミングで思い出した。たわいもない話でおとぎ話ぐらいの意識で思っていたのに。
その話と先ほどの経験は一致する。まさか自分がそれにはまるとは。
これは、ヤバイ。
「ナツミさぁ……」
「うん?」
「心も体も虜にするって、どうなってるのお前?」
「ん? 何がぁ」
キスをねだったナツミはザックの呟きを聞いていなかったのか、ボンヤリした様な声を上げる。
何もかも愛おしくて、ナツミの中に入っていたままの欲望が再び鎌首をもたげた。それに気がついたナツミがボンヤリしていたのに、弾けた様に離れる。
「え? 何? 何で?」
「何でって、夜はまだこれからだろ?」
「え、う、嘘。あっ、あっ!」
今度こそ!
そう思いザックは優しくナツミを抱きしめた。
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